1. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 廃墟と化したN.Yは目を見張る出来!その中で主人公の孤独や悲しみを抑えた演出で丹念に描いていた前半は見事で、唯一のパートナーであった愛犬を自らの手にかけた場面では、こりゃ名作だわ。なんて思った次第なんですけども、そこから後半はまるで監督が交代したのかと思える程の適当な展開。せっかく出会えた母子との心の交流はほとんど描かれず、特に子供と主人公は一言も言葉を交わしてなかったんじゃないでしょうか。俊敏、怪力、CGバリバリの感染者達からは「元は人間だった人々」という悲しみや切なさなど微塵も感じられず、ゾンビも真っ青なただの怪物として描かれていました。あまりの展開の早さに主人公が命を捨てる場面でも全く感動できず。せっかく前半が良かったのにすごく残念な気分になりました。愛犬サムの演技にプラス1点です。 [映画館(字幕)] 6点(2008-01-02 15:52:05)(良:2票) |
2. 戦国自衛隊1549
監督が悪いのか脚本が悪いのかどっちも悪いのかわかんないけど、とにかくなんつーか全てにおいてセンスが無さ過ぎでしょ。今の奥さんとまだ付き合ってた頃に観に行ったんだけど、自分から誘っただけに冷や汗かきまくったのは覚えてます。 [映画館(字幕)] 1点(2007-11-12 21:34:06) |
3. 自虐の詩
《ネタバレ》 もうひとりの松子とも言うべき幸江の物語。かたやささやかな未来を見つけながらも、孤独なまま命を落としてしまった松子と、一命をとりとめたことで、かけがえのない愛とその結晶を手に入れた幸江。もしかすると中谷美紀はこの幸江を演じることで、もうひとりの分身、松子をも救おうとしていたのかな?なんて思いながら最後のシーンを見ていたら涙がじんわり溢れてきました。そう深読みしてしまうぐらい「松子」以降の中谷さんは素敵な女優になった気がします。動いてるだけで目がくぎずけになってしまうパンチの阿部さんも完璧でしたけど。 [映画館(字幕)] 8点(2007-10-29 20:22:31) |
4. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
《ネタバレ》 この副題は必要だったのでしょうか?結局許可が下りずってオチはわざとですかねぇ。岡村の存在はオチにすらなってなかったし、たくさんの方が言われてるように、真矢さんの悪役キャラはあんまりだと思いました。とは言えほのぼのと安心して観ていられる世界観は好きですし、細部まで気を使ったモブシーンもいいですね。あと出てきただけで画面が引き締まるような、いかりやさんの存在感はやっぱ凄いっす。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-21 17:58:47) |
5. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 シリアスと笑えないユーモアはポン・ジュノ監督お得意の世界観なんで、むしろ心地良かったくらいなんすけど、やっぱ脚本に穴があり過ぎましたかね。冒頭20分のテンポでラストまで行ってくれれば、あまり気にならずに観れたかもしれないけど。色々メッセージはあるんだろうけどラストはもうちょいスッキリさせてほしかった。娘が死んじゃうのはあんまりっす。個人的に悪くなかっただけに勧賞後のモヤモヤ感は残念。まぁそれもこの監督の特徴なんだけど・・。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-17 18:21:50) |
6. トランスフォーマー
個人的にユーモアを取り入れたのは大正解だと思います。元ネタが「変身ロボ」ですから、シリアス路線になればなる程、ストーリー的に無理が生じて突っ込み所も満載になったでしょうから(今のままでも満載かも??)。映画全体を「ゴチャゴチャ考えずに楽しむべ!」ってな雰囲気にする事で、逆に悪名高い監督の魅力が存分に発揮されている気がします。砂漠で、道路で、市街地で、まさに「破壊王マイケル・ベイ」の名に恥じない暴れっぷり。偉そうな言い方だけど、スピルバーグはこうなる事を予想して彼を監督に選んだんじゃないだろうか。だとしたらスピルバーグはやっぱ「最高の男の子」なんだなぁ。と、思ってしまいました。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-18 14:40:25) |
7. ダイ・ハード4.0
イチャモンつけようと思えばいくらでもつけれますが、あまりにも強引なアクションに押し切られた感じです。子供の頃、スタローンやシュワちゃんの映画に夢中になっていた者としては懐かしささえ感じさせる力技。映画館を後にする頃には「これでいいのだ。うん、うん。」と妙に気持ち良くなっている自分がいるのでした。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-29 23:31:55) |