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コメント数 353
性別 男性
自己紹介 直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。

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1.  プルートで朝食を 《ネタバレ》 
ニール・ジョーダンがアイデンティティの問題を深掘りしたもの。セクシュアリティ(トランスジェンダー)のこと、生みの親のこと。トランスジェンダーの話題は、すでに『クライング・ゲーム』でも扱われていて筋の(重要な!)転換の機能に収まっていたが、本作では実存的に徹底して、そのたおやめ(手弱女)ぶりが男社会(警察やIRA)の硬直をあぶり出しているのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-24 21:54:44)★《更新》★
2.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 
スター誕生もののパターン映画。青は藍より出でて藍より青しで、青に出て行かれた藍は寂しくなる。この映画の場合は出て行かない青の気配りがあっても藍の苦しみは去らなかった。レディー・ガガ、をはじめてじっくり拝見、魅力あるね。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-22 21:57:12)《更新》
3.  シングルス(1992) 《ネタバレ》 
いきなりさりげなく掲げられるあの周知の標語「思考はグルーバルに、行動は身近なところから」、これがこのグランドホテル形式に生きている。範列(グローバル)と隣接(身近なところ)の並立(対立というのではなく)。「別次元なら(隣でなければ)俺たち恋人同士てとこだな」って深い。隣のよしみで恋人でもない女性が自分のことを気遣ってくれる。裏を返せば、恋愛関係は高度に選択的(範列的)で、近場(隣接的)ですますようなものではない、てことをオシャレに貫いている映画。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-21 22:02:41)★《更新》★
4.  ボーイズ・ライフ 《ネタバレ》 
横暴な継父との関係はとんでもないものだ。見たくもない。こんな作品より、たとえば、母の再婚相手からの虐めに逆に立ち向かう話の『スウィート・シング』(2020)の方がはるかに素晴らしいが、この「みんなのシネマレビュー」では扱われない、残念。
[DVD(字幕)] 5点(2025-07-21 14:09:37)《新規》
5.  クライング・ゲーム 《ネタバレ》 
筋に幾つかの重要な逆説がある。「兵士」として役割を決行できなかったことが「かえって」良い結果につながったとはその最たるもの。凄いのは彼女のペニスで、まずは恋愛感情を挫くが、「かえって」筋を能動的に作り変えてゆく。俳優の表現、演出、じっくり観させる。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-19 22:00:43)《更新》
6.  インサイダー 《ネタバレ》 
長い、がその長さに付き合うのが意味ある映画、一筋縄では行かない話題なので。内部告発の公共性は大変大きいが、告発する当事者が払う犠牲もまた大きい。真面目で重いタッチなので、ストーリーを追うだけで、映画の技法的なところに注意が行かない。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-18 22:46:27)★《更新》★
7.  花とアリス殺人事件 《ネタバレ》 
快作だ。実写を取り入れた、実写のような動きのアニメだが、アニメだから可能なアクロバティックなシーンがけっこうあるし、無礼すれすれの軽口のやりとりもアニメだからこそ見事にハマっている。アニメが切り開いた「あり得ないほんとうらしさ」の功績(功罪も?)についていろいろ考えてみたいものだ。
[DVD(邦画)] 8点(2025-07-17 23:13:09)《更新》
8.  ラスト・ワルツ 《ネタバレ》 
最初はドイツの映画館で観た。1979年に、もう大昔。ザ・バンドの曲のファンだったが、メンバーのことは、今回DVDで初めて確認した。ドラムスのヴォーカルがいい!クラプトンのところ最高。で、やがてシンミリしてしまうね、終わりは。
[DVD(字幕)] 8点(2025-07-17 23:03:47)
9.  ザ・コミットメンツ 《ネタバレ》 
たしかイタリアのシエナの野外映画祭で見たのだが(記憶が定かではない笑)、あれは1992年の夏。今見直すと、ドラマが一応あって、音楽がやはりいい。本格的な音楽ものを見直したくなってきた、『ラスト・ワルツ』とか。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-16 23:26:01)
10.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
