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1.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
まず、手術費を取り戻す為の殺人だったとはいえ、主人公が子供の視力を回復させる、という自身のアイデンティティの拠り所のためにビルを殺すことを「選択した」ことが肯定されるのであれば、この映画は死刑制度反対の映画とは言えない(最後に大仰な字幕表示があっても)。具体的な社会制度批判がない描き方は現代劇である必要性はあったのか?というのが一番の疑問だった。 この映画は単に、皆が自分勝手に生きれば不幸になるよ。という簡単なことを言っている。強引に言えば、放蕩するリンダ、その妻に尽くすことしか知らないビル←→視力を失いそうなジーン、息子の治療が人生の目的化しているセルマ(彼女にとってミュージカルは嗜好であっても、生きがいではない)という裏返しの関係性に、権力性の強弱の対比をかけただけであるといえる。 事前知識から本当に絶望的なストーリーを予想していたが、最終的に息子は手術を行い、それは贖罪として作用しているので、セルマの死は、盲目への絶望+手術の達成による半分納得の死であるので、予想よりは絶望的でなかった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-09 09:57:32)
2.  かもめ食堂
雰囲気だけは確かにいいと思うが…BGVとしてそれこそ小さなカフェ等で流すための作品。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-23 23:19:50)
3.  マレーナ 《ネタバレ》 
少年の妄想と成長のバランスが秀逸。リンチ後、市場での再会の挨拶は、それでも受け入れてくれた夫への感謝の上にあるマレーナの生への決意だが、あの主婦からはそれが見えていないというアンバランスさと滑稽さ。濃縮した社会を通じて「人間」のあり方を考えさせる良作
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-23 18:44:16)
4.  シングルマン 《ネタバレ》 
自分には楽しめなかった。生の意味を取り戻すが、結局意図しない形で命を落とす、という「これこそが人生」的なオチがどうにも…。画が映えているとは思うが、彩度の変更による直接的な表現も、それを前半わざわざ直接説明しているのもあまりに説明的すぎないか?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-17 19:09:48)
5.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
SFをほぼ見ない自分でも思いだしたのは「ガタカ」。受け手への自分とは何か、という疑問の投げ方がうまい。もう一点思ったのは3.11後の原発処理。単純に自分がコントロール出来ない環境へ身を置くということがどういうことなのか、ということへの恐怖を想起させられた。最後の地球での報道は蛇足だと思うが迷っての8点
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-17 18:46:29)
6.  あなたのために
なんというか、すべてがベタな展開のまま最後まで進んでしまった。 見る人とタイミング次第ではある意味10点になりそうな映画。
[DVD(字幕)] 5点(2011-09-20 23:07:50)
7.  アリス・クリードの失踪 《ネタバレ》 
最後には、愛するものに裏切られた同士がわずかにつながったりと、(人間は描けていないが)人間関係がちゃんと描けている佳作だと思う。この制約の中ここまで高い完成度で創り上げたのは素直にすごい。
[映画館(字幕)] 7点(2011-09-20 22:49:54)
8.  イップ・マン 序章 《ネタバレ》 
アクションとドラマのバランスが秀逸。 ちゃんと映画になっていてここまでのアクションを見せてもらえるとさすがとしか言い様がない。ドニーがイップ・マンのキャラに合いすぎていて、ドニー主演作としてはSPLにつぐ傑作だと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-20 01:24:51)
9.  ザ・タイガーキッド~旅立ちの鉄拳~
悪くはない、だけど全体に漂うこの概視感はなんなんだろうか。 主人公もスタントもすごい動きだし、見せ方もかなりうまいと思った。 がうまいと思っても、すごいと素直に思えないのは、なんでだ? 否定する箇所もないが強く薦められる点もない、主演は今後の作品に恵まれればと、期待させる一作
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-20 01:12:49)
10.  ノーカントリー
純粋な悪意と対峙したときいかに人(old man)は無力かをつきつける作品。 ただ自分の知識ではこれが80年という設定の意味が読み取れなかったのが残念。アメリカで公権力の無力さを象徴するようななにかがありましたっけ?
