1. 異人たちとの夏
久々に「映画を見た」って感じた。タイトルは昔から知っていて気にはなっていたけれど、見るのは今回が初めて。しかも、苦手な大林作品だったとは!・・・でも、リアルタイムでこの作品を見ていたら、自分の大林監督に対する印象もずっと良いものなっていたかもなあ・・と思っていたらラストのホラー部分に大林テイストが。やっぱりね、と納得。それでも、良い作品だと認めざるを得ない。まず、原作が良いのだろう。境目のよくわからない現世と幽界。登場する異人たちもどこまでわかっているのか? 交錯する時間軸。そしてやはり脚本がうまい。ノスタルジックな雰囲気作りだけは上手な大林監督とうまくマッチしたのだろう。更に、夫婦役の鶴太郎と秋吉久美子がめっちゃうまい。感服する。これからは、2~3年に1度は見ようかな! でも、秋吉久美子、いい女すぎじゃないかなあ? [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-11 07:50:18) |
2. デッドフォール
スタローンの映画なのだから公開当時もそれなりに話題になっただろうに、この映画、全く存在を知らなかったのが不思議でならない。なんでだろ? 無茶苦茶強引なストーリーの娯楽アクション映画。理屈抜きで見なきゃ損って感じ。十分楽しみました。 [インターネット(字幕)] 5点(2013-02-04 16:09:23) |
3. ファイヤーフォックス
《ネタバレ》 30年前の作品ということを考えればテンポの悪さは止むをえないことか? そして30年前の作品なのに後半のあの迫力、なかなか見せます。スターウォーズ的なあの見せ方も悪くない。突っ込み所は多いけれど、中でも「ロシア語で考えろ」はあまりに酷い! [インターネット(字幕)] 5点(2012-08-06 05:45:05) |
4. アウトランド
30年前に作られたSF映画ということで、スマホやタブレットの時代に見るとモニターやキーボードなど未来がまったく感じられないのは止むを得ないことか・・・近未来を描くというのは難しいね。ストーリーはグダグダ。結末もグダグダ。ショーン・コネリー演じる保安官が破壊した施設の損害額はいかばかりか? でも、ショーン・コネリーがカッコいいことは確か! [インターネット(字幕)] 4点(2012-04-02 14:15:58) |
5. フランティック
『フランティック』というタイトルだけ以前から耳に残っていて、意味もわからず響きだけでオシャレで小粋な作品だと思い込んで、今回、初めて見た訳ですが、想像とはかなり違っておりました。ポランスキーという監督が有名だとは知っていますが他の作品は見たことがなく、映画通にはよくできた作品なのかもしれませんが、正直、自分にはつまらない映画でした。とにかく、ハリソン・フォードがカッコ悪い。この手のストーリーでけんかは強くないが、頭は切れる男とくればハードボイルドと相場は決まっていると思っていましたが、全然ハードじゃない。もちろんコメディでもないし。ミーハーで精神年齢の低い自分には、不向きでした。 [インターネット(字幕)] 4点(2012-03-26 05:17:46) |
6. ミッシング(1982)
《ネタバレ》 予備知識なく見始めて、普段ならあまり見ない類の作品なのになんとなく最後まで見てしまった。そういう意味では面白かったのかな・・・?でも、これが作られた当時はどうかわからないけれど、今、見る限りは、なんら驚きもないし、それほど社会的意味のある作品とは思えない。ただ、クーデターが進行しているまさにその時でも庶民は日常を営み、意外と呑気にしているところがリアルでちょっと恐い感じがした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-09 21:07:42) |
7. ダイ・ハード
大々的な宣伝や前評判もあまりなかったのに、風のたよりというか街のうわさで、じわじわと「ムチャクチャおもしろいすごい映画が来たらしいよ」みたいな話が伝わってきて、それが『ダイハード』だったと記憶している。見てみたら、確かにムチャクチャおもしろい。有名俳優もでてないし、監督も知らない人なのに、チープな感じもまるでない。「柔よく剛を制す」的に、カッコいいヒーローではない、さえないおやじが、苦労しながら敵を倒していく姿が、特に日本人を引き付けるのかもしれない。『ロッキー』のスタローンのように、これ一本でブルース・ウィリスもスターになったんだなあ。 [地上波(吹替)] 7点(2009-02-23 21:03:55) |
8. 転校生(1982)
大林作品の中では奇跡の一作だね。映画監督としてはまだ新人だった為に、のちの彼の作品にあるひどい「クサ」さが、ギリギリのところで抑えられて絶妙のバランスを保ち、良い作品に仕上がったという感じがする。深窓の令嬢的な役の娘が登場してお嬢様言葉でしゃべるところなど、へたをすると大林ワールドに入ってしまいそうだが、なんとかセーフ。原作と脚本にも恵まれたのだろうけど、この一作のみで大林監督が映画監督となった意味が大きなものになっているよね。・・・というより小林聡美と尾美としのりを世にだした、という一点だけで大林監督の存在意義は確立されていると思う。何年か前、テレビドラマ『神はサイコロを振らない』で同じ画面に二人を見ることができて、本当にうれしかった。 [DVD(邦画)] 7点(2008-12-25 16:53:45) |
9. Wの悲劇
《ネタバレ》 思ってたよりずっと良かった。薬師丸ひろ子の脱アイドル映画だね。25年前の作品ということで古くささはしょうがないけれど、途中からは気にならなくなった。前半に、処女だの処女じゃないだの、寝たの寝てないのという会話が何度かでてくるけど、実際、当時芝居をやってた若い連中ってあんな会話してそうだし・・・。最後に、高木美保がナイフを持って襲いかかるシーンも舞台がかっていて、もしかしてここまで含めてお芝居でした・・・っていうオチになるのかと思ったほどだった。舞台と現実を重ねたストーリーに仕上げなければ、ただの2時間ドラマになっちゃうわけだから、ほんと、うまいこと作った映画だよね。正直おどろいた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-25 15:57:23) |