1. ブラックアダム
《ネタバレ》 ひさしぶりに『ザ・アメコミ映画』を見た気がします。 ブラック・アダムはもちろん、ドクター・フェイト、ホークマン、アトム・スマッシャー、サイクロン、みんなキャラがたちまくり。 『シャザム』でジャスティスリーグのパチモンみたいな『ジャスティスソサエティ』という組織がちらっと出てきましたが、ちゃんとした機関だったww。 ただ、スーパーマンみたいな突出したヒーローというのは不在のようで。 ここにブラックアダムが加われば、ジャスティスリーグとも張り合える組織になりそうです。 脇役好きとしては、アトム・スマッシャーやサイクロンのようなヒーローまでまんべんなく活躍するチーム戦は大好きです。 アメコミ映画でストーリーにつっこむのは野暮かもしれませんが・・・ ブラックアダムをウォラーに引き渡すくだりは要らなかった気が・・・ 普通にブラックアダムを仲間に迎え入れるじゃだめだったんですかねぇ・・・? 結局サバックが復活して、すぐにブラックアダムの力が必要になったわけだし。 最初からブラックアダムをチームに入れていれば、ドクター・フェイトも死なずに済んだ気がするのですよ。 ドクター・フェイトもドクター・フェイトで、未来を見通す力があるのに、肝心のサバック復活の未来は視えんのか・・・。 とても良いキャラしていただけに、彼がいなくなるのはとても残念です。 この散り方じゃあ続編に出てくるのも無理だろうなぁ・・・。 さて、DC作品もだいぶいろんなヒーロー出てきましたから、ここいらでジャスティスリーグ第2弾、開幕してほしいものです。 できたら、ジャスティスソサエティ、スーサイド・スクワッドも参戦して、ヒーロー祭りやってほしい! [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-07-01 14:35:51) |
2. ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
《ネタバレ》 こーゆー長尺作品って、最初はもったいぶっていることが多いんですが、本作はいきなり本題に入ります。 このスピード感は好感度大。 まるでメインキャラクターのように大物の風格で登場するサバント。 そして癖の強い新生スーサイド・スクワッド。 前作からおなじみの面子はリック大佐とハーレイ・クイーンと、キャプテン・ブーメラン。 古参も新規も、いったいどんな活躍をするのだろうと、冒頭からワクワクが止まりません。 さあ、敵地に上陸だ。みんなどんな戦い方を見せてくれるんだ?と思ったら、まさかの全滅。そう、まさかですよ。これには度肝を抜かれます。 ひときわインパクトの強いイタチ人間なんておぼれちゃうし。 大物サバントは敵前逃亡。戦いもしません。 もう予測不能の展開です。 ただこれだけの個性をあっという間に強制退場させちゃうのは・・・・なんというかもったいないというか。 脇役好きとしては、彼らの戦う姿や活躍する姿を見てみたかったものです。ちょっとがっかりしちゃったかな・・・。 キャプテン・ブーメランまで死んじゃって・・・。 で、こっから選手交代。本命の新生スーサイド・スクワッド登場。 囮メンバーより人数は少ないものの、個性、能力ともに申し分なし。 特に今作は対人戦がとても多くて、スーサイド・スクワッドのメンバーのバトルセンスが光りまくりです。 ハーレイ・クイーンも本来の魅力をとりもどし、好き勝手やってて最高。ルナ将軍の瞬殺シーンは衝撃。 オープニングの上陸作戦や、ルナ将軍の最期からもわかるように、次に何が起こるかわからない、だれがいつ死ぬかまるで読めないのは、本作の魅力のひとつかもしれません。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-06-30 11:53:17)(良:3票) |
3. 人狼ゲーム デスゲームの運営人