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-08-16 21:26:22)
11.  その土曜日、7時58分
理解し合っていたはずの人間関係、だが、描かれるのは結局瓦解する中でのみ他人の気持ちを汲み取れるようになるという悲劇性である。 象徴的だったのがジーナが実家に帰ると言ってから玄関でのやりとり、浮気を知らないアンディ、アンディと父とのやり取りを知らないジーナ、会話の終わりは最後に発せられるあまりの直接的な「少しお金ちょうだい」。すべての根本がここにある。質問の前に既に財布をだそうとしているアンディとジーナの関係性の描き方も見事。砂利をコーヒーテーブルに撒くまでのこのシークェンスは見事としか言いようがない。 全体を覆う誤解と理解の組み合わせによる悲劇。劇場鑑賞以来の再見だが人間の弱さを徹底して描いた傑作である
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-08-14 10:26:54)
12.  ミスト 《ネタバレ》 
ラストシーンに至るまで、人間社会への絶望・妻の死・最終的な巨大生物の確認、という経緯を考えれば、そこまでの圧倒的絶望感によって、ガソリンを移し変えてどうこうという思考は吹き飛ぶ。特に妻の死は鑑賞者からすれば「当然」であるが、主人公にとっては最後の救いが潰えた瞬間である。その上の果てのない霧。この絶望感たるやどれだけか。3日間のうちに人の死に直面しすぎた人間の、これが究極的な思考である。その最終選択が子殺し。ラストは(最初の主婦が生存していることが象徴しているが)正しいと思った選択が結果どうなるかわからない、という意味では鑑賞者の賢明さの否定であり、俯瞰しているという先入観を一気に裏切って絶望に突き落とす作品である
[DVD(字幕)] 8点(2011-06-13 23:27:56)
13.  ジュリー&ジュリア 《ネタバレ》 
時代をこえての二人の成長が楽しい作品。時代による差異と共通点をうまく描きつつ、ノンフィクションとして最後まで直接対面しないのがよかった。
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-17 20:50:12)
14.  ローラーガールズ・ダイアリー
安定感がすごい。ユースカルチャーとしてのローラーゲームが現在のアメリカ地方都市でこんな力を持っているのかわからないが、親からとの対立という王道のストーリーとして最後までもっていくのはよく出来ていると思う。初監督作として+1点
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-17 15:24:20)
15.  4ヶ月、3週と2日
人と人が繋がるということへの絶望感が全面に出た作品。主人公とルームメイトから、医者とその母親まで、人間と人間の間にある絶望に終始苛立たせられる。レストランでのラストシーン、うつむき続けるルームメイトと彼女を見つめ続ける主人公。その視線が映画を見る者に向けられたとき、あまりに直接的に我々は自分を批判的に意識させられ、そのまま唐突なエンドロールに投げ込まれてしまう。鑑賞タイミングを間違うと酷い事になりそうな一作。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-06 19:22:30)
16.  第9地区
人間と非人間の境での主人公の心境の変化は平凡だが、パニックホラーでないエイリアンもので、植民地主義下の差別・暴力を想像させる構造が面白い
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-19 16:41:05)
17.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
社会の中で自分の居場所を作るということに絶望した姉と、「学校」という社会でそれを引き受けざるを得ない環境下にある弟。しかし、主人公のキャラクターを「強い人間」として肯定するだけに終わっていいのか? 鈴子という人間を知ったからこその意思の尊重+逆に自分への自信のなさが表れたものと見れば、「草食系」な亮平君の行動は、不自然ってほどではないかも。
[地上波(邦画)] 6点(2011-02-19 12:42:22)
18.  シリアナ
一度見ただけでは6割くらいしかわからなかった思ってしまうのは、多分自分の政治リテラシーの低さのせいだけではないと思いたい。いかんせん並行するストーリーと登場人物が多すぎる。宗教・アイデンティティ・権力・国家、何を描きたいかはなんとなくわかるが、ストーリーの回収に時間を奪われ、もったいない脚本になっている印象
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-02-19 11:57:05)
19.  バンク・ジョブ
登場人物の多さのわりに、初見から混乱なく見れるのは俳優陣の演技力のおかげか。上質なサスペンスにスティサムのアクションもスパイスになっている。実話ベースというのはやっぱり強いなと思わせる良作
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-02-13 13:23:16)
20.  (500)日のサマー
終始主人公視点という点を踏まえて、サマー視点から見ても共感できるかが評価の別れどころか。単純に「草食系男子の片思い」の物語としてかなり良くできていると思う。自分に音楽知識があればもっと感情移入できたのかな?
[DVD(字幕)] 8点(2011-02-13 12:05:07)
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