1. スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
《ネタバレ》 異次元から来たというミステリオ。予告編ではものすごく親身にスパイダーマンのヒーローとしての悩みを聞いており、「異次元から来た良き先輩」という風に見えていた。 が、ミステリオというキャラクターを知ってる人間からしたら、「いやこいつ絶対裏切るだろ!」と思ってたら・・・案の定・・・ しかもお前、「異次元から来た」って言ってたのも嘘かーい!あ、今は「お前」って言ったら問題になるんだっけ?w いやー、マーブルの設定に詳しいまたは調べた人間であれば、異次元設定すなわちマルチバースが原作にもたくさんあるのはご存じで、この間のスパイダーマンのアニメでもやっていたため、てっきり「フェーズ3のラストでマルチバースの開幕が宣言されて、フェーズ4からはマルチバース路線になるんだ!これでX-MENの合流もやりやすくなるぞ」と思ってたら、そこを騙すかー!ある意味「マーブルファン向けの騙し」として、してやられたとニヤニヤしてましたわ。 しかし、あの万能メガネをミステリオが受け取って、ピーターが出て行ったときのジェイク・ギレンホールの顔、いいねぇ!やっぱこの人ええ俳優や。思わず「この野郎!」と心の中で叫んでましたよ。やりやがったなー。ええ顔するなー! ミステリオが一人のヴィランではなくチームというのもよかったですね。企業の成功の陰には没になったプロジェクトもそりゃたくさんあり、そうしたものに携わった人は自分の努力が認められないわけですよ。不満をもつものなのですよ。ホワイトカラーの中の負け組がヴィランになったという、前作とは違うヴィランになった経緯のキャラでしたね。 しかし能力は全てフェイクてのは意外でしたね。ただ特殊能力を持たない分現代的なもので補っている見せ方はうまかったなぁ。この辺の改変がほんと上手いですよね、MCUは。アイアンマン3の事は忘れてやろう。 しかし最後にスパイダーマンの正体をばらしてしまって、その後の展開が大丈夫なのか不安になりますよね。その辺もうまく乗せられてしまってるのかな?スパイダーマンは原作ではあまりにも酷い不幸体質で、正体を公に公表した結果悲惨な結果が起こるという話もあるのでその辺が不安になりますよね。でもまあ今のMCUの路線的に、そういう「悲劇・鬱モノ」にはならないと思いますが。 アクションも終盤の決戦は見ごたえがあり、全般的に不満点もなく、フェーズ3を締めくくるにふさわしい作品だったと思います。 さて、おまけシーンから察するに、宇宙基地が登場ですかね?本格的に宇宙でのでかい物語が始まるんでしょうかね? 今後の展開に期待させられる、ほんと良いシリーズですね。 [映画館(字幕)] 8点(2019-07-03 11:28:46) |
2. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
《ネタバレ》 やっと見れましたよこの映画。 シンゴジラが「俺たちが見たかった初ゴジの現代版リメイク」であるとするならば、こちらは「俺たちが見たかった怪獣大戦争の現代版リメイク」だな。 メンツは地球最大の決戦だけど、やってることはむしろ怪獣大戦争寄りの内容かな? キングギドラをモンスターゼロと呼んでたのもまさにそれだね。 人間ドラマが結構邪魔するのがうっとおしいのがマイナスなんだけど、そこさえなければ9点はあったかな。 しかしまだ武藤(ムートー)居たのかw世界各地で出現した怪獣にクモンガ、マンモス?ときてまさか武藤が出てくるとは思わなかった。じゃあ前作なんで君ら王に逆らってたんや?というツッコミは無しか。 ラドンの大活躍、とりあえずいつもタイミングを見計らったようにいいところでやってくるゴジラ、VSメカゴジラのラドンの立ち回りをやってるバトラっぽいモスラ、そして圧倒的な威圧感をだしていたキングギドラ等、怪獣がきちっと暴れているのがとてもよかったね。ギャレゴジはそこらへんの時間が圧倒的に足りてなかったし、アニメゴジラはこの映画の足元にも及ばない。君たち、焼いた鉄板の上で正座しながらこの映画を鑑賞してなさい。 チャンツイイーの双子設定が何も話に生きていないとか、人間ドラマが適当すぎるのが残念。 母親が超自然派ママで、地球のためにテロをするんだというありきたりな環境テロリストなのはずっこけた。まあグリーンピース、シーシェパードなどの環境テロリストに加えて、近年では「ヴィーガン」という新たな環境テロリストが生まれてきており、海外ではすでに「動物を守る」という主義の連中が家畜を殺害する事件も発生してますからね。ある意味ホットな話題なのかもしれませんね。 あと製作がレジェンダリーなので、中国要素強いですね。 まあ芹澤博士の活躍も悪くなかった。初ゴジのラストみたいで。核の扱いがテキトーなのはもうトゥルーライズで慣れた。今更ここに突っ込むのは野暮ですわな。 字幕派の私ですが、今回は諸事情により吹き替えでみたんだけど、吹き替えだと小さいお子さんも結構見に来てたね。 ゴジラがオキシジェンデストロイヤーで倒れた時に「ゴジラがんばれ・・・」って小さい声で応援してた男の子、そのままぐれたりせずまっすぐ成長していってほしいね。良いゴジラオタクになろうぜ! [映画館(吹替)] 8点(2019-07-03 09:23:31)(良:1票) |
3. ランペイジ 巨獣大乱闘
