1. ラストミッション
《ネタバレ》 海外のホテルでテレビを点けたら偶然放映していました。 原語で視ていて、フランス語やフランス語なまりの英語が出てくるので、完全には内容を把握できませんでした。 結構ハードな内容で、テレビで流していいのかと思える演出もあり、それなりに楽しめました。 いいところでヘロヘロになる主人公には、ちょっと面白味に欠けるかなあ、脚本に文句を言いたいところです。 でもやっぱり、年を食ってもケビン・コスナーはいいね。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2023-09-25 11:09:06) |
2. 異端の鳥
《ネタバレ》 事前の宣伝文句のせいか、それとも過分に期待しすぎたせいか、思ったほどの感想を持ちませんでした。 ただひたすらに残酷で、それでいてどこかユーモラスな描写の連続です。 で、主人公の無口で無表情な態度のせいか、父親が現れても本当にこの人は肉親なのか、ただの人さらいなのかわかりませんでした。 少年同様、観ているこちら側までもが、何も感じない人間に染まってしまったのかと戸惑いました。 最後にバスの窓ガラスに自分の名前を書くあたりで、わずかな希望のようなものが垣間見えたように感じました。 まあ、観て損はしないと思いますが、人にはあまりおススメしないと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2020-11-10 18:10:34) |
3. ランボー/ラスト・ブラッド
あ~あ、ランボーってシリーズは、もう、取り返しが付かないほどのイタイ映画になってしまったんですね。 ようやく、映画館で観れる新作映画と思い、出かけてみましたが、もう後悔のみ。 ストーリーは単純で、そしてひたすらにグロい殺戮シーンの連続。 映画最後にオマージュで流される過去作品のシーン。 第1作って、警察を代表とした世間・社会とベトナム帰還兵との戦いが骨子として存在していました。 以降は個人的な怒りがメインになってしまい、社会派的作品がただの娯楽アクション作品に変わってしまいました。 と言うか、第1作が偉大すぎたと言えるのかもしれません。 そう考えると、今作は比較にならないほどの駄作です。 スタローン自身、年齢も体重も増えてしまい、自らの手でシリーズにピリオドを打ちたいがために作った作品なのだと思いたいです。 [映画館(字幕)] 5点(2020-06-29 14:45:09) |
4. フォードvsフェラーリ
遅ればせながら、「フォードvsフェラーリ」を観て来ました。 これって、ただのフォード礼賛のヤラセ映画なのかな? 史実に基づいていて、なかなかおもしろかったです。 確かに、GT40ってクルマは美しくて魅力的で個人的に大好きなクルマです。 出来れば、GT40の設計段階からのクルマ造りを見たかったですねえ。 で、映画ですが、思ったほど迫力・臨場感が無かったですねえ。 この映像(レースシーン)をみてスゴイという人は、S・マックイーンの「栄光のル・マン」をみて欲しいです。 初めて劇場のスクリーンでこの映画を観たときは(リバイバル上映でしたが)ドキュメンタリーさながらの荒い映像にうっとりしました。 私は、「栄光のル・マン」の方がはるかに迫力があったように思いました。 とりあえず、シェルビーやマイルズに関しての情報を確認してみようと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2020-02-09 10:43:12) |
5. コンフィデンスマンJP
おもしろかったです。 本編を観ているとき、ところどころでちょっとした違和感を感じましたが、それらが伏線につながっていたとは... だまされた部分は爽快感がありますが、所詮はテレビドラマの域を出ていません。 ちょっと豪華になったテレビドラマにすぎません。 比較してはいけませんが、名画「スティング」とは別物ですねえ。 テレビ放送時に出演していたゲスト陣がカメオ出演のようにチラチラと顔を出していて楽しいです。 あとは、エンドロールが流れても席を立たないで、最後の最後まで観てくださいね。 [映画館(邦画)] 7点(2019-05-23 16:59:40) |
6. 映画 賭ケグルイ
まあ、そこそこ『おもしろかった』ってとこでしょうか。 最初のじゃんけん大会では、からくりはすぐにわかりました。 個人的な感想としては、反体制派の演説や脚踏み、乱闘などのサブストーリーは割愛した方がいいでしょう。 不要なシーンがたくさん見られたように感じます。 とりあえず、巨大なスクリーンでのアップにも耐えられる美波ちゃんはキレイだったのでプラス1点。 [映画館(邦画)] 7点(2019-05-14 18:15:53) |
7. バイス
