1. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
《ネタバレ》 こりゃいかんです。 造り手側との相性の悪さを実感しました。 登場人物達の思わせぶりなセリフにイライラさせられる。 特に三ツ矢の独白のようなセリフの中身の無さときたら嫌になっちゃう。 空中戦シーンも盛り上がりにかけるしで自分にとっては良いとこ無しでした。 (函南がティーチャーに墜とされるシーンってヒコーキあんなふうに飛べないよね) [DVD(邦画)] 4点(2012-08-11 10:42:23) |
2. ハイ・フィデリティ
《ネタバレ》 ローラを除く4人の元カノのエピソードは かつては“男の子”だった身には「アイタタタ」と言った内容で、すっかりおっさんになった現在の身には すべてが丸く収まるハッピーエンドが非常に心地良く感じる次第です。 [DVD(字幕)] 8点(2012-08-11 10:20:10) |
3. 鷲は舞いおりた
《ネタバレ》 原作のダイジェストとして良くまとまっていると思います。 初めて観たときにはシュタイナと彼の部下たちのカッコ良さにしびれたのですが、今見ると原作からの変更箇所に気になります。 作戦失敗の原因になったドイツ空軍制服の着用は、原作ではヒムラーの命令により「最悪の選択」と知りつつ従わざるを得なかったのが、映画ではシュタイナ達の希望により着用と変わっている。 これじゃ とんだセンチメンタリズムで戦闘のプロとは言えないし、ラストでチャーチル(の影武者)を射殺してしまうのも、救助のEボートが浅瀬で座礁してしまうのも原作とは間逆の内容でシュタイナ達の魅力半減、ドイツ軍はとんだ間抜けと言う内容になっているのが残念。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-11 09:59:26) |
4. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 面白かったです。 主人公のあまりのバカっぷりに引いてしまうようなところもあるのですが、「どんだけ凄い映像を見せてくれるか」と言う点では満足です。 ちょっぴり不満なのは敵艦が"打たれ弱すぎ"と言うところでしょうか。敵旗艦とミズーリの"壮絶などつき合い"的な映像があったら更に良かったのですが。 [映画館(吹替)] 7点(2012-08-07 23:40:42) |
5. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 怖い怖い、第二の試練に出てくる子供を喰らう怪物が怖いし、口を裂かれてにやにや笑いになった大尉も怖い。 敵に対して残酷で女性にたいして冷酷なヴィダル大尉については独裁政権下の軍人像としてはステレオ・タイプな気もしますが、 「常に死を意識し勇敢であれ」と言う父の思いを受け継ぎ、それを自身の子供に伝えようとするところは哀れな感じがします。 ラストについては、地下の王国に還るためには人間の体を捨てるしかなかったと思いたいです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 00:04:45) |
6. カティンの森
《ネタバレ》 物語最後のソ連内務人民委員部によるポーランド軍将校殺害シーン息詰まりそうで堪らんです。 ただ どうなんでしょう?全体的に独ソによる分割統治と戦後のソ連支配によるポーランドの悲劇性が強調されすぎでは。 第一次大戦の終結から独ポ開戦への過程でポーランドは決して善良な被害者ではなかった訳なので、ちょっと嫌ですね。。 まぁ、戦争被害者の面ばかりを強調したがる日本の映画、ドラマよりはましかも知れませんが。 生き残ったことに負い目を感じながら親ソの軍に身を置いていることを責められ、ついに自殺してしまうイジェ少佐?は気の毒かな。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 23:24:04) |
7. 神童
うたの乱暴者ぶりが良いですね。 原作未読なので話が唐突に進み過ぎるところが残念です。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-02 13:55:30) |
8. アバター(2009)
《ネタバレ》 面白かったのですが、 主人公にも シガニー・ウィーバー演じる科学者にも魅力は感じられず(企業のヒモ付きで研究していながら科学者のみ純粋と言う設定は本当に嫌だ)、観ていて人類側に肩入れしたくなります。 何より肉体的に人類より遥かに強靭なナヴィ族と言うのが可愛げが無く、ついつい「青ザルどもにギャフンと言わせてやれ」と言う気になります。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-02 04:20:31) |
9. 戦略大作戦
