1. シャッフル(2007)
《ネタバレ》 結局、夫のジムは助からなかった。天命には逆らえなかったけど、細部エピソードは微妙に変わりましたって話ですか。留守電音声に入ってた最後の「ああ君か」の相手がクレアではなくリンダ(主人公)に代わったってこと? しかし主人公リンダが夫を不自然な位置に停車させて殺めた形になったよね。第三者からみて事故直前に妻が夫へ懐疑的な指示をしていたという通話記録が分かれば、とばっちりになったトレーラー運転手の被害者家族から多額な慰謝料を請求されたり生保も満額はおりないだろうし、下手すりゃ刑事事件。それでも旦那が浮気を断ったので一件落着?自己満足でしょ… そもそもどういう現象でこのような状態になったの?神父が読み上げた過去の事件が現代でも起こったってこと?鬱病患者の心理状態を説明した話?宗教にからめたら制作者の意図が分かるの? もう2時間続けば疑問点が明らかになりそうなものだが、この映画は女優の名前でなのか、そこそこヒットしてるんですよ。なのに続編作られてない。びっくりするよね、なんか問題山積みの序章でぶったぎってのエンディングなのに描ききれた話なんだ。丸投げにもほどがある やたら高尚な音楽と幻想的な映像で深みを持たせて布石っぽくみせた思わせぶりで掴みどころのないエピソードを垂れ流し放置して、理解できないほうが悪いような空気感出すのやめてもらっていいですか? [ビデオ(字幕)] 3点(2023-09-29 22:05:40) |
2. 沙羅双樹
《ネタバレ》 結論からいうと最後は感動しました。彼らを見ていた視点もそういうことなんでしょうね ただ、挿入歌を極力入れず生活音中心に日常を淡々と映す映画は視聴者にとってギャンブルなんですよね、退屈と戦いながら耐えて耐えて最後に感動させないと怒りしか沸かないケースが多いんですよ。俗にいう「俺の時間を返して!」ってやつ 最初に走る少年達をカメラで追うシーンでリアリティなくて監督の自己満足作品になりそうな予感プンプンだったし、場繋ぎの田舎の風景なんか田舎育ちには見慣れた風景なので珍しくも美しくも感じない、生活感を見せる目的なんですかね?「登場人物はこういうところで暮らしてるんやで」みたいな意図は分かるんだけど、それにしちゃ時間割きすぎ、芸術を分からない俺が悪いと言われたらそうなんでしょうけどね。 僕は退屈な映画は毎日10分おきに観て行くんですが、あまりにも内容が薄くて次の日には忘れそうなので一気に観るしかなかった程です。生瀬勝久さんや兵頭祐香さんの名演がなければくじけてましたよ。 でもラスト30分は、いい意味で裏切られました。感動をありがとうと言いたいけど前半耐えたぶん差し引きで及第点ってとこか(偉そう) [ビデオ(邦画)] 4点(2023-05-20 04:43:20) |
3. メゾン・ド・ヒミコ
自分は貧乏性なので、どんな駄作でも毎日10分毎に分けて全部見るんですが、それにしてもこの映画は苦痛だった たっぷりした演出はいいんだけど、美しくもない情景が刺さるわけでもなく、薄っぺらな人間しかいないのでイライラしかしないよ、 実生活でゲイの方と関わりのない俺でも少しは理解を深められるのかと思ったら、新しく知ることなんかなにもなかったし、みんな悲しそうな顔してるだけで、そんなもの見せ付けられても、はぁそうですか、としか思わない 犬童一心って、本当に自己満足映画しか作らないな。いや自己陶酔映画といったほうが的確かな くだらない心理描写しかできないのは才能の限界だから仕方ないけど、せめて、矢口史靖のようにテンポよくしようよ 映画監督風情が芸術家でも気取ってんじゃねえの? いくつだよおっさん、そろそろ自分の才能を見極めろよ、ストレスしか与えない映画作って「大衆に媚びない俺、カッコイイ」とか思ってそう こんな無能に仕事がコンスタントに来るから邦画はいつまで経っても伸びないんだよ 視聴者は話題になる邦画しか観なくなり、自分で掘り出し物を探そうとは思わなくなる でもオダギリのプロモーションビデオとしてなら、一定の需要あるんかな?それがこの映画へのギリギリの解釈ですわ 俺はオダギリを好きでも嫌いでもないんで0点 [DVD(邦画)] 0点(2020-08-30 22:02:31) |
4. アリータ:バトル・エンジェル