《ネタバレ》 MIBインターナショナルの話の雑さを指摘したばっかりで、もっと雑なこちらのレビュー投稿。しかしこちらのほうが満足度は上。 そもそも話は雑も雑、怪獣好きの小学生が考えたのか!?というようなお話ですが、雑の質が違うんですよね。こちらは笑って許せる雑さ。真面目に突っ込んだら負けな雑さです。あちらはちょっと真面目に突っ込まざるを得ない雑さでしたが。 巨大ゴリラをゴリラのようなマッチョメンがなだめながら、巨大な狼やワニと戦う。破壊、怪物、筋肉!B級テイスト満載ですね。うん、最高。 まあもうちょいと軍隊VS怪物の戦いをがっつりと見たかった気がする。もう10分ほど増やしてドンパチやってもいいのよ? 悪いやつはさっさとやられていくのが潔い。最初の傭兵がもっと最後まで生き残ってて、ビルで対決とかするんかと思ったらもうやられるかー!っていい意味で裏切られました。悪役の姉・弟もあっさり。最後捕まるものだと思ってた。こちらも意外な展開。 そして生きていたゴリラ。おまえ死んだふりすんのかーい! 思い返せば予想を裏切る展開が多かったな。意外と良い脚本だったのか!?ホンマか!?!? グロシーンもありません、ホラー演出もほぼありません。よってお子様にも安心して見せられます。小学生男子に超おすすめです。いや、今の時代男子って書くと怒られますよね!女子だって怪獣好きな子いますもんね! [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-24 17:07:21) |
4. メン・イン・ブラック:インターナショナル
《ネタバレ》 話が雑すぎてちょっと残念。1作目はもっと丁寧に描かれていた気がするんだが。 クリスヘムズワースのチャラチャラしたキャラはコメディとしては良かったんだけど、それまでかなぁ。 マイティ・ソーに出ていた二人ということで、それを意識した演出(どこかで出会ったかな?とか、ハンマーを投げるクリスヘムズワースとか)がMCUファンには面白いとは思うんだけど、MIBシリーズとしてどうなのかという微妙な気がする。いや面白かったんだけど。 思いのほかチビの宇宙人キャラがいい味を出してたけど、話が雑なところが不満ありありで残念。なんでHは宇宙人に乗っ取られなかったの?とか、二人組のエイリアンがこれからというときに退場して盛り上がりに欠ける、またなんであの兵器があることを知っていたのか、ハイTは元々どうやってあの兵器を手に入れる気だったのか、そもそもヴァンガスはなぜあの兵器を手に入れたのか、とか。色々と「なぜ?」があり、その辺がちゃんと消化されずに終わってしまった、つながっているようにはみえないのが非常に残念。 まあHとM、それぞれいいキャラしてて、恋愛に関する話題を出しててもそれほど良い仲にならないままさっぱりとして終わったのが良かったかな。ちょっとその気はあるような節はあるけど、あれくらいのさっぱり感が良い。 アクションもまあ悪くはない。 あくまで話の雑さにうーんという感じになるのであって、トータル的には古き良き頭空っぽアクションとして楽しめます。MIBに話の完成度を求めるなと言われればそれまでなんだけど。 [映画館(字幕)] 5点(2019-06-24 16:55:23)(良:1票) |
5. X-MEN:ダーク・フェニックス
《ネタバレ》 ハードルを思いっきりさげてみれば、そんなに不満は出ないかもしれません。 X-MENのラストということもあり、また直近でアベンジャーズの華やかな終わりを見て、あそこまでは求めずともそれに近い感動を求めてしまったのが良くなかった。 結果的には「普通のアメコミ映画」としての内容でした。 MCUのように各キャラのエピソードを積み上げるでもなく、その場その場で物語を構築していくため、新シリーズのジーンの物語の積み上げが足りず、「あのジーンが!」というテンションにもならんのですよね。大体世間の大不評であったファイナルデシジョンでダークフェニックスの話をやってるし。 アクションの見せ場も序盤にクイックシルバーが退場になったせいで、一番見せられるキャラがいなくなり、マグニート頼みになっちゃいましたね。 今回のマグニートも前作同様見せ場では大活躍します。そこだけは良かった。マグニートはかっこいい。これ、重要です。鉄道を呼び出して、その後別シーンでは鉄道を破壊する。脚本家は鉄道オタクなのか? ヴィランの宇宙人はキャプテンマーベルの都合により当初予定してた宇宙人とは違うものになったとか。スクラル星人だっけ?まああの能力だとオリジナルな宇宙人方が良かったのかもね。しかしX-MENシリーズ初の宇宙人が相手という、これまでのテーマである「ミュータントVSミュータント」とは違う流れになったのに、そこの掘り下げが無かったね。ジーンの掘り下げ不足同様、こちらも掘り下げが無さ過ぎた。 やりようよってはいくらでもあったじゃないですか、人類の進化の過程で生み出されたミュータントはいわば人類の中でのマイノリティ問題の象徴だったのに、そこに宇宙規模の話が出てきたとなると、人類の中でいがみ合う意味はどれだけちっぽけなものなのか、とかさぁ。そういう社会問題的なものを扱うのがX-MENじゃないのかなぁ。もったいない。 他の感想ブログで見かけた話ですが、映画化すべき順序が間違っていたんじゃないか?って話、僕も賛成ですね。未来のことはわからなかったとはいえ、MCUに統合されるというのであれば、シリーズの終わりはローガンで締めくくり、その前段階としてフューチャー&パスト、んでそこまでのニュージェネレーションシリーズを描くために、ダークフェニックス→アポカリプスの順が良かったのではないかと。もちろんジーンを描く話がもう一つ必要ではありますが。というか、X-MENファンは「ローガン」で燃え尽きた感があるんじゃないですかね?その後にファイナルデシジョンの焼き直しを見せられても、うーんとなる。 ほめるところといえば、上記のマグニートと、調子に乗っているプロフェッサー。マイノリティが認められるためにヒーローとして活躍すべきというのはそれはそれで手っ取り早い手法ですが、それにより人格者と言われたプロフェッサーが段々と欲にまみれていくというのも人間臭くてよかった。この辺、「もとは同じ人間なんだよ」という点が「マイノリティ=善」として一方的な扱いをすることに対する警鐘としてのメッセージが込められている。本当に込めたかどうかは知らんけど。 結果的に大赤字で終わりそうな本作、もうちょい一貫性のあるシリーズとしてつくられていればよかったなぁという残念な気持ちのまま終わってしまった。ラストのチェスをしながらのお空にフェニックスの画だけはよかった。最後のシーンだけは救い。 [映画館(字幕)] 5点(2019-06-24 16:34:04) |
