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1.  ワンダとダイヤと優しい奴ら 《ネタバレ》 
私にはツボです...マヌケの全てを知りつくした人が書いて、演じてるハイセンスな映画。うすっぺらいパンに、シンプルな具材を分厚くサンドしたイギリス風のサンドイッチを思い出すような作品。 うすっぺらいパン、というのはタイトルにもなってる、ワンダと名付けた魚をこよなく愛するオッサン(ケン)のエピソード。これがきちんと冒頭と結末に来て、物語をサンドさせてるところが、何とも言えず好きです。 タイトルが出る時、おサカナがクローズアップするところで爆笑。 原題「ワンダと呼ばれた魚」から見れば、この映画の真の主役は、実はこのおサカナなんですからカメラ目線のワンダ(魚)のクローズアップを投入するのは道理ですよね。 たまりません(笑 その際流れる音楽も、ソープオペラ&メロドラマ調で最高です。 この映画はこんなにも下らないんですよ~と暗に華々しく発表されてる感じでときめきます。 私が最もツボなのはアーチーの奥さんのキャラ(ウェンディ)。 彼女とケヴィン・クライン演じるオットーとの掛け合い、最高。 オットーが口ごもりながらテキトウに言ったおかしな偽名を、しばらく経ってから完璧な再現で呼び掛けるところとか! 残忍な目をしたアメリカ人の単純バカ男を演じているケヴィン・クラインも出色だったし、アーチー役のジョン・クリーズには言うことないし、ケン役のマイケル・ペイリンもうますぎるなぁと。 人を嘲笑するのじゃなく自分を笑う類の笑いのセンスがベースだから安心して笑ってみていられました。 ジェイミー・リー・カーチスのいかにもアメリカ美人を強調したダサ系なファッション、面白いです。ほしのあきみたいなスレンダーに爆乳なグラマーぶり、すごかった。 トゥルー・ライズもまぁまぁだけど、やっぱり彼女はこの作品が一番輝いてますね。
[地上波(字幕)] 9点(2010-03-30 01:32:09)(良:1票)
2.  タッカー 《ネタバレ》 
そう、製作はジョージ・ルーカスなんですよね。 実話に基づくこの映画のストーリーが、都合よくつくってあるものなのか、そのあたりはよくわからないんですが... 誰も見たことのない映画作りに格闘を重ねてきたルーカスとコッポラが、理想のクルマ作りにまっしぐらに突き進んだ1人の男、タッカーと、タッカー社のクルマに魅かれるのがよくわかります。私もタッカー車に乗ってみたくなります。 ハッピーエンドではないけど、すがすがしさのあるエンディングで好きです。ものを創ることの素晴らしさを感じられる映画。the man and his dream という、シンプルなサブタイトルが心に残ります。 ちなみに、まだあまり売れてなかった頃のクリスチャン・スレイターが出てます。彼は今どうしてるんでしょうか??
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-05-04 20:59:54)
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