1. カポーティ
《ネタバレ》 改行表示で読んで下さい。 フィリップ・シーモア・ホフマンが出てると言う理由だけで鑑賞 ○ ・フィリップ・シーモア・ホフマンすばらしい演技だった。 ・冷血を読んでいたらもっと楽しめたと思う。(こんど読んでみよう) ・60年代社会的風景(差別や死刑制度など)勉強になった。 ・執行シーンなど結構、辛辣に描写していた。 ・人物モノにしては、いろいろ考えさせるメッセージ性が強い映画 × ・テンポが独特で遅く感じる(この時点でダメな人いると思います) ・死刑囚との会話にもう少し緊迫感がほしかった。 ・もう少し60年代について、カルチャー的情報が欲しかった。 ・執行されない=本が出版できない、ジレンマをもっと濃く表現して欲しかった 寸感 題材はとても良いなと思いましたが、しかし、全体的に淡白に仕上がった気がします フィリップ・シーモア・ホフマンだけが目立ってしまっていたのもそのせいなのかも 知れません。死を利用して自滅していく著者の苦悩と挫折をもう少しエグって欲しかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-26 03:43:40) |
2. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 改行表示で読んで下さい。 ティム・バートンは好きな監督の一人、ようやく鑑賞できました。 ○ ・独特の世界観は健在 ・思った通りの勧善懲悪 ・ウンパ・ルンパのミュージカル風の歌(夢に出てきそう) ・わかりやすいストーリー ・歯医者さんは元祖ドラキュラ(笑) × ・子供向けと見せかけて、実は大人向けな所にフェイントNG ・ちょっと食欲が無くなる ・ウンパ・ルンパがせんだみつおに見えてしょうがなかった。 ・ウンパ・ルンパ多すぎ 寸感 大人の絵本と言った印象、親の育て方で子供なんてどうにでもなってしまうと言う とても辛辣なメッセージを感じました。偏った愛情は人を歪ませてしまうのですね。 ウィリー・ウォンカが一番最たる者だったんですね。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-26 03:25:25) |
3. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 (改行表示希望) ヒーローものとは思えない、勧善懲悪という言葉だけでは済まされない いろいろ考えさせられる、人間の裏と表を辛辣に表現した秀作。 人を殺さず悪と立ち向かうヒーローの戦いと苦悩、一方虫けらの様に人を殺して人を弱みに付け込みもて遊ぶジョーカー とりあえずコインの裏表(運)で物事を判断する検事(トゥーフェイス) など、人間の弱さ(脆さ)と強さ(尊さ)を上手く「裏と表」で上手く表現していると思いました。 ・この作品のための前作(ビギンズ)なのだと思った。 コミック特有の世界観を無くし、限りなくリアルな世界観も作品を見て納得 × ・軽くアクションが長い ・ヒロインの変更 ・ティム・バートン版のバットマンが好きな人にはちょっといただけないかも。 ・過去の作品で何かと問題な刑事役が多いゲイリー・オールドマンこのバットマンでもしでかすのかと思いきや ビギンズと合わせて一本! [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-07-19 09:31:40) |
4. インサイド・マン
《ネタバレ》 改行表示希望 ○ 日本人にはあまりピンと来ない内容だが、メッセージがとても強く表現されてました。 ・こんな問題(事件)を黒人刑事が追っている所。 ・戦争(ナチス)を利用して莫大な利益をもたらして今なお現社会に大きな顔して いる輩に対する皮肉 ・そのような輩に群がり名声を上げようとする弁護士 ・人種差別(特にターバンの男w) このようなメッセージを銀行強盗というプラットホームに練りこみながら 作り上げたストーリーはなかなか見ごたえがあったと思います。 なので銀行強盗の展開はそんなに気にならなかった。 × ・メッセージがしっかりしてる分、黒人監督作品特有の軽妙な雑談が必要だったか? ・ジョディ・フォスターがいたのでもっと緊迫したやりとりがあるのかと思いきや無かった ・冒頭のシーンはだれに話してんだ? ・衣類と携帯電話で引き算すれば犯人が割り出せたのでは? ・豪華キャストだがストーリーは日本人向けではない。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-19 08:49:50) |
5. アバター(2009)
《ネタバレ》 (改行表示希望) 正月映画なのに2月に入っても満員御礼でビックリしました。 初めての3Dなのでちょっとドキドキしたりしちゃったりして・・・ 感想 ○ ・世界観の表現・キャラクターの設定、デザインは一流の仕事と思った。 ・ジェームス・キャメロン(監督)は完璧主義なので映画全体の完成度は高い ・ストーリーはとてもわかりやすくメッセージ性も高い、 (自然人災害、勧善懲悪、愛、、勇気、信頼) ・それにしても異星人になってもアメリカ人は決起集会が好き(笑) ・個人的には「もののけ姫」系のお話は好きなので3時間弱は苦にならなかった ・字幕まで3Dで読みやすかった。 × ・これが3Dでなければ、いらないと思われるシーンが多い ・3Dめがねが重い、不慣れなせいか最初目が疲れた ・2Dで観た人には長い映画だと思われる。 ・もう少し地球がどうなっているのか状況が知りたかった。 ・結局、戦争と言う選択でアメリカンな解決をしてしまう ・本編の前にやった3D版アリス・イン・ワンダーランド方が気になっちゃった ・ラスボス強すぎ ・訳:戸田奈津子 [映画館(字幕)] 9点(2010-02-12 11:22:00)(笑:2票) |
6. 天使と悪魔
○ ・文庫本3冊分なだけにストーリーが濃い! さすがに2時間半にまとめるのは不可能なだけに どのようにまとめるかは 腕が問われるわけで最初から最後まで目立って無駄なものが無く 常時集中して観れたと言うのは評価に値できるのではないでしょうか。 ・やはり監督ロン・ハワードはCGの使い方がうまい、 ・細かいツッコミ所はあるがそんな違和感無く楽しめる。 ・この映画のメッセージがキチンと出ていて、わかりやすかった。 ・本が出版されてから映画化されるまで、 これだけの期間でこれだけ作れたのはスゴイと思った。 ・ヴァチカン(カトリック)の色んな所がわかって勉強になった。 × ・原作を読んだ人にとっては若干消化不良だったらしい。 ・文庫本3冊分の内容だけあって、最初の切り込みの速さに ついていけなかった感がある。 ・配役のおかげで、まだまだこれじゃぁ終わらないなと ストーリーの予想が出来てしまった。 ・訳:戸田奈津子 寸感 ・この映画を観て、デヴィッド・フィンチャーの「セブン」の話を思い出した。 ・この作者はえらいヴァチカンマニアだと思った。 ・カトリックは神父 プロテスタントは牧師ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2009-07-25 15:33:37) |
7. クローバーフィールド/HAKAISHA
× ・とにかくブレがきつすぎ、弱い人は完全NG、オマケに音響がキツイ ・映像はとてもリアルだったがストーリーはちと理不尽だった ・いろんな意味で他にもっとなんか良い方法があったんではないかと思わせる ・出てくるモンスターの大きさがたびたび違うように思えてわからなかった ・時間の経過もよくわからなかったハンディーカメラの電池の寿命が長いぞ! ・訳:戸田奈津子 ○ ・いろいろナゾを多く残して終わってしまったが、 あくまでもハンディーカメラで見たニューヨーク市民の視点だけで 捕らえているのでこれはこれでよく出来ていると思った。 (変に説明係のような役まわりの人間がいなくてリアルな展開になっていると言う事) ・あのようなパニック状態になった時の人間の心理を上手く演じ、 表現できていたと思う。 ・モンスターが人間を食べると言う発想は初心に戻った感じ これはこれで面白くて恐怖があった。 ・広義に観るとラブストーリーも混じっていてそれなりの エンターテイメントに仕上がっている [映画館(字幕)] 4点(2009-07-25 15:26:43) |
8. ハンコック
○ ・とにかく軽い映画、しかし起承転結がハッキリしている、 ハラハラしないがそれなりに楽しめた ・とにかく下品な言葉とCGを駆使した下品なシーンの連発! (”メリーに首ったけ”程ではない) ・軽い映画にも関わらず、意外な展開になった ・顔がアップになるシーンが多く、少しずつ更正していくウィル・スミスや、 何やらワケありでは無いかと臭わせる、他のキャストたち心理がチラチラ していて観る人を「ん?」と思わせる所が良かった ・軽いながらもメッセージがあったので良い × ・CGが軽くザツに見えた ・お決まりパターンでヒットしたら続編するかも的な終わり方がいただけない ・何でシャーリーズ・セロンが? ・とにかく下品な言葉とCGを駆使した下品なシーンの連発! (”メリーに首ったけ”程ではない) ・訳:戸田奈津子 [映画館(字幕)] 6点(2009-07-25 15:20:51) |