6. ヴェノム
《ネタバレ》 ヴェノムと融合してからが本番。それまでは非常にだるい。しかも長いと苦痛だった。 本番後はとにかく楽しかった。自宅への襲撃者を一網打尽にしていくアクションや、その後のバイクチェイスとかね。 まあヴェノムと理解を深める演出が少なすぎて、えらくあっさりと仲良くなってるなぁとか、ラストバトルがあっさりしすぎだなぁとか色々思うところはありますがね。 ワンコヴェノムかわいかった。 最終的にヴェノムめっちゃかわいいやつやん!ってなった。 粗は多いけど、次回以降はかわいいヴェノムとノリノリな感じで暴れまわってほしいね。変な葛藤とか別にいらないから [映画館(字幕)] 7点(2018-11-27 17:18:28) |
7. グランド・イリュージョン 見破られたトリック
《ネタバレ》 前作の良かった「華やかな舞台での大胆なマジック」があまり見られないのが残念なところ。何せ冒頭から逃亡の身となってしまう。 冒頭の潜入アクションは中々面白かったんだけど、別にオーシャンズシリーズでもミッションインポッシブルでもいいじゃないかという話になっちゃうしね。 しかも最初にやりたいマジックって何だったのだろうか?社長を催眠術という魔法で洗脳してしゃべらせたいことを喋らせるだけじゃないよね?だとしたら地味だなぁ。 今回は「再現可能なトリックにこだわった」という。ストロボの視覚効果で雨粒を自在に操るように見せるというのは実際にあるらしいのだが、劇中は本当にやってるんだろうか?「どうせCGでしょ?」と思われたらマジックである必要が無いが、映画でそれは厳しいよなぁ。画は良いんだけどね。 この映画らしさといえば、中盤のカードのパスリレー。だけどこれをわざわざやる理由もあんまりない。「なんでわざわざ調べられるやつにカードを送るんだよ、普通は調べられないやつに渡すだろ」というもっともなツッコミも見受けられましたね。そりゃまあそうなんだけどね、それを言っちゃぁおしまいだよw あと「再現可能なトリック」に「催眠効果など存在しない」催眠術がガンガン使われているのは・・・もうツッこんじゃ負けなんかな。予備催眠?ソンナモノナイヨ・・・ 相変わらず展開が爆速で進むので、なんで彼らがこんなことをいちいちやらなきゃならんのか?というのが理解できない時がたまにあり、その勢いでチップの偽物騒動の真相を見逃したー!・・・って思ったら、あそこ、劇中ではちゃんと説明はないのね。まあいいや。 ご都合主義ばかりで展開が爆速を繰り返されると、細かいところがどうでもよくなる半面、何が起こるのかというワクワク感も薄れてきて、「早くすごいことなんかやれよー」とヤジを飛ばしているような感じでぼーっと見てしまっていた。やりすぎるとよくないよね。 前作の設定を超絶後付けでひっくり返す今作のストーリーは、どうなのよ?って思いました。強引だなぁ。 まあ結局はなんだかよくわからんけど強引なテンポでなんだか難題そうなものがスマートに終わっていく様をボケーっと眺めているだけの映画でした。前作と同様なんだけどね、前作の方がまあ見ている側が「騙されている側」として見れるので、見ていて楽しかったね。今作はその逆の立場で見続けることになるから、このシリーズの良さというのがかなり薄れてしまった。 終盤のマジックもなんともしょぼいものが多くて・・・ あとどこかのレビューサイトでも見たけど、無駄なアクションシーンが多くてしかもそれぞれのレベルが低かったという。そこも残念。 続編決定らしいけど・・・中国マネーでまた作るのかね? [インターネット(吹替)] 3点(2018-11-27 17:14:12) |
8. GODZILLA 星を喰う者
《ネタバレ》 さていよいよアニゴジ最終作。ギドラとの怪獣対決はどうなるのかという怪獣映画の楽しみ方と、難解な(雰囲気だけの)SFテーマはどう帰着するのか、ハルオをめぐる女3人と男らの関係は?という点で楽しみに(?)しながら劇場に向かいました。 結論を言うと、つまんねぇ映画だなぁ。 ゴジラ映画としてみるとかなり酷い、それこそファイナルウォーズやガバラのやつよりもひどい。 映画としてもつまらない。 要はエンタメ部分がなんもないんですよね。SFにしろ怪獣物にしろ、いろんな表現があってもいいんですが、映画として作る以上は2時間前後の時間の中になんらかの山があるべきなんですよね。前作には最後だけありましたが、今作はもうギドラ登場時に山が来る!という予感をさせながらその後特になく、だらだら会話して終わりという。酷い。 なんで怪獣物でビューティフルドリーマーみたいなことやってるんですかねぇ?途中アクセントとしてはさむならまだしも、会話劇がメインじゃないですか。 牛肉という素材を渡されておきながら食べずにただ眺めているようなもの。違うよ、焼けよ、食べさせろよ。 ギドラもただうねうねしてるだけ。ゴジラもでかすぎてぼっ立ち。大砂嵐とボブ・サップの試合より動かない塩試合。格闘技なら両者レッドカードだよ。 正直話の流れとしてはそんなに不満はないんですよね。行き過ぎた科学により終末こそ幸福だ、それを他者に強制させることが使命だというのも。カルト宗教そのものですよね。 そして地球の自然の進化そのものであるゴジラに対して科学が敗北した今、対抗できるのは神であるギドラであると。この自然VS神という構造もまあそういう流れになるよねぇという感じですわな。1作目は人、2作目は超科学、3作目は神が戦う。 そして最後のハルオの選択。科学の進歩によりビルサルド人と同じ道を歩まぬための(ヴァルチャーとユウコの消滅)、そして「ゴジラに対する憎しみ」こそが「負け」になるため憎しみを抱く最後の人間=ハルオを根絶するための選択。あとはユウコを救えなかった自責の念もあるのかな。 そうした脚本の「展開」は納得できるんですよ。 んでも、なーんで会話劇だけで終わらせちゃうのかなぁ。 ギドラ出現の宇宙船側の現象も全部セリフ、地球側でのギドラのすごさも全部セリフ、何よりメトフィエスとの対決も精神世界での台詞合戦w ギドラの不気味さはよーく伝わったのですが・・・ というか実態を得ていないのであれば、わざわざゴジラのビームを曲げる必要無い気がするんだけどね? あと劇場で見ていて、どちらと子作りしたのかよくわからなかったw名前だけ言われても、どっちだっけ?