1. 泥の河
《ネタバレ》 子ども目線で描く戦後。各エピソードがそれぞれとても印象深い。貧困に振り回される子どもたちの友情…。80年代の映画とは思えない泥臭さ。 加賀まりこが美しい。 原作は未読だが、宮本輝のデビュー作とのことで、いきなりこの完成度の小説を書いたことに感服する。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-04-20 08:08:05) |
2. 復活の日
《ネタバレ》 コロナ禍で話題になったこともあり観賞。なるほど人工的に開発された生物兵器との噂もあるコロナのことを予見したような映画で興味深く観賞した。 ただ80年代の角川映画で監督が深作欣二なのでかなり大味なのは否めない。 現実に未知のウイルスが蔓延ってしまった現在の目で見ると、いくら感染後すぐに死に至らしめる凶悪なウイルスだとしてもマスクや除菌消毒の概念が無くノーガードで診察し医師看護師がバッタバッタと倒れていくのは頭悪すぎるし、政治や科学的視点が限りなく薄っぺらでリアリティが感じられなかった。 多岐川裕美演じる看護師が、死んだ友人の子を保護するまでは良いのだが、その後ボートに乗って海を渡るシーンは、そのボートはどこから!?てか船舶免許持ってるのはなんで!?とそっちが気になってしまった。 ウイルスで南極にいた人間以外は死滅し、さらに対ソ連対アメリカの核ミサイルを止めに行くも間に合わず作動し南極の人間まで死ぬという展開は意外性があり期待したが、放射線を当てたらワクチンができたり、大地震からも核攻撃からも生き延びる草刈正雄にはさすがに辟易とさせられた。その後作戦に失敗したときのために避難した集団と合流するため大陸を南下し始めるのだが、マチュピチュなどの観光をしたり、朽ち果てた協会で自主制作映画のような何の工夫もない謎の対話シーン、髪も髭もボーボーでボロ布を纏い変わり果てた草刈を遠方から瞬時に認識するオリビアハッセーなど、終盤にかけて引っ掛かる点が多すぎてだんだんと萎えてしまった。 [DVD(邦画)] 6点(2020-08-14 22:49:14)(良:1票) |
3. AKIRA(1988)
作画と音楽でお腹いっぱい。日本アニメの本気を見た。 [DVD(邦画)] 7点(2012-05-10 13:30:32) |
4. 遊星からの物体X
物体Xの特撮は今見ても遜色ない程気持ち悪い!やっぱ昨今のCG丸出しの特殊効果よりもこの頃の特撮の方が迫力がある。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-04 17:48:52) |
5. 蒲田行進曲
全体的にハイテンションでどの登場人物にも共感できずおいてきぼりを食らったが、ラストにあんな演出をされたら色々と許さざるを得ない。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-04 16:52:48) |
6. ブルース・ブラザース
確かに痛快なストーリーなんだけど、カーチェイスをはじめとしてアクションシーンが全体的にド派手過ぎて若干ひいてしまった。やりすぎでは…。 あと作品の肝である音楽のシーンも黒人の音楽は白人がやった方がより良い!みたいな、白人至上主義的な感じがしたので少し不快だった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-21 01:03:07) |
7. ヴィデオドローム
《ネタバレ》 ビデオやテレビがモゴモゴ動き出したり、腹がパックリ割れたり、手と銃が同化したり、その銃で撃たれた死体がうぎゃーなことになったり…などの多くの奇妙奇天烈なシーンは一見の価値あり。終盤ストーリーは追うだけ無駄な感じなので感覚で味わいましょう。 僕は考えるのをやめました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-01-21 00:42:36) |
8. ゆきゆきて、神軍
《ネタバレ》 奥崎謙三という強烈な怪物をうまくカメラに収め、一本の刺激的かつ価値観に刺激を与えるドキュメンタリーにした手腕が見事。インパクトのあるイントロや、最後、急展開であっけなく(奥崎謙三氏をバックに)エンドロール、という展開も痺れた。 彼は自分自身の思う「正義」や「神」の名の下に行動を起こす。「警察は呼ばれる前に自ら呼ぶ」というスタンス、時には罵り、時には殴り、時には謝罪し、時には思いやり涙する。そして妻や知り合いに遺族の代役をしてもらってまで殴りこむ。 しかし彼の「正義」や「神」というのはただの屁理屈で、単に腹が立つから罵り、殴るだけである。「戦争が生んだ怪物」の様に描かれてはいるが、実際はただの暴漢だ。戦争がなくたって彼は腹が立った相手を殴り殺すような人物になっただろう。 奥崎謙三の行動は0点だが、一本のドキュメンタリー映画としては9点。 [DVD(邦画)] 9点(2011-12-11 16:23:02) |
9. その男、凶暴につき