まあ、この手の作品は日本じゃ受けないなあ。 ハッキリ言って内容が複雑で出来事の当時の状況は、現地・アメリカじゃないとわかりませんからね。 それこそ、日本だと『あさま山荘』事件の映画なんて、日本人か日本にいる人以外は興味も持たないでしょうし、理解もできないでしょ。 まさに、ディック・チェイニーの悪名高い政治生活を克明に描いているだけの作品です。 個人的には好きな人物なんですけど、嫌われる要素タップリの人だけにねえ... ただ、演じたC・ベールの熱演は見事でした。 そうそう、この作品で私が最も驚いたのは、最後に製作者の名前を見たときでしょうか... [映画館(字幕)] 7点(2019-04-10 18:33:41) |
8. グリーンブック
素晴らしい! 近年観た作品の中でも指折りの傑作だと思います。 まあ、私が最近で高評価しているのは、「ドリーム」のような黒人差別をリアルに描く作品が多いように感じます。 それでも、この作品に関しては、ドクターが自らトラブルを起こしてしまっている案件がいくつもあるので、時代や土地柄ばかりのせいでもないように思えます。 がさつで短気なイタリア系白人と上品でストイックな黒人コンビ。 この二人の関係性を2時間あまりの時間で、こうも丁寧に描くあたりは、監督の手腕だと思います。 留置場からボビー・ケネディに電話するあたりの描写は、この作品の最も爽快感を感じるシーンですね。 [映画館(字幕)] 9点(2019-04-01 16:12:39) |
9. ワンダー 君は太陽
《ネタバレ》 おもしろくて、嫌味を感じない作品です。 それでいて説教臭くなく、さらりと観れます。 でも、どうしても引っかかるのが、親がオーギーに対して顔にキスしないところですね。 キスするのは手のひらばかりで、これって、やっぱり気になります。 子どもたちが「ペストが移る」とはやし立てるのと関連するのでしょうか? [映画館(吹替)] 7点(2019-03-22 23:11:28) |
10. 運び屋
《ネタバレ》 おもしろかったです。 老いたイーストウッドの姿はあまり観たくなかったのですが、やっぱり見入ってしまいます。 捜査官相手に「仕事よりも家庭」を説くシーンなどは、『お前が言うな』と突っ込みながら『反面教師』ならではの力強い説得力に感動すら覚えました。 しかしながら、銃を持った相手に脅されて素直に従ってしまうシーンは観たくなかったなあ。 イーストウッドなら、素早くマグナムを抜いて欲しかったよう... [映画館(字幕)] 7点(2019-03-14 17:58:50) |
11. 十二人の死にたい子どもたち
《ネタバレ》 まあまあ楽しめたかな、ってところでしょうか。 あくまでも、ミステリー・犯人探しに限っての話ですが。 最初から結末は、ある程度分かっていますし(自殺しない)、予想通り、って感じです。 やっぱり、杉咲花の演技力は他の演者と比べて頭抜けています。 けれど、その濃さ・熱量がやたらと鬱陶しいです。 言うならば、彼女が発言すると、『ハイハイ、わかりましたから、少し静かにしてください。』と突っ込みたくなるのです。 もっと力を抜いた演技を見せて欲しかったなあ。 あと、これを言ったらマズイかもしれませんが、大多数の自殺志願者たちの自殺理由がどれもこれもくだらない。 まあ、これが今の時代を物語っているのでしょうねえ、私には理解できませんが... [映画館(邦画)] 4点(2019-02-01 18:46:29) |
12. 蜘蛛の巣を払う女
これって、「ドラゴン・タトゥーの女」の続編ですか? 役者も監督も代わってしまったようです。 大きな意味で続編(設定や時間経過)でしょうが、話は全く別のものと言う感じです。 でも、見所も多くアクションも豊富で満足できます。 たいへんおもしろかったです。 で、蛇足になりますが、さすがはソニーの製作作品ですね、スクリーンのどこにも中国製品や中国文字(読めない漢字)が出なくて、何だかホッとした気分です。 [映画館(字幕)] 8点(2019-01-14 13:53:49) |
13. 来る
ん~何とも言えない作品ですね。 ハッキリ言って、ストーリーはクソ。 でも出演者の演技は、本当に素晴らしい。 ただの人間ドラマとして見たら、それなりにまとまりそうですが、ホラー作品として見たら全然満足できません。 作品と言うよりも出演者の熱演を観る映画ってところでしょうか。 [映画館(邦画)] 5点(2018-12-14 17:32:25) |
14. ボヘミアン・ラプソディ
いい作品でした。 でも、ちょっと長いなあ。 その割りに音楽シーンが少ないような気がします。 クイーンのファンなら大満足できるでしょうが、不満な部分も多々あります。 タイトルでありながら、ボヘミアン・ラブソディのフルコーラスが無いのはダメでしょ。 他にも最初のブレイクの地である日本があまり取り上げられていないのは納得いかないなあ。 そうは言いながらも、最後のライブシーンは感激しました。 そうそう、もうひとつの不満は、ちょっとだけ奮発してIMAXで鑑賞したのですが、あまり臨場感を感じませんでした。 それでマイナス1点。 [映画館(字幕)] 7点(2018-11-14 16:32:33) |
15. 若おかみは小学生!