みたいな。 まさかのツンツンしてた方だったのね。オタクはツンデレに弱いからなぁ~わかる。しょうがない。 「ああいうアプローチに男は弱いんですよ」と舞台挨拶で解説してたらしいですね。 しかしまあエロゲ界の人が作ったというだけあって、前作からもそうだけど、ハルオはモテモテですね。選ばれなかった妹も何も不満は言わないし。 いやまぁなんというか、見終わってダメだこりゃ感がかなーり強かったです。 鋼の錬金術師以来の、酒飲みながらめっちゃ語りたい映画ですね。 ツイッターでみんなの感想を検索するのが楽しいです。そういう意味ではとても楽しめましたよ! [映画館(邦画)] 2点(2018-11-12 15:30:35) |
9. GODZILLA 決戦機動増殖都市
《ネタバレ》 色々あって映画館スルーしちゃった本作。わざわざこの映画の為にネトフリに加入し、3作目に備えました。 3作とも見てからの感想。 ロリキャラが増えて、ますますオタク色が濃くなってきたなぁと。これ、ゴジラのタイトル付けてていいんだよね?重度のアニオタ以外が見るコンテンツだけどいいのかね?とかなり危惧し始めました。いやぁ、大当たりだったなぁ、この悪い予感。 原住民と元地球人の衝突がほとんどなく、原住民えらくあっさり受け入れるなぁというのが拍子抜け。治療までしてくれるし。 途中ビオランテもどきも出てきて、ますます地球全てゴジラ化した模様を見せてくれるのかな?という期待もむなしく、前作でも出てきた鳥がたまーに出てくるぐらい。もはや都会のカラス程度の存在感になってきたよね、あいつ。 で、満を持してのメカゴジラ。その正体はナノメタルが増殖した都市だったと。ここまでくれば、増殖したナノメタルが暴走して人間たちを取り込み始めるという展開は予想できたんだが、最初は志願者だけかぁ。そのうち暴走でもするんだろうなぁと思ってたら、暴走じゃないけど無理やり取り込み始めるとは。 んで地球人側はそりゃ拒絶しますよねぇ。無理やりナノメタルに取り込んで、操れるのかね?そんなん、自分の意思で取り込まれた奴一人が特攻して、ハルオ達は拒否して傍観、結果火力が足りず(足りててもダメか?)作戦は失敗、次に続くじゃダメだったのかなぁ。 あとメカがねぇ・・・さらに高火力高軌道のシャープになったロボットだ!とか言われても、なんか「また人型ロボットかよ」という感想になってしまった。僕、人間搭乗型のロボットが人型である意味が全く見いだせてない人なので、あんまりそういうのが連発されると飽きるんだよなぁ。 次いでいうならゴジラ兵器が「ゴジラに似せた」メカゴジラという意味も納得はできない。そりゃビジュアル面ではかっこいいんだけどさw そういう意味ではアニゴジでなぜ「メカゴジラ」を作ろうとしていたのか、少なくとも映画の中では全く解説されてませんでしたね。 まあ今作はメカゴジラですらないんだけど。 ただ、今作のメカゴジラシティのどんどん変形していくビジュアルは良かったです。 が、それで行う作戦が前回と同じ。しかもシティが指令により行動するので、ヴァルチャーらの誘導が終わったら自動砲がポンポンやってるだけという気合のなさ。エヴァンゲリオンでさ、使徒に対するとどめが時々出てくる砲台です!ってなったら盛り上がらないでしょ? そういう見せ方がダメダメすぎて残念だった。エンタメとしてつまらなかった。 ゴジラを倒すために金属と同化するこれは、怪獣と同じなのではないか?というのはまあ面白かった。この思想の対立は個人的には面白かっただけに、最後の見せ方で躓いたかなぁという感じです。でもこれ、ゴジラ映画を期待してる人にはなんも面白くないでしょ? しかしまあイケメンハルオをめぐっての3人の女のやり取りが、さすがエロゲ上がりという感じで。これ、気持ち悪がる人絶対いるやろなぁと思いながら見てました。その辺みんな大丈夫なのかな? [インターネット(邦画)] 4点(2018-11-12 14:20:10) |
10. GODZILLA 怪獣惑星
《ネタバレ》 3作とも見てからの感想。 ゴジラオタクを自負する自分がこの作品の感想を書いておくのを忘れておくとは。 正直なところ冒頭でどんどん説明がされていくのにかなり困惑。いきなり異星人くるんか、しかも2種族か、しかももう負けとるんか。 その宇宙に行くまでが一番映像的にも映えるであろう、面白そうな部分を全部すっ飛ばすかー!ってなりました。 いいじゃん、新しいカマキラスだとかドゴラとか見せてくれよぉ。 んで地球に戻るまでがグダグダしてますが、今作のそれは全然耐えられました。 その分地球に戻ってからのゴジラとの対決はそれなりに盛り上がりましたからね。 ジャパニーズSFらしいメカてんこ盛りのバトル、とりあえず最初の指揮官が身を挺してやられるお決まり感など、エンタメしてました。少なくとも今作まではw 本作の最終決戦も、アニゴジは三部作って知ってた(見る前日に公式でバラされて怒った!)ので、「ここでは勝てないだろうなぁ」という予想を裏切っての勝利で、え?え?ってなってからのゴジラアースの出現。いやぁ、僕はおお!やるじゃん!って結構楽しめました。 ということで、周りの評価は低いですが、僕はこの点数です。いいじゃん、SFゴジラ。次のメカゴジラ、バンバン派手にやろうぜ!って期待。 って、なったんですよねぇ、当時は。とほほ・・・ [映画館(邦画)] 7点(2018-11-12 14:00:58) |
11. スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
