1. 母なる証明
《ネタバレ》 雨でも 夜中でも 殺人現場でも 女を突き動かすのは あの男への愛情 ウォンビンの汚れ切れない汚れ役はイマイチだが キム・ヘジャの目の前にはない一点をただ見つめ、突き進むどアップに 犯人ではないこちらまで居すくむ思いがする 屑鉄屋のおやじはあの娘とヤッたんよなぁ トジュンも新犯人として挙げられた子も、障がいをもっているという設定は何故 ジンテはどんな気持ちで母にあんなこと言ったんやろ 観終わったあとにも 観たあたしの中で 色んな思いを巡らせ 作品は続いていく 母親と息子の日常も いくら「忘れるツボ」に鍼を刺したとしても 今までとは違った状態で 続いていく それぞれの真実を背負って [映画館(字幕)] 6点(2010-02-10 00:47:26) |
2. 転々
映画とTVドラマの間をさまよう“さまよいキネマ” いい種たくさん。 でもイマイチ生かしきれてない。 もっと東京の街を転々としてほしかったなぁ。 三木さん好みの小ネタが、今回は“転々感”を邪魔しちゃったみたい。 あとね、あたしはやっぱ“重いオダジョ”が好みだな☆ この作品を観て、あたしに残ったのは、可愛くとぼけた“転々バッグ”だね ってことで4点々♪ [映画館(邦画)] 4点(2008-02-06 00:36:04)(良:2票) |
3. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 すごいね、こりゃ!! 作った人たち楽しかったダロな~♪ と、思いながら観た。 「んなバナナ~!!!」的映像満載で、ちょい「オールド・ボーイ」も感じた。 グロは、よりグロく。 ファンタジーは、よりファンタスティックに。 SEXは、よりSEX!!!!! あの香が漂う場面の、民衆の顔!!顔!!顔!! もぉタマランチ!! あ~オモロカッタ!! ってことで 8ふゅ~む★ [映画館(字幕)] 8点(2008-01-06 21:58:46) |
4. 街のあかり
《ネタバレ》 やるせなす度満点!!! あぁ~カウリスマキ~★ 男 情婦 犬 女 少年 おのおのがそれぞれ やるせなす。 やるせなす過ぎて、今回はチと呆気にとられたWA★ でもね、「かもめ食堂」タレナガシ生活のおかげで、微妙にわかるフィンランド語もちらほら♪ 音楽&音のセンスはあいかわらず好きデシ ってことで、 最近あんまやすせなくないあたしなもんで 4点 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-06 21:43:52) |
5. サッド ヴァケイション
女 それも 母は強し 不死身 再生 子宮 そして タダノブ~はジョ~より 何倍も何倍もかっちょええ・・・ あの眼光は、なかなか出せまへんで★ ふっ・・・ たまらんち!! ってことで9点 [映画館(邦画)] 9点(2008-01-06 21:35:12) |
6. 犯人に告ぐ
《ネタバレ》 「殺人の追憶」にかぶる。 が、あのそら恐ろしい雰囲気はまったく伝わってこない。 フジテレビでやる2時間ドラマとしてなら絶品★ ってことで2点 [地上波(邦画)] 2点(2008-01-06 21:22:10) |
7. アイ・アム・レジェンド
何の期待もせず、散々ドライヴったあと観に行きました。 意外とGoo!! なんと言っても・・・ サムの熱演に、1人声を圧し殺して号泣していたのは、あたしです★ ってことで、 サムにごほうびの5点 [映画館(字幕)] 5点(2008-01-06 20:57:24) |
8. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 自分がオフェリアと同じ状況の下にいたら、彼女と同じような生き方をしたかもしれんなぁ・・・ 途中で何度もそう思った。 逃げることのできない環境。 それでも、何かに救いを求めて「満たされる時間を過ごしたい」と思うよね。 あたしも、そうだった。 子どもは、どんな状況でも、そこで生きるしかない。 最近、妄想が減ったのは 満たされているからか、はたまた創造力の欠如か。 ファーストシーンで結末が見える作品だけど・・・ だけど、最初に思ったのとは少し違う。 悲しい悲しいオフェリアは ~だから幻想の国で、 永遠の幸せを探した~ そうだから。 そうだから、「彼女は永遠の幸せを見つけた」と思いたい。 正月早々、重いきねまやったけど、観終わったあと、いろいろな思いが浮かぶきねまなので好き。 幼い頃の自分にも会えたよ。 ってことで、9点★ [映画館(字幕)] 9点(2008-01-06 20:50:23) |
9. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
《ネタバレ》 明るい「ゆれる」発見!!! むせかえるような緑に、立ちはだかる山。 廃れた実家で、“家族”に固執し、“家族”に翻弄され、“家族”を失う。 まさに「ゆれる」の世界だが、今度は登場人物がチと違う。 や~るよ~!!はっちゃけるよ~!! でかした3人!! オンナは強し!! ホントは一番純粋 澄伽 オマエが一番狂気 清深 “家族”を一番ENJOY待子 「腑抜けども」!? あたしにゃ、腑抜けは、宍道だけしか見あたらなかったYO★ ってことで、同じく家族に翻弄され、翻弄しまくりなあたしから8点献上!! PS☆小室哲哉もどきの小森哲生にゃ大笑い♪ [映画館(邦画)] 8点(2007-09-15 13:00:32) |
10. 明日、君がいない
《ネタバレ》 いやぁ~★ なんてこったいK・タルリ。 恐るべしnineteen。 いや、19だから作れたんだよね。 好きです。 痛くて、しみてたまらんかったケド。 そうなんだよ。 思春期って、発情期って、どんなちっぽけな理由でも死ねるんだよね。 ガッコって。高校までは、それが世界のすべてだと思い込んじゃったりするんだよね。 だから苦しい。 だから眩しい。 だれもが「死」へのハードルをいとも簡単に越えてしまう危うさ。 だれが死んでもおかしくない中で、最も死にそうにない&出番の少ない端役のケリーが死ぬことで、なおさらそれが強調されたね。 白黒&独白シーンがないけん、すぐ「ピン!!」ときたケド。 静のガス・ヴァン 動のK・タルリ それぞれの感情があからさまに言動に表される中、 ケリーの「大丈夫?」と声をかける場面、首が座らないカンヂで最期に校舎を歩き回る「世を捨てた」演技。 ゾクッときました。 自分が傷ついてる時、つらい時って… 他人に優しくしたくなるんだよね。 ってことで、“永遠の思春期”のあたしから9点ゲト!! [映画館(字幕)] 9点(2007-08-17 00:32:34)(良:1票) |