Menu
 > レビュワー
 > 果月 さん
果月さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 159
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
「羊~」の続編と思ってみると違和感を覚えた方が大勢いらっしゃるようですが、それもそのはず。この原作は「羊~」の映画でクラリス役を演じたジュディ・フォスターにすっかりノックアウトされた原作者がレクター博士を自分にみたてたクラリスとのラブストーリーなのですから…;それを知ったうえで鑑賞するといろいろ腑に落ちるものがありますね。クラリスの周りの男達の最低っぷりやレクター博士の超人っぷりなどなど(「羊~」でのクラリスが憧れていたのは上司だったのに)二人のラブラブは映画はマイルドになってますが原作を読むと納得です。原作のラストとか「どんだけ~」です;
[映画館(字幕)] 7点(2021-08-21 20:42:03)
2.  ナイロビの蜂 《ネタバレ》 
映画の内容は現実の容赦の無さを痛切に描いていて苦しかった。テッサが少しうさんくさいのは夫のジャスティンが感じている不安そのものなのだろう。最後に「君が理解できた」とは彼女が自分を愛していたと確信したのだろう。人を無力化させるのは「適度な脅し」である「過度な迫害」「口封じの殺し」は時として逆効果。「死」は人を変えるからだ。現にジャスティンはテッサの死で変わった(テッサの行動が過激になったのは死産から)彼の最後は「真実を公表する為」だろう。ジャスティンは「自分の死」で手紙に説得力を持たせたのだ。真実でないならジャスティンを殺す必要はないからだ。私は「死を美化するのは絶対にいけない」と思っている(特攻美化なんか最悪)が、その人自身が自分の意志で選ぶなら「命を賭けるに値する事」があるかもしれない、とも思う。人に命なんて軽くて安くて嫌になる…しかし「意味がある」と思わせてくれる映画でした。しかしですね…酔った…;ハンディカメラ多様はお願いだから少なくして;三半器官弱いのよ~;
[地上波(吹替)] 7点(2013-05-04 23:30:33)
3.  ターミネーター4
この映画を企画した人は映画人ではなく、利益追求型の企業人間だろう。映画を愛する人ならば作れない映画である。が、最近はそんな映画がウィルスのごとく増殖してきて悲しい限り;若い人ならばアクションシーンを楽しめるかもしれないが、小学生の頃から映画を観賞してきている年配者としては「またこのパターンか…」の連続で戦闘シーンは早送りしちゃいました;役者さんにとっても辛い時代かも。演じがいのある話が少なくなってきてるんじゃないかな~?;
[地上波(吹替)] 3点(2012-09-23 15:00:28)(良:2票)
4.  MW-ムウ- 《ネタバレ》 
もったいない!結城役を演じるに超適役な玉木宏を得ていながら生ぬるい脚本が台無しにしている;まあ、頑張っていたとは思う。米軍と日本政治家との密約関係とかよくぞ入れてくれた(大企業がスポンサーに入ってたらNGだったろう)この映画の一番悪い点は「刑事VS犯人」という構図に歪めたところ。原作ファンから言うとテーマ性を貫いてくれれば、ストーリー展開など変えても構わないのだ。この作品のテーマとは「狂気」である。この世界は歪んでいる。罪もない島民を殺して隠ぺいする政府は正義か?過去原爆を落とし、戦争による破壊を経験しながらも戦争を続けるこの世界は正しいのか?狂っているのは世界か?結城か?その問いかけが原作のテーマだと私は解釈している。その「狂気」が伝わってこない。他人の命も自分の命も執着しない結城が執着したのが唯一賀来とMWだったのに、最後の刑事への電話などありえない;賀来に対して「おもちゃを落とした」はないわ~!海に飛び込んで必死に探す、ぐらい見せてよ;(肉体関係を排除したんだから)もしかしたら、最後は結城じゃなくて「結城のような奴が再び現れる」を暗示しているかもしれない、と好意的に受け止めておきますか…;
[DVD(邦画)] 5点(2012-05-27 19:47:54)
5.  東京タワー 《ネタバレ》 
