Menu
 > レビュワー
 > なたね さん
なたねさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1209
性別
年齢 58歳
自己紹介 短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678910111213
投稿日付順12345678910111213
変更日付順12345678910111213
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? 《ネタバレ》 
モラルがねじ切れたやつらの話。作中人物(投資会社取締役)が語ったコトバ、「不正や虚偽をかさねて現実を見失っていた。真実とウソの境目が消えて、偽りの世界が現実に取って代わっていた。偽りが真実になれば、詐欺意識が働かなくなる」が、まさにそれ。悪人と呼ぶことさえ、たいして意味があると思えず、もう何らかの人格障害なのだと思う。せめて、しでかしたことを償わせたいと思うが、ケン・レイは収監される前に別荘にて心臓発作で他界し、ジェフ・スキリングは12年の刑期を終え、5年前には釈放されたという。
[DVD(字幕)] 7点(2024-09-16 18:56:33)
2.  26世紀青年 《ネタバレ》 
あの「バス男(=ナポレオン・ダイナマイト)」並に手に取るのを躊躇する邦題。朗らかに笑おうと思ってチョイスした本作。確かに、何度か声あげて笑ったのですが、しかし。2006年のブッシュを嗤っていられたあのころから、2024年の熱狂的なトランプの支持者がいる現在のアメリカを考えると、怖いような気もするなあ。見終わって、もしかしたら、楽しみ方をワタシ間違ってたかもしれん、と後ろを振り返りたくなる。けっこう難解なのか、どうなんだ?邦題には、いい意味で裏切られたと思うことにします(前掲「バス男」同様)。バカっぽい邦題も、作品世界になじんでいたのね。
[DVD(字幕)] 8点(2024-09-14 13:30:42)
3.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
息が詰まるような優しい物語。時間の経過を感じさせない、冬のシーンが続き、春が来て映画は終わる。好きなシーンを2つ。1つ目。ビアンカを”思い出の場所”に連れて行って、ラースが「LOVE」を歌うシーン。あまりにへたくそで、変な格好で歌っているので、よっぽどこころを許しているんだな、って。2つ目。ボウリングのシーン。ビアンカへの気持ちを考えると、ある種異様な背徳感がある。背徳ボウリング。なお、DVD特典として、「女優・ビアンカにまつわる共演者とスタッフの証言」(5分56秒)がありますが、これは本作の外伝なのだとおもう。いい邦題だよね。「、」がニクいよ。
[DVD(字幕)] 9点(2023-12-12 17:07:54)
4.  息もできない 《ネタバレ》 
なぜだか惹かれていく、チンピラと女子高生。おそらくお互いの不幸の匂いで惹かれたのだと思うが、実はお互いの不幸のことをあんまりわかってはいないという心許ない風情。また、主役のヤン・イクチュンの、とんぼの頃の長渕剛みたいな息苦しさ。それらが魅力の本作なのだとは思うが、しかし。暴力がヒリヒリしすぎで見てられなかったなあ。どうしようもない嫌悪感。切実なものを見ているような気持ちにもなっていましたが、おそらく切実なのは「貧困」だったのだろう。オラは好きじゃない。
[DVD(字幕)] 3点(2023-07-29 14:04:48)
5.  謀議<TVM> 《ネタバレ》 
「ヒトラーのための虐殺会議(2022)」を経由して本作にたどり着きました。映画的には本作の方が上だと思う。忖度と同調圧力が渦巻いて、ひたすら気色悪い「ヒトラーの~」と比べると、マッチョなハイドリッヒと法律家のシュトゥッカートの対立とか、エンドロールでこの会議に出席した面々のその後を教えてくれるのとか。アイヒマンが「1日6万人」と言ったときに、一様に息をのむ面々とか。歴史的な素養がないので、ワタシ置いていかれてましたが、休憩時間の小グループでのやりとりもホントは恐ろしいものなんだろうなと想像しています。ただし、より史実に近いのは、気色悪くて居心地が悪い「ヒトラーの~」ではないかなとも思っています。