人同士が、通常は意識しないが、ほんとうはこんなに絡んでいるのかもしれない(少なくとも可能性の上では)、というところが深い。つまりこれが昂じて物象化すなわち経済関係が人の関係を超えて一人歩きする事態なのである。そういえば、反社も経営のモンダイがキツくて、という話題がこの作品内に印象的な位置を占めている。
[DVD(邦画)] 9点(2025-07-16 16:09:33)《更新》
11.  秋立ちぬ 《ネタバレ》 
母親乙羽信子を出奔させてしまうとは、大胆な。ひたすら湿っぽい筋となるところを、喧嘩に強い主役少年という強力な設定で、優しいオジサン藤原釜足と明るく頼もしい夏木陽介や元気な少女を「風通し」存在として配置している。これら成瀬的「風通し」は、ジメジメしたリアリズムを断固拒絶する。ヤルセナキオは自分の似姿をスクリーンに反復することはない。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-15 21:30:09)
12.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
ピカソが似ていて笑ってしまう。贅沢な真夜中の夢。何もしないレア・セドゥでおわるのがなんとももったいない。
[DVD(字幕)] 6点(2025-07-14 21:40:19)
13.  旅立ちの時 《ネタバレ》 
さすがシドニー・ルメット、メリハリのあるシーンの連続で、嘘っぽさというのが微塵もない。名作だ。あの時代の政治運動的なことについて一つ復習できたのは、ふたことめに言われた「ブルジョワ的」「プチプル的」とかの非難は容易に各人から「個人」の輪郭を奪う掛け声になってしまったということ。長男のことを最後の最後でやっと「自由」にするあの父親はすでに似てはいけないものに似ていたのだ、独裁者。
[DVD(字幕)] 9点(2025-07-13 22:29:07)
14.  その土曜日、7時58分 《ネタバレ》 
自分からの視点では些細な踏み出しにすぎないはずが結果的に大惨事に繋がっていってしまうのを「想定外」と決め込むのではなく、不愉快でもきちんと事前の「想定」に組み入れることを、こういう映画はいつも徹底的に教えている。
[DVD(字幕)] 8点(2025-07-13 13:31:31)
15.  私の少女 《ネタバレ》 
陰気な話なのでシンドイが、ペ・ドゥナは絶妙に抑制気味の魅力ある演技。彼女をずっと見ていたい感じ。このかっこいい高身長のレズビアンカップルが世の雑音を悠々と見下ろすかたちを映像表現として見届けたいものだ。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-12 21:59:29)
16.  ラストマイル 《ネタバレ》 
岡田が満島に「あなたは誰?」と問い詰めるところが最高。作品の前提を根元的に問うこと、この存在論的な問いは、フィクションの枠外にも向かって配役はどういう関係で決まったのだろう、という問いにもなる。ところで、よく見かける俳優たちの顔だけが多くて見ていてちょっと疲れた。内容としては、働き(働かせ)すぎは、結局ろくなことにならないということだなあ、この映画。
[DVD(邦画)] 6点(2025-07-11 21:42:33)
17.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 
死体の処理はなかなかたいへんなものだろうが、国家がらみ、CIAがらみだと、実にスムーズに台詞のやり取りで「片付け」られて「観客の目に触れない」。コーエン兄弟の、人間関係の物象化を見据えるブラックなユーモアが冴えている。「物象化」の土台は、いうまでもなく人の関係が金銭のそれに覆われ破壊されていることで、ブラピとフランシス・マクドーマンドが国を売って一攫千金を企むのはその最も分かりやすい部分に過ぎない。とにかく愛という真面目な直接性は嘲笑されてしまう。
[DVD(字幕)] 9点(2025-07-11 14:17:38)
18.  めし 《ネタバレ》 
成瀬の引き戸。妻が実家に帰ってしまった夫のところに女性客たち、その際の引き戸の機能が大切で、ドアと違って引き戸は閉まっていても開いている、つまり密封空間を作らないこの引き戸もあってか、女性客との「まちがい」は起こらない。成瀬のドアというのも、特に戦前のモダニズム時代には多いのだが、戦後のこの大復活の作品で、成瀬的引き戸の機能が見出されたのである。
[ビデオ(邦画)] 10点(2025-07-10 14:09:36)《更新》
19.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
行方不明の妻を探す映画が同時に探される映画(夫の本性も暴き出されてゆく)となる。探す映画は探される、この構造は基本的。さて、この高学歴の女性がこの作品世界の成り行きをどこまでも手中に納めているというハナシはオーバーな感じ。
[DVD(字幕)] 6点(2025-07-09 23:29:04)
20.  グッバイガール 《ネタバレ》 
子役の擦れ方が飛び抜けて良い。台詞が面白い。ビリー・ワイルダーとかを研究したのだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2025-07-08 21:23:54)
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