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1.  スーパーマリオ/魔界帝国の女神
どうやら4Kレストア版でのリバイバル上映があるみたいですけど、そんな価値はまったくないと思いますね。 公開当時はそのグログロのアレンジがちょっとだけツボにハマってゲラゲラ笑って観てましたけど、詰まるところスーパーマリオでもなんでもないというのがこの映画の全てでしょう。 正直、「スーパーマリオ」を観に行って、キノコ王国ではなくて「ダイノハッタン」のお話が展開したら誰だってドン引きするのが当たり前です。これは公開から30年経って、世の中の価値観に変化があったとて変わりようのない事実だと思いますね。 元々狙って作ったのか、制作の紆余曲折でこうなってしまったのかは分かりませんが、まったく面白くありません。これに尽きます。
[映画館(字幕)] 2点(2023-09-12 22:15:46)
2.  スタンダール・シンドローム 《ネタバレ》 
やはり一番の問題は今や「スタンダールシンドローム」が原因不明の病などではなく、高所に設置された絵画や美術品を上を向いて長時間鑑賞したために起こる症状だということが解明されてしまったことでしょう。 もっとも公開当時はまだこの病気についてよくわかってなかったようにも思いますが、あんまり物語の中でこの「スタンダールシンドローム」の必然性を感じないんですよね。 とは言え、アーシアが人面魚とキスしたり、女性の頬を弾丸が突き抜けたり(CG)、壁の落書きが実体化したり(CG)とアルジェント特有の馬鹿々々しい特撮シーンがそこそこ楽しかったりします。 モリコーネの音楽は不気味で素敵でした。
[ビデオ(字幕)] 3点(2023-04-08 23:51:48)
3.  恋愛小説家
こういう欠点だらけの人間同士がお互いを認め合って、ジワジワと仲良くなったり、ジワジワと惹かれ合う映画は好きですね~。 いい映画だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-11-21 23:27:23)
4.  ウォーターワールド 《ネタバレ》 
違うんですよ。この映画は駄作と言われて久しいですけど、1979年にポストアポカリプスの元祖、「マッドマックス」が世に出てから散々作られまくった「なんちゃってマッドマックス」の一編に過ぎないんです。それをどこでどう間違ったのか当時の大スターであるケヴィン・コスナーが製作、主演したことによって、この手の映画はまず見ない層の興味を悪戯に引いてしまった・・・結果として惨敗、酷評の嵐となったのは皆さんご存じの通り。 個人的には当時のケヴィン・コスナーが出演しそうな種類の映画とはとても思えないのですが、実はこういうの好きだったんでしょうね(笑)自分で製作までしちゃってるし。ウケないのは最初からわかりそうなものなのでプロデューサーとしては失格だと思います。 デヴィッド・トゥーヒーの脚本も、彼の他の作品でもよくやっているマカロニ・ウェスタンを下敷きにしたようなもので、流れ者のアウトローが反目しながらも仲間と共に困難を解決して、独り去っていくという、古臭いものです。そして何より問題なのはこの映画に100億円掛けたようには到底見えないことでしょうね。 因みに私はケヴィン・コスナーはどちらかと言えばキライです。でも、実際の映画の出来は全く持って〝普通〟だと思います。特筆すべきところもないですけど、これより酷い映画は山とあるので、駄作というほどでもないと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-08-09 00:24:40)
5.  御法度 《ネタバレ》 
大島渚監督の遺作ですが、何というか、テーマと言い、スケールの小ささ(誉め言葉です)と言い、映画全体を覆うザラついた空気と言い、デヴィット・クローネンバーグの映画を見ている様でした。 キャストはビッグ・ネームばかりなので、そこがまたアンバランスというか・・・ 最近は関西圏でしかほとんどお見掛けしなくなったトミーズ雅なんかほとんど主役だし。 観客を置いてけぼりにする演出と、過剰なまでに説明的な部分が混在し、とても不思議な印象で、内容としてもそこまで面白くないんですけど、トータルでは脳裏に残る映画だったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-03 09:36:20)