悪くはない。しかしセンスがない;黒木瞳演じる女性は「若い男を手玉にとる小悪魔」かと思っていたら「若い恋人に捨てられるのが怖い年上の女」だった。「捨てられても愛する覚悟」が出来たからすべてを捨ててパリに行った訳だ。結局男は最後は若い女の元にいってしまう、と大人の女は分かっている。吉田母状態になるのがオチだ。喜美子さんも知っているから自分から終わらせ、ああいう形で「忘れないようにした」。耕二君が同級生の母親に手をだしたのは「家族愛」欲しさの気がする。吉田ちゃんは母親の自慢をよくしていたのではないかな?吉田ちゃんが再び耕二君の前に現れたのは自分自身が「女」になってきたからかも。役者陣は皆芸達者で岡田くんも好きなんだが、もっと透明感のある男優の方が良かったと思う。プールのシーンで旦那と対等な存在感あったらダメじゃん;この映画のラストは「いつか透は詩史を捨てる」という予感をもたせた方が良かったと思います。
[DVD(邦画)] 5点(2012-05-27 19:24:34)
6.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
この映画は単純なヒーローものではなく善悪をあまり明確に描いていない。映画中の台詞どおり「彼(ヒトラー)以外のドイツ人もいた」の証明ではないだろうか。反乱側の目的は「暗殺」ではなくて「祖国の為」にあった。頭の良い将校ならこの戦争は敗北に終わる事は分かっていただろう。だから「降伏」ではなく「休戦」にしたかったのでは(少しでも国に有利になるように)作戦の失敗は分かっているので、ずっと緊迫しながら画面に見入った。鑑賞後「暗殺に成功しても作戦は失敗したのでは?」と思えてきた。「洗脳」と「服従」が蔓延した当時のドイツ体制をクーデターで覆せなかったのではないか?(「惰性と恐怖」の支配は強力である)出来るのは「敗戦」という破壊だけだったかも?と感じた。感情移入しにくかもしれないが「人間ドラマ的映画」にしなかった事こそ私は評価したい(トム・クルーズの配役は少しでも多くの人に鑑賞させる為かもしれない。でないとこんな地味な映画見ようって人少ないだろうし…;)
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-20 16:47:08)
7.  X-メン 《ネタバレ》 
つ、つまらんかった~;というのが観終わった後の感想です;話雑すぎでは?始終言い訳している感じがして嫌だった。「ローガンが人を殺したのは戦争でだけですよ、悪者しかやってません、手術したのは恋人の復讐の為、恋人いたのは催眠術のせい」等など…一番嫌いなヒーロー像だ~;兄弟の確執も殺し合う程の事?「(兄は弟に)見捨てられたって荒れてたぜ」という台詞を聞いた時には「思春期の少年か…」と突っ込みましたよ;中途半端に幼少期や傭兵時代なんて描かず、カナダのシーンから描けば他の部分が丁寧に出来たのでは?原発事故を起こしたスリーマイル島をだしてくる意味は何?(映画製作時は福島原発事故前だけど)とにかくつじつま合わせだけで終わってしまった映画だったな~ウルヴァリンは結構好きだったのに評価下がっちゃった;アクションシーンはそれなりかもしれんが、緊張感がなかったし。で、兄ちゃんて狼男かミュータントかどっちなんだろう?
[地上波(吹替)] 3点(2012-02-19 17:11:00)
8.  私の中のあなた
この映画を観て二つの話を思い出した。「夫の死で救われる妻たち」という本と聖書の(私個人は無宗教) 「子を失った母親がイエスに「奇跡の力で子供を生き返らせて下さい」と懇願する。イエスはあるものを持ってきなさい、と言うが母親は果たせずイエスの元に再び来る。その時イエスは母親に 「あなたは子供が生きていないと愛せないのですか?」と尋ねた」という逸話。 アナの行動に「私も姉を愛しているが母と同じ愛し方はしない」という決意を感じた。 裁判という形にしたのは、第三者が介入する必要があったからだろう。 サラのケイトへの愛は疑いようがない。彼女がいなければ、ケイトはあれ程充実した「生」を生きれたか分からない。 しかし「依存」になっていたのも事実。結局サラは最後までケイトの希望を聞かなかった。 私はケイトほど強くないのでサラのような母親はちとキツイ; 生命の死亡率は100%だ。「いつ死ぬか」より「どう生きるか」が大切なのではないか? これは「家族愛」ではなく「生・健康=(イコール)正しい・善」とした社会風潮に疑問を投げかける社会的映画だと思う ※「夫の死で救われる妻たち」は超お勧めの書籍です
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-23 00:49:07)
9.  トランスフォーマー/リベンジ