終始殺伐とした雰囲気が流れており、緊張感たっぷりのカメラワークに、一体次は何が起こるんだろうとビクビクしながら鑑賞した。監督デビュー作で作風が完成されていたことに驚き。 [DVD(邦画)] 8点(2011-12-08 21:24:10) |
10. 家族ゲーム
《ネタバレ》 唯一無二の雰囲気を纏った良質コメディ映画。独特なカメラワークもセンスに溢れている。 ラストの食卓シーンはゲラゲラ笑ってしまった。 [DVD(邦画)] 9点(2011-11-03 21:10:24) |
11. 丑三つの村
《ネタバレ》 本当は8~9点はつけたいような題材の作品なんだけど、主人公の描写が浅すぎてストーリーに入り込めない。期待していたラストの三十人殺しのシーンも思ったより抑え目で微妙。カメラ目線で「皆様方よ、今にみておれでございますよ。(首を絞めて)エッエッエッ。」はやり過ぎ。 もっと三十人殺しの作戦を練るシーンや、銃器を購入するため借金をするシーン、結核を治すため試行錯誤するシーン、阿部定事件への興味、自殺前に書いた遺書など、主人公の苦悩や奮闘を史実に基づいて細かく描いてほしかった。 そして音楽がバリバリの80年代風で作品の雰囲気をぶち壊しているのも痛い。 [DVD(邦画)] 6点(2011-11-03 14:56:15) |
12. レインマン
《ネタバレ》 トムが潔いほどのクズっぷり。だけど最後は改心してジ~ンときたけど、ボロボロ泣いちゃうほど感動はできなかった。なぜなら中盤ダレてしまったから。ちょっと尺が長すぎる。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-10 19:01:38) |
13. ガンジー
ガンジーの偉大さには驚愕するばかりだが、映画として良い出来かといえば・・・うーん。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-24 21:06:33) |
14. 楢山節考(1983)
《ネタバレ》 かつて日本にあった貧しいムラ社会の日常という感じかな?個人的に「姥捨て」は話の軸ではなく、話にオチをつけるために持ってきたように感じた。 動物みたいにセックスするし、簡単に人は殺すし、とにかく生々しくてえげつない。しかし、一見の価値はある。 法のない掟の社会だとこんな感じなのだろうか・・・。 [DVD(邦画)] 9点(2011-06-11 19:24:52) |
15. 舞姫(1989)
《ネタバレ》 映像は美しく(さすが篠田監督)、郷ひろみもドイツ語が流暢だったりして意外と良い。 (以下Ronnyさんとほぼ同じ感想) しかし肝心のエリスが・・・・。演技・容姿共になんだか残念な感じで、正直モブの踊り子たちの方が美人。「え、まさかこの子がエリスじゃないよね・・・?ええっ!こいつがぁぁぁ!!?」ってなった。どうしてよりにもよって踊り子の中で一番残念な容姿の子がエリスなのか。演技も下手だし。最後の「トーヨーターロー!」が若干笑える。笑うシーンじゃないのに。また、踊り子たちの踊りもびっくりするくらいショボい。これも若干笑える。 所々テンポが悪いのも気になった。 [ビデオ(邦画)] 4点(2011-06-09 17:07:55) |
16. スカーフェイス
《ネタバレ》 妹を溺愛し、女とガキは殺さない主義のトニー。死に様もかっこいい。 3時間もある長尺な映画なのにテンポがよかったおかげでとても観やすかった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-23 13:15:57) |
17. ダイ・ハード
マクレーンがタフ過ぎる!体ボロボロじゃん! [DVD(字幕)] 8点(2010-11-04 00:04:13) |
18. 赤毛のアン/完全版〈TVM〉
《ネタバレ》 「赤毛のアン」については名前を知っているくらいで、原作にもアニメにも触れたことはなかったけど、これほどまでに素晴らしい物語だったとは! 3時間強の長尺も美しい映像やテンポの良さがあったおかげでサクサク観ることができ、最初は「なんかうざったいキャラだなあ(笑)」と思っていたアンをどんどん好きになっていってしまった。 ギルバートがアンのいるところに必ず現れて(もはやお約束!?)、登場するたび「またお前か!」って思ったよ・・・。ボートに乗って登場してきたときは流石に吹いた。 [DVD(吹替)] 9点(2010-11-03 16:39:36)(良:1票) |
19. ネクロマンティック1【完全版】
《ネタバレ》 期待していたエロとグロも薄く、ストーリーもポンコツ。テンポも悪い。 話題だけ先行してしまったしょぼい映画。 [ビデオ(字幕)] 1点(2010-08-09 19:53:12) |
20. アリス(1988)
コマ撮りアニメーションの映像やシュヴァンクマイエル独特のクリーチャーは好きなんだけど、ストーリーが意味不明かつテンポも悪いのであまり面白くなかった。原作を読めば納得できるのかなあ・・・。劇中に音楽がないのも辛い。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-05 01:37:53) |