1. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 途中で疑問が解けだしてからは凄いとしか言いようがないです。 こういうアイデアというかテーマで勝負する映画は 基本的に暗くなってしまうことが多いように思うんですが、 ファイトクラブはそれが全くなく、共感出来る人にとってはむしろ爽快でしょう。 一見表面的に暴力映画のようで、 合わない人にとっては流し観になってしまいがちかもしれませんが、 この映画が分かってからは、それまでの様々な事に驚かされるので 最初から真剣に観て欲しいと思います。 そして、その意味ではもう一度分かった上で観ても楽しめる映画ですね。 最後がハッピーエンドかバッドエンドかは意見が分かれるでしょうし、 答えが出しにくいものでもあると思います。 そんなとこも個人的には非常に気に入りました。 主演の二人の演技、雰囲気、対比感、なども文句ありません。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-07 15:59:45) |
2. モリー先生との火曜日<TVM>
《ネタバレ》 生・死についてだけでなく、生きることについて様々な事を考えさせられる映画でした。 ジャック・レモン演じるモリー先生が話してくれる言葉には非常に重みを感じました。 それはこの作品がノンフィクションであること、 ジャック・レモンの演技がまるで演技の様には見えないこと、 そしてなによりモリー先生自身が完璧ではなく、奥さんにしか見せないが、 ベッドの中ですすり泣いていたり、父親との過去について今でも後悔があることなど、 火曜日には全く見せないものを持っていたことが特別ではなくそう感じさせたのでしょう。 10年後、20年後に観てもまたそのときそのときによって違った風に考えさせられる作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-06 00:45:59) |
3. サイモン・バーチ
《ネタバレ》 障害を抱えるサイモンと父親のいない(分からない)ジョー。 サイモンはキリスト教に深く信仰することで、自分の障害も「神の計画」だと受け止め、強く生きている。 テーマは捕らえようによって、とても大きく、シリアスさを感じますが、 二人がとてもコミカルで楽しみながら観られます。 事故が起きた後のサイモンの「I'm sorry.」と言う言葉が、心にしみました。 他にも心に残る言葉がいくつかあり、実に印象に残っています。 映画全体を通して、二人の強い友情関係が魅力的であり、理想的です。 潜水のシーンなど細かいところやBGMまで無駄のない、丁寧な作りで、終始楽しめました。 また観たいと思える作品。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 15:01:24) |
4. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 あまり知られていない作品で、実際私も全く知らなかったが、レビューサイトでの評判が非常によいので観てみました。 感想としては、評判どおりすんなり楽しめました。 実話を基にした作品で、ロケットという夢を追いかけ失敗を繰り返しながら成功をする物語。 親は炭鉱夫である自分の仕事を継がせることを決めており、父親の事故などで一度はあきらめそうになるが、先生など最後は父親の支え、協力によって成功していく。 エンディングでの実際の映像は実際にあった事だと感じさせ、非常に印象的でした。 悪いところがあまり見あたらない作品ですので、ヒューマンドラマが好きな方はもちろん、 観やすい優れた作品だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 19:29:27) |
5. シザーハンズ
《ネタバレ》 この作品で監督は外面と内面のギャップ、 伝えたいことが上手く伝えられず、かなえられないもどかしさ、 人間のありようを映画の底において描きたかったのでしょう。 誰にでも経験あることだと思います。 作品の描き方もおとぎ話ように描かれ、 それが終始上手く貫かれているところも素晴らしいです。 現実的に細かく考える作品ではないです。 最後の終わり方も非常に好きです。 切ない、なにか様々な感情が胸に来る素敵な作品。 また何度も観たいです。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-25 18:49:23) |
6. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 第3部作の第3段!ここから見ても仕組みが全く分からないという製作者側が自信に溢れた作り。 2作目の終わりに予告があるぐらいです。 矛盾点は感じられるが、あんまり細かい事は考えず観る映画ですね。 恋愛も入れて来てアメリカお得意映画感が増した気がします。 パート1とパート2が楽しかったら見て楽しめない事はないでしょう。 未来と過去という大きな世界なのに先祖や子孫に会うというベタな作りだが、やはり名作。 純粋に楽しめました。 あの有名な音楽はいつ聴いても心が踊らされるものがありますね♪ [DVD(字幕)] 7点(2007-07-25 18:06:00) |
7. [Focus]/フォーカス(1996)
最初退屈で20分程度続きますが、後半の衝撃を考えればそれすらも逆に良く思えました。 衝撃につぐ、衝撃でこういう方向に持っていくとは考ええていなかったため非常に驚きました。 カメラワーク・手取り感、敢えてしっかり撮っていないがいい。 ただ、山場のBGMはこの雰囲気でいくのであればいらなかったでしょう。 あくまで大衆向けではないですし、アイデア勝負の1回切りの映画だとは思いますが、 それに成功した映画好きな人なら是非観て欲しい作品!! 改めて感じましたが浅野忠信はすごい。 役者中の役者ですね。 浅野忠信じゃなければここまで面白くなっていなかったでしょう。 浅野忠信に+1点!! [DVD(邦画)] 8点(2007-07-25 17:25:07) |
8. PiCNiC(1994)
《ネタバレ》 印象画のようなはっきりとしていない、観る人によって捕らえ方が異なる映画だと思います。 また、大衆的でなく観る人を選ぶ作品ですね。 岩井俊二監督らしさはあるものの人気どうこうではなく、撮ってみたかった作品でしょう。 施設から出る事を禁止されており、塀の上だけはいいと判断しピクニックに出掛ける。 3人とも子供のように無邪気に、しかし悩み、救いを探す。 他にはあまりない独特な雰囲気でした。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-07-25 17:21:01) |