…これ、映画じゃないよね?CGによるロボット宣伝VTRだよね?製作側はひらきなおって徹底することにしたらしい。前作は一応「映画」という体裁を整える程度にストーリーをつけていたが、今作に対して迷いはなくなったようだ(前回は設定説明の必要があったからかもね)前作の点数は「オプティマス」にささげたものだったが、今回ず~と停止(死んで?)してるんだもん。点数つける部分がなくなっちゃった;私はロボットものは好きなんだけど、この映画は逆にロボット映画を貶めているように感じてしまった。「ちゃんと作って~!」って叫びたくなった;もしかしたら、バンフォーベン監督のように超ブラック皮肉映画なのかも「こんな中身のない戦いやって破壊しか能のないエロバカなのがアメリカなんですよ!」みたいな。その可能性もあるのに期待した点数です。
[地上波(吹替)] 2点(2011-08-16 11:52:40)
10.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
これは「能」の映画ではないか、と思った。 「能」は「削りの芸術」で動き、演出、道具などを極力削って最低限のものしか舞台にあげない。残りは観客の想像力に委ねるのだ。 この映画は観客に「委ねている」。だから公平な感情をもてるように過激なシーンやエピソードをあえて見せないのではないか。 「この世界のこれからをあなたに委ねる」という監督のメッセージでもあるように感じる。 私にとっては冒頭からリアルだった。マンデラ釈放の日を「国の破滅の日」と言った白人男性を見て、実際、南アの白人少年が「最高の国が最低の国になった」と言っていたのを思い出した。 差別する側はされる側の事を考えない。ピエナールの父を見ていれば分かるが、黒人に感情がある事さえ意識していない。 ピエナールも白人SPも黒人の立場、環境、気持ちなど考えた事がなかっただろう。マンデラに会い、彼らは初めて考えだしたのだ。 刑務所にも訪れ、「赦せる強さ」を考える。「愛」の反対は憎しみではなく「無関心」なのだ。 優勝した時の様子ですが、フランスもサッカーWCで優勝した時、ああなったそう。差別意識の強い地区でも無礼講だったとか。 一瞬の出来事かもしれないけど、あるとないのでは大違い。忘れなければその一瞬を永遠に出来る可能性がある。 それを静かに、優しく、包み込むように、観ている私たちに「委ねて」いる映画。文句なく傑作だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-30 01:34:48)(良:1票)
11.  地球が静止する日
ここでリメイク版という事を知りました。どうりでなあ~;オリジナルは評価が高いみたいですね。他のリメイクもそうなんですが、どうして過去の名作を今作ると下がってしまう事が多いんだろう?昔は今より「映画」は「芸術」として創られていたのかな~。今って映画に「娯楽性」を求める事が多くなってきて、創る側もそれを意識した作り方をしている。「観客を飽きさせない為に」とか「流行をとりいれる」とか。受け入れやすく作ることは大切だけど、あまりやりすぎると「媚」になってしまう。昔は「テーマ性」が需要だったからそれを重視して作られているのかも。それを今の映画人がやろうとしても、創り方がわからないのかもしれない。これって結構深刻な問題なんじゃないだろうか? 不思議なのはラストですね。ほかのレビューさんも指摘されていましたが「地球が静止」した方が希望を感じるという…この部分を制作側がテーマとして絞っていれば良作になりえたかも…(いや、どうかな?分かんないか;)
[地上波(吹替)] 4点(2011-06-19 22:48:03)
12.  ジャンパー
テレビシリーズまとめたやつかと勘違いして「それならこのハショリ具合も仕方ないか」って思ってたけど違うみたいで…;(続き物でしたか;)脚本雑すぎ…?;人は人との出会いや関係の中で成長していく。その場限りの人間関係しか持てない主人公が未熟なのは逆にリアル。まともに働いた事さえないだろうしな~あくまで「普通の人間」なのは良かったが、その孤独感がもう少し欲しかった。パラディンの暗殺はどう考えても許されない。ジャンプ能力で殺し屋でもやっているならともかく、ケチな泥棒に対し「死」の制裁とは…しかも家族を含む関係者まで殺している。正義きどりな分悪質。明らかに狂信者「カルト教集団」である。「少数の異端を認めない多数派の虐殺行動」VS「少数派のアイデンティティ」の戦い、とみれば深いテーマがあるかもしれない。(パラディンは過激なキリスト教徒とダブるところがある。中世からってのも含みを感じる)個人的には「ジャンプ能力を使ってスリルを求めるうちに、大泥棒になって世界中のあらゆる美術品を盗む怪盗になった(盗んだ後はすぐ返す)その怪盗を追う警部との心理戦、頭脳戦」って設定で観たかったかも(ルパンと銭形警部みたいな。最初の銀行の時にちょっと期待したのよ;)
