1. スチームバス 女たちの夢
《ネタバレ》 シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。 さすが蓮實重彦推薦作品となると特別料金だし、ほぼ満席だ。 この映画館は貴重な作品、痒いところに手の届く作品選んで上映してくれる。 さて、内容。 サウナ内で行われる裸同士のババアたちによる歯に衣着せぬ会話の数々。 ババアたちの裸がいけすかない。 基本は女性も男性と一緒に仲良く暮らしたい、そう願っている。 それが分かっただけでも良かったのかな。 [映画館(字幕)] 5点(2025-06-30 07:02:14) |
2. リヴァース・アングル ニューヨークからの手紙
《ネタバレ》 この作品を見て、真っ先にヴェンダースの『東京画』を思い起こした。 ニューヨークの地下鉄が素敵に撮られている。 そして俗なるものは批判的にカメラに収まっている。 コッポラとは意見が合わなかったらしい。 本作ではアメリカ批判、テレビ批判が容赦ない。 わたしもその二つは両方とも嫌いなので、なんだかヴェンダースと価値観が一致した気分だ。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-06-29 17:54:37) |
3. 炎628
《ネタバレ》 予想してた以上に精神的にキツい内容。 たまの休みに軽い気持ちで見てはいけなかった。 とにかく壮絶だ。 苦手な描写がいくつかあり、それをここで書くと思い出して更に精神的ダメージが出るので敢えて書かない。 仕返しに焼き殺さず、ドイツ兵をただ撃ち殺したシーン。 ほんとに仕返ししてないのだろうか。 ソ連にとって独善的な描かれ方があるのかもしれないと感じたシーンではある。 [DVD(字幕)] 7点(2025-06-14 14:43:04)(良:1票) 《更新》 |
4. 翔んだカップル オリジナル版
《ネタバレ》 思ったよりまともだった、案外普通に楽しめたという違和感、相米監督の作品なのにこれは意外。 わたしは薬師丸ひろ子より、ふくらはぎの綺麗なワンピース姿の石原真理子が好き。 この究極なまでの昭和感、そして相米監督の作り出す独特な気怠い雰囲気が、この作品の最大の魅力。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-05-17 23:23:02) |
5. ハムレット・ゴーズ・ビジネス
《ネタバレ》 毒の盛り合い、殺し合い、自殺。 そんなのばっかの内容。 シェイクスピアのハムレットの内容は知らないが、殺し合いの話なのか? [インターネット(字幕)] 3点(2025-04-11 09:25:54) |
6. アリックスの写真
《ネタバレ》 自分が撮ったピンボケ写真について熱心に語る女性。 その話をただ聴かされる。 自分の写真に酔いしれた女性の話に付き合わされている感じがしていささか苦痛。 [映画館(字幕)] 2点(2025-03-20 19:47:31) |
7. 盗馬賊
《ネタバレ》 チベットの風景はまさに圧巻! そこに流れる音楽や効果音も雰囲気を盛り立てる。 しかし肝心の内容があまりに暗過ぎる。 子どもが死ぬ映画は好かん。 あと、家畜の生き埋めとか許されん。 もし家畜の生き埋めが宗教的なものに起因しているとしたら、そんな残酷な宗教はろくなもんじゃないね。 宗教ではなく単なる土俗的な風習である場合には、その民族を全員生き埋めの刑に処す。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-11 21:32:11) |
8. 100%の女の子
《ネタバレ》 室井滋が100%かどうかはさておき、村上春樹の世界はそこそこは体現できているかもしれないが、セリフを読み上げている時間帯がほとんどなので、小説をただ読み聞かされているだけだと言えなくもない。 小説の「100%の女の子」という言葉の響きが素晴らしいのであって、この映画は別に何でもないのかもしれない。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-01-06 08:41:51) |
9. 俺は園子温だ!!