[DVD(字幕)] 7点(2023-07-09 06:28:45)
6.  カナリア 《ネタバレ》 
わからなかったです。光一もいわゆる2世信者なのだと思うのだが、それであればあんな環境に落とし込んだ母親(道子)のことを、その死により白髪になるほど慕い続けるとは思えない。ガチ信者の光一を引き取らず、朝子だけでも教団から引き剥がした祖父の判断が、そのことに関しては間違ってたとは思わない。祖父は道子の犯行により、住む家までも追われているのだ。祖父の横暴が道子を宗教に追いやったような描写があるものの、光一が満足に道子を扶養できると思えず、子ども3人でサバイバルに挑もうとしている終幕には、なんのカタルシスも覚えない。ただ不安なだけなんだ。
[DVD(字幕)] 2点(2022-10-12 21:49:44)
7.  その土曜日、7時58分 《ネタバレ》 
ああ、これは10点かも知れないと思った前半1時間。ワタシがこんなにも時間軸ずらしが好きなのは、極めて映画的な手法だからだろう。アンディが暴走し始めた後半は、前半の緻密な物語運びを放棄したようで少し残念でした。が、ラストシーン。タイトルにあるように、悪魔が地獄に連れていく前に、父親が引導を渡したのでしょう。ああ、我が子がこんなモンスターになってしまった。安堵をもたらす言葉をかけつつも、一撃で仕留める。今も、誰かの子でもあるし、親でもあるワタシとしては、息を呑む終幕でした。ハンクはこの先、捕まることもなく、元のところに戻ることもできず、ただ独り後悔で身を焼きながら死んでいくのだと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-10 20:46:40)
8.  奇蹟のイレブン-1966年北朝鮮VSイタリア戦の真実- 《ネタバレ》 
墨谷二中が、何かの偶然(というか、大会事務局のやり方に反発してボイコットしたチームが多かった)から、全国中学校野球大会に出場して活躍するような話。面白くないハズがない。視聴してなにより、屈託がない。プレーする北朝鮮チームは伸びやかだし、それを2002年に振り返るおじさんになった北朝鮮チームのメンバーもそれはもううれしそうに、ワールドカップのことを話してくれるんですよね。なんといっても、無条件におおらかに彼らを応援する英国人がうらやましい。生まれる前の出来事を、ドキュメンタリー映画にまとめようとする監督がでてくるんだもの。DVD付録の監督によるイントロダクションなんてのを初めて見ましたけど、本当にサッカーが好きだ、ってことだけで監督になったような人でしたよ。
[DVD(字幕)] 7点(2022-02-23 19:49:21)
9.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 
まあまあ、面白い。けれど、やっぱり唐突な感じがする。唐突その1 なぜ彼はあのアイディアを着想したのか?(浮浪者とのやりとりがきっかけのようだけど)、唐突その2 どうして、あんなに老成した聖人のような感じにたどり着いたんだ(記者のインタビューのシーン)、唐突その3 なぜ、先生への善意が自分の母親と引き合わせることなのか、唐突その4 なんで死んでしまうのか。というか、監督は彼を殺す選択をしたのか。唐突な成り行きと道徳的なメッセージ。つまり、なんか寓話みたいなんですよ。現代を舞台にしたイソップというのがワタシの本作の解釈です。ココロには残るけど、なんかモヤモヤする。以下余談。「利他」という考え方なんだとは理解していますが、このアイディアを厳密に考えると、そう簡単に善意を受け取れなくなりますよね。善意のネズミ講が飽和した先には、相当窮屈な世の中があるようにも思われ。なんて考えてしまうのが、日本のロクでもないワタシです。
[DVD(字幕)] 6点(2021-12-08 20:22:54)
10.  キャスト・アウェイ 《ネタバレ》 