[地上波(吹替)] 4点(2011-03-31 10:44:18)
13.  第9地区 《ネタバレ》 
この作品の続編は必要ないと思う。今、私達が生きている現実こそが続編、と思うから。…でも作っちゃいそうだな~アカデミーノミネートだもんな~この作品はこれで終わって欲しいな~こういう低予算映画は製作側の情熱とフリーダムパワーの相乗効果で良作になるから、予算がついた時は(スポンサーの口だし付き)パワーダウンしがちなんだよな~そうなったら淋しいな~…とは言うものの前半はあまりのグロテスクさと手ぶれ映像で吐き気が…マジやばかったです;(知らなかったから覚悟がなかったし…;)「低予算良作映画=(イコール)手ぶれ効果」なんて図式が出来たら私のような三半規管の弱い人間はどうすればよいのでしょうか!(ちょっと本気で焦ってます;)
[DVD(吹替)] 6点(2011-03-08 22:47:09)
14.  アイアンマン 《ネタバレ》 
軍事産業で超大国となっているアメリカの暗部を、コメディタッチで緩和しつつ、うまく盛り込んでいたと思う。冒頭の受賞シーン「トニーはアメリカの自由と利益の為に貢献」はいはい、アメリカ「だけの」自由と利益の為にね。戦争が無くなっては困る米国は常に他国の政治と紛争に介入する。戦場に送り込まれる米国の若者達。兵器を作る為に多額の税金が投入され、福祉や医療予算が削られ弱者にとことん厳しい社会。裏を返せば「アメリカの敵はアメリカ」な現実が、ラスボス対決に反映されていたかな。トニーを救った科学者は自分の作った武器で家族が殺された、なんて悲しい過去を背負っていたかも。ヒーローものとしてはどうだろう?ヒーローとは「啓示」ではないかと思う。世界や歴史は千人単位の人間が動いて初めて変わる。千人を動かす一人はいるが、一人では世界は変わらない。ヒーローとは人々に「意志」をもたらすもの。指導者やカリスマではない(それだと自分の意志ではなく、命令どおりに動く人形になってしまいがち)ヒーローが正体を明かさない理由はそこらへんにあると思う(善行をしても報われないが、失敗した時、本人が責任とらずな面もある;)この映画のヒーローは誕生したばっかだからそこがぼやけていた。ちょっと物足りないのはそのせいかも。テレビの吹替の声優さんが池田さんだったので驚いた。「赤い彗星」って事でしょうか?;
[地上波(吹替)] 6点(2011-02-25 18:05:42)
15.  トランスポーター2
フランクは『ガンカタ』を習得しているらしい;(今やこのテのヒーローの必須条件かも…^▽^;?)
[地上波(吹替)] 6点(2011-02-10 11:49:24)
16.  GOEMON
この監督は前作で、映像表現である映画に台詞で説明させる、というダサイ事やってましたが、今作は緩和されていて良かった。史実を描くつもりはなく、設定説明の省略に実在人物を用いる手法は深作監督もやっていた。五右衛門が煮えたぎった油(釜ゆで刑は熱湯ではない)に入れられ処刑された時、息子も放りこまれたのは事実(無視されがちな史実)内容はベタである。ゲームである。ゲームとしてプレイすれば大感激の嵐だろう。映像美も超一級だもの。この監督の欠点は「個人の絶望」と「世界の狂気」を同一のように描いているところだと思う。だから人物象が薄いのだ。まさか一人の人間が世界を変えられる、みたいに思ってんじゃないだろうな?(共和制の否定にでもなりかねん)ヌルイぞ、甘いぞ、若造だぞ。深作監督は戦中を生き抜き、世界と人が絶望と狂気に陥る様を体験している。やはりこの差は大きい。好みの問題かもしれんが、この欠点が無くならない限り、私にとってキリヤ監督は映画監督ではない。ゲームクリエイターである。
[地上波(邦画)] 6点(2010-12-06 09:32:48)
17.  ソウ 《ネタバレ》 