《ネタバレ》 自主製作作品だから意図的なのだろうけど、最大ボリュームにしても音声の半分は聴き取れないし、画像もさすがに悪過ぎる。 それがゲージツなのかもしれないけど、そもそも音声と映像がはっきりしないのってどうなのかと思う。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-12-29 21:05:52) |
10. 天国の門
《ネタバレ》 メインキャスト2人の名前が「クリス・クリストファーソン」と「クリストファー・ウォーケン」って、名前が複雑に似過ぎだ。 イザベル・ユペールが若過ぎて、途中まで彼女だと気づかなかった。 彼女は陽気な若い女性というより、陰気な中年女性のイメージが強かったので。 彼女のキャリアの前半ではこんなに元気な若い頃があったんだなぁとしみじみとした次第。 個人的には最後のシーンは有りかも。 「あれだけの事がありながらも今はまた別の女性を伴侶にして静かに暮らしている。そう、あれは遠い過去の想い出」 みたいな感じで、人生の奥深さが滲み出ていて良いラストシーンだと思う。 それよりも気になったのは、全体的に人間ドラマっぽかったのに、後半の見せ場が撃ち合いのアクションシーンになるところが変にエンタメに寄せようとするアメリカ映画の嫌いな所が出ていたところ。 あんなアクションシーンは排除して、最後の最後まで男女の湿っぽい三角関係で突き通せばいいのに。 フランス映画じゃあるまいし、アメリカ映画じゃそれは無理か。 最後に一言だけ。 長いよ! [DVD(字幕)] 5点(2024-12-29 19:01:32) |
11. 愛
《ネタバレ》 園子温の彼女カワニシヒロミという人が、ゼミの合宿で戻ってこず、園子温はフラストレーションをためまくり暴れまくるという内容。 風呂場みたいなところでモロ出しし、しかもそれを一切のボカシ無しでしごくという不快この上ないシーンがあり、0点を付けようかと思ったが、皇居のお堀みたいな所に入って汚水に腰まで浸かり、しかも死んだ魚を掴み取るいう勇気に免じて、一応点数は付けておく。 園子温が若い頃から卑猥で暴力的だった事が伺えるフィルムでもある。 [インターネット(邦画)] 2点(2024-12-29 02:41:34) |
12. LOVE SONG(1984)
《ネタバレ》 寺山修司の世界をパクったような内容。 撮影場所の廃墟はとても良いが、やってることがつまらない。 鳴り止まぬ目覚まし時計、そこで何かに抗う青年。 よく分からないし、時計の音がやかましい。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-12-27 09:44:57) |
13. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
《ネタバレ》 いかにもアメリカって趣きの廃れた地方都市を巡る内容で、ロードムービーとして純粋に面白い。 最高なのはストーリーを変にひねったりこねくりまわしたりせず、ストレートに表現しているので、疲れている時でもリラックスして楽しめるところ。 音楽も自然と耳に入ってくる。 肩の凝らない身軽な演出こそ、アキ・カウリスマキの魅力。 それをふんだんに味わえる。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-29 11:53:08) |
14. 螢川
《ネタバレ》 螢がいっせいに出現する現象や螢川にまつわる言い伝え自体は、とても素敵だし好きなのだが、二枚目気取りのたっちゃんと、喋り方がむちゃくちゃ素人臭い英子のお陰で、時代遅れなしょぼい仕上がりになっている。 三國連太郎は言うまでもなく存在感抜群で、女と金にだらしない男を完璧に演じている。 さすが日本が誇る稀代の俳優だ。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-09-16 16:06:58) |
15. プリンス・オブ・シティ
《ネタバレ》 麻薬捜査をする上で致し方ない法律違反ならともかく、麻薬取引の金を懐に入れた主人公。 麻薬捜査官同士の仲間意識も大切だが、悪事がバレたらもっと素直に白状した方がよいのでは? 前半が分かりにくいのと尺が長過ぎるのが難点。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-31 23:41:40) |
16. 一晩中
《ネタバレ》 セリフを極力排しているかと思いきや、夜が明けると会話シーンが登場。 夜はいわゆる「愛を語るより口づけを交わそう」という事なのか? それはさておき。 唯一無二の内容ながら、非常につまらない。 独自性は認める。 しかしつまらなさはどうにも料理できないレベルでヤバい。 疲れはしないが飽きる。 随所に流れる音楽は印象に残った。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-08-30 20:55:21) |
17. レネットとミラベル 四つの冒険
《ネタバレ》 「青い時間」なんてなかなか素敵な話だよね、まるで夕凪みたい。 全体的に少女二人の狡猾さが鼻につく展開だったかな。 エリック・ロメールの映画って、神経質な女性同士の会話モノが多いなぁ。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-24 09:32:38) |
18. ザ・デッド/「ダブリン市民」より
《ネタバレ》 映画史にその名を刻む作品。 ジョン・ヒューストンの遺作をようやく見ることができた。 前半から一時間くらいかけての壮大な前振り、ほとんどがセリフばかりでほとほと疲れる。 最後の最後で感慨深い独白。 確かに感慨深いが、いかんせん物悲しすぎる。 つまり今でもそれなりに美しい妻は自分を愛していないと。 今よりもっともっと美しかった若い頃、別の病弱な男を心底愛していた。 それを知った今、心にぽっかりと大きな穴が開いた。 そんなお話。 [映画館(字幕)] 5点(2024-08-05 22:24:24) |
19. スプラッシュ
《ネタバレ》 楽しい映画なので良いとは思うが、残念ながらわたしがファンタジーに向いていないようだ。 人魚は良いとして、それが若くて綺麗な女性というのが納得いかない。 オッサンじゃダメか?? [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-28 20:41:56) |
20. 炎のランナー
《ネタバレ》 イギリス映画が世界一嫌いだと確信させられた一本。 宗教くさい上に真面目が過ぎる。 話も良かろう方向へ真っ直ぐと進む。 絵に描いたような好青年たちが躍動する。 良いのはエンドロールと音楽だけで内容は完膚なきまでにつまらない。 [インターネット(字幕)] 0点(2024-07-06 23:21:32) |