《ネタバレ》 うわー、まさかの二重構造。これはしてやられましたね~。 天上人だと思われていた人たちも、やはり誰かの手のひらの上。またきっと違うゲームの賭けの対象になっていたのでしょうね~。 ラストの怒涛のネタバラシは圧巻でした。 今作は歴代シリーズのなかでもビジュアル最強。プレイヤーも運営側も、いまどきの美少女ばかり。とても華やか。もったいないから、誰一人死んでほしくないものです。 運営側とプレイヤー側。両陣営のドラマをほぼ均等に展開した結果、どっちつかずの映画になってしまった感は否めないですね~。それぞれのドラマの密度が薄くなってしまいました。 特に前半。運営側のターンは若干間延び気味。「そのシーン、本当にその尺必要?」ってな箇所が散見されます。前半のテンポは決して良いとは言えないでしょう。 正直最初は、今までの人狼ゲームと比べて見劣りする感じだったのですが・・・やはりラストの盛り上がりが非常に良かった、これに尽きます。今までにない、驚愕の真実。最後の最後で、この作品に対する評価が大きく変わりました。 とは言っても、いつもの人狼ゲームを期待してしまうと、落胆してしまうタイプの映画なのは間違いありません。 ですが私は最後のネタバラシがぐっときてしまったので、サスペンスホラーとして高評価をつけさせていただきます。 生き残ってほしい人たちが生き残ってくれた後味の良さもプラス要因です。 [DVD(邦画)] 8点(2024-06-21 03:53:45)(良:1票) |
4. ザ・フラッシュ
《ネタバレ》 タイムトラベルに走っちゃったか~。 しかもがっつりパラレルワールド。いや、マルチユニバースというんですか?嫌いなんですよね~。後半はもうワケわかめ状態。 序盤はめっちゃ良かったのに。 赤ちゃん助けるとこ、めっちゃワクワクして、めっちゃ大笑いしたのに。 ずっとその路線で良かったのに、 過去のある1点を変えてしまうと、過去も未来も全部変わって、まったく別の世界ができてしまう。 じゃあ今までとは全く違う世界での出来事を延々と見せられるわけですよね? いや、気分乗らんわ~。そこで何をどう頑張っても、自分の元いた世界での問題は何も解決しないわけだし。 映画のほとんどが別世界での物語。しかもその世界では、スーパーガールとバットマンが、何をどうやっても殺されちゃうバッドエンドばかり。ご丁寧にふたりがやられちゃうところを何回も見せてくださる。いやいや、望んでねーよ、そんなこと。 スカッと爽快なヒーローものを見たかったのに、なんかもう暗い。 最初が暗くて、だんだん明るくなっていくなら良い。 この映画逆なんだもん。 ジャスティスリーグでは良いキャラしていたフラッシュ。もっと彼の良さを堪能できるようなヒーローエンターテイメントを期待していました。がっかりです。 もっとわかりやすく楽しい話にしてくれたらいいのに。 しかも今回の失敗がしっかり骨身に染みておきながら、ラストでまた同じ間違いを繰り返すなんて、何考えてるの。 トマト缶ひとつで世界がひとつできて、しかもその世界は破滅しちゃうような世界だったんだから、何もいじくりまわしちゃダメだってわかったんでしょ。 ほら、ブルース・ウェインがジョージ・クルーニーになっちゃったじゃん。 どーすんのよ、これ。 もう過去も未来も行くの禁止。 以上。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-04 02:42:31)(良:1票) |
5. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 前作とは違い、最初からみんなで協力。反省会や作戦会議だってしちゃう。仲が良くてなにより。 みんなそろって変身するシーンは否が応にもテンション上がります。 橋の崩落から人々を救うシャザムチーム。テンポもサクサクいいかんじ。オープニングは最高。 今回の相手は神。 まあ、これだけチートなパワーをもつのが6人もいるんじゃ、神くらい出てこないと勝負にならないから、それはいいんだけどサ。 早々に不意打ちでパワー奪っちゃうのは、盛り下がるわー。 みんなスーパーパワー持っているのに、ドラゴンみたいなのが出てきただけで逃げ腰になっちゃってう~ん。 それなのに、スーパーパワー失って、生身の人間に戻った後は、ユニコーン手なずけて、モンスターたちと戦っちゃう。 ・・・・生身の人間のときのほうが勇敢になっとるがな。