1. タワーリング・インフェルノ
数年前に問題になっていた耐震偽装の事件を思い出した。芥川の「蜘蛛の糸」も連想された。人間の真価はこういうパニック状態のときにこそ表れる。こんなとき、自分はニューマンやマックイーンみたいに動けるだろうか。二人の真剣な姿がカッコよい。油や汗や埃にまみれてる姿がオトコ臭い。エンドロールに二人の名前が横並びになっていたのには、作為を感じずにはいられない。いちおうニューマンが先輩なんだっけ。OJシンプソンも出ている豪華なキャスト(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-27 22:30:30) |
2. ダーティハリー
さそりの変態男としての演技が好印象。いつも保安官相手にぶっ放しているイメージのイーストウッドが、この作品では警官として逆の立場でぶっ放しているのが新鮮。でも表情の乏しい一匹狼なところはいつも通り。髪がフサフサで頭がでかい。話はありきたりな刑事ドラマだが、つまらなくはない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-06 14:43:36) |
3. スティング
最後のどんでん返しに度肝を抜かれた。やられた!という感じ。実に爽快である。今はしわくちゃのロバート・レッドフォードだけど、昔はブラピにソックリの端正な顔でカッコ良い。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-29 18:37:57) |
4. パピヨン(1973)
執拗なまでに自由を求めるマックイーンの狂気じみた姿が心を打つ。「大脱走」しかり、彼はこういうキャラ設定がとても似合う。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-29 18:10:41) |
5. アウトロー(1976)
ツバを吐くのは汚いけど、クリント・イーストウッドがやるとカッコ良い。でも、もうちょっとスマートな吐き方はないのかしら。ソンドラ・ロックがすごく可憐。南北戦争については、どちらかといえば南部の肩をもつような描き方が新鮮。 [地上波(字幕)] 7点(2008-10-29 17:38:38) |
6. 鷲は舞いおりた
《ネタバレ》 飄々としながらも誇り高いデブリンが良い。アンビバレントな感情に揺れる未亡人が良い。ヒムラーは悪いやつだ。せっかく良いところまで行ったのに、最後のオチはちょっといただけない。 [地上波(字幕)] 6点(2008-10-29 17:31:56) |