1. サラの鍵
傑作でした。素晴らしい映画でした。 映像もストーリー構成も、私の中では間違いなく名作です。 自然な台詞、事実に基づいた描写、こんな映画を作るフランスってすごいです。 人は死んだらどうなるのでしょうか。私は大切なものを誰かに(何かに)繋いでいくのではないかと思います。それが「いのちの繋がり」であり、絆だと思うのです。人はこの世を去るとき、何も持っては行けません。でも何かを誰かに残していくことはできるのです。 この映画は、歴史的事実を背景に辛い戦争の時代を描いた映画ですが、私にとっては「いのちの繋がり」を強く刻み付けた映画でもありました。原作も読んでみたくなる映画でした。不朽の名作になって欲しいです。 [映画館(字幕)] 10点(2012-03-10 15:17:26) |
2. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
泣きました。今まで観た映画の中では、大泣き度ナンバーワンでした。 エンドロールが終わっても涙が止まらず、しばらく席から立ち上がれずに放心状態でした。 ストーリーはそんなに手の込んだものではなかったのに、どうしてあんなに泣いちゃったのか…。少年オスカーが喪失感や自責感から立ち直るためには、必要な旅だったのでしょうね。心配しながらも優しく見守る母親もよかった。 この映画、トラウマや喪失感が強い人は、フラッシュバックなど要注意かもしれません。でも、いい映画でした。 [映画館(字幕)] 9点(2012-03-10 14:48:43) |
3. 劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン
原作の漫画もTVも観たこともなく、たまたまタイミングが合って劇場に足を運んだものの、どうせ子ども向けの映画だしやっぱりやめるかと悩みつつ入館。しかしこれが何と実に面白い、というか泣ける。魂が揺さぶられる感じかな。 同時上映(があるとも知らず)の炎の中忍試験とかいう映画が終わって、エンドロールが流れた時にはこれで終わりかとちょっと焦ったけど、その後本編が始まり…いやあこんな面白いのかと得した気分に。今回の脚本は東山彰良(大藪春彦賞)が担当していたが、これがやっぱりすごい!「えっ、うそっ、そうくるか」って展開がたまらない。親と子、父と息子、そして仲間とは、絆とは何かを突きつけられる。これは観て損はない1本。 [映画館(邦画)] 8点(2011-08-01 22:51:31) |
4. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 泣けたなあ…この映画。まさかこんなに涙が出るなんて思わなかった。おもちゃのチャチャチャじゃないけれど、そんな世界の話をここまで極めたスタッフのクオリティの高さには敬意を表したいね。 日常の生活で誰しも経験した事のある他愛ない遊び、そして成長とともに忘れ去られていく数々のお世話になったおもちゃ達。自分の子ども時代を思い出し、共感や郷愁が広がっていく。最後アンディが自分のおもちゃを手放す場面は、泣けて泣けて仕方がなかったなあ。 映像、音楽、ストーリー、キャラクター設定はすばらしいの一言。そして、仲間、友情、信頼といったテーマが、おもちゃ達の純真さが、心にストレートに飛び込んでくる。観る者をファンタジーワールドに引き込みながら、大切な何かを自分自身へ問いかけてくるような、超一級のエンターテイメント作品だと思う。いやあ、ディズニー…恐るべし。 [映画館(吹替)] 10点(2011-07-31 18:05:02) |
5. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
ハリーポッター、初めて劇場で観ました。10年目にしてやっと、しかも3Dで。すごかったなあ。 ストーリーについては、全ての謎が解けていくって感じだったのでしょうが、原作読んでいないのでピンこない場面もありました。がしかし、今までずっと怪しげな雰囲気を醸し出していたスネイプにこんなに感情移入させられ、迫力ある映像を堪能できただけでも観に行った価値は十分にあったと思いました。10年間続くって本当にすごいなあ。 [映画館(字幕)] 8点(2011-07-31 16:31:55) |