そんなことあります? カリプソが黄金のリンゴを植えて、怪物がいっぱい出てきたときはミョーにテンション上がっちゃいました。こーゆーノリがもっとほしかったかな。 で、戦いがいがありそうなクリーチャーがたくさん出てきたのに、主人公以外みんなパワー奪われちゃってるのもったいない! こーゆーところでこそ、チームバトルで大暴れさせて、もうひとカタルシスほしかったところです。 正直ラストは、カリプソと主人公のワンパターンなタイマンをダラダラ見せられて、飽きちゃいました。 盛り上げようとして、ちょっと長めのタメを入れてみたり、お涙ねらいの会話シーン入れてみたり。 いやいや、今バトル中ですよ~。 終盤になるにつれ、どんどんテンポが悪くなる。 DC映画の悪いとこ出てるわ~。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-03 00:51:46)(良:1票) |
6. ワンダーウーマン 1984
《ネタバレ》 もっとわかりやすく『悪者』VS『ヒーロー』で良いのに。 全然カタルシスを感じられないヒーローもの。 こんなに長尺なのに、見所少ない。 結局、ショッピングモールで小悪党捕まえるオープニングが一番面白かった。そーゆーのもっとたくさん見たかった。 そして今回の目玉商品、『願いをかなえる石』。 なーんてルールが曖昧なんでしょう。ふわっとしすぎ。 『願いをかなえる代わりに、代償を支払う』 たったそれだけのルールなのに、何の代償払ったかわかりにくすぎ。 ワンダーウーマンが代償に力を失ったっていうんだったら、もっとはっきり一般人くらいにしてもらわないと。突然力を失って、呆然とする表情の一つでも見せてもらわないと。 バーバラにいたっては、『優しい心』とか、それが代償になるってなんかずるくない? マックスパパは、みんなの願いをかなえまくって、結局何がしたかったのかわからずじまいなんですが。 こんな消化不良感の残るヒーローものはいやだ~。 多少ストーリーが稚拙でも、ワンダーウーマンが活躍する姿が見られるならそれでOKなのに、そーゆーシーンが後半になるにつれ激減。とゆーか皆無。もしくは活躍しそうな場面でも、パワーとられちゃってるから苦戦しまくってしょぼい。 最後はどうパニックを収束させるのだろうかと思ったら、全世界の人に願いを取り消させる力技。 え?どうするのかって? それは人の良心に訴えかけるのですよ。 ほら、ごらんなさい、どっかの中東のテロリストだって改心してるじゃないですか。 ・・・・・・って、そんなわけないでしょーーー。 開いた口が塞がらないとは、まさにこのこと。この脚本書いた人だれー。 全世界の人たちがそーゆー人たちなら、世界はもっと平和です。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-01 02:28:47)(良:2票) |
7. ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
《ネタバレ》 あらら、評価低いですねー。 超人ぞろいのなか、一般人代表で頑張るキャラは好きなんですけど。 思ってたよりアクション多め。テンポも良い。 警察署内での大立ち回りなんか最高。カラフルな煙幕弾やら、いろんなタイプの弾撃ちまくって楽しい。 ラストはラストで、キラーボイスの歌姫やらハントレスやらとチームを組んで、もう一盛りあがり。 遊園地でのバトルってのがまた良い。 『毒を以って毒を制す』的なストーリーは好き。燃える。 ただ今作に限って言うと、ハーレイ・クイーンの毒気はちょっと足りなかった気も。 見た目やアクションが派手で奇抜、っていうだけにとどまってしまったかもしれないです。 もっと意地悪に相手を出し抜くとか、ハーレイ・クインならではのウリみたいなものが欲しかった気はしますね。 ただ、ずっと飽きずに見られたし、エンタメアクションとしては及第点だと思います。 ハーレイ・クインを除く3人で最後はチームを組んでいましたが、なんとなくそれにはハーレイ・クインも参加してほしかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-20 00:05:01) |
8. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
《ネタバレ》 自分から見たわけではなく、妻から誘われてアマゾンプレミアムで一緒に鑑賞。 とゆーことで予備知識なし、期待なし。 ところが、映画が始まってしばらくし、キノコ王国にやってきたあたりからいろんな思い出がフラッシュバック。 特に効果音が最高です。ゲームの効果音が、BGMが、随所にちりばめられている本作。めっちゃマリオしたくなります。 更にはドンキーコングやマリオカートも登場。れ、レインボーロードだ~。これは世代にはたまらないですね~。 ファミコン、スーファミ世代にはぐっとくるものがあります。 ピーチ姫のキャラだけ、ゲームやってたときのイメージとだいぶ違っちゃってましたが。 ファミコンやってたときは、ただただ助けてもらうだけだったお姫様。映画ではマリオ以上に戦うお姫様。これも時代ですかね~。 なんか昨今のDisneyプリンセスと同じ現象がここでも~。 マリオがキノコ王国にやってきたとき、『タイルどうやって宙に浮いているの~』『これどーゆー構造なの~』とか、いちいち突っ込むところ面白い。クッパの弾き語りも最高。爆笑というより、クスクス笑いがたくさんある感じ。 ファイアフラワーやアイスフラワー、たぬきマリオなんかが活躍してくれたのも嬉しい。 猫マリオはやったことないからちょっとわかんなかったけど・・・。 マリオカートではバナナしかけたり、甲羅投げたりと、お約束的みどころがたくさん。 ストーリーが面白いとか、そーゆータイプの映画ではありませんが、ここまでゲームの世界を再現してくれたら満足です。 トゲゾーやメット、ハンマーマリオやじゅげむも見たいものです。 次作ではいろんなマリオが見られるかなぁ。今から楽しみです。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-03 22:43:02)(良:1票) |
9. フォーエバー・パージ
《ネタバレ》 「ゾンビの出ないゾンビ映画」とは言いえて妙ですね~。まさにそんな雰囲気の映画です。 パージが始まる前の独特の緊張感健在です。パージファンとしては、この雰囲気が感じられるだけでも嬉しくなります。 そしていよいよパージが始まってからの惨劇・・・・が起きない。 まさかの、何も起こらず終了のサイレン。これは今までになかったパターン。ちょっと意外。 ところがところが、パージは終わったはずなのに、街には何やら不穏な空気が・・・。 パージが終わったはずなのに、いったい何が起ころうとしているの~?という不謹慎なワクワクが止まらない。この辺までは良かったのですよ。 問題はこっから。 「フォーエバー・パージ」ってそーゆー意味かーい。 てっきり、廃止になったパージが復活して、『パージは、永遠に不滅です!』みたいな意味かと思ったら、全然違う。 いや、それはど~なの~?あのルールありきでやるからスリリングなんじゃないの~? 法治国家の法がなくなる恐怖。昨日まで家族だったり隣人だったりした人の内に秘めたる狂気。 そーいったものを見せてくれるのが、このシリーズの醍醐味だったように思うのですが~。 ほらほら、警察や軍が鎮圧に動き出しちゃってるじゃない。 「もし現代で内戦が起こったら?」のサバイバルアクションになっちゃいましたね~。 それはそれで、この映画よくできていますので、最後まで楽しんで見られるのですが。 パージ的サスペンス、パージ的風情を求めると、裏切られちゃうかもしれないですね。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-26 14:53:19)(良:1票) |
10. 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