《ネタバレ》 おバカムービー。 みなさんの言ってるように、最初のインド系の彼氏戦がピークだった気が。 主人公のイタさとか、異様にハイテンションなノリなどを含めて楽しむものなんでしょうけど、わりとどっちもきつかったかな・・・ 同じゲーマーなのでゲーム的な演出も嫌いじゃないとは思うんだけど、その演出の必然性が提示されないので、いまいち入り込めなかったのかもしれない。 ゲーマーといっても、リアル路線なゲームが割と好みだし(大作オープンワールドの洋ゲー等) あと格闘シーンはどうしても格闘技オタクなので、リアルな格闘好き。 そういうのもあり、はっちゃけすぎてるものは、それなりに理由があってこういうはっちゃけ演出になってます!みたいな理由付けがほしかったのでした。 ゲームのキャラが現実にあふれたから、じゃあゲーム的に攻略しましょう!っていうピクセルなんかはよかったよ。 主人公がひたすらイタいやつなのにモテまくるとか、オタクちゃうやろ!ってところもね。 みんな散々書いてるけど、彼氏を全員撃退したらキスできるぐらいの展開でもよかったんじゃないかなぁ。 そしたらイタいオタクがめっちゃがんばるってのに動機づけが生まれるし。実写ドラゴンボールのゴクウのカメハメハみたいに。 でもしょっぱなからキスしてるし、じゃあ逃げるだけでもOKじゃないかなぁとか、そういう考えがよぎっちゃってね。 とまあ、あんまちゃんと考えてもしょうがない映画なんで、ただその勢いとノリだけを堪能すればよい映画ですね。 友人らと一緒に見たので、ツッコミいれて笑いながらみれたからよかったですが。 そういう意味では、これは一人で見るのはしんどいけど、誰かと家でツッコミながら見るにはいい映画なのかな [DVD(吹替)] 5点(2018-05-07 15:59:08) |
12. アナイアレイション -全滅領域-
《ネタバレ》 某映画ブログで紹介されていて、気になったので鑑賞。 もっとこうDNAが変質した異形の生物がじゃんじゃか出てくるのかと思ったが、ちょっと雰囲気の変わったジャングル探索が多い。 ワニも見た目は違いがわからんし、人間の声を取り込んだ熊も、そんなにインパクトのある見た目でもないし・・・ もっとこう、主人公が尋問されてる時に語った、「全く同一の生物」や、「奥に行くたびに顕著になった変化」というのを見せていってほしかった。 通常のジャングルとほとんど変わんないんだもん。 廃墟と化した町の雰囲気は良かっただけに、もう少し廃墟感のある場所ももっとほしかったかなぁ。 あと暗いシーンが多く、暗さでごまかされている感が。 こうなった原因がわからないなど、ぼかされた脚本は嫌いじゃない。 色々推測できるしね。考察サイトをめぐる楽しみも生まれるし。 ただ、色々印象的なシーンが多いが、予算がなかったのかな?と思わせる絵面があんまりよくなかったかなぁ。特に最後の灯台付近と灯台内での宇宙人?のビジュアル。 で、まあネットフリックス限定映画だから、ネトフリが作成した映画だと勘違いしてて、ネトフリ作成映画だから俳優で予算が尽きたんじゃぁしょうがないかぁと、一緒に見た友人らと笑って終わったんですが、この映画は元々劇場公開用(アメリカでは劇場公開している)だったのね。 後から知りました。 んー、劇場用で作成されてたのか・・・うーん。 金のかかったドラマの劇場版みたいな印象の映画でしたよ。 チャプター仕立てだったのもあり、元々章ごとに公開予定のものを、1本にまとめたものにも思えたし。 なんか、期待しすぎた反動で、ちょっとがっかりしました。 悪くはなかったんですけどね。 [インターネット(吹替)] 6点(2018-05-07 15:32:38) |
13. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
《ネタバレ》 娘かもしれない女の子の行動が浅はかで、そこから墓穴を掘ってるだけという「馬鹿がピンチを招く」行動にイラッとした。 そりゃああいう女の子にジャックのような思考で動けというのも無理はあるので妥当といえば妥当なんだけど、賢く動いている大人二人に馬鹿が混じったら、不純物すぎてなんだかねぇ。 まあ渋さが減った感じ。前作の「武器を捨てて素手で殴り合う」という激渋なジャックはどこに行ったのか。 普通のアクションで、前作の独特さが消えちゃったのが残念だね。 MMA的な要素でもあまり語るところがなく、個人的にしょんぼり。 [映画館(字幕)] 5点(2018-01-18 14:01:23) |
14. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 逃亡途中のレジスタンスは燃料切れからか不幸にも白塗りの高級宇宙戦艦に追突してしまう。後輩をかばい皆の前に立ったルークに対し、戦艦の主、ファーストオーダー団員カイロ・レンに言い渡された示談の条件とは・・・ とまあ、みんなが大体言いたい事言ってくれてるから茶化すことしか書きようがないんだが、不満点は概ねみんなが思ってることと同意。 ファーストオーダーより速度が出るはずなのに距離が離れないレジスタンス艦隊と、そのレジスタンスとの距離が詰められないファーストオーダー艦隊がレジスタンス艦隊のお尻をツンツンビームでつっつくだけの、緊張感あるのかないのかよくわからん追いかけっこが延々続き、その間に魅力が伝わらない新キャラらの無意味なカジノ星でのバカ騒ぎと、結果の出ない肩透かしもいいところの奇襲作戦。 確かにメッセージ性として「誰でもヒーローになれるんだよ」や、「世の中良い奴と悪いやつという単純な区分けができるわけじゃなく、またなんでもかんでも都合のいい方向に転がるわけじゃない」というメッセージが込められてるのだろうが、しかしなぁ・・・ まあテンポというか勢いの良さであまり長く感じなかったのは救いか。 次回作で最終作。 エピソード5の時は「どうなってしまうのか!?↑」だったのに、今回は「どうなってしまうのか!?↓」だよ。大丈夫か? 個人的にはレイがダークサイドに落ちて、カイロ・レンがレジスタンス側につくという、善悪逆転劇とかそういうのが見たかったな。「誰も見たことがない」と謳うなら、それぐらいは・・・ [映画館(字幕)] 5点(2018-01-18 13:54:03)(良:1票) |
15. ジャスティス・リーグ(2017)
