1. トータル・リコール(1990)
傑作。仮想と現実の行き来という感じはあまり出ていないが、火星でのアクションやクエイドとハウザーの関係など、見所満載。当時は超大作、今ではB級感が漂うが、ミュータントを含め十分今でも通用する造型はそこかしこにある。ヴァンホーヴェン特有の過激な描写も特徴的である。 [DVD(字幕)] 8点(2013-08-18 21:55:09) |
2. スクリーム(1996)
映画愛がある映画は大好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-18 20:00:07) |
3. 菊次郎の夏
いい音楽ですね。これはタイトルが全てです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-06-16 15:10:28) |
4. ロミオ&ジュリエット
既に何人もの方が指摘している通りで、駄作です。ディカプリオとクレアデインズを観る以外の意義はほとんどありません。 [DVD(字幕)] 3点(2013-06-10 21:16:41) |
5. うつしみ
低予算ゆえに完成度は低いが、他のレビュアーが指摘するように「愛のむきだし」、そしてそれ以降の園作品の原型が垣間見られる作品だった。走る、というモチーフは「ヒミズ」にも通底し、性的衝動はやはり「愛のむきだし」、さほど残酷ではないが、ラストの血しぶきも「冷たい熱帯魚」的なスプラッタを思わせないでもない。そして時折挟まれる「言葉」は詩人でもある園の決定的ともいえるモチーフである。「コーヒーカップがコーヒーを待つように」空のコーヒーカップ。「花瓶が花を待つように」空の花瓶。そして博物館のハチ公の剥製。この言葉と映像のインパクトは衝撃的であった。「君を走らせていたのは現実で、おれを走らせていたのはロマンだったんだ!」という青年の悲痛な叫びも印象的。ところでさきほど完成度の話をしたが、この作品はむしろ荒削りにしようとする意図があって、園の本来の「面白ければなんでもいい」というアヴァンギャルドな意気込みが感じられれる。それはほぼゲリラ撮影(?)に見えるような路上撮影や、映画の台本読み風景の挿入、麿やアラーキーの一見関係なさそうな仕事の風景の挿入など、随所にみられる。一方で雪が敷いてあるシーンやコーヒーカップのように繊細な映像表現もあり、その荒削りさも意図的なものだということが対比的に理解できる。はなはだ表面的な分析にとどまったが、この作品の魅力はいわば原石を見られるところにある。 [DVD(邦画)] 7点(2013-02-22 09:55:37) |
6. プライベート・ライアン
どこまでいってもアメリカの映画なのだということをオープニングとエンディングで思い知らされる。それが悪いというわけではないが。いずれにせよ戦争映画としてはものすごく出来のいい作品。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-10 19:45:13) |
7. ラヂオの時間
何より脚本がいいし、役者もいい。惜しむらくは画の撮り方。密室ゆえにダイナミズムを出そうとしたのはわかるが、位置関係など分かりにくい。もう少し工夫が欲しかった。が、文句なしに面白い。 [DVD(邦画)] 8点(2012-11-27 11:27:37) |
8. イゴールの約束
ざらざらとした質感がそのまま伝わるような映像、息遣いもざらざらしている。厳密にはイゴールは約束していない。後から約束と見なしたのである。そこには父親からの指示でもゴーカートの遊戯でもなく、自らの意思による立場の表明、価値観の選択があったのである。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-24 23:54:19)(良:1票) |
9. 橋の上の娘
ルコントの真骨頂。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 21:50:27) |
10. 3-4X10月
ソナチネの原型ということか。ストーリーのつながりはあまりうまくない。絵はいいね。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 16:14:04) |
11. あの夏、いちばん静かな海。
退屈だが面白い。不思議な映画。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:21:56) |
12. 海の上のピアニスト
トルナトーレなので、完全版じゃないとこの映画の神髄は分からないのかもしれない。ファンタジーとして自分は純粋に好き。だけどやはり映画としてはいまひとつでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-23 21:51:42) |
13. アミスタッド
Give us free!がすごくよかった。が、セリフにいまひとつ冴えが見られない。感動とスペクタクルを得意とするスピルバーグだけに小気味よいセリフは苦手なのだろうか。セリフのない奴隷船のシーンは圧巻だっただけに、惜しい映画である。 [DVD(字幕)] 6点(2012-06-30 23:59:25) |
14. アメリカン・ヒストリーX
エドワード・ノートンの映画。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-30 21:33:44) |
15. ア・フュー・グッドメン
数ある法廷モノの中でこの映画が言及されるとしたら、その固有性はジャック・ニコルソンと、「軍隊」という点にあるだろう。この映画は何から何まで軍隊づくめで、民間人なんてほとんど出てこない。中尉だの大佐だの上等兵だの出てきて、検察側から弁護人、陪審員から裁判官まで全て軍人。これが軍事法廷というなのだろうが、その異様さを予感させるオープニングが素晴らしかった。終始無難なカメラワーク、構図だったが、唯一「絵」として特筆すべきはオープニングの訓練シーンだろう。セリフはアーロン・ソーキンっぽくて特徴的。基本的にあっさりと進むので、意外なほど見所は少ないかもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2012-06-26 23:23:11) |
16. トゥルーマン・ショー
人生を内側から生きる、とはどういう意味か。仮にこのトゥルーマンのような生き方を送っていた人は「内側から生きている」と言えるだろうか。自分で決めているように思うことも、実はシナリオ通りだった。だからこそ最後のセリフは、シナリオに従ってある意味「言わされていた」セリフを、自分の言葉として発しているという意味で感動的なのである。自由やプライバシーどころか、生きるという意味を強調する映画であった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-02 22:18:42) |
17. もののけ姫
リアルタイムで観れてよかったなぁ。 [映画館(邦画)] 8点(2012-05-13 02:39:03) |
18. ラリー・フリント
面白い。キャスティングが絶妙。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 23:43:05) |
19. フロム・ダスク・ティル・ドーン
《ネタバレ》 ミラーボールで吸血鬼が踊る映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-05 22:23:31) |
20. 髪結いの亭主
素晴らしい。非常に練りこんである作品。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-02 08:56:23) |