《ネタバレ》 今回はどちらかと言えば生きている人間が相手。 ホラー要素はいつもより抑え気味。 とはいえ、『突然大きな音』『突然わぁっ!』は健在で、相変わらずひっくり返りそうになる自分・・・。そういった意味では十分ドキドキできたわけですが、好きなドキドキではない・・・。 どこかの神父の娘がなぜかオカルトにはまり、なぜか生贄を捧げて悪魔を召喚しようとしているらしいです。 その動機は不明。悪魔を召喚するのに各生贄にそれぞれ条件が設定されていて、なんだか大変そうです。 その割に、儀式の台座を破壊されるだけで召喚失敗、呪いが自分にはねかえってきて悪魔に魂とられちゃうなんて、リスキーすぎませんか?あまりにも割に合わないなぁ・・・。よくこんなことやるなぁ・・・。その情熱をもっと他のことに向けられんかったもんですかねぇ・・・。 ちなみにこのシリーズ、この作品、どこまで実話なんでしょうか。 実は悪魔なんていなくて、演技だけで司法を欺き、死刑の求刑を懲役5年に減刑させたのだとしたら、その事実のほうがよっぽど恐ろしい気がするのですが。 あ、デブゾンビ、お気に入りです。でも彼はいったいどこから湧いて出たのか・・・。謎は深まるばかり。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-01-26 22:58:41)(良:2票) |
11. るろうに剣心 最終章 The Beginning
《ネタバレ》 なるほど。原作では十本刀編が好きでしたが、映画では雪代巴編が最高に良いですね。 今作の完成度と熱の入れようを見ると、監督さんが一番撮りたかったのはこれなんだろーなー、とすら思ってしまいます。 アクション重視、エンタメ重視の今までのシリーズとは打って変わって、ドラマパートが大部分を占める本作。ティーンうけは悪そうですが、原作ファンには胸アツのドラマとなっています。 なにしろ有村架純演じる雪代巴が最高に良い。これぞヒロイン。武井咲演じる神谷薫もよかったのですが、ちょっとヒロインとしての格が雲泥の差です。 佐藤健演じる剣心も今までで一番良い。 元ネタを知っているだけに、最後は悲劇で終わるとわかっていても、二人の幸せを願わずにはいられない。それほどの求心力が本作の剣心と巴にはあります。 もう日記を読むあたりから涙腺がやばくて・・・。最後は結末を知っていたのに決壊しちゃいましたね・・・。 1作目のオープニングで終劇となるところも憎いじゃないですか。映画を見てきた人たちにとってはこれ以上に感慨深いラストはないでしょう。 1~4までは、すべて原作のほうが上でした。 ただ、このBeginningだけは映画が原作を超えてきたと思う次第です。 この感動は映画にしか出せない。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2023-04-30 20:57:24) |
12. るろうに剣心 最終章 The Final
《ネタバレ》 私は個人的に、るろうに剣心の原作は十本刀編がピークで、縁編はいまいちだったんです。十本刀編に比べると、雪代縁編は敵の数が少なくなるうえに、質もいまいち。せっかく『幕末の人切り抜刀斎への復讐』という贖罪のテーマを掲げたのに、まともに復讐しに来ているのは縁と鯨波くらい。みんなが剣心に恨みを持っているのならまだ良かったんですけど、ただの戦闘狂や殺人狂が混ざっている。しかもあんま強くない・・・。その辺りが原作では残念な感じだったのですが・・・ まあ、乗りかかった舟ですし、こちらでの評価も高かったので見てみることに。結果良かったです。原作より良かったんじゃないかな。鯨波とか乙和とか八ツ目とか、みんな見せ場がありましたし。この映画1本で完結させたのも高評価です。 原作コミックには無いシーンが追加されていて、それが思いのほか良かったです。冒頭の列車アクションとか、宗次郎の参戦とか。個人的に『昨日の敵は今日の友』的な展開は胸アツなのでテンション上がります。 一番謎だったのは刀狩りの張・・・彼はいったい何がしたかったのか・・・結構好きなキャラなんですが、終わってみればいてもいなくても良いキャラでしたね。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-04-29 04:32:48) |