Menu
 > レビュワー
 > nobo7 さん
nobo7さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 207
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  億万長者(1954) 《ネタバレ》 
かなり秀逸な社会風刺コメディー。 当時の社会の大きな関心事である核と汚職をミックスしながら、登場人物全てを見事にデフォルメし、破綻ぎりぎりのストーリー展開で一気に突っ走った。 映像への遊び心も入っており、市川監督の得意分野って感じ。 役者陣もそれぞれデフォルメされた人物像を見事に演じていた。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-05-11 01:56:04)
2.  満員電車 《ネタバレ》 
なかなかブラックでよかった。 社会風刺はどこか説教臭くなりがちなところ、最初の雨の中の卒業式からグッと引き込まれて、最後まで一気に見せてしまうのは大したもの。 無理やり笑わせようしていないのに苦笑いしてしまうシュールなコミカルさもすごい。 主人公を船越英二の役のような淡々とした感じにしてもらったほうが、より風刺が効いたかも。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-11 01:32:30)
3.  あの手この手(1952) 《ネタバレ》 
アコちゃん強烈すぎる。 この強烈なキャラに対向するには、振り回される方ももっとコミカルに振り回されて欲しかった。 予定調和のようにほのぼのさせる必要はないと思ったけど、時代背景でこういうのが望まれてたのかな。 まあ、最後しっかり見せきるところは、さすが市川監督ってところ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-11 01:22:02)
4.  日本橋(1956) 《ネタバレ》 
熊がもっといい男じゃないと変態ストーカーにしか見えないよ。 先生もクールで真面目を装いすぎ。 カラーで情感たっぷりの画面構成にしようとする努力は見られるけど、はっとさせるようは絵も少ない。市川監督、まだまだ巨匠ぶりは見られない感じ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-05-11 01:11:13)
5.  ケイン号の叛乱 《ネタバレ》 
 キースの恋話が全く余計である。メインのストーリーやメッセージとは殆ど関係ない。その分の尺を切るか、部下たちの心理描写や裁判シーンに割いてほしかった。見るものの情に訴えるために甘っちょろいシーンを入れたのかな。上官の命令は絶対の軍隊であの状況でも無罪を勝ち取る事はほぼ不可能、最後は副官を有罪にして軍の規律とはそういう不条理なものだ、というシナリオのほうが、ずっと説得力があっただろうに。  深みやメッセージ性では疑問は残るが、娯楽映画と割りきって見る分には、ダレることなくそこそこ見れた。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-20 18:14:20)
6.  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す 《ネタバレ》 
 特撮をまともに作ろうと努力したのだろうが、真面目にやりすぎて派手さがない。ストーリーも超ご都合主義でまともな映画になるわけないのに、普通の映画風に演出しちゃったもんだからB級としての突っ込みどころも少ない。  東宝の特撮映画とどうしても比べてしまうわけだが、東宝の特撮は思い切りよく不自然でも勢いで作ってしまった感があり、B級の突っ込みどころ満載でいま見ても楽しめるのに対し、この映画は、ただたんに古臭い技術のない時代の映画としか見えず、当時はこんな感じだったんだね、という時代を感じる以外にあまり楽しめる要素がない。  東宝の特撮の(いろんな意味での)素晴らしさを再確認できたのは収穫。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-06 01:44:03)
7.  ラッキーさん 《ネタバレ》 
当時のサラリーマンの生活実態は多分反映してように思えるわりには、「ちみぃ」って甲高く叫ぶような社長が本当にいたの? 会社組織があんなにヌルくて生産性低そうでいいの? と感じてしまい、世相を反映した設定の中にコメディー要素を入れたものなのか、設定全体がすべて虚構のコメディーなのかが判然としなかった。 そんなもんで、主人公はじめ登場人物への思い入れや共感がほとんど得られず、かなり消化不良。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-07-16 01:47:53)
