1. ルイジアナ物語
《ネタバレ》 ロバート・J・フラハティ監督作品、3本目の鑑賞。 アメリカ・ルイジアナ州の湿地帯が物語の舞台。 油田を発掘する様子や湿地帯に住む少年の日常を描いた内容。 アライグマは紐で繋がれていて可哀想だ。 そら逃げたくもなるさ。 油田での作業の様子は面白かった。 まさにプロの仕事。 危険と隣り合わせな大変な仕事だ。 少年の唾吐きは汚い。 将来は親父さんのように、ワニの皮を売って生計を立てるのかな。 それとも油田で働くのかな。 [DVD(字幕)] 6点(2025-07-19 16:36:01)《新規》 |
2. 天国への階段
《ネタバレ》 かなり奇想天外だし、天国で理屈くさい裁判ってのも違和感はあるが、愛こそすべてという結論は悪くない。 [DVD(字幕)] 6点(2025-07-12 12:59:29) |
3. 夜までドライブ
《ネタバレ》 そこそこ面白いストーリーなのだけれど、アイダ・ルピノをキチガイ設定にして話を終わらせるのは安易かな。 疑問なのが、ジョージ・ラフトはアイダ・ルピノと肉体関係はあったのか、ないのか。 そこがはっきりとは分からなかったので、なんだかすっきりしない。 肉体関係があったのなら人妻に手を出したくせにアン・シェリダンと結婚しようとしたジョージ・ラフトの方が悪いし、肉体関係がなかったのなら勝手に好きになったアイダ・ルピノの方が悪い。 肉体関係の有無でアイダ・ルピノとジョージ・ラフトのどちらが悪いか左右される話だけに、肉体関係の有無をはっきりと描いていないのはよろしくない。 それにつけても、バーのカウンターでクールに客をあしらうアン・シェリダンがとても魅力的だった。 見た目だけでなく、そのキャラも魅力的。 ハンフリー・ボガートがまだ端役におさまっているのが時代を感じさせる。 調べると、翌年の『ハイ・シエラ』でブレイクした模様。 まだこの当時は大物ではなかったようだ。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-06-28 17:55:41) |
4. 浜辺の女(1947)
《ネタバレ》 崖のシーンとかかなりハラハラしたし、なかなか上質なサスペンスドラマだった。 トッドは目が見えるのでは?という謎かけも面白かったし。 あばずれ黒髪ペギーより優しそうな金髪イブの方が魅力的だと感じたし、相変わらず星野仙一風なロバート・ライアンをかっこいいと思えない点は、いまいち乗り切れなかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-06-14 10:25:18) |
5. 枯葉 ~夜の門~
《ネタバレ》 キャスティングに関して色々ゴタゴタがあったらしく、三番目にクレジットされているイヴ・モンタンが主役を演じている。 話は普通だが、運命と名乗る浮浪者の予知能力が凄すぎるのが難点。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-06-07 13:23:25) |
6. 愛欲の港
《ネタバレ》 両親が喧嘩ばかりだと子どもは精神不安定になる。 子どものその後の人生にも影を落とす。 そこから立ち直るのは容易なことではない。 両親が仲良くすること、最低でも子どもの前では喧嘩はしないこと。 この映画を見ていると、それがとても大事だと分かる。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-06-02 22:22:41) |
7. シーラ山の狼
《ネタバレ》 まったく期待せずに見たが、意外としっかりできたストーリーだった。 ラストシーンこそ緊迫感があって、意外なところから弾が飛んできたし面白いのだが、そこにいたるまでの過程で退屈した。 シルヴァーナ・マンガーノの撮り方がとてもうまい。 さりげなく上半身がはだけるシーン、川辺で素足をばたつかせるシーン等は、彼女をとても魅力的に捉えており、それを見た野郎どもが色めき立つのも納得の出来栄え。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-04-29 15:04:23) |
8. ギリシャからの帰還
《ネタバレ》 ギリシャからの帰還という訳で、題名で既にネタバレしており、非常に予定調和な作りになっている。 マッシモ・ジロッティが看護助手をやたらに口説きまくるのが何故だか気に障った。 何故、気に障ったのか自分でも分からないけどね。 本作はロベルト・ロッセリーニの戦争映画三部作の一つであるが、この作品を現代において見る人は果たしているのだろうか。 おそらく、そんな物好きはいないだろう。 そして見なくて正解である。 何しろつまらないので。 [インターネット(字幕)] 2点(2025-04-25 21:39:32) |
9. 十字架の男
《ネタバレ》 ロベルト・ロッセリーニ戦争映画三部作のトリを飾る作品。 従軍司祭が敵味方関係なく人々を導き救おうとする話だが、宗教的だし真面目過ぎるし戦闘シーンは単調だしで、非常につまらない。 [インターネット(字幕)] 2点(2025-04-23 21:53:16) |
10. 白い船(1941)
《ネタバレ》 戦時中に政府から依頼されて撮った作品らしく、もちろんプロパガンダ映画なのだが、最後にはドラマ性をしっかり持ってきたところが凄い。 おそらくそれが評価され、後のロベルト・ロッセリーニの活躍につながっていったのだろう。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-04-22 23:38:49) |
11. 欲望(1946)