《ネタバレ》 コーラの昔のキャッチコピーのように"スカっとさわやか"と言うのが鑑賞後の第一印象です。 今時の戦争映画と違い、なにがしかの重っ苦しい主張やテーマを感じさせることも無いし、 戦闘シーンも派手だけど生々しさやグロさは無く、戦争娯楽大作と言う言葉がぴったりの作品です。 うぅーん、それにしてもクリント・イーストウッド カッコいいです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-14 13:08:27) |
10. スターリングラード(1993)
《ネタバレ》 北アフリカから転戦してきた歴戦の部隊がスターリングラードの消耗戦のなか全滅していく様が淡々と描かれています。 カッコよさとは無縁な、辛く惨めなだけの話が延々と続き、わずかに生き残った二名がドイツ第6軍降伏後のスターリングラードを脱出します。 故国を目指す彼らの前には雪原が果てしなく広がり、吹雪のなか死んでいく仲間に砂漠の星空の美しさを語るラストが切なくなります。 [レーザーディスク(字幕)] 7点(2009-08-02 12:16:10) |
11. セントアンナの奇跡
《ネタバレ》 敵、味方、殺す側、殺される側 当たり前ですがみんな同じ"人間"なのですね。 そのことが実感できる戦争映画と言うのも珍しいと思います。 セントアンナで住民虐殺の指揮をとるSS将校さえも同じ人間だと言う事を薬指にはめた指輪が物語ります。 "人間"は見ず知らずの子供を命がけで守ろうとする優しさを示すことも出来るし、無抵抗な女 子供をあっさりと殺してしまう残虐さを示すことも出来る。 主人公が、かつて仲間が(文字どおり)命懸けで守った少年に再会するラストは唯一の救いです。 そうでないと辛過ぎます。 [映画館(字幕)] 8点(2009-08-01 17:55:45) |
12. イノセンス
私としては、映画を通じて人生の何たるかを知るとか、 自身の教養を高めようなどと言った気は無く、「映画はあくまで娯楽」と 思っています。 ですから、大抵の作品はそれなりに楽しく観ることが出来るのですが... この作品、登場人物の台詞が訳の分からん比喩、引用のオンパレードで、 観ていてこれほどイライラさせられるのも珍しいです。 漫画の『攻殻機動隊』については未読ですが、元々こういった設定なのでしょうか? それとも劇場版の作り手によるもの... なのでしょうね。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2008-10-04 14:33:29)(良:1票) |
13. ラヴソング
《ネタバレ》 公開当時、家内と一緒に観ました。 この手の映画としてはかなり印象に残る作品でしたのでDVD発売時に即購入しました。 歌いながらチャリンコに二人乗りするシーン、 新年の挨拶を交わすシーン、 背中に彫られたミッキーのシーン、 車のクラクションを鳴らしてしまうシーン、 テレサ・テンの訃報を知らせるテレビの前で再会するシーン。 自然とあふれる笑顔、まさにハッピーエンド。 そして10年前、大陸からの列車が香港に到着するシーン。 もう言う事ないです。 [DVD(字幕)] 10点(2008-07-28 00:51:45)(良:1票) |
14. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
子供と一緒だったので吹き替え版で観ました。 もはやオッサン以外の何者でもないインディー。でも、十分面白かったです。 観ているときのワクワク感はやはり格別です。 [映画館(吹替)] 7点(2008-07-28 00:16:38) |
15. ガタカ
《ネタバレ》 タイタン出発直前の検査で不適格者であるヴィンセントを医師が見逃すシーンが好きです。 同じ境遇の子を持つ親としてヴィンセントはひとつの希望だったのでしょうか。 ユージーン以外にもヴィンセントの努力を認める人間がいたというところにグッときます。 そんなわけで、ユージーンの最後の選択は私的には×です。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-10 16:22:54) |
16. 炎628
《ネタバレ》 ソヴィエト映画らしく冗長な表現が多いです。 ドイツ軍(Einsatzgruppenでしたっけ?)の描かれ方もステレオタイプなのですが、 レクリエーションのように繰り広げられるペレホードイ村虐殺シーンの怖さは格別です。 「すべては子供から始まる...」と言うドイツ軍将校の台詞から、628の村を住民共々消し去る行為が、人間の確固たる信念により行われた事を実感させます。 最後に銃を撃てなかった主人公の弱さこそが、独裁者の台頭を許す民衆の弱さと言う事でしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-10 15:51:52) |