1. 2001年宇宙の旅
初めてこの映画を見たときは『何だか凄いものを見てしまった』と思ったものだけど、見返してみてもその感想は変わらない。途轍もないスケールと映像美に、ただ、ただ、圧倒されるばかり。この映画自体がモノリス的で、画面に赤ん坊が映し出されるころには自分の中にも新しい命が生まれたような、観る前と観た後では別の人間になってしまったような、そんな感覚を受ける。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-02-22 18:39:01)(良:2票) |
2. 砂の女
あの原作をよくここまで映像化できたなあと。作られた時代とか考えると充分な出来だと思います。不満としては砂にまみれた女体のエロスをもっと表現してほしかった(原作読んで砂フェチになった男)。妖怪大戦争で多くの太ももフェチを生み出した三池監督にその部分だけリメイクして欲しい。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-02-22 17:59:40) |
3. 他人の顔
《ネタバレ》 主演が仲代達矢っていうのがマズイ。非常にマズイ。いや、演技がどうこうという話ではなくて、声が。彼の声は特徴的すぎる。いくら顔変えてもそりゃ声でバレちゃうでしょ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-22 17:29:41)(笑:1票) |
4. 椿三十郎(2007)
オリジナルを見たことある人間にとっては織田裕二が三船敏郎の真似をしてるような演技を見て笑いそうになってしまう。でも全体的にはまずまず楽しめた。というのも、それだけ忠実にリメイクしてるからということで、やっぱり元々の話が面白いからなんだな、と思った。ラストの対決だけはオリジナルとは変えてあって、変えること自体はいいと思うんだけど、これが非常にかっこわるくて残念。俳優に関しては脇役の人達が結構良かった。特に若侍の中でガチャガチャうるさい役の人は良い味だしてたと思う。オリジナルを未見の人が見たら普通に面白いと感じそうなので、ここから黒澤映画に興味を持つ人が増えたらこの映画の役割は大きかったと言えるんじゃないでしょうか。と、優等生的コメントで〆。 [地上波(邦画)] 6点(2009-01-09 01:31:18) |
5. 鳥(1963)
《ネタバレ》 映像的には時代と共に劣化していってしまう部分が多いけど、今見ても迫力あるシーンも結構ある。アップで手をついばまれるシーンなんか、痛い痛い。ラストは結構好きかも。鳥に散々な目に遭わされながらも、鳥かごの鳥を「この子たちは違うと思うの」と言って一緒に連れて行く女の子の感覚、美しいじゃないの。 [地上波(吹替)] 6点(2008-12-09 17:34:32) |
6. ハリーの災難
いや~、面白い。状況はシリアスなのに何というおかしな展開。死体埋めのやり取りには「何回掘り返してんだよ!」とつっこまずにはいられなかった。埋められる方にとってはまさに災難と言いたくなる状況だけど、死体は何も感じないってのが不幸中の幸いでした。死んでて良かったね、ハリーさん。 [地上波(吹替)] 7点(2008-12-09 16:38:07) |