1. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
《ネタバレ》 コロンボシリーズの中では個人的には好きではない作品です。殺されたご主人があまりにかわいそうで、ヒロインの身勝手さに腹が立つ。精神的に幼い我儘な性格も嫌悪感が先立つ。彼女を取り巻く人の機微を味わうべきなのだろうが、私には後味の悪さしか残らなかった。 [地上波(吹替)] 3点(2019-03-22 00:50:06) |
2. ドラゴン太極拳
《ネタバレ》 子供の頃にテレビで見ました。なるほど“あそこ”が急所だったのか…いかな強さを持つ人間でも弱点がある。最後のとどめをさされるシーンは忘れようにも忘れられないし、銀魔王がバージョンアップする時のあのへんてこな効果音も頭から離れてくれません。銀魔王が足で陣を掘るのはめちゃくちゃかっこよかった。他のレビュアーさんじゃないけど、私ももう一度観たい!懐かしさと希少価値も含めた満点。 [地上波(吹替)] 10点(2019-02-21 01:23:38) |
3. ドランク・モンキー/酔拳
《ネタバレ》 CGとかの作り物めいたところのない、素直な好作品。以前’酔拳’のそもそもの興りは、足場の悪いところでいかにバランスを保って相手を倒すか、と云うのだと聞いて ずっと見てみたかった(けど近くのツ○ヤにはなかった)作品。 あらすじはベタだけど、飽きなかった。特に赤鼻先生の出てくる後半からは結構 真剣に見ていた。酔拳の奥義『酔八心』をマスターするところは何回も見た。 最初のほう、広東語と英語がごちゃごちゃになっていて、英語で言い合いしていたはずの二人が急に広東語をしゃべりだしたりしておかしな感じだった。 映画の出来ではなく、この辺りの編集の雑さがマイナスでした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-17 16:35:21) |
4. ナイル殺人事件(1978)
《ネタバレ》 なんといってもエジプトロケが圧巻です。今では登れないピラミッドを、一段一段登っていくシーンが印象的。原作を先に読んでいたのでこの映画ではもっぱら、豪華スターの競演を楽しみました。オリビア・ハッセーの可憐さ・マギー・スミスの知的な美貌・ ジェーン・バーキンの危なっかしいところ等々。母親は「まぁ!P・ユスチノフ、D・ニブン、B・デイビス!」と驚いていましたっけ。レイス大佐の、D・ニブンの、古き良き英国紳士、というたたずまい、めちゃめちゃかっこよかった。この国にもあんな紳士がいてくれたら…と思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-13 17:00:46) |
5. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 主人が子供のころに見て、異様に怖かった記憶があったそうです。 その主人にすすめられ観ました。 スピルバーグがどうとか、ハリウッドものをあまり見ないのでよくわかりません。 でも、うまいなーと思ったのが、運転手の顔を決して映さなかった手法。 徹底してましたものね、最後まで。 最後に近いところ、『もう追ってこないぞ。やったー!』と進んだ先で、 くぼみに待ち受けるタンクローリー。 主人公が出ようとするたびに、おどすみたいに出てくるタンクローリーが バックでくぼみにひっこむところ。 子供のころから虫好きの私には、アリジゴクの動きに見えて笑ってしまいます。 スピルバーグ監督もきっとアリジゴクが獲物をとらえるときの動きを 観察していた子供だったと信じて疑わないシーンです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-06-28 19:33:55) |
6. 刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM>
コロンボ警部は、いつも犯人の周辺にいる’全くの無実の第三者’に好かれますね。 理由なき反抗のサル・ミネオがなつかしかった。 民族衣装をまとったヘクター・エリゾンドがかっこいい。 [DVD(吹替)] 7点(2010-06-28 19:15:34) |
7. 刑事コロンボ/ビデオテープの証言<TVM>
《ネタバレ》 犯人が張り切って最新の設備を整えたはずのドアの仕掛けが、首を絞めることになろうとは皮肉というか自業自得というか・・・。 それにしても、あんなに美しくてかわいい素敵な奥さんを悲しませないでほしいです。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2010-06-22 22:32:38) |
