1. ゴッドファーザー
この映画は家族愛で感動を狙うものではないでしょう。完全に賞狙いです。いやSHOW狙いです。 でもその狙いは見事に的中していて、群像劇としては見事な完成度、存在感。別にマフィアだからどうとか、深い意味を考えるべきではない。ただただ味わうのみ。この映画に関しては受身でいいんです。勤勉な我々日本人はこういう世界もあるのだと素直に受け入れ、楽しみまショー。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-16 00:27:03) |
2. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 主人公を悪の枢軸国(例えばイラク)、国家の役人をアメリカ、主人公の友達をイラク近隣諸国なんかに置き換えて考えると、この映画に隠されたものすごくポリティカルなメッセージが浮かび上がると思うのですが、どうでしょう。 …違うか。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-09 18:42:46) |
3. ショーシャンクの空に
黒人のおっさんよ!あなたいいこと言ってるようで犯罪者ですから! 気持ち入っていきませんよ。あと、アメリカ特有の一発逆転満塁ホームラン的な考え方も気にくわない。もっと正々堂々と無罪を晴らして欲しかった。 伏線と、刑務所という狭い環境で最後まで描ききったことはすばらしいですが。 [DVD(字幕)] 4点(2007-10-08 19:09:04) |
4. レオン/完全版
映画のあるべき姿というか究極にスタンダードな映画でしたね。ストーリーもキャスティングも音楽も撮り方も文句のつけようのないお手本のような映画でした。なにも悪くはないんですけど、もう少し無茶してくれてもよかったです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-06 17:02:38) |
5. スパイダーマン(2002)
よくこんな映画がヒットしたなぁという感じです。これほどまでに内容が薄っぺらだとは思いませんでした。突っ込みどころ満載でしたね。唯一おもしろいと思ったシーンは屋上でスパイダーマンとゴブリンが会話するシーンです。会社の宴会で出し物終えたおっさんやん。あのシーンに3点献上 [DVD(吹替)] 3点(2007-08-05 19:08:42) |
6. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
現在の戦争について考えさせられました。核を抑止するために核を作り続けたり、平和を求めるために戦争をする、なんていう矛盾というか皮肉を感じました。それをあのブラックジョークにのせて表現しようとするキューブリックには恐怖さえ感じた。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-05 19:04:38) |
7. ただ、君を愛してる
ラストにかけてのテンポの良さにもっていかれましたね。こういった純愛映画はヒロインの死が絡んでくることが多いと思うんですけど、この映画も例外ではないんですけどね。あえてその死をあっさり描いていたのは好感が持てますね。 [DVD(邦画)] 4点(2007-08-05 01:33:18) |
8. ピンポン
マンガの登場人物をまねしてカツラかぶったり、トゥキンヘッドにしたり…もうええで!って感じです。 [DVD(邦画)] 0点(2007-08-05 01:29:20)(良:1票) |
9. ドッグヴィル
《ネタバレ》 ダンサーインザダークに比べて、監督の無茶が裏目に出てしまった感じがしますね。ストーリーが悪くないので、奇抜さを追求するよりも普通に撮って欲しかったですね。ただこういう手法で撮ってみようとする監督のアグレッシブさは好感が持てます。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-05 01:11:35) |
10. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 キューブリックの作品にしては、何と言うか垢抜けた感じがしました。大衆を意識しすぎているというか、テーマが普通すぎたというか…やっぱり戦争映画を撮る時点で「同じ過ちを二度と繰り返してはならない」という気持ちにさせないとダメだと思うんです。この映画は逆に「アメリカはもっと戦争やったれ」と思いましたもん。まぁ、キューブリックとしては戦争を徹底的にゲーム感覚で描くことで、戦争の陳腐さや空虚感を訴えたかったのかも知れないですけどね。ここのレビューの方や僕が好意的に捉えてるだけかもしれないような気もします。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-05 01:07:18) |
11. 時をかける少女(2006)
何気なく観たのですが、以外におもしろかったですね。この映画は、アニメの良さを残しつつ、問題点を最大限に克服してると感じましたね。実写でいうエキストラをアニメで描く場合、ずっと同じ動きをしてたり止まってたりするじゃないですか。でもこの映画はそういう細かいところまで丁寧に作っていたので良かったですね。また、時空を飛び越えるシーンなんかは、実写だとサブーい感じになりかねないので、そこはアニメの良さが活かされてたのかな、と思います。 [地上波(邦画)] 7点(2007-08-05 00:59:35) |
12. シックス・センス
多くの人が言及してしるように、この映画の最大のミスは、「ある秘密が隠されている」と言ってしまったことです。そうすれば、何かオチがあるんやなと心構えしてしまいますし、そうすればあのオチには気づきますよ。なぜ自らハードルを上げてしまったのか分からない。サスペンスやホラー映画にしては、けっこうヒューマンテイストも含まれてて、感動できたはずなんですけどね。オチばかりが気になって、純粋に感動できなかったのも、あの注意書きのせいです。 [DVD(字幕)] 3点(2007-08-05 00:53:28) |
13. キル・ビル Vol.1(日本版)
前半のアメリカを舞台にした部分は好きでしたね。「パルプフィクション」に近いノリだったので、これはオモシロくなるぞ、と思ったんですけど…日本に舞台を移した途端に、おかしな方向に行ってしまいました。悪ふざけの部分が目立っていたというか、遊んでる部分が鼻につくというか。「バカな女がサムライごっこ?」という台詞があるんですけど、この映画を象徴してますよね。タランティーノは日本を舞台にサムライごっこがしたかったのでしょう。クサしてばかりですが、やっぱりインパクトは強いです。飽きずに何度でも観れそうな気もします。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-04 15:49:09) |
14. ロッカーズ ROCKERS(2003)
とくにロッカーズのことを詳しく知らないですし、たまたま観ただけなので…正直ファンだけ観れば十分かと思います…でも演奏シーンは迫力ありました。 [DVD(邦画)] 1点(2007-08-04 15:26:17) |
15. 戦場のピアニスト
これを観るのは2回目になるのですが、やっぱりユダヤ人の迫害というのはきちんと知っておかなければならないことだと感じました。この状況下においても人間らしく生きた人がいるという事実に感動しました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-01 16:48:13) |
16. インサイド・マン
完全犯罪という文句で売り出してたので、どういうトリックがあるのかと期待してたのですが、結局大したトリックはなかったです。どちらかと言えば、犯人グループと警察との心理的なやり取りが見所だとは思いますけどいまいちパッとしなかったですね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-01 16:24:57) |
17. 手紙(2006)
《ネタバレ》 すごく考えさせられました。加害者の家族に降り注ぐ苦しみを描いた映画なんですけど、このラストの漫才のシーンはずるいですね。あれは泣いてしまいますよ。兄の登場を溜めて溜めて溜めておいて、パーンと兄が写った瞬間、あの演技ですからね。あそかは良かったです。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-01 16:11:59) |
18. スクール・オブ・ロック
内容のうっすい映画でしたけど、バカバカしいことに徹する生き方こそロックだなと感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-01 16:07:44) |
19. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
幼稚ですよ、この映画(笑)さすがディズニーという感じですね。でも最近のハリウッド映画の中ではまぁおもしろい方かなと思います。スパロウの私欲で動いてる感じがけっこうおもしろかったですね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-01 16:05:41) |
20. ジョゼと虎と魚たち(2003)
この映画をまとめると、下劣で汚くて気持ち悪いです。観てて気分が悪くなりました。でも、この映画にとってはこれが最高の褒め言葉です。障害者と健常者の恋を描いているんですけど、結局きれいごとで片付けていない。障害者の狂人ぶりとか偽りないんです。他の障害者とか不治の病を抱えている人を題材にした映画は、その子をシンデレラにしたがるですよ。悲劇のヒロインみたいな。でも、この映画はそういうテイストがゼロなんですよ。そこが好きな理由です。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-01 16:02:12) |