《ネタバレ》 この間鋼の錬金術師を見てきたのでどうしても比較してしまうのですが、鋼の錬金術師よりは面白かったです。当然とか言うな。 原因はわかりやすさを捨ててでも、テンポを爆速にし、軽いノリで雰囲気を明るくしたから。 詰め込んでいる割に行間が長くてスローテンポで、終始眉間にしわを寄せているあちらさんとはえらい違いです。 おまけに各ヒーローの能力を説明するのに、言葉で説明をしないで、行動で見せているのがよい。特にサイボーグの能力説明が言葉抜きで行動のみで行われているので、どんどんバージョンアップしていく様を見ているのが楽しい。 が、説明不足なのはかなり同様。 いろんな理由がありますが、元々3時間程あったというザックスナイダー版をざっくりカットしているからなのと、前作で重要なシーンがカットされているため。 特に前作でルーサーがステッペンウルフに交信をしていて、そのため彼らがやってきたという件があったらしいじゃないですか。ルーサーよくステッペンウルフの連絡先を入手できたなとかいろいろツッコミがあるところですが、そもそもそのエピソードがないとなんでステッペンウルフがなんで今のタイミングで現れたのかわからんじゃないですか。せめてスタッフロール後に入れとけよ・・・と思わざるを得ない。 ステッペンウルフの背後に大ボスが控えてるというのも見せておいてほしかったな。組織構成がわからないから、今後の期待も薄れるし。 それと部下のハエ人間どもの設定もよくわからなかったというか。後々ネットで調べたからわかりましたけどさぁ。恐怖を抱いたやつを襲うって設定をうまくどこかで表現してないと、最後なんで斧を破壊されたステッペンウルフが部下に襲われたのかわからんですよね。俺見てて意味不明だったよ。じゃあ恐怖を抱いていないヒーロー達を襲わないんじゃないか?とか。 そこらへんがハガレンと被っちゃって、不安。ワーナー配給というてんもかぶってる。大丈夫かワーナー。 アクションとしてはフラッシュとスーパーマンの組み合わせが良いね。 寝起きの悪すぎるスーパーマンが復活して、ヒーローと喧嘩している際、一番彼とやりあえてたのがフラッシュだったからね。特にフラッシュが「俺のスピードにはついてこれまい」と余裕で回り込んだら、スーパーマンの目が彼を追いかけて、思わずフラッシュが「ええええ!!!???」みたいな表情してるのとか。 今回の映画はほんとフラッシュがいい味出してますね。 最終決戦での人命救助のシーンも楽しい。 エンドロール中のかけっことか、原作にもあるらしいけど、そういうの好きですよ。 なんでこういうのがあるって知らずにみんなエンドロールになると先に帰っちゃうのかなぁ~。 原作ではヒーローとしての性能はチート級のスーパーマン、ワンダーウーマン、アクアマンだけど、映画内では明らかにスーパーマンが突出しすぎてた。あまりにも強すぎて、緊張感がないのが残念。 ただ、予告では徹底して彼の登場シーンが削られていたので、割と中盤に復活した時は驚きましたよ。よく隠してたなぁ。最後の最後に復活して駆けつけるとか、そんな感じだと思ってたよ。 まあそんな感じで、あまりにも爆速な映画だったので、消化しきる前に終わった感じが。 面白いけど、2回以上見たいか?と言われれば・・・うーん。 マーベルと違って、単体の紹介映画を挟まずにお祭り映画を作ったので、すごい慌ただしかった。これ、良かったのかよくなかったのかわからんな。 ま、次のお祭り映画まで、しばらくはDCはレンタルでいいかな・・・ [映画館(字幕)] 5点(2017-12-13 10:52:30) |
16. 鋼の錬金術師
《ネタバレ》 原作未読。「君のような感のいいガキは嫌いだよ」のコマぐらいしか知らない状況での鑑賞。 原作を知らないので、原作のキャラと映画のキャラ作りがどうとかはよくわかりません。 試写会から阿鼻叫喚が止まらなかった本作、クソ映画ハンター的にはものすごいアンテナがビンビン立ってるわけですよ。妖怪アンテナですよ。そりゃぁ行くよね!ハンターだし。登山家は山があったら登るように、我々は地雷があったら踏むのです! ということで見てきました、初日に。映画の日、ありがとう。君のおかげでシネマイレージポイントがたまったので、ジャスティスリーグが無料で見れるよ。てかジャスティスリーグよりハガレンを優先するとか、我ながらすごいな。 結論から申し上げますと、ひじょーに、見ていて「きっついなぁ~」って感想でした。 ゲド戦記以来の「早く終わんねぇかなぁ~」っていう想いを抱きながらの鑑賞。 なぜそのようなきつい状況になったのか。答えは明白で、映画としてのメリハリがないんですよね。 大体のアクションだったりこの手の漫画ものだと、冒頭のアクション~話を進めるパート~中盤のアクション~話を進めるパート~最後のアクション という流れが基本的。 しかしこの映画はそうではない。確かに世界観や錬金術というものがこの世界でどのようなものなのかを説明するためのアクションが冒頭にあり、それは見ごたえがあった(CGのレベルは言及しない)。 だが、まずいことにそこから先、アクションとしての見ごたえのある場面が終盤の決戦まで来なかった。ただひたすらお話を進めているだけ。 そのため、非常に中だるみしていて、見ていてつらかった。後で書くけど、お話を進めるパートの演技というか演出もあまりにも邦画の典型的な演出ばかりで、ひじょーにそれもしんどい要因。 困るのは終盤の展開がいまいち盛り上がりに欠けていたこと。 最終決戦に至る前の地下通路でのやり取りも最悪で、デブが兵士に襲い掛かるシーンも兵士がビビッて斜め上に銃を乱射とか…今時こんなひどいアクションさせるなよ! んで、見え見えの黒幕のありきたりな悪だくみによって、唐突にゾンビものになって(しかもこの一目ゾンビのCGがひどい)、将軍が噛まれて死亡とかもう見え見えで。ま、そこはゾンビ物の宿命なのでしょうがないとして。てか、これ、ゾンビ物だっけ?錬金オブザデッド。 せっかくゾンビものになったのに、肝心の「物量を火力でどう抑えるか」の攻防が全く描かれていない。非常に残念な銃撃をアップで撮って終わりとかw。最初の防衛線の配置を見たとき、最前線に並んだのが全員ライフル担いだ人間のみで、その連射できないライフルのみで対抗かよ!って思ったけど、どこからか機関銃も出てきて乱射とか。どこに配置してたんだwww そのあとのシーンが全滅させた後とか。ハンドガン構えてるシーンで始まったあたり、ライフルの弾が尽きてハンドガンで応戦しましたって言いたいのかもしれないけど、途中経過を見せてくれないとねぇ・・・バイオっぽい画が取りたかっただけにしか見えませんでしたよほんと。 ホムンクルス側のデブの活躍シーンも全然で、ゾンビ兵たちを食べまくるシーン無し。食べ残すなといいわれたのにいっぱい食べ残してたやんw さらにホムンクルスのラストらとの対決も盛り上がりに欠けている。とにかく岩で壁作って火炎放射して終わりというあっけなさ。もうちょっとなんかやろうよw冒頭の頑張りで予算尽きたのか?? 次に演技・演出なんだけど、「邦画だしジャニーズだしこんなもんだろ」というフィルターがかかってるのもあって、非常に甘めの評価をしている。 しかしながら、主要人物が喧嘩をする→喧嘩を横で見ているヒロインが「やめてよー!○○はねー、あなたのことをこんなにも想っているんだよ!」というこのやりとりを見て、「邦画臭すぎる!」ってなりました。 邦画でこのパターン、多すぎじゃね?原作でもこのやり取りあるんかな? つれぇわ。 他にも「あー、暖かい家庭の演出をしてるってことは、こいつ死ぬんだな」とか、「お前絶対黒幕だろ!」ってものも多くて、展開に驚きがない。 しかも、ベテラン俳優の演技もなんかいまいちすぎる。この人こんなに大根だっけ?って俳優が多すぎた。 ポスターで話題だった大泉洋も大泉洋のまんまだったし、小日向文世も小日向文世のまんまだったし。 そんな中、松雪泰子が何をしゃべっているのかがわかるというのが非常に驚いた。いつもはキレキャラで叫んでる時以外は何を喋っているのかわからんのに、今回はよくわかる。そこは評価。 原作の再現度がどんなもんか知りたいところだが、とりあえず原作未読の者が見た感じ、 つれぇわ というFF15のような感想しか出てこないなぁ。 [映画館(邦画)] 2点(2017-12-04 13:57:32)(良:2票) |
17. マイティ・ソー/バトルロイヤル
《ネタバレ》 お隣にカップルが居る状態で鑑賞。男はまじめに映画を見に来た感じだったが、お隣の女性がまじめそうな見た目に反して典型的なバカップル女で、ちょっとうざかったぞ。 でも「笑ってください」的な場面ではキャッキャ喜んでいたのはかわいかったぞ。数年前ならめっちゃ悔しがってたんだな、俺。 さて、陽気なノリのガーディアンヒーローズがヒットし、元々アズガルドと地球でのカルチャーギャップで笑いを取っていたソーなので、じゃあ徹底的に笑いに振り切りましょうかという感じになった本作。 音楽の使い方といい、ガーディアンヒーローズでのノウハウが使われている?感じが色々する(グランドマスター関連でのテクノ調の曲といい。 とはいえ、あまりにコメディ路線に寄せすぎたために、ソーが歴代もっともIQが低い状態に。そこまで馬鹿じゃないだろwww ていうか、主要登場人物ほとんどが馬鹿。そういう設定のハルク人格、いつも悪ふざけばかりしてるロキはまあともかく、ヴァルキリーも馬鹿である。 馬鹿ばっかりなので、ツッコミ役のいない漫才をみているようで、ちょっとしんどかったぞ。特にバトルロイヤルことサカールパート。 んで、お隣に座ってたバカ女が「ながーい!」と文句垂れてたサカールの場面が長い長い。 はよ脱出してアズガルド救いに行けよって思ってしまう。 ハルクとの戦いをもうちょっと短くしたり、ハルクとのやり取りをもうちょっと短くしたりとかさぁ。 アクションに関しては元々神様なのもあって能力が双方チートなんだけど、音楽の使い方といい、ぶっ飛んでいくスピード感といい、DC映画っぽさはあったな。 冒頭のハンマーを使ったアクションは面白かったんだけど、雷能力に目覚めるまでの中だるみ感と、雷能力に目覚めてからのヘラとのバトルの少なさ(雑魚とのバトルは面白かったけど)がちょっと残念。 色々見すぎて目が慣れてしまったのかな・・・ ヘラとの決着はあれでいいのかな?俺はちょっと残念だったかなぁ。せめてあの化け物と戦って疲弊したところを襲うとかw あの化け物が冒頭であっさり倒されてたので、そんなに強くなるって感覚もなかったからねぇ・・・ 浅野が忘れ去られず出てきたことは日本人としてちょっとうれしいが、ここで終わりなんだなぁというのは寂しいところ。一応根性は見せた。 あ、マットデイモンは気づきませんでした。冒頭の演劇、やけに長いなぁと思ってたら、そういうことだったのね・・・ [映画館(字幕)] 5点(2017-11-16 11:53:31)(良:1票) |
18. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 この映画が良い映画かどうかは人によるんだろう。 映画に何を求めているのか、そこの違いが如実に出る。 ノーラン監督というのは僕はどちらかというと演出や映像の「手法」の監督であり、ドラマ・脚本といった部分でもやはり「手法のすごさ」的なものが光監督だと思っている。 どなたかが書かれているが、「時間の魔術師」というの例えはいいたとえだなと思う。 この映画の手法的なすごさは、映画の最初から最後までの時間の感覚が、陸・海・空のそれぞれの主人公たちで違うというところだ。 そのため、なぜこの男がここにいるのか、彼は何者なのかなどの状態が後追いでわかったり、その逆もある。 なんか船があるな~とか思ってたら、後々その船が襲われるのが陸の主人公だったり。 そういう演出の面白さに、「うまいなぁ」と感心する次第であった。 それが詰まらないという人ももちろんいるんだろうけど、僕はとても楽しめた。 そりゃわかりやすいドラマチックな脚本のほうが万人受けするのはよくわかる。 格闘技でも同じだ。派手なKOシーンがないと一般人には見向きもされない。先日のRIZINでもレスラーやグラップラーが只管相手を漬けるだけの試合が前半に放送され、その後の派手な試合の放送前にチャンネルを変えたり寝た一般視聴者がいかに多かったか。グランドテクニックで相手を漬けるときの技術をみて、「いまの抑え込み、いいねぇ~」なんて言ってるのは俺みたいなオタクだけなのだ。 ただ、戦争映画というものにどこまでそういうものを求めるのか。僕はただこういう「名もなき兵士」が生き延びるために悪戦苦闘するだけの、戦場において兵士というものはちっぽけなものだというのを描いている演出も好きなんですよね。 だからプライベートライアンでは冒頭の上陸作戦での「1兵士にしかすぎない」状況が好きで、その後の「ヒーロー的な兵士」という話になって来たら、上陸作戦ほどのテンションでは見れなかった。 そういう意味ではこの映画はまさに僕向きだったんだろう。まさにオタク向け。通ぶったうっとおしい僕のような人間向けなのだろう。 [映画館(字幕)] 7点(2017-10-17 15:53:10) |
