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コメント数 95
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1.  12モンキーズ 《ネタバレ》 
伏線回収モノは好きなはずなんですが、「12モンキーズ」が事件の中核を担っていないという事実にふーんとしか思えなかった自分には合わない作品だったようです。未来から来たという主人公の記憶や発言が真実か妄想か定かでない面白味は独特で、いいですね。仕舞いには、精神科医までもが幻覚症状を患った患者なのでは、と疑心暗鬼に。ブラピのイカれた演技も光ります。
[DVD(字幕)] 5点(2016-04-21 19:14:10)
2.  バックドラフト
兄弟ドラマにロマンス、サスペンスとテンコ盛りな内容なせいで中途半端さを感じるストーリーなんですが、話が重くなりきる前にどんどん先に展開するような内容なんで、割と最後までスッと観れてしまう。「炎は生き物」というセリフが指すとおり、炎の描写が爆発一辺倒でないところがいいです。床や天井を這う炎には独特の不気味さがあるし、バックドラフト寸前な部屋の扉の隙間に空気が吸い込まれるところなんかまさに呼吸。もちろん圧巻の爆発、爆発、爆発も完備。炎だけでなく、焼失現場やメイクによる火傷の痛々しさも、容赦のない炎の一面を描いています。それにしても、この作品を見る限り、アメリカの消防隊員ってなんか頼りない、って思っちゃう。火災現場でタバコをふかしたり、火災現場の目の前で消防車をすってんころりんさせたり、こんなやつらに自分の街任せたくねー。
[DVD(字幕)] 7点(2016-04-21 17:56:14)
3.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 
要はこれ、最初は主要人物たち全員がなにかしらのウソをついてる状態だったわけですね。レスター夫妻は偽りの仮面を被った夫婦を演じ、娘はサイコな男に気がありつつも友人には否定し、その友人も処女であることを偽っていた。サイコな男も父親に隠れてマリファナをやっており、その父親もゲイである自分を偽ってゲイを否定していた。しかし、レスターが道徳を破って生きる活力を取り戻していくことをきっかけに、そのウソは次々引っぺがされていく。レスター妻は浮気で欲求不満を解放し、娘はサイコの怪しげな魅力にみるみる惹かれていく。友人は最後には純真な心で処女を告白し、サイコも父親への不満を露にし、その父親もたかが外れレクターにキスをする。混沌としたラストには、謎のカタルシスが感じられると同時に、己の欲望や不満に対し正直になるには道徳や通念を破らなくてはいけないのか、という虚しい余韻も感じられます。結局最初からウソをついていなかったのは、レクター家のお隣のゲイのカップルだった、というのはなんとも皮肉です。
[DVD(吹替)] 7点(2016-04-11 12:02:54)
4.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
『ジュラシック・ワールド』がほぼ人災のお話だったんですが、こっちもほとんど人災のお話ですね。この作品が発信した命題は明確で、「ジュラシック・パークは安全は否か」という問いが物語の切り口。各分野の専門家を召集し、施設の安全性を議論する。結局その安全性は崩壊するわけですが、そのきっかけを作ったのは内部の人間。研究資料を外部に持ち出さんとしたために起こった人災なわけですね。しかし「どれだけ管理しても予測不能な事態を起こる」という自然の偉大な力をチラつかせてる描写もあり、たとえ悪人がいなくても、いずれ安全性は崩壊していたことも暗示されています。それにしても「巨大な何かが近づいて来てる危機を、水面が同心円状に波打つことで示す」というアイデアは本作が初出なんでしょうか。これやられると分かっててもドキドキする。
[DVD(字幕)] 7点(2016-04-10 20:20:43)(良:1票)
5.  天使にラブ・ソングを2
「シスターでなければ」という要素が前作より希薄で、物語にパワーが欠けます。一応「聖歌隊」というワードが出たり、前作のシスターたちが出てはいますが、果たして態度の悪い生徒たちを改心させるのに本当にウーピーでなければいけなかったのか、かつて聖歌を大衆曲にアレンジしローマ法王までひきつけたあのウーピーが指導するからこそ生まれる面白味はあったのか、というね。「シスターでなければ」というより「ウーピーでなければ」ですかね。結局音楽で生徒たちの心が開くのなら、音楽に情熱のある人なら主役は誰でもよかったんじゃないの、という気がします。生徒たちを手なずけるのも意外とあっさりで、歯ごたえに欠けるところも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-02 00:35:32)
6.  天使にラブ・ソングを・・・ 《ネタバレ》 