6.  ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
実に30年ぶりに再鑑賞しました。 当時の私はあまり直球ストレートな映画は苦手で、ケビン・コスナーも苦手だったんですけど、レンタルビデオ屋に行ったときにレンタルしたい映画がなくて、手ぶらで帰るのも嫌だったのでこのロビン・フッドを借りたのでした。 そのときの感想は、正直ノリも合わなかったし、超が付くほどツマラナイと思いました。 そして時は流れ、その間にCG塗れの史劇大作とかも散々見て、今回の再鑑賞となったわけですが、これがなかなか面白く感じました。 考証も結構適当だし、アクションも緩い。広く知られているロビン・フッドの物語を人気だったケビン・コスナーを主演に迎えてオーソドックスに映画化したに過ぎないのですが、娯楽映画って寧ろこのくらいの力の抜け加減が丁度いいのかもしれないですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-05-05 22:38:51)
7.  肉の鑞人形 《ネタバレ》 
もうずっと昔、今は無き東京ファンタスティック映画祭のオールナイト上映で観ました。 内容だけで言えば本当にいいかげんな映画という印象ですが、実現しなかったとは言えダリオ・アルジェントがプロデュースしてルチオ・フルチが監督する予定だったことを考えると、イタリアンホラーの灯を絶やすまいとする夢の企画であったと同時に、その灯が完全に消えてしまう最期の瞬間でもあったんでしょうね。 クライマックスに真鍮製のターミネーターが何の脈絡も無くいきなり登場したとき、劇場内にどよめきが起こったのをよく覚えています。 現在は見るのが少し難しい状況になっているようですが、久しぶりに見てみたいな~と、ふと思い、レビューしました。
[映画館(字幕)] 3点(2021-05-15 22:46:56)
8.  シックス・センス 《ネタバレ》 
公開当時、かなり話題になっていましたよね。でも、どうなんでしょう?ハリウッドのメジャー作品としては斬新な内容だったと思いますが、この当時でも「実は主人公は死んでいた」、そのネタ一本で勝負するのはちょっと苦しいものがあったんじゃないでしょうか? 同じネタというだけなら、もっと昔のもっとマイナーな作品の中に、これより練り込まれたものがいくつもありますので。 この後、シャマランは奇をてらったような映画を連発しますが、世間の評価は「何か凄い監督」から「ええ加減にしとけ!」に変わって行ったのは周知の事実・・・
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-03-08 23:20:52)
9.  スペース・トラッカー 《ネタバレ》 
このコミックをそのまま実写化したみたいなノリは悪くないと思うんですけど、宇宙の無重力下での描写がマグネット・シューズで足場を固定して歩くなど徹底しているようでいて、同じ無重力下なのに隠していたビールの箱を重そうに出してきたり、それを重力下みたいに普通に飲んだりとか統一感がなくていろいろと雑です。SFでもコメディでもそこの辺りはきちんと作り込んで欲しかったです。
[DVD(字幕)] 3点(2021-02-23 00:17:58)
10.  ワイルド・ワイルド・ウエスト 《ネタバレ》 
今まで見られるチャンスが山とあったのに、今になってやっと見ることが出来ました。公開当時はそれなりに話題になっていたかと思いますが、尺が短めにも関わらず何度も寝落ちしそうになってしまいました。1999年というと「マトリックス」が公開された年で、まだまだVFXによる映像だけで集客が出来た頃ですが、なんというか全てが想定の範囲内というか、見る側の想像力を超えてないといった印象を受けました。クライマックスもチョイ出の機関師との殴り合いとか盛り上がらなすぎです。それと、ポスターやDVDのジャケットにも不自然にフィーチャーされているクモ型ロボットが主役の二人よりも扱いが大きくて、いい加減クドいです。作り手が余程気に入ったのでしょうけど、何もラストシーンまでそれで締めなくてもいいのに・・・
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-12-29 23:35:53)
11.  ボディガード(1992) 《ネタバレ》 
「アタシ」って「シアター」ってこと???