評判が良かったので、観に行ってきました。 確かに佳作だと思いますが、評判になるほどの作品とは思いませんねえ。 主人公が旅館の若おかみになるまでの経緯はスピード感があって良いのですが、旅館でのエピソードの数々と主人公の成長のスピードが伴っていないように感じました。 90分たらずで物語を終わらせるのは時間が足りないように感じますし、90分で収めるのならいくつかのエピソードは削っても良かったのでは? アニメながらも子どもよりも大人向けの作品だと思いますが、スタジオジプリとは格と言うか、次元が違うように感じました。 いい作品ですが、周りにおススメするほどの良作とは思えません。 [映画館(邦画)] 6点(2018-11-01 17:42:48)(良:1票) |
16. カメラを止めるな!
おもしろかった! 後半以降のサイドストーリーになり、随所に笑いの箇所が出てきて退屈しませんでした。 でも、残念なところは、前半のゾンビ映画のハンディカメラのめまぐるしい動きに、乗り物酔いのような感覚になってしまい、1点減点で7点ってところでしょうか。 詳しい話はここでは禁句でしょうから、この映画を観た人と思いっきり話がしたいです! [映画館(邦画)] 7点(2018-08-07 20:32:10) |
17. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
この映画のシリーズのレビューで、いつも書いていますが、これぞ王道の娯楽作品ですね。 スケールや金のかけ方など、もう、何百年経っても日本は追いつけませんわ。 文句なしにおもしろい! [映画館(字幕)] 8点(2018-08-06 23:13:17) |
18. 劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
《ネタバレ》 いやあ、平日の上映でも観客はいっぱいでした。 まあ、ガッキーの顔だけでも十分に観れたので、それだけで満足してしまいました。 映画の出来としては、正直粗過ぎます。 せっかくのオールスターキャストなので、あれもこれもとエピソードを詰め込みすぎているのかなあ、正直、観ているだけで疲れました。 とは言え、すでに確立している各ドクターのキャラクターを十分に出し切っています。 もう、これでこのキャストでの続編は作れないでしょうねえ、出演料だけで制作費が吹っ飛びますよ。 それと、最後の最後に児玉清氏を出してしまうのは反則じゃないですか。 とにかく、この映画の出来でフジテレビが復活してくれればいいんですけどねえ... [映画館(邦画)] 7点(2018-08-01 19:21:25) |
19. インサイド(2016)(レイチェル・ニコルズ主演)
期待して観に行っただけに、超ガッカリ。 信じられないくらいに話に無理があり、信じられないくらいに悪役が殺人鬼でした。 テレビの深夜映画枠程度の作品で、金を出してまで観に行く映画とは思えません。 [映画館(字幕)] 4点(2018-07-17 19:00:05) |
20. 空飛ぶタイヤ
おもしろかったです。 でも、ちょっと豪華な出演者が出ている2時間ドラマ程度の作品のように感じました。 長瀬氏の熱演は見事でしたが、やっぱり、どこかクサイように感じました。 一番おいしい思いをしたのは高橋氏かな、出演シーンは少ないながらも、印象的な役柄でしたし。 作品のヘビーな内容を考えたら、120分で話を収めるのは短かったのかもしれません。 それでも、社長以外の従業員の働いているシーンが少なすぎるし、どんどん困窮していく赤松運送なのに、従業員は減らすこともなく営業を続けているのは、ちょっとウソくさかったなあ。 [映画館(邦画)] 7点(2018-06-21 19:10:58) |