《ネタバレ》 元娼婦が普通の暮らしに戻りたくて故郷に帰るが、ローマで娼婦をしていたことが既に噂で知られてしまっていた。 それに絶望して飛び降り自殺でFINEなのだが、短絡的であまり面白くない。 女性が映画の冒頭で自殺する人を擁護するような発言をしている。 自殺は自己防衛の一つであると。 これが死亡フラグであり、ラストはこの伏線回収になるのか。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-03-29 11:36:17) |
12. スワンプ・ウォーター
《ネタバレ》 湿地帯にあったドクロがベタではあるが印象深い。 いかにも近づくなといったメッセージを発する目印として面白い。 チキンな間男が人妻に近づく、そして見つかる、でもそのチキンである間男には強力な味方がいた。 それは殺しの真犯人の兄弟で、この兄弟の弱みを握っていたのが間男だった。 ベンはそれを見抜き、湿地帯に隠れ続け冤罪を被った男の無罪を証明する。 と言った内容で、わたしが勝手に期待していた湿地帯メインのネイチャーな話ではなく、推理ものみたいな終幕だった。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-02 16:48:06) |
13. ママの想い出
《ネタバレ》 ママの話だけならもっと良かっただろうに、声のやたらに大きいオジサンとか威張り散らすオバサンとかがウザい。 アイリーン・ダンの演じるママはとっても魅力的で、見ているこちらがマザコンになってしまいそうな母親らしさ、そしてどこか可愛らしさもある。 [インターネット(字幕)] 3点(2025-03-01 11:54:54) |
14. 悪魔が夜来る
《ネタバレ》 後半、題名通り悪魔が夜来るのだが、悪魔が夜来るまでがやたらに長く感じた。 悪魔が夜来た後は俄然面白くなり、その悪魔のオッサンの憎たらしさが物語にスパイスとして効いてくる。 悪魔が夜来る前は吟遊詩人とやらのジルがキザで嫌なくらい存在感があったのに、そのジルが小者に見えてしまうほどこの悪魔のオッサンの存在感が凄い。 しかし、その絶大なインパクトを持つ悪魔のオッサンさえも、アンナの若さと美貌の前には太刀打ち出来ず、しかもジルとアンナの愛に負けてしまう。 悪魔が夜来るまでが退屈なものの、永遠の愛を語らせたら映画史上でも随一だと思われる一篇。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-19 10:36:05)(良:1票) |
15. 或日の干潟
《ネタバレ》 東京都中央区にある建設産業図書館というところで鑑賞できると知り、わざわざ足を運んで見てきた。 鑑賞難易度高めの貴重なドキュメンタリー映画だ。 東京湾奥部の干潟が舞台で、いかにも古臭い男性のナレーションで淡々と語られる。 監督は野鳥観察の大家でその道のプロらしく、野鳥はもちろん蟹やムツゴロウまで丁寧に解説してくれる。 1940年製作ということで、まだ平和でのんびりだった頃の東京湾をうかがい知る事ができるドキュメンタリーである。 [ビデオ(邦画)] 5点(2025-02-05 22:57:43) |
16. 君去りし後
《ネタバレ》 この内容、好きな人は多そうなのに登録自体が無かったのは意外だ。 高得点が軒並み付きそうな、生真面目なアメ公映画だのに。 個人的には全く好みに合わず。 外見的に魅力的な女性が皆無だし、話も真面目が度を過ぎていて非常につまらない。 その分、悪意が無くて真っ直ぐなのは良さとしてあるけども… 退屈で辛抱を要する3時間。 ほんと、つまらなかった。 [インターネット(字幕)] 2点(2025-01-22 20:28:05) |
17. 牛泥棒
《ネタバレ》 多数決制度の是非そのものを問う内容。 物事の真実を見抜けない者が集まって多数決なんてやっても意味がない。 みんなと同じ考えだと安心できる馬鹿どもに多数決などやらしても無意味だ。 皆と同じ方向を向いて皆と同じ好み、同じ考え、同じ趣味趣向で自分を持ってない奴ら、つまり大衆はバカだということだ。 「大衆はバカ」これが分かる映画。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-15 22:22:48) |
18. 神秘の騎士
《ネタバレ》 なかなか面白いストーリー展開ではあるのだが、最後のお屋敷での手紙を奪う顛末がどうも都合が良すぎる嫌いがある。 さすがのカサノバをもってしても無理がある展開が残念。 それに対しカサノバの弟が監禁されていたお屋敷の雰囲気が、まるでハマー・フィルムの映画に出てくるような不気味さがあって楽しめる。 [DVD(字幕)] 6点(2024-12-30 13:55:54) |
19. 乙女の星
《ネタバレ》 男三人が白頭巾を被って幽霊に扮していたら、そこに本物の幽霊が紛れ込んでいた。 少女は最初は本物の幽霊に恋していたが、成り行きで現実の男に恋をして、その結果本物の幽霊は寂しく去っていった(成仏した、昇天した)。 当時この映画を見た映画評論家なぞは、さぞかし高い評価をしただろうと納得できる内容ではある。 どこか寂しげなロマンティックファンタジー。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-12-28 11:41:45) |
20. 栄光の日々
《ネタバレ》 ただのプロパガンダ映画だと思っていたら、思いのほか構成がしっかりしていて驚いた。 さすがは一流監督が携わっているだけのことはある。 もはやこのドキュメンタリーは貴重な映像過ぎて、面白いとか面白くないとかの評価軸から外れている。 時に残忍な映像が入ってくる辺りで吐き気を催すも、これが現実に起きた惨事だと思うと目を逸らす訳にはいかなかった。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-12-19 22:00:13) |