ああ、すごいいい映画でした。あれ、まだこんなに残り時間があるのに生還しちゃったとか思っちゃいましたけど、命懸けで還りついてからのその後がすごくいい。何を見ているのか分からない、それでいて潤んでいるようにも見える瞳。生きて帰ってきたけど、どこにも辿り着いていないようなチャック。何かもう心許ないラストシーン。ガチな墜落シーンやゴムボートのシーンも迫力ある。ケリーとの別れのシーンも相当いいぞ。真面目な映画だ。オラは好きだな。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-11-14 20:44:12)
11.  新・刑事コロンボ/殺意のナイトクラブ<TVM> 《ネタバレ》 
うーん、そうかあ。最後には、こういうふうになっちゃうんですね。最終話になることを意識してないようにも見えますね。ワタシは最後まで一辺倒、最初から最後までコロンボはコロンボのままだったのが失敗なんじゃないかと思います。年寄りのコロンボだってみたいと思いますよ。耳が遠いふりして、本当は聞こえているのに聞き返してイライラさせるコロンボとか。もう亡き奥さんのところに行くばっかりだといって、周囲を微妙な感じにするコロンボとか。そうでなくとも、ちゃんと管理職をやっているコロンボとかね。加齢とともに、年相応のコロンボを見せてくれればよかったのに、と初老のワタシは思います。それはさておき、本作について。犯人が愚かすぎて魅力のないエピソードはダメですね。旧シリーズでもそうでしたけど。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2021-09-05 16:28:00)
12.  口裂け女2 《ネタバレ》 
なるほど。気持ちのある人が作った作品であることは伝わってきます。重篤な事件に、間の悪い偶然やしょうもない悪意が積み重なって、とんでもないことになっていくという鈍い物語は魅力がありました。最後の、とうとう口裂け女が生まれるシーンは、ハッとして何度か繰り返して見ました。でも、やっぱりタイトルがどうか。タイトルでネタバレって、ねえ。口裂け女の物語であることは、最後に明かされた方が、観客の高揚感は高かったのではないでしょうか。安いけれど目に止まらせやすいタイトルにしちゃったのは、制作陣が本作のクオリティを信じられなかったからのような気がして、少し残念です。
[DVD(邦画)] 6点(2021-08-23 13:43:34)
13.  カイジ 人生逆転ゲーム 《ネタバレ》 
原作既読の人には物足りなく、未読の人には説明不足。「漫画の映画化」の最大の落とし穴にまんまとはまった本作。ワタシ、あのプラプラしたカイジがあんなに気合いの入った人格に、一体なぜ変わったのかが疑問でした。明らかに主役を喰うことを狙った(いつもの)香川照之の好き勝手。結構いいなと思った100円玉のシーンですが、あの100円玉もそのあと登場することがない。原作を読みたい気持ちは高まりましたが、友達の家に遊びに行ったら、「何、お前、こんなの読むの」とか言いながら、全巻揃って出会えるといいのだがなあ。
[インターネット(邦画)] 2点(2021-08-04 07:55:27)
14.  ウソから始まる恋と仕事の成功術 《ネタバレ》 
ジェニファー・ガーナーが、アメリカの「綾瀬はるか」。
[DVD(字幕)] 7点(2021-06-04 13:22:37)
15.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
再見。本作視聴後、先日見た「NRAが破産申請」というニュースを改めて確認したところ、NRAの財務内容には問題なく、何やら政治的な戦略があってのことらしいとのこと。本作の頃より、もっと事態はもっとこじれているような感じがします。アメリカの銃による死亡者も、いろんな統計がありますが、発表当時(11,127人)より(増えていても)減っていることはなさそうです。恐怖が疑心暗鬼を呼び、それにより社会が分断され続けている。コロナ禍ではそれが更にひどくなっている。ワタシも作中一番まともだったのは、マリリン・マンソンだと思います。コロンバインの街の人に話すとしたら何を言いたい、とムーアに聞かれた彼の言葉がシビれる。「何もだ。黙って彼らの話を聞く。それが大事だ。」
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-17 22:44:44)