《ネタバレ》 まぁ色々文句はある。ベクター殺しちゃいかんでしょ、彼の変化も1つの物語なのに。 犬使いのマードックさんを、こんな最初から出す必要あったか?後に主人公の本体素材となるダマスカスブレードがザパンの所有物だったとかもなんかやだ。 なんでイドがおっさんなんだよ、本来なら主人公と恋愛できるぐらいの年齢差だぞ、コヨミちゃんも大人だし…まぁそのへんはいいか。 でも原作版でのガリィは東洋人で実名は陽子、バトルスタンスは日本女性の気高く物静かで芯の強い美を体現するような存在だ、なんでアリータは白人やねん、テーマは東洋美だぞ。 あとガリィに複雑な愛情を抱いていたマカクがグリュシカとなり生い立ちエピソードさえも蛇足になるまで浅いキャラに成り下がったが、それを作った者まで一緒に格落ちさせることはなかった。 原作のノヴァはラスボスでもなければ善悪の該当すら無意味で、なにより元々個人に執着するような未熟な人間ではなかったから、こんな初期からアリータに興味を持っていることに違和感ある 原作のこの時期は、彼の撒いたカルマが偶然のようでいて必然的に主人公に襲い掛かる状態であって、ヒューゴに自分の意思で防御リングを差し向けるほどの小物では断じてない! そもそも原作のユーゴはザレムの無感情な制御装置に殺されることで地上とザレムの覆らない絶対的な格差を見せ付ける側面もあったんじゃないのか? そうなったことで後のTUNED編で反逆軍を突き動かす強烈な衝動に読者もガリィも一部同調できたし、ザレムを捨てたノヴァにも一定の理解を得れた 映画のノヴァは、ザレムのなに?どんな高い地位でもザレムの傀儡だし、たとえザレムを作った全能の神みたいな存在にしてもステレオタイプのタダの敵になるぞ。つまらん。 とにかくノヴァがこの時点でザレムに身を置いて既にアリータに執着しているようでは原作(旧作)の大団円には辿りつかないだろう、よって続編も期待できない…というのが原作ファンの戯言だ。 映画作品として観たら、そこそこいいのかな? クズ鉄町は充分に描ききれなかったがヒューゴの「人の為に尽くそうとするな」という言葉でこの町の世界観が説明できたような気がするし、密度の濃い話の4巻途中までを2時間に収めたわけだから多少展開に無理があっても仕方ない。 イドも、よく考えたら原作ではガリィにとって父親に一番近かったこともあって、観て行くうちに年齢に違和感なくなり、むしろしっくり来た。 娘の死を乗り越える意味もありハンターになった設定もよかったかもしれない。 チレンは昔のアニメ版のオリキャラなのかな?必要性はあったと思う。都合のいい神出鬼没キャラだったけどね 原作で瀕死のユーゴ(ヒューゴ)を救った方法はちょっと無理があり、生身の人間を頭部だけ残して生かすのにチューブを生首の血管に繋ぐとかいう力技は千歩譲っても無菌室で大手術でもしなきゃ不可能だと思ったもんだが チレンがその場に居合わせたことで場当たり的ながら少しは説得力が持てたと思う。原作にない強力な心臓の伏線もよかった。 ただ、ヒューゴを救ってくれたチレンの最後の姿に(非常時とはいえ)あまり感情も示さなかったアリータに違和感あった なによりベクターは、その状態のチレンをアリータになぜ見せた? 原作でも似たようなシーンがあった、でも性格を知り尽くしてるユーゴがその場に居たから有効な説得手段になったかもしれない だが映画は、その場にアリータ1人しか居ないのに、そんなもの見せて激昂されたら身の危険もあるだろうに思慮深い人間が急に想像力なくなった意味がわからん つまり原作話の深みを捨てトリッキーな殺陣を楽しむための映画と理解すれば、そこまで評価は低くない [DVD(字幕)] 3点(2019-12-22 01:13:26) |
5. スナッチ
《ネタバレ》 俺ね、欧米の方々の見分けつかないんですよ つけるつもりもないしね あいつらだって東洋人をみんな同じ顔に見えるって言ってるんで仕返ししてる気分ですわ だからこんな登場人物が無駄に多い映画見せられても、誰がとうなってるやら分かりません ブラッドピットのミッキーと、強盗のフランキーが一緒に見えたり ターキッシュと似たような白人の坊主頭もいたし マフィアのアビーと、ロシア人のボリスも見分けつきませんでした 髪型とか髭の多さとかで、かろうじて判断してやってざまあみろですわ まず最初の登場人物紹介が、何人かで流れ作業をしてるように見せかけてるんで知り合いとも思うじゃん オシャレな演出かなんか知らんけど紛らわしいんだよ コマゴマと場面が変わって別々に話が進行するのも、かったるいけど トミーが牛乳捨ててトニーが運転してる車が事故起こすとか御都合主義すぎて溜息でました オシャレだからいい?やかましいわアホ しかもそのシーンで一瞬時間を戻してるのがテンポを台無しにしてるし、くそダセエ(笑) んで最後に偶然に偶然が重なる糞展開でターキッシュがダイヤを手に入れてダグにダイヤを売りに行ったら アビーがまだ飛行機で戻ってきて終わり…で?なにそれ… 意味わかんねえよ、視聴時間返せ ドヤ顔でオシャレ演出を繋ぎ合わせた映画作る暇あったら、話作りの基本から勉強しなおせ [DVD(字幕)] 2点(2017-08-29 05:11:02) |