1. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
《ネタバレ》 一言で言って残念。やはりハムナプトラ=古代エジプトのイメージが強く、また、だからこそ個人的には好きなシリーズだったので、中国が舞台になった時点で違和感を感じていた。そこにきてイヴリンもレイチェル・ワイズじゃなくなってるし…。観る前から否定的だったせいか、イエティ(雪男)が出てきたり、皇帝が変な龍になったりする度にどんどんしらけてしまった。ジェット・リーのアクションもいま一つだし…。インディ・ジョーンズもそうだが、続編を作るとしたら原点回帰を図ってほしい。 [地上波(吹替)] 3点(2011-01-06 18:34:19) |
2. ネバーランド
《ネタバレ》 鑑賞中,今までにないタイプの感動を覚えた作品。見方によっては,終盤でのネバーランドの表現など,「ありえない」なんて思ってしまいそうだけれど,本作ではそうは思わなかったです。表現の仕方云々ではなく,目に見えるもの,そして目に見えないものを自分がどうとらえるかによって,ものの見え方は変わるんだということを知らされたような気がします。厳しい現実から目を背け,想像の世界のみに生きるなんていうことは賢明ではない。けれども,たとえ悲しい結末が見えていたとしても,希望をもち,信じることで救われることはあるんじゃないかと考えさせられました。ただ,失ってしまった愛する人に心の中ではいつでも会えるとはいっても,やはり愛する人を失うことは悲しいことですよね。でも,いつまでも心を豊かにもち,目に見えるものを口先だけで批評するよりも,美しいものを美しいと素直に言い,ささいなことにも感動を見いだせる人間でいたいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-12 15:37:15) |
3. 夕凪の街 桜の国
《ネタバレ》 忘れられない悲しい過去を背負い、ごく当り前の幸せさえ望むことに罪悪感を抱き生きる皆美の姿から、戦争が人々からどれだけのものを奪い取り、どれだけの苦しみや悲しみを残していったのかということを考えさせられた。後半部分の『桜の国』で、七波が父・旭や祖母の過去や思いを追っていく場面での表現には若干の違和感を感じたが、戦争が残したものが、現在を生きる人々にも影を落としていることに気付かせてくれたように思う。ぜひ原作を読んでみたいと思った。 [映画館(邦画)] 8点(2008-10-04 13:11:49) |
4. 隠し剣 鬼の爪
《ネタバレ》 退屈な日常生活の中にあるささやかな幸せ、そしてそこにある愛を感じさせてくれる映画でした。宗蔵ときえのお互いに対する思いは口に出さずとも伝わってきて、その思いを伝えたいが伝えられない2人の心持ちがひしひしと伝わってきました。普段はさえない平侍が相伝の秘剣をやむを得ない事情でふるい奔走するこのシリーズですが、三部作の中では本作が一番好きになりました。やっぱり夫婦愛を中心にわかりやすく描かれた作品だったからでしょうか。2人の幸せな未来を願いながら終われたのも個人的に評価が上がった理由かも。「臆病剣松風」もぜひ映画化を!! [ビデオ(邦画)] 10点(2007-07-29 19:18:12)(良:1票) |
5. ハンニバル(2001)
家に眠っていた原作を読んでからの鑑賞となったが、レクター博士とクラリスとのつながりが原作ほど深く描ききれていなかったというのが見終わっての印象。「羊たちの沈黙」を観た際には感じなかったが、本作では一部のシーンで目を背けたくなった(原作でもそう)。フィレンチェの町並みなど、映像は美しかったです。でももう一度観たいと思う魅力は…。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-29 19:03:50) |