8. 刑事コロンボ/断たれた音<TVM>
二人がテーブルでチェスをするイタリアン・レストランのボーイさん、王貞治さんに似てるなーといっつも思います。 出演するたびにだらーんとしたワンちゃん。実は、促されても芸をしないのが最高の芸 犬!しかし今回は大活躍。勝手にドアから入って階段まで登っていきます。 あの可愛さが見たくて何度も見返す一本です。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-06-22 22:26:39) |
9. 刑事コロンボ/闘牛士の栄光<TVM>
《ネタバレ》 これを見るたびに被害者がかわいそうでかわいそうで仕方ないです。 何一つ悪いことしたわけじゃないのにあまりにむごい殺され方をします。 サンチェス警部かっこいいです。ユーモアあり、頭もいいですし。 奥さんも美人ですね。 ミゲル(憎めないキャラ)とコロンボが、殺されたエクトールの荷物を整理しに行くシーン。ミゲルの足、長いですねー。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2010-06-22 22:20:47) |
10. 刑事コロンボ/死者のメッセージ<TVM>
《ネタバレ》 私これ好きだな。犯人役のルース・ゴードンがいい。口紅とスカーフの色をオレンジで統一したり、80を越えていた様に見えない姿勢の良さ。こういう風に年を取りたいものです・・・。よく言われますが、アガサ・クリスティをほうふつとさせます。 一番心に残ったのが最後のせりふ。「姪の事件もあなたが担当してくれていたら、こんなことはせずにすんだものを。」・・・余韻あります! [CS・衛星(吹替)] 8点(2010-06-22 22:13:40) |
11. 刑事コロンボ/逆転の構図<TVM>
《ネタバレ》 脇役満載の超おトク!な一本。言わずと知れた’酔っ払い’・’シスター’。これだけでも超お買い得…と言いたいところが、陸事?事務員のウィークリー氏。犯人の憎々しさが、多くの笑えるエピソードにまぶされ緩和されている、とでもいいたいところです。奥さんは自業自得だとしても、アルヴィン・ダシュラーはちょっとかわいそうでした。カメラ代ちょろまかしたり、とせこいところもあるのですが何も殺されるほどひどいことはしていないでしょうに…。気になったのは、ごくごく冒頭で、犯人が暗室に閉じこもっているところに奥さんからかかる声。「…いつまでかかるの?もう一時間も入ってるじゃないの!」←なんだかトイレに長時間入っているみたいな言い方でいつも笑ってしまいます。なぞ解きは、犯人のプライドの高さを利用した心理作戦。「今の目撃したね?」と次々たたみかけるように聞いていくところがかっこいいと思います。 [地上波(吹替)] 10点(2010-02-05 18:25:33) |
12. 刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
《ネタバレ》 この犯人、コロンボ・シリーズの中でも’いやな犯人’に分類されるほうの犯人です。 自分を買ってくれているから、という理由で、大富豪の若い奥さんににやけて付きまとっているところも気持ち悪いです。好きなシーンは、お役所でたらいまわしにされるところや、席でお昼を食べているお役人がじろっとコロンボを見るところ。 なんだか笑えます。被害者ウィリアムソン氏、見る目ないですねー。あの若い奥さんより、ゴールディーのほうが余っぽど魅力あると思います。 心臓のお医者さん役で、名作『12人の怒れる男』の2番陪審員が出演されていたのもおまけで楽しめました。吹き替えの声の人も一緒みたいですね。 [地上波(吹替)] 7点(2010-02-05 17:34:11) |
13. 群れ
20年以上前。会社の休みのたびに映画館のはしごをしていた時期に観た一本が、これほどまでに心に突き刺さるとは当時思ってもみませんでした。潔いくらいにきれいごと一切なし!の、まるでルポを見ているかのような映画です。愛より強い憎しみ・愛よりも深い悲しみが、この世には存在するということを教えてくれました(人生観変わりました。と同時にハリウッド映画の、ウソ臭さ・お涙ちょうだいのいやらしさ・単純明快な勧善懲悪等々を受け付けられなくなりました)。一度も笑わなかったヒロインでしたが、私にとっては映画史上最高の美女です。観終わった後、あまりの衝撃で泣きながらバスに乗って家路についたことを思い出します。文句なしのマイベストワン作品です。 [映画館(字幕)] 10点(2009-09-22 17:06:59) |