やはりこういう楽しく痛快な作品ほど、緻密で繊細な計算の上に成り立っているもの、ですわね。幼少ウーピーが使途の名前を答える問いにビートルズのメンバーを挙げるというプロローグで、「シスター」「音楽」「型破りな性格」という作品のキーアイテムをすらっとナチュラルに提示。でもってシスターという素材を、人の命を奪う悪人も相手がシスターとなっては手を出せないというオカシサなどに活かすツボのおさえ方。シスターという題材だからこそ生まれる面白さ、みたいなのが随所にちりばめられてて、そして単に散りばめるだけでなく、その面白さの前にどういう流れだったらより面白くなるか、ということもよく考えられてます。警察内部に内通者がいる辺りの流れは会話だけで説明されていたりしますが、愉快なコメディパートと、ウーピーの働きで破綻寸前の教会が持ち直していくサクセスストーリーにパワーがありますので特に不満にはなりませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-02 00:24:49)(良:1票)
7.  CUBE
高い、狭い、暗いの中だったら「狭い」が頭ひとつ抜けてニガテな私。その上映画観るときは感情移入してしまうタイプ。なので、この作品を観ているときは、「早く出してあげて」というより、「早く出してくれ」と気分ノリノリでした。謎の空間に閉じ込められた男女たち。扉を開けて先に進めど進めど延々と続く同じような空間。景色が変わり映えしないから頭をリフレッシュさせるタイミングがなく、一層ストレスが募ります。事態が進展している実感が沸かないから分かりやすい成果が欲しくなるんですよね。そしていつしかピースが集まって、謎の空間の脱出方法が炙り出されていきます。閉塞的な内容なのに気づけば話には疾走感が。スプラッタ的な要素はさほどなく、どっちかというと極限状態に追い詰められた人間どもの狂気が作品に緊張感を与えていて、「もし自分があの場にいたら」という妄想が余計はかどっちゃいます。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-21 21:50:40)
8.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
本サイトですさまじい高得点をたたき出してる今作を、CSにて満を持して観ました。面白かったのですが、やはり期待度のハードルの高さとは罪深いもので、なんでもいいからとんでもないものを期待してしまって見てしまった自分が憎い。ポスターのネタも瞬時に分かってしまったし、脱獄モノという割りには、人間ドラマに重点をおきすぎかなーと。人間ドラマモノとして臨めば全然面白いです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-05 17:35:25)
9.  ザ・グリード
B級感満点のモンスターパニック!まさに「6点」ド真ん中な作品。人に薦めるほどでもないけどTVでやってるとなんか見てしまう不思議な力を持った一本です。
[地上波(吹替)] 6点(2011-08-13 21:58:03)
10.  モスラ3 キングギドラ来襲 《ネタバレ》 
◆自分は映画に詳しいわけでも、頭のいいの人間でもないんですけど、ここに感想を書く際ちらっとレビューを見て、思ってたことが他のレビュアーさんと同じだった時はほっとします(笑)。◆ギドラが子供を集めた理由が意味不明です。「一億○千年前は恐竜…今回は…!」ってそれと子供を集めたのと何の関係が?飛び回ってビーム吐いて街壊せばいいじゃん。そもそも「子供を誘拐して集める」って手法が30分特撮もののストーリーみたいで萎えます。もしかしてノアの箱舟や「ノウイング」みたいに子供たちは滅ぼさず他の星に移住させたりする気だったのか?溶かそうとしたのは強い種を選りすぐるためなのか?それはそれで30分特撮風味から脱するには十分なテーマになりそうだが。◆モスラの名を使って、あの恐竜の造形はいけません。あれだったらガンコちゃんを見てたほうが有意義です。ギドラのちぎれた尻尾を見て不思議がった、本来相容れないティラノとトリケラトプスが目を合わせる演出も萎えます。◆しかし大昔のギドラやモスラの幼虫の祖先、鎧モスラ解除後形態など、いろいろとデザインを組んでいる力の入り様は好印象でした。あとモスラの羽ばたき方が前2作よりリアルになってた。ギドラの走り方に関しては受け付けません。◆「あなたは周りをよく見る人…だから無神経な人たちに耐えきれない」というセリフにはちょっとおおっと来た。◆個人的にモスラは思い入れのあるキャラなので、今回はあまあまの4点です。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-21 01:37:51)
11.  モスラ2 海底の大決戦 《ネタバレ》 