8.  雨月物語 《ネタバレ》 
白黒なのに美しい構図、ライティングを駆使した映像美で暗い幻想的なストーリーを効果的に表現したのが凄い。芸術性が高く当時の日本映画のクオリティを世界に知らしめたのもうなずける。アメリカに比べれば圧倒的に資金、機材が不足しているのに、緻密で繊細な職人芸で世界レベルの映像を作り出しており、今の「はやぶさ」に通じるものがあると思った。
[試写会(邦画)] 6点(2012-02-05 14:55:42)
9.  おかあさん(1952) 《ネタバレ》 
日常風景の物語性を強調するとリアルさが失われるし、本当のリアルでは感動が得られない。この難しい問題を見事にクリアして、淡々としたリアリティを損なうことなく登場人物の心情が痛いほど伝わってくる作品。ドラマを盛り上げる以上に計算されつくした演出、画面構成のなせる技である。ただ、立て続けに成瀬監督作品を見続けたせいもあるが、痛快娯楽の要素がゼロであるのが残念。お笑いや、ハラハラドキドキの要素ももう少し取り入れると良かったのにと思う。この設定、ストーリーでは相当難しいとは思うが、、
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-15 22:48:05)
10.  真昼の決闘 《ネタバレ》 
 子供の頃から有名だった映画なのに、今まで一度も見たことがなかった。ちょっとクールな西部劇程度の認識しかなく、単純な勧善懲悪、ヒーロー物のアクション娯楽映画だと思っていたのだが、全く違った。いい意味で裏切られた。   かなり、奥の深いテーマを持った社会劇であり、人間劇である。西部開拓時代のアメリカの社会を借りて、小さなコミュニティーに対して人それぞれの関わり方、価値観の多様さをしっかり凝縮して描写している。   ベースとしてアメリカ的考え方があることは確かだが、絶対的なヒーロは存在せず、正解を押し付けてこない。背景を日本の昔の村社会に置き換えても同じような作品が作れそうである。   途中のシーンであった牧師の「殺すなと言いながら、金を払って他人にやってもらっている」的な発言は、非常に奥が深く考えさせられてしまう。   ラストでストーリー的に事件は見事に解決しているのだが、登場人物の心の中はハッピーエンドではない。かなり深い映画である。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-12 02:22:28)
11.  にごりえ 《ネタバレ》 
 樋口一葉の作品3話からなる映画。3話とも、明治時代の人々の考え方、文化(実際、どうだったかは知らないが)が、画面からひしひしと伝わってくる。明治を時代背景にした映画は数多いが、明治の庶民を描いた映画としては非常に貴重ではないだろうか。   そして、貴重なだけではなく、この映像や登場人物の心情を単なる物語として客観視することができず、心のなかに滲み込むようななんとも言えない懐かしさとか風情を感じてしまう。   今の考え方や、文化とはかなり違うものであるにもかかわらず、このような感覚が生じるのは、現代の日本の文化、日本人の考え方が形成される過程で、少なからずこういう時代があったことが刻まれているからに相違ない。   この映画が作られた昭和28年には、その文化を経験した人が多数いたのだろうが、今となってはこれだけのものはもう作れないだろう。   映画的にどうのこうのと言う理屈は抜きにして、すごく心に残る映画である。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-19 02:05:16)
12.  ベン・ハー(1959) 《ネタバレ》 
 久しぶりに何回目かの鑑賞。   やっぱりアメリカの映画産業全盛期の大作はすごい。1:2.76の超横長の70mmパナビジョンで繰り広げられるその映像は圧巻。  CGなしでこのスケール感はすごい。ただ単にセットにお金をかけるだけじゃなく、それを、ちゃんと迫力ある映像としてこの超横長な画面内にしっかりと展開できてこそのものだと思う。   ストーリーは、あらすじだけ聞くと全然見る気も起こらないものだが、映像の迫力と展開で、4時間を一気に見せてしまう。  チャールトン・ヘストンの存在感もすごい。他の役者もすごい。しかし、金のかけ方と、それを生かし切った監督の才能のなせる技だと思う。  それと、こんなに派手なことできる、当時のアメリカ映画界の凄さを感じる。   圧倒的な映像の印象で、見終わった後に、シナリオがどうこうという事を考えさせない。これもまた、娯楽としての映画の一つの形で、その超大作である。   CSハイビジョンでやってたのをテレビで見たのだが、縦横比が大きく横方向の全部を画面に入れるためには縦方向が画面の半分ちょっと超えたくらいにいしかならない。なんかもったいないが、下のスペースに字幕が全部入り、映像内に字幕が入ってこないのがちょっと新鮮だった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-03 00:08:11)