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-10-21 10:35:18)(笑:1票)
12.  ザ・シークレット・サービス
割と最近の映画のような気がしていましたが、もう30年近くも経過していたんですね~。 「イーストウッド老けたな~」なんて思ったものですが、それすら今や昔という訳ですか・・・ 当時は割と傑作の呼び声もあったような気もしますが、今観ると、まあ、普通ですね。 00年代までは昔の映画を見ても違和感を感じることは少なかったのですが、最近はネットにスマホにいろいろと世の中が変わり過ぎて、こういった現代を舞台にしたサスペンス物はとにかく小道具が古く感じてしまって冷めてしまう自分がいます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-28 22:28:33)
13.  遥かなる大地へ 《ネタバレ》 
なんか全体的にNHKの朝ドラのようなストーリー展開ですが、ロン・ハワードらしく、非常にわかりやすく普通に楽しめました。 ・・・まぁ冷静に考えるとネイティブ・アメリカンから巻き上げた土地を他所から来た移民が取り合いするという、爽やかさからは程遠い内容なのですが、どこの国の歴史もそんなものなので、そこは言いっこなしということで。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-18 22:23:44)
14.  アビス/完全版 《ネタバレ》 
80年代の終わりの頃、深海映画のブームがあって何故だかこの”深海モノ”というジャンルに強く惹かれて色々見ましたが、そのほとんどがホラーという状況の中でこのアビスだけが未知との遭遇路線でした。が、個人的にはこのアビスが一番つまらないと感じました。 ジェームズ・キャメロンだけに映像づくりの完成度の高さは見事ですが、クライマックスで宇宙人が人間の愚行として過去の戦争の映像を見せるとか失笑以外の何物でもありません。いくら何でも分かり易過ぎます・・・ それと一番ガッカリしたのは、深海を舞台にしていながら何故に宇宙人なのでしょうか?劇中でハッキリそう明言してしまうのはちょっとどうかと思いました。海の奥深くに人間とは違う高度な文明があった、とか想像力を掻きたてる余地を与えて欲しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-02-04 11:18:26)(良:1票)
15.  ロボコップ3 《ネタバレ》 
ピーター・ウェラーが降りた時点で凄くガッカリした覚えがあるが、内容はまぁそれ以前の問題だった。 まるで中学生のラクガキみたいな脚本・・・ この映画の見どころは、ロボニンジャ・オートモの顎のセルフ矯正と最後のマコ・岩松のお辞儀シーンだけ。 ロボコップはポール・ヴァーホーヴェンの1のみ別格で、それ以外はリブート版も含めて「ロボコップ」を名乗る資格はない。
[ビデオ(字幕)] 2点(2019-08-05 11:13:44)
16.  リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》 
ストーリーの範囲が凄く小さく、起伏も少ないのですが実話ベースなのでそれは仕方ないかなと。 「本当に助けを望む者ほど、助けを拒む」とか「理解することはできなくても愛することは出来る」とか、考えさせられますね~。 少々退屈なエピソードも多いけど、テーマと照らし合わせて一番最後まで見ればしみじみします。 フライフィッシングのシーンは昔VHSで見たときは映像の美しさがイマイチ伝わらなかったけど、今の画質で見ると本当に美しい。モンタナのイナカの風景を眺めるだけでも見る価値はあります。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-19 21:39:29)
17.  学校 《ネタバレ》 
内容とは関係ないけど、イノさんのエピソードでの飲み屋のシーン。イノさんが黒ちゃんの提案をさらっと受け入れておきながら、酔いが回るとその提案についてブチキレるという、田中邦衛の演技がリアル。飲み屋あるあるだね。 最後の「幸せについて」のホームルームのシーンはちょっと唐突に思えたけど、あれはきっと観客も教室にいるような疑似体験を狙ってのことだと思うので、シメとしては良かった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-12-01 01:10:20)
18.  張り込みプラス 《ネタバレ》 
製作年を差し引いても全てに於いて余りに地味過ぎてキツかった。正直、犬が猫を追い回すシーンの犬の主観映像くらいしか印象に残らなかった。(そこ?)
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-11-16 00:15:03)
19.  ジェロニモ(1993) 《ネタバレ》 
豪華キャストとスタッフの割に映画としてはストーリーも弱く薄味な印象。でもラストのジェロニモの「何故我々の神は我々が守る大地を白人に明け渡すのを許したのかわからない」みたいなセリフはグっと来た。自らの正義のために戦っても運命が味方するとは限らないんだよね。何事も・・・
[地上波(字幕)] 4点(2014-11-11 21:28:47)
20.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 
ラスト、ハーヴェイ・カイテルがウィリアム・ハートに聞かせる話。眼が見えない老婆の消息不明の孫のフリをして乗せられてやるカイテル。実はカイテルが孫じゃないと薄々気が付いていながらもそれに触れずに、孫の帰還を喜ぶ老婆。 さらにその話が只のネタかもしれないと気が付きつつ、うんうんと聞くウィリアム・ハート。 まさに優しい嘘。なぜかここのシーンでボロボロ泣いた・・・
[地上波(字幕)] 6点(2011-09-03 21:53:39)(良:1票)
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