最後の姫の言葉が子供たちにしか聞こえなかった、ということだけでもこの作品はかなり子供向けだということが分かるが、それを踏まえてもでも前作より質が落ちた気がする。この作品を見て思ったのだがやはり怪獣映画の醍醐味のひとつに「日本横断並みの怪獣の大移動」が挙がると思う。今作は、移動範囲は遺跡と石垣島の間だけだし、戦闘シーンは遺跡の周辺をグルグル回ってるだけ。さらに2作目ということに甘んじてかモスラ登場の敷居の高さがめちゃ低くなってる。やっぱ主役の怪獣の登場はある体ためてもらわねば。あともうひとつ文句が言いたいのは、モスラが海に沈められたシーン。あれはいけない。蛾であるモスラにとって羽の着水とは、イコール「死」であり、絶体絶命のピンチである。しかしモスラ、沈んでも生きてる。しかも泳いでる。しかも海面から飛び上がってる。これでは前作のお母さんの「蛾にとって着水は死を意味する」という悲しみが半減してしまうではないか。母さん悲しいよ?子供の大好きな変身要素(水中モード)はまぁ大目に見ても質の低下は否めない作品。前作の戦闘シーンがよかっただけに残念。あと今作モスラは脇役になってる。羽の模様も前のほうが好き。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2011-07-15 01:21:25)
12.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 
前作から続けて見てると「腰抜け!」「!!(ピタッ)」はまたかよっ!てツッこんでしまいます。前作ほどの面白さは感じませんでしたが、ラストの機関車のシーンは緊張感あってよかったし、ドクがクララ連れて戻ってきた時は、分かってたけどなんか嬉しかった。最後に「あぁ終わった。見てよかった」と素直に思えたので+1点です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-11 22:09:21)
13.  モスラ(1996)
子供のころから特撮やヒーローものが好きで色々見てましたが、多分一番好きなのがモスラです。で、この年になって見返してみると、なんだかな~(笑)。CGの陳腐さはまぁしょうがないとしてもストーリーや演出に難があるように思えます。親モスと幼虫の共闘シーンは、親モスの痛々しい感じが出ててよかったですけど、それ以外は「なんだかな~」です。話も一本道なストーリーです。あと繭からの孵化シーン。あれはいかん!!遺憾です!孵化ってモスラにとって一、二の見せ場なのに、あれは。。。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-11 21:44:59)
14.  リング(1998) 《ネタバレ》 
あれ?リングってこんなSFチックな話でしたっけ?小学生の頃に見た時は話分かんなかったかんな~。子供がビデオを見てて松嶋菜々子が子供の目を覆うシーンに一番恐怖しました。音楽がいいですね。恐怖感を誘います。有名なテレビから出てくるシーンと目玉ぎょろりは構えて見てたせいかあんまり怖くはなかったです。真夜中に一人で見てたら危ないだろうけど。今まで見た中で一番怖いホラーは?と聞かれたらすぐに名の挙がるこの作品。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-11 21:19:15)
15.  らせん 《ネタバレ》 
これホラーじゃないですよ。リングがまぁまぁだったんで「うわっびっくりした」くらいのを期待してたんですけどねぇ。「リング」での現象を科学的に解体した話です。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2011-07-11 21:08:36)
16.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
大好きな映画です!シュワちゃん演じるターミネーターが親指を立てながら溶鉱炉から登場するシーンには感動しました!
[DVD(字幕)] 9点(2011-07-10 14:33:57)
17.  バグズ・ライフ
子供の頃に見てた作品。ビデオがあったので最近見直してみました。やはりこの作品の華はあのサーカス団ご一行様でしょう。彼らがいなくてはこの作品のストーリー的にも画の見栄え的にもありえません。アリと草と石と地味な色のバッタの映像ではパッとしない。彼らが出てきてやっと『あぁおれ今バグズライフ見てる』と思える。  しかし子供向けに絞った作品のせいか、昔見た時と比べてなんか展開が速い。もうちょっと間を活かしてグツグツ煮込んでったら、ストーリーは変わらずとももっと面白く感じてたと思う。なんかもったいない。 それでもしっかり子供の心を掴めてる作品で、子供の頃によく見てて思い出深い作品故、点数は少々甘めにつけて7点です。  しかし当時子供ながら「なんでアリやのに足4本やねん」と思ってました。
[ビデオ(吹替)] 7点(2011-07-08 19:51:46)
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