13.  夜明け前(1953)
 原作は読んでないので原作との比較はできないが、時代背景やメッセージ性は充分に表現されており、ある程度の芸術性は備えている。   ロケやセットに力を入れていることは分かるが、古い白黒スタンダードサイズでフィルムの保存状態が悪いため、映像表現やカット割りの技術もじっくりと堪能できない。   また、セリフも聞き取りにくく、ストーリを追いづらい部分もあり、なにより、元々のシナリオの暗い重い雰囲気はどうしようもなく、楽しめる映画では決してない。   日本の映画史に興味がある人以外にはお勧めできません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-05 17:45:59)(良:1票)
14.  七人の侍
 ストーリーは単純なのに、しっかりと心情描写されたシナリオ、モノクロスタンダードサイズなのに、迫力とリアル感たっぷりの映像、うまいだけでは言い表せない、シナリオと映像にぴったりマッチした各役者の演技、それらすべてをシンクロさせる監督・スタッフの技量と、どれをとっても一級品である。   日本映画史に残る名画、という世間の評価を意識せずに見ることはもう不可能ではあるが、今回もう5回以上の鑑賞となるのに、これだけの尺のものを最後までしっかりと見てしまうだけでも、名作という証拠か。   台詞も、色々考えさせる名台詞が揃っているが、「そっ首落とされようとする時にひげの心配するだか?」が何回見ても一番印象に残る。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-04 00:30:30)
15.  地獄門 《ネタバレ》 
 1953年、日本初のイーストマン・カラーだそうだ。さすがに気合が入っていて、スタンダードサイズだが色彩は綺麗であり、この時代の他の日本映画と比較すると、絵としてはかなり見ごたえはある。京マチ子の魅力も存分に発揮されている。   しかし、テンポは悪く、ストーリーにも違和感ありまくり。  いくら、時代設定が平安末期だとしても、長谷川一夫のあまりのジャイアンぶりは全く共感できず、むしろ不快感すら覚える。    さらに、最後になってその理不尽なやつが反省するのも、ありえなさすぎで不自然。お子様向けのアニメじゃないんだから、ラストで反省できる頭があるんだったら、最初から考えるだろう。   当時、海外でも高評価、日本の平安時代末期の時代設定の映像が海外ではあまりにも物珍しかっただけのような気がする。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-24 19:21:12)
16.  地球防衛軍 《ネタバレ》 
 ゴジラの3年後、TOHOSCOPEのカラーシネスコで、光学合成もふんだんに使用、志村喬も出演し、実写の兵器映像も交え、気合の入った特撮大作、、のつもりだったのだろうが、相当笑える出来栄えになっております。   制作陣が真面目にお金をかけて娯楽大作を作ろうとした努力は伝わってくるし、当時としては出来は良かったのかもしれないけど、今となっては、トホホ満載のB級娯楽作品。でも、この超B級感が大好き。   異星人とのファーストコンタクトも、「未知との遭遇」を知っているだけに、その幼稚さが際立ってます。意味不明な異星人のヘルメットや、意味不明なデコレーションだらけのアイテムで未来技術を表すところがあまりにも古典的で漫画的で泣けてきます。   後にモゲラと名付けられた怪獣形ロボットも、哀愁をそそります。1匹目はそこそこ破壊活動をしますが、橋から落ちて敢え無く憤死。2匹目はさらに悲惨で、地上に出てきた瞬間に頭の上にアンテナが倒れてきて瞬殺されてしまいます。存在意味がよくわかりません。   つかまった女性達を助けに行く若い学者が地下の洞窟から難なく侵入できるし、そこから、全員しっかりと逃げ帰ってくるし、異星人の危機管理能力の無さには脱力してしまいます。   夜のシーンだろうと思われる場面も、昼に撮影してトーンを落としたのがバレバレで、さらに、それもいい加減で昼か夜か解らなくなってしまってます。   でも、うるさい子供が出てこないし、変に説教っぽいところもないし、突っ込みどころ満載のB級映画の楽しさを堪能できました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-21 01:13:08)