19. ワンダーウーマン
《ネタバレ》 高評価が並ぶこの映画だが、個人的には脚本がいまいちと感じてしまった。 ただ、ワンダーウーマンが活躍するアクションについては概ね楽しめた。特に村を占拠しているドイツ兵との戦いが。 脚本の不満点はいろいろあり、まず冒頭の外界から人間がやってくるその状況。そこに行けば入れるという、非常に緩い環境でよくその時代まで外界から人が立ち入らなかったな。 神話の力によって守られている種族かと思いきや、単に身体能力の高い女性たちという設定もなんだかなぁと。神話的な設定で女性だけの島になっている話の説得力が弱く感じる。 さらに不満点は真実の縄の使い方について。もう縛られてしまった状態でクリスパインがペラペラと自分のミッションを語りだす。それまで頑なに極秘任務だからと言わなかったのに、急に何お前しゃべり始めてるの?ってなる。 しゃべり始める前に、縄で縛られてうそを言うことにより縄がきつく締まり、「わかったわかった、ほんとのことを言うよ!」的なものがほしかった。そのほうが、そのあとにもちょいちょいでてくるコミカルな展開にもかみ合ってよかったのでは? 特に真実の縄は、原作者がうそ発見器の発明者というのもあり、重要なアイテムなので、もうちょいその嘘発見部分を強めてもよかったきもするなぁ。 そして不満なのは戦場に一緒についていった仲間達。特にスナイパー。 色々心が弱くて撃てないというのはあるんだろうけど、最後までスナイパーらしい活躍の場がなかったのが悔やまれる。 村での宴会では個々が色々やってはいたものの、戦場で発揮できなきゃだめでしょー。 とはいえ、アクションはさすがで、前にも書いたように村を占拠しているドイツ兵との戦いは、見事なカット割り、適度なスローモーションで抜群の見せ場を与えられている。ここらへんはうまい。というかここら辺しか考えてないのでは?と思えてしまう。 ただ、最後の神VS神のバトルはBVSの時にも感じた「スピードやパワーがすごすぎて、それまでのテンションと落差がありすぎて胃もたれしてしまう」という印象をまた受けた。 確かにそりゃ神同士の対決なんだからそうなるんだろうけど、それまでのアクションからスピード感が変わりすぎて、なんかなぁという感じがどうしても受ける。緩急付けるって難しいね。 そんな感じで、絶賛するほどのものではないなぁという印象に落ち着いた。んー、まあキャプテンアメリカ1よりはよかったよ [映画館(字幕)] 6点(2017-10-17 14:28:39)(良:1票) |
20. ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
《ネタバレ》 デビルマン並の壮大な(もちろんダメな意味で)映画を期待しワクワクしながら見に行きましたが、そういう意味では期待外れ!デビルマンはやはり偉大だったんだなぁー(棒読み) という歪んだクソ映画ハンター目線で言うとがっかり映画なんですが、逆に言えば普通の映画勢からすると、 まあ普通 な映画でした。 まあ不満もあるんですが、けなすほどではなく、またほめるほどでもなく。ほんまそんな感じ。 スタンドのCGも、さすがに今の邦画でもあれぐらいのクオリティは十分だせるでしょう。だから取り立ててほめるってほどでもなく。 切るところ残すところ、改変するところ、原作にない肉付けするところは割と合理的にできてたんじゃないかな。 由佳子さんは原作と色々違うけど、これはこれでやばい女感が出ててよかったんじゃないかなー。原作見てないとわからないけど、髪の毛が動くのを見ると「これは風によるものなのかな?スタンドなのかな?」ってのが読めなくて、原作既読者としては今後どう展開するのかを読むのが楽しめそう。 バトルでいえば、バッドカンパニー戦はよかったね。お互いの派手な攻撃がぶつかり合う感じで、あそこは迫力があってよかった。ただ、本格的にやりあう前の、康一君が洗車スタンドに気づいて仗助を助けるやり取りや、その後の釘を投げつけるも撃ち落とされることによるバッドカンパニーの要塞感の演出などがカットされてたのは寂しいかなぁ。あのやり取りはバッドカンパニーの凄みを見せつける意味合いでもいいシーンだったと思うんだけどね。 あと原作読んでないと辛いところが多いかなぁ。 スタンドの特性(スタンドを傷つけられると本人も傷つけられる)、DIOの話に触れられないので虹村親父の怪物化の説明が無くて初見ではなんで怪物になってるのかわかんないんじゃないかなぁとか。いきなりジョースターとか言われても、誰やねんとか。 僕は6部まで原作全部持ってるから問題なかったんですけどね。 まあやっぱ海外ロケは浮いてるよなー。 あまり日本て感じのしない街並みなのは原作もそうなんだけど、実際映像としてみたらちときつい。 海外の建物で交番の看板ぶら下げてるとか、違和感すごいw原作はどっちかっていうとアメリカの住宅地っぽい雰囲気だったぞwなんでスペイン(だっけ?)なんやねんwww 特に最後、背景に変なのいたよ。あきらかにその土地の民族衣装という恰好で踊ってるやつらいたよね。お前なんやねん。 [映画館(邦画)] 6点(2017-08-08 16:17:23)(良:1票) |