1. デーヴ
《ネタバレ》 役目を終えたデーヴが救急車でSPと話すシーンが印象的。「あなたのためなら死ねる」この台詞にこの映画の全てがある。役職だからとか権力があるからだとかそういうのは二の次でよいのだ。結局は人を動かすのは人の心であり、それによって感銘を受けた人達がこのSPの様に、その人に敬意と感謝の念を抱くんだと思います。とても心地の良い映画であると感じたと同時に、昨今の日本政府に対する苛立ちも沸いてきました。 [DVD(字幕)] 8点(2011-04-23 04:08:29) |
2. ルーキー
《ネタバレ》 前評判がクソ扱いだったので期待せずにみたら、そこまでクソじゃないような気がしないでもありませんでした。終始ニヤニヤしながら見てしまいました。序盤のシーンとラストシーンを被せたり、テレビでタランチュラが出てきたり、ロコと洗濯屋で争って窓ガラスをぶち破るシーンがターミネーターとまんま被ってたり、細かい所でも笑いどころがありましたね。まぁでもストーリーは陳腐過ぎます。まず人物の背景が全く見えてこない事。特にイーストウッドの過去なんか適当でしょ。チャーリー・シーンの過去も見せ方が甘い。そして後半、敵の女と謎のファックシーン。あれはもう意味不明でしょ?あのビデオシーンを見てリーダーが女にブチ切れて殺すみたいな事になると思ってたら特に何事もなく過ぎ去っていきましたよ。日曜9時に見る映画としては楽しめるんじゃないかなという事で5点献上。 [DVD(字幕)] 5点(2010-05-29 15:29:45) |
3. 真夜中のサバナ
ジョン・キューザックとケヴィン・スペイシーは別に誰が演じてもいいんじゃないか?と思えるような役所でした。キャラで言えばシャブリが際立ってた。気持ち悪いさ全開。サスペンスとしての展開はイマイチで見どころもない。この作品に関するイーストウッドは3流監督と批判されてもおかしくないぐらい本人の良さが出てない。明らかな失敗作。 [映画館(字幕)] 4点(2010-05-28 14:14:31) |
4. トゥルー・クライム(1999)
《ネタバレ》 いくらイーストウッドとは言えこの年齢で不倫しまくっているのはさすがに無理があるし、奥さんも娘も若すぎます。そして内容もサスペンス性に欠けてます。もっと色々な展開がある事件にし、長期間かけ解決させてもよかったんじゃないかな?ただちょっと点数が甘めなのは、ミスティックリバー、ミリオンダラーベイビーを見てからの鑑賞だったため、あの救いあるエンディングに献上。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-18 19:04:22) |
5. ヒート
《ネタバレ》 アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが共演した映画史に名を残す作品。家族を失いかけるハナと家族を得ようとするニール。この対比のさせ方が上手い。そして見どころのアクションシーンは流石としか言いようがないが、本物の銃撃音を使ってるだけあって迫力、緊張感がある。人によっては時間が長いという人もいるだろうが、アル・パチーノ、デ・ニーロが好きな人からすれば全く気にならないし、こんなに嬉しい3時間はあまりないだろう。 [DVD(字幕)] 9点(2010-02-10 14:36:33) |
6. 許されざる者(1992)
イーストウッドの前半の老化と後半の覚醒、このシンメトリーな感じが良かったです。この映画で伝えたかったものは人を殺す事の罪深さ。数々の西部劇に出演し、さんざん人に向けて引き金を引きまくったイーストウッド流のケジメのつけ方だったんでしょう。この後からの彼の作品にはどこか崇高さが見える。きっとこの映画を製作した事で悟りの境地を開いたんでしょう。 [DVD(字幕)] 9点(2010-02-07 14:10:56)(良:1票) |
7. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
《ネタバレ》 色んなエピソードが怒涛の様に襲ってきてオロオロ戸惑ってたらそれがいつの間にか一つに収束して終了してた。見終わった瞬間はなんだこれ?ってなったけど、振り返ってみたらその脚本の素晴らしさに驚く。この映画にぴったりの言葉は「なんやかんや」。主人公4人組は莫大な借金を抱えたけど「なんやかんや」でそれは0になった。 [DVD(字幕)] 9点(2009-12-18 03:56:35) |
8. パルプ・フィクション
特に見どころのあるシーンがあるというわけじゃなく、むしろ無駄だと思うシーンが目立つ。しかし、総合してこの映画にはなんともいえない面白さがある。時間軸の狂わせ方、無駄話の面白さ、そういうタランティーノの天性の遊び心が目立っている映画。2時間半の長丁場も一切気になりませんでしたね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-18 03:35:48) |
9. カリートの道
《ネタバレ》 元・麻薬王が真っ当な人生を歩もうとお金を貯めてレンタカーショップをやろうとするお話。色んないざこざに巻き込まれるも何とか過去の自分を切り離さそうとするカリートの姿がカッコいいですね。駅での逃亡シーンも緊張感があって大好きです。そしてラスト、色んな困難を乗り越え、なんとか愛する女性と南国でゆっくり生活できると思った矢先、チンピラに銃撃されてしまいます。担架で運ばれ、天井の蛍光灯を見ながら彼は何を思ったのでしょうか。自分の人生を悔やんだのか?それとも南国での生活を想像していたのか?エンディングで流れるビリー・プレストンの「You Are So Beautiful」を聞きながら考えてしまいます。 アル・パチーノの演技が凄いのはもちろんの事なんですが、それ以上にショーン・ペンの演技、クソ弁護士っぷりが際立ってました。こういう演技もできるんですねぇ。 [DVD(字幕)] 10点(2009-07-28 00:34:18) |