17.  大阪の宿
 製作年である昭和29年まさにその時代の風景を、大きなテーマも出来事もな異淡々としたストーリーでありのままに映しだしただけの映画なのだが、なぜか妙に懐かしさと心の琴線に触れるものを感じる。   私が生まれるより前の話なのに、この懐かしさに似た感覚は何なんだろう。日本人であることって、こういうことなのかとちょっと考えこんでしまった。それとも、ただ昔を懐かしむ世代に突入してしまったのだけだろうか?   娯楽映画としては大して面白くもないのだが、このへんな感覚が妙に心地良く、最後まで飽きることなく見てしまった。   乙羽信子って、若いときはすごく魅力的な役者だったんだね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-21 00:44:56)
18.  蟹工船(1953) 《ネタバレ》 
 原作の雰囲気をうまく伝えている。白黒のやや荒れた映像も、物語の暗さ、救いの無さにマッチしている。  蟹工船の悲惨さを、当時の技術でここまでしっかりと映像化したのは脱帽もの。   役者である山村聰、監督としてきっちり仕事しているが、出演する必然性はなかったかも。物語の根幹に関わるものではなく、いろんな過去を持った乗組員の一人という役回りで、全体の中で本来そんなに出番があるべきではないのだが、ちょっと存在感を出しすぎ。  役者が監督ということで、出番を多くできず、無理して存在感をだそうとした感じで違和感があり、監督に徹するか、大事な役に回るか、どちらかにして欲しかった。   それ以外は、しっかりとした構図、演出、展開で、文学原作の映画として、独自の解釈や演出は控えめにして、真面目にそのままの雰囲気を出すことに成功していると言える。   ただ、原作の重さ、暗さがそのままの迫力で表現できてしまったため、後味の悪い、楽しめない映画でもある。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-02-13 17:40:51)(良:1票)
19.  銀座化粧 《ネタバレ》 
 当時の普通の町並み、風景、生活を自然に感じられる歴史的価値満点の映画。しかし、映画としての構成力も素晴らしい。   画像、音ともに現代の映画と比べるには、あまりにも土俵が違いすぎるし、ストーリーも粗筋を書いてしまうと凡庸なのだが、風景を映し出す構図がしっかりしており、演出も日本人の琴線に触れる人情とか感情とかが自然に表現されて、しっかりストーリーに引きこまれてしまう。   画像や音がチープな分、画面構成、演出、編集の力量だけが問われるわけで、この時代にこれだけの映画が作れるのはすごい事だと思う。   成瀬巳喜男監督の作品を気を入れてしっかり見たのはこれが初めてだが、さすがに、日本映画史に名を残し多くの作品を撮り続けた監督の力量を感じる。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-16 02:08:04)
20.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
 黒澤監督の技量がいかんなく発揮された歴史的名作。場面展開やカメラアングル、映像にグイグイ引き込まれていく。   ヴェネツィア国際映画祭グランプリ受賞が物語るとおり「映画」としてすごい、というのは素人の私でもなんとなくわかる。   黒澤監督の技量で一気に見てしまったが、後で考えると、脚本を強引にまとめてしまった感が否めない。「わからない、わからない」から始まって一貫して「わからない」と言っているけど、よくよく考えると、何がそんなに「わからない」のかわからない。私自身が劇中の下人みたいに俗物だからか?(^^;     また、人間の身勝手さ、嘘、欲深さに対する問題提起を、黒澤監督映像マジックで一気に見せているのが斬新といえば斬新なのだが、最後に若干の救いを与えたのは個人的には生ぬるく思う。志村喬がやっぱり悪人でしたという終わり方でも良かったかも。   黒澤監督の凄さを感じ、色々考えさせられる映画ではあるのだが、「娯楽」がほしい人向きではないかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-18 18:19:59)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS