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コメント数 1209
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年齢 58歳
自己紹介 短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。

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1.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 
90年前の映画がそのまんま面白いって、人間って本質的な意味では変わらないなんだなあって。昭和9年ころの人たちとも分かり合えるような気がして、そのことが嬉しい気持ちになります。最後の夜に、「ベッドに戻れ」と言いつつも、時間差で「本気なのか?」と聞く一連が好きなんだ。わかるよ、そういう気持ちの流れ。多分、奈良時代の人が見ても、この映画は面白いんだと思いますよ(なんのこっちゃ)。◾️1点減点するまでもないのですが、飛行機乗りウェズリーにもしっかりストーリーに絡んでくれていればと。あの親父さんからイマイチ査定されるエピソードを入れるとか。もしかすると、あのヘリコプターと飛行機が合体した遊園地みたいな乗り物を使って結婚式に登場するようなところが嫌われたのかも、と思っています。
[DVD(字幕)] 9点(2024-06-23 06:42:13)(良:3票)
2.  我輩はカモである 《ネタバレ》 
つまらないんだ。翻訳の都合だとは思うんだけど、釈然としないダジャレ。ピンキーというキャラ。ハサミでいろんなものを切り落とすんだけど、それで面白いと思っているところが、近頃のバカッターと重なっちゃって不愉快。なんだよコレって思ってたところ、被った鉢に顔の絵を描いたシーンで笑ってしまいました。ラストシーン、歌ってる彼女にみんなで食べ物を投げるシーンでまた笑ってしまった。…不覚としかいいようがない。でも笑っちゃったからなあ。4点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-12-26 19:32:47)
3.  我が家の楽園 《ネタバレ》 
うーん。理解し難いものを見たという印象。冒頭でカービー氏のことを、銀行家であることはともかく、軍需産業の元締めみたいな紹介をしているので、彼の評価は上げようがないのですが、しかし。かといってお話では、バンダーホフの方が独善的で、娘の嫁ぎ先になるかもしれないカービー夫妻への敬意がないように思われました。オラは、バンダーホフ家の皆さんとは、親戚になりたくはないなあ。傲慢な金持ちは嫌いだけど、傲慢な貧乏人のこともオラは嫌いだぞ。原題の「You can’t Take It wIth You」は「あの世には何も持っていけない」という意味の英語表現とのこと。金はもちろんだけど、あらゆるものをあの世には持っていけないよ。作中、バンダーホフの印象的な言葉「最近は皆 主義を持っとる 苦しくなると何かの主義に逃げ込もうとする」。諸行無常。もしや本作は、第二次世界大戦直前のアメリカの寄る方なさが作ったものではないでしょうか? …嘘です。そんなこと思っていません。最後に、好きなシーン。裁判官がチャーミングなところ。「スミス都にいく」の議長さんみたい。ところどころ、好きなところはあるんだけどなあ。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-08-25 22:08:53)
4.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 
シンデレラストーリーなのだから。もう少し甘ったるくて良かったんじゃないでしょうか。テーラーが新聞少年に手を出したところで、ちょっと冷めてしまいました。最後はペイン議員が唐突に、お話のすべてを持っていってしまったかんじです。そんな上タマだとは思えません。彼が口を割る以外に勝ち目がなかったわけですが、うっかり口を滑らせるようなのがよかったな。議長がときどきいたずらっぽく笑うシーンが好きでした。たぶん、議長は法案そのものになんか興味がなくって、とにかく議場が面白くなるのが好みみたいです。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-04 22:31:22)
5.  大人の見る絵本 生れてはみたけれど 《ネタバレ》 
走る列車を背にしたシーンが多かったように思います。監督のこだわりかと思いますが、どういう効果を狙ってなんかなあ。「厳しい父の職場での、みっともない姿を見た子どもの心情」より、「見られてしまった父親の心情」の方がドラマがあるように思いますが、そっちはスルーなのですね。不思議な作品です。
[DVD(邦画)] 4点(2019-02-13 23:09:51)
6.  鴛鴦歌合戦
花のように明るくて楽しくてかわいい。志ん朝の落語のような話だ。
[DVD(邦画)] 8点(2014-02-16 00:03:53)(良:1票)
7.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
顔を合わせずすれ違い、街の灯の中に姿を消して欲しかった。時代を超えた名画にヤボを承知でそう思う。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-05 09:36:14)(良:1票)
8.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
歯車に挟まれて運ばれていく場面が有名な作品。この度、初めて鑑賞し、あの工場シーンは、チャップリンが最も得意とするドタバタ喜劇にピッタリな舞台だっただけ、と解釈しています。本作は、与件である産業社会について、それを否定するでも、肯定するでもない映画と考えてます。以前と異なり、だいぶ複雑になった「モダン・タイムス(現代)」のなかで、どうやって幸せに生きていくか、という物語であったと思っています。…うーん。我ながら言ってることがまだるっこしいな。要するに、チャップリンは、風刺なんて意図してなくて、こうするのが面白い、と思ったことをやっただけだと言いたい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-03-31 22:32:07)
9.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
「人情紙風船」から山中作品を見始めたワタシは、音楽アルバムで、バラード曲を先に聞いてから、速いテンポの曲を聴いてしまったような気分です。こっち先見れば、良かった。本作に似ているモノとしては、チャップリンの喜劇。人の良い怪しいおじさんが、孤児をかわいがるところなんて「キッド」でしょうか。なんか、お約束の繰り返しは、ドリフの喜劇にも似てますし。丹下左膳って、きっとこんな扱いしちゃいけない人なんだろうし。正統派コメディの教科書であり、原点ではないでしょうか。ラストもいいです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2009-11-14 00:13:32)
10.  人情紙風船 《ネタバレ》 
髪結新三は、お駒誘拐を決行した時点で、最期を覚悟していたのだろう。又十郎よりむしろ魅力的。終始暗い眼をしていた女房おたきは、又十郎の善良さが許せなかったのだと思う。気の弱い又十郎が、自分のためにつく「うそ」が澱のようにおたきに溜まり、最後の「隠し通せないうそ」で感情を決壊させたのだろう。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-11-13 00:02:39)
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