ずっと「●●に何かある」と思っていたので起き上がった時「どうなる?」と思ったら終わり…ビリビリだけ?;「転」じゃなくて「結」だった…脱力しました;犯人は皆の心理を読んでいますが「読める人」だけ選んだのでしょう。DV男と同じ、自分より弱い人だけ標的にする卑怯者。「俺の命が神に支配されているなら、俺も命を支配してやる~」なんて神きどりで実行したのか?お前に何の資格があるのだ?同情の余地なし(動機は謎の方が映画的によかったのでは?)情報社会に対する警告があるかも。「テレビやネットで垂れ流される情報だけ信じて踊らされる。自分の目で確かめたり考えたりしないと、狂った支配から逃れられないよ~」という。アダムもゴードンも犯人からの情報に頼り過ぎてない?自分が置かれた状況の(死体とか)観察を怠って無考状態だし(犯人はそういう人選したのだろうが)低予算で頑張って作ったところは評価。ラストの衝撃が薄かったので個人的には「1」だけで十分。まさか、7作も続くとは思ってなかったです(私も観察不足だな;)
[DVD(字幕)] 5点(2010-11-16 10:20:59)
18.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
ストレートで良い映画でした。名優二人の自然な演技はさすが。豪遊するシーンはお金の大切さを訴えているのではなく、競争社会や差別に対する批判のように感じました。お金によって得られるものは一瞬の楽しさで心の満足感はない。こんな生活続けたいと思う事もなくカーターは家に帰ります。自分の居場所があるのは幸せ。人によって「家族」とか「家」「海」だったりするのでしょう。それは自分にしか分からない。心でしか得られないもの。カーターは再確認して、エドワードはようやく手に入れられたような気がします。お金は人生を豊かにする手段の一つなのに、お金が目的になったエドワードは何かを失ってしまった。カーターは生活の為に教授になる夢を諦めた。彼が教師になっていたら、多くの教え子の可能性を広げてあげられたのでは?「心の豊かさ」がお金によって刈り取られてしまうことへの批判があるように思いました。最後に彼が山を登っているのが良かった。遺書に「財産の一部を残すが、遺灰を指定場所にもっていくのが条件」なんて書いていそう(笑)片や言われなくても行くつもりで、片や簡単に礼を言いたくない。二人とも相手を知っている。そういうのがあの二人らしくていいな~と思いました。
[地上波(吹替)] 7点(2010-11-16 10:13:34)
19.  そんな彼なら捨てちゃえば? 《ネタバレ》 
それぞれの思いが交錯する恋愛事情が結構リアルだな~と思いました。テキトーな事言って慰める女性の友情とか(笑)感情の流れに無理を感じなかったです。ジャニーンの離婚劇は本当に離婚する人の事情って感じ。結婚は愛だけじゃなく、対等な人間としての信頼も重要。誰でも、これだけは許せない「駄目ツボ」がある。他人から見れば理解不能でも当人にとっては重大。そこを考慮出来なければ対等とはいえない。ニールの場合は「結婚」でした。もしかしたらニールは「婚カツ」に心血注ぐお姉さんなど見てトラウマになってたかも(笑)「結婚相手」としてではなく「自分」を見て欲しい、みたいな。ベスが彼の「駄目ツボ」を理解してくれたから結婚を決意したと思うのです。お父さんが倒れて不安だけど弱音を言えないベスの元に現れたニールは最高vああいう時はジーンとくるよ~結婚嫌いな男性が一番理想の結婚相手というのが良いvメアリーとコニーは予想外でしたが上手くいって欲しいな~ゲイ仲間のアドバイスがおもしろかった(笑)テンポもよくて楽しく観れた映画でした。(結婚した友人の中で「初めて会った時にこの人と結婚する予感がした」と言う子が何人かいるけど、それは例外だからか!)
[DVD(吹替)] 7点(2010-10-26 11:06:35)
20.  ハンニバル・ライジング
原作を読んでから観賞しました。なので小説を映像化しただけと感じてちょっと残念。映画ならではの演出や展開が欲しかった(脚本が原作者だったのか;)解説でレクター博士はキリスト教以外の宗教概念をもつ必要があったと論じていましたが、それが理由と考えれば「なんちゃって日本」も許容範囲かな;常々レクター博士の「食べる」行為は疑問でした。愛しい人の一体化を意味するなら分かるのですが、憎い者を食べる?って感じで。が、これで納得しました。「食べる」行為は自分への罰なのですね。傷を何度も引っ掻くように。自分は狂っている、しかし狂い続けなければいけない。その傷こそがレクター博士を怪物にした。まさに誕生秘話でした。
[DVD(字幕)] 5点(2010-10-26 11:01:40)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS