1. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 ここので良評判を見て、見てみました。なるほど評判いいのもうなずける。タイムマシンで過去に戻る、というのはよくあるわけですが、自分が記憶をなくした瞬間に日記を使って戻れる、というのはなかなかいいアイデア。なので、最初物語が始まって、なぜ記憶がなくなるんだろう?という疑問がとけていくとともに、記憶がなかったときに何があったか?が解き明かされるのも面白い。で、過去を変えるたびに、どんどん状況が悪くなっていく、というハラハラ感と、最後どうするんだろう?ていうところで感情移入がすごくできた。その感情移入が、ラストの切なさを生むんでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-09-04 17:53:23)(良:1票) |
2. ガタカ
《ネタバレ》 うーん、中途半端な印象。遺伝子による差別がいきすぎた悲惨な未来、という描かれ方と、、犯人と間違われてがんばる主人公と真犯人はだれだ的なちょっとしたミステリー、という描かれ方がいまいちマッチしていないような気がします。どちらかというと遺伝子による差別がいきすぎた悲惨な未来で、どんんどん不幸になっていく主人公って感じで押してくれたほうが「未来世紀ブラジル」っぽくなってよかったかなぁ。 [DVD(字幕)] 4点(2012-12-13 17:19:02) |
3. シャッター アイランド
《ネタバレ》 こういう重い雰囲気の映画、好きです。隔離された島に作られた精神病院っていう設定だけでも重い雰囲気になるわけですが、それを重さ、どんよりした暗い雰囲気、なにかあるという謎感を映像として実現しているところがすばらしいと思います。こんな島に紛れ込んだらイヤだろうなぁ。ストーリーとしても謎解き感で見ると陳腐でバレバレなわけですが、そもそも病んだ人間を主人公にしている、と思って見ればやっぱ重いテーマですよね。で、その重さを映像美で実現している、と。ラストがグッドなのかバッドなのかは、見る人にゆだねられていると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-13 17:04:27) |
4. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 一言で言うと、アイデアはすごくいいのに残念感いっぱい、って感じ。冒頭から中盤までは緊張感あって、列車外からのシーンの繰り返しにハラハラするんですが、犯人がわかるくだりから話がグダグダになっていくのがとても残念。だいたい、1回目から、こいつ怪しいいなぁ、って思ってたやつが結局犯人なんてそりゃダメでしょう。犯人はもっと意外なヤツでないと。女軍人が装置を止めようというくだりも、軍人のクセにそんな簡単に上官に逆らうのか??そこまで主人公に肩入れしてた???って感じでまったく感情移入できませんでした。ラストも無理矢理ハッピーエンドにもっていった感じがしてとても残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2012-12-13 16:40:56) |
5. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
《ネタバレ》 なかなかに低評価ですが、ゾンビとかおばけとか実態を見せずに雰囲気だけで怖さを表現するサイレントホラー(と自分が勝手に呼んでいる)としては、なかなか怖くてよかったと思います。古きよきミステリーゾーンでも雰囲気で怖がらせる手法ありますね。自分は昔、肝試しで夜中に富士の樹海行ったとき、入り口10mだけでもすごい怖かった経験があるんで、夜中に森をさまよう、っていうのによけい怖さを感じるのかもしれません。ラストも途中、あれ?カメラ入れ替わったぞ??というのあるものの、緊張感あって終わり方としては意外性もあってこれはこれで好きですね。最後の叫び声はいまでも耳についています。それにしても、アメリカではドキュメンタリードラマでも仲間割れとかよくあるけど、ああいうの好きなのかなぁ?? [DVD(字幕)] 5点(2012-12-11 17:26:36) |
6. 12モンキーズ
《ネタバレ》 自分が騙される感覚が大好きな映画です。フラッシュバックのように何回も繰り返される空港のシーンがそもそも幻想的ですばらしいのですが、途中でこいつかーーーって思ってたら最後の最後に、そうだったのかーーー!!(騙されすぎ?)って勝手に盛り上がってしまいました。で、あのラスト、願わくば未来が幸せになりますように。役で言うと、ブラピはおいといて、ブルース・ウィリスはいつもどおり弱くて暑苦しいキャラ、まあいいでしょう。精神科医役のマデリーン・ストーが最初はウザい女だったのに、どんどんいい女になっていって、ラストで少年を見つめるシーンの目の優しさ、激しくきゅんと惚れちゃいました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-12-11 17:09:23) |
7. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
《ネタバレ》 この映画を最初に見たとき私は高校生でした。当時うる星やつらのいちファンだった自分が、なんの事前情報も無しに見に行ったわけですが、それはもう大変衝撃をうけました。映画が始まった直後からスゥーーーっと音をたてて自分自身が中に入り込むような感じで、あたるたちと学園祭前日を過ごしている自分がそこにいました。で、スクリーンの中で次の日になって、あれっ??あれれ??って自分でも感じる、という、不条理映画をリアルタイムで感じ、温泉マークとさくら先生の喫茶店シーンで背筋が寒くなったのをいまでも覚えています。で、そこからのジェットコースター展開、もう完全にやられました。いまでは映画っていうのは、いかに感情移入できるかとか頭で考えながらみるようになっているわけですが、こんな体ごと入り込んだのは初めてでした。というわけで、なけなしの小遣いで3回も映画館に見に行ったこの映画は、私の中では永遠に満点です。余談ですが、当時はネットもなくデジカメもビデオカメラもなかったわけで、オタクの人たちは一眼レフと三脚でスクリーンの写真を堂々と撮影してました。いい時代でしたね。で、一番カシャカシャってシャッター数が多かったのが、ハリヤーに乗ったラムちゃんが振り返るシーン。あらためてそのシーン今みてみると、ラムちゃん萌え~って感じで、当時のオタクさんたちの気持ちがよくわかりました(笑 [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2012-12-10 11:21:28) |