16.  Kamome 《ネタバレ》 
福田和子をモデルにした映画が、2000年に2本上映されています。本作と「顔」(阪本順治監督)。本作について。「顔」と比べるまでもなく、より実際に近い福間和江なワケですけど、なんか魅力がないんだ。おそらく、福田和子には、ものすごい人を惹きつけるチカラがあって、だからこそ逃亡が可能だったのだと思うのですが、福間和江には引き込まれるところがない。自殺するか自首するか悩んでたというモノローグがあるのですが、言ってるだけにしか見えない。葛藤が見えない。だから、なんかお人形さんみたいなんですよ。どうやったって面白いネタがなんでこんなになっちゃったんだろうという気持ちです。
[DVD(邦画)] 3点(2020-11-09 19:30:18)
17.  1980(イチキューハチマル) 《ネタバレ》 
あああ。これは、もう観たオレが悪いのだと思うが、しかし。言わせてもらうならば、「ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013)」を観たときと同じような気持ちになりました。ピンぼけの試写会で、何のてらいもなく踊るシーン。イケてる高校生の傍若無人っぷり。一瞬で寒気がして、今、ワタシ本当に風邪を引いたのではないかと思っています。本作において、三女の映画作成パートはほんの一部ですけど、1980年といえば、監督が高校生の時(ワタシもほぼ同学年)であることを思えば、あのパートは監督の青春記なんでしょう。あのころ屈託まみれだったワタシの視線がおかしいのは十分認めますが、若気の至りが目に痛いんだ。
[DVD(邦画)] 2点(2020-10-29 16:41:43)
18.  ホステージ 《ネタバレ》 
人質立てこもり事件のねじり合いというと、本邦では映画ではなく小説ですが、筒井康隆の「毟りあい」、伊坂幸太郎の「ホワイト・ラビット」があります。つまり、日本ではこういう風なのは、スラップスティック・コメディ的にでないと扱えない事柄なのではないかと思うんですね。そんな無茶苦茶はないだろう、と。でも、アメリカの人は、こういうのを正々堂々と取り扱うのですね。そこはやっぱり、偉いと思うんですよ(若干漫画的演出はありましたけど)。7年ぶりのレビューかあ。結構面白かったけどね。【追記】実は、上記の「ホワイト・ラビット」のあとがきを読んで、本作にたどり着きました。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-08-13 13:46:45)
19.  明日、君がいない 《ネタバレ》 
『100日後に死ぬワニ』みたいでもあるよね。しかし。やっぱり彼女が死んだ理由がわからない。恋心を抱いていた彼が、とんでもないヤツだと気づいてしまったから(メロディとの争いを目撃してしまった)? いつどんな人もふと魔が差してしまいかねない、憂鬱なハイスクール生活だから?彼女のことも朝からモノローグ付きでフィルムにおさめていれば、なぜあんなに気分が落ちたのかわかるはず。誰でもない人が、突然死ぬことはないんですよ(と思いたい)。6人の物語がそれぞれ狭い空間で、時間戻したりしながらちょっとずつ進んでいく構成は面白かったです。【追記】オーストラリア版『桐島、部活やめるってよ』みたいでもあったな。
[DVD(字幕)] 5点(2020-03-20 17:27:28)
20.  感染列島 《ネタバレ》 
不要不急の外出は控えて、とのお達し。であればと、Amazon Primeで本作を視聴しました。本作に限らず、あまたの感染ものは、確かに警鐘を鳴らしていたのだと思うが、しかし。じゃあ、だからワタシはどうしていればよかったのだろうって、途方に暮れますね。本作について。マスコミ的な要素が少なかったのが残念でした。ワタシ、今一番恐いのは、ヒステリックに「冷静な対応」を叫ぶテレビ番組です。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-02-24 21:09:47)(良:2票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS