1. ツイスター
《ネタバレ》 高評価された方、すみません。貶します。バットボタン機能の無いサイトなので代わりに【笑】をいくつでも付けてくださいませ。 まあ、現代劇で災害を題材にした作品なので、これはシリアスか!救助ものか!いや復興を目指す人間賛歌だろう!!、と思い身構えて真面目に観るわけですよ。冒頭で平和な家族が無残に襲われてるから、対災害チームへの縋るような期待と希望が高まるんですよ(ちなみに私も下のレビュワーさんと同様に『わんこ助けろよ!よし助けたな許す。』と激怒したくち)。 ところがどっこい。次のシーンに出てきたおそらく主人公は気象の専門家だけど離婚がうまくいかない優男で。相手は離婚したくない美人の対災害専門家で。両者にまだ氣があるけどスレ違いが離婚の原因で。対策チーム自体はロック聞きながらヒャッハー・イェーイみたいな奴らで。 ああこりゃ竜巻という一過性の災害なんだからコイツらが揉めながらボロボロになっても作戦成功して快晴の天氣のしたで離婚やめる宣言してチューしてハッピーエンドで終わるんだろと予想できたしそうなっただけでした。以上です。 と思ったんですけど我慢したくないんでやっぱり言わせてもらいます。 ・気象衛星で発生が予測できるんなら広範囲に避難勧告だけじゃ足りないんでしょうか? ・方向や威力を計るってのは、車で接近してまでやらなきゃならない必要性の高いモノなんでしょうか? ・あんな、バケツを繋ぎ合わせたような?ロボコップ2の失敗警官みたいな?ブサイクな機械を命賭けで運び込む必要あるんでしょうか?(高性能でも置物なんだから風に飛ばされた物品がぶつかったら壊れるだろ。と思ったら本当にそうなってた)。 ・つーかそもそも、竜巻に接近しなきゃならないなら軍隊の装甲車みたいなの用意するならまだしも、どこまでも一般車両を使うって不用意かつ無謀そのものじゃないですかね? ・災害対策に命賭けならロックかけてヒャッハー!じゃねえだろと。真面目に仕事せえよと。真剣味ねーし。 ・それと竜巻っつーのは、接近どころか中央に、いわゆる【目】の部分に、入り込めるものなんですか?。入っても無事に済むもんなんでしょうか??。主人公の離婚おばさんが『中央に入れたのよおおお!!』って喜んでましたけど もうこれ最初の30分ころから観るのが苦痛で。でも観ないとレビュー書けないルールなので、まあ観ました。 思ったけどこの映画、竜巻じゃなくて扱い方次第で馴れ合いになれる宇宙からきたクリーチャーとかで、こいつらが賞金稼ぎのアウトロー設定とかだったらしっくりきたと思います。 日本人は災害といえば地震台風、なにより先の大震災が想起され、とてもじゃないけど楽しく語ったり表現できないと思ってます。アメリカは違うのかな。 高得点評価のみなさん すみません。こんどこそ以上です。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2022-02-16 15:54:25) |
2. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 久しぶりに良い映画を見せてもらいました。暖かみがあり、感動的な氣持ちです。 いや、内容は誤認逮捕で刑務所送りになった男が、非人道的な扱いを受け、またそれを見せられた19年間の顛末なんです。 そんな題材の映画のどこが良くて暖かいかというとこの映画、終始鑑賞者の心に語り続けているんです。ゆっくり、穏やかに。 刑務所が舞台とくれば当然イジメも、事故に偽装したリンチ殺人もあるんですが、それらさえ不思議なほど自然に鑑賞者の心に入ってくる。でもこの映画は観る側に強制しないんですよ。恐怖も嫌悪感も、それに感動も。描いているものが現実から遊離していない、誰にでも起こるかも知れない出来事だからか。それにおそらく、登場人物みんなが自分の役割を理解してたり悟ったりした様子が描かれているからか。 暴力や爆発で恐怖を、願望や祈りで涙を、登場人物の絶叫でそれら両方を観客に強要してくる映画が乱発する昨今で、昔ながらの味の良さを嚙み締めさせてもらいました。主人公の教養と潔白さが親友を作り、知識と忍耐が権力を笠に着た卑劣な奴らを奈落に叩き落す逆転劇は痛快でした。残された囚人たちと一緒に私も喝采しました(笑)。極上の救済も待っているし。 モーガンフリーマンさんは【良き理解者】の役が多いのが頷ける名優ぶりです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-23 21:07:27) |
3. スターシップ・トゥルーパーズ
《ネタバレ》 ポール・ヴァーホーベン監督お得意の、人間の暴力性と狂氣性を喜劇的に描く映画。害虫駆除じゃなくて宣戦布告っておいおい。 アメリカ軍最強だぜぃ!って言いたいような映画が多くてウンザリだけど、そこを裏から突っ込んで笑いに仕上げたあたりがこの監督の手腕。お見事でした。 ところで、敵のクリーチャーが男性器や女性器を模倣したデザインて噂は本当なのかな。 [地上波(字幕)] 5点(2020-02-04 05:57:29) |
4. アビス/完全版
よくある、限定された空間でのサスペンス&アドベンチャー劇。可もなく不可もなく。 アメリカ人て、喧嘩して決裂してビジネスで協力して認め合ったら絆ができるというパターンがホント好きなのね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-02-04 05:12:20) |
5. ミカドロイド(OV)
【製作費が足りない】。評価の低さ少なさの原因はこれに尽きるのではないかと。 先の大戦で発生した負の遺産が平和な現代に蘇って仇をなす。ってアイディアは特撮において結構使える万能アイテムです。この映画のありとあらゆる部分に現れた粗や手抜き感は、製作費が足りないゆえの悲劇であり、製作費さえ潤ってれば改善されてそこそこヒットできると見てます(笑)。舞台は再度、ビルの地下だけにすれば閉塞感あるし。役者は無名で若いの使えば遠慮無しのアクションできるし。ジンラ號はあのレトロデザインのまんまで時代感と恐怖感を煽るし。それらの要素は全部、経費節減に繋がるし(笑)。樋口監督に憧れて追いかける若手とか現れて、リメイクしてくれないかなーと期待してます。 [ビデオ(邦画)] 7点(2019-07-04 14:48:23) |
6. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
《ネタバレ》 2作目から続いた3作目。よりハードな闘いに身を投じるガメラ。どうやら人類などではなく地球そのものの守護が目的と推測されるガメラ。だからこそかストイックになってゆく佇まいと殺気立つ戦闘スタイル。最高です。残念な部分はオタクみたいなサングラス男の浅い解説が少々鬱陶しかった事。それと一つ解ったが、この監督さんは自分好みの可愛い子ちゃんをストーリーの中央に据えたがる癖がある。 [DVD(邦画)] 9点(2019-07-02 14:47:49) |
7. ガメラ2 レギオン襲来
《ネタバレ》 VSタイトルになってるし宇宙怪獣とか言ってるからもう、ライバル会社の放射能怪獣シリーズみたいになるのかと嫌な予感がしてました。UFOが飛んできて乗ってる宇宙人だか未来人だかを流行の可愛い子ちゃんアイドルに演じさせて、改造されたメカジグラとかメカバルゴンで戦うつもりかよいい加減にしろよとか勝手に思ってましたね。結果、こういう予想を良い意味で裏切られた、またもや良作でした。侮ってた宇宙怪獣は、ターミネーターばりに目的遂行に邁進して邪魔者を確実に排除する実力を持つ強敵で、一敗地に塗れたガメラが、子供たちの祈りに応えて復活する様は劇的でした。気弱だけど知的で行動的な後方支援をしてくれた[おびつさん]が好印象。また、ガメラのピンチヒッターとして戦おうとする戦車の操縦士や戦闘機パイロットを、優しい言葉で支えていたそれぞれの上官たちのシーンが好印象です。決戦後に去ってゆくガメラに自衛官たちが敬意を表したり、ヒロインの〆の言葉もナイス。良い映画でした。ただ、、、、このヒロインを撮るカメラアングルが、なんかいかがわしくないだろうか? [ビデオ(邦画)] 9点(2019-07-02 14:34:26) |
8. ガメラ 大怪獣空中決戦
《ネタバレ》 氣にいってます。場面の切り替えやエンドマーク、ミニチュアモデルや操演が昭和の味で嬉しい。敵役の設定もぬかりなく、しっかりと肉食獣であるギャオスの獰猛さ・恐ろしさを表現してくれてます。対して主役のガメラもまた、[主人公と心を通わせる時の優しさ演出]・[人類の味方設定]・[生物なのにジェット噴射で飛行]・[敵役怪獣と光線兵器を打ち合いながらの白昼バトル]という、安っぽくならざるを得ない条件を見事な演技力(笑)でクリアしてくれており、第二期怪獣ブームで育ったオッサン世代を満足させてくれる内容でした。ラストシーンで、『ヒーローは、僕らのためにきっとまたきてくれる。』的なセリフは同世代にとって、ツボを知り尽くした感涙もの。怪獣特撮映画で清々しい氣分になれて嬉しい。 [ビデオ(邦画)] 9点(2019-07-02 10:57:29)(良:2票) |
9. 天河伝説殺人事件
上映される映像・音声・ストーリー、俳優たちと彼らの演技、すべてが穏やかに美しく展開されて終わってゆく映画。 何も悪くは無いのだが何かが心に残る訳ではなく何が面白いわけでもない。 巨匠と呼ばれる市川監督の典型的な作品。以上。 [地上波(邦画)] 4点(2017-04-07 04:22:51) |
10. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
《ネタバレ》 (※この作品シリーズの良さは語りつくされており既出となるためそれら以外の私独自の、当時の感想のみ書かせてもらいます。) 完結作との事で友人を増員して、当時公開真っ最中の映画館へ。以下感想。 1…銅像にされたままの船長、恐ろしく、悲しい。 …これ何年経過したんだよ。 2…そうかあれから長い年月が経ったからね。…レイア姫、貴女も経年変化したんだからそのコスチュームは客にはキツイっす。 3…その年月を修行していて各段に成長したルーク、カッコイイ。 4…武勲者とはいえ農夫が中尉。密輸船長が将軍。博打の胴元も将軍に出世か。革命っていいなあ。 5…あれ?ベイダーの上司ってモフ・ターキンじゃないの?。急に出てきたのに偉そうにしてる悪そうな爺さんアンタ誰よ? 6…『信念を無くして敵に寝返ったのは殺されたと同じ事。ワシャ嘘は言うとらん』。年寄りって子供に命令するときは嘘でも屁理屈でも言うよね。 7…生き返った船長。チョイワルのカッコ良さ・敵に見つかるドジさ・ロボットのジョークで怒る氣の短さで客の笑いを独占。 8…地上での白兵戦・宇宙での戦闘機戦・ステーションでの超能力戦+心理戦の三場面決戦は緊迫感最高。 9…最新化学兵器で武装した帝国軍兵士が 原始人のクマちゃんに負けるんかい!!?? (←特筆) 10…『妹を使えばまだまだ一儲けできるわい。』なんて親父に言われたらそりゃ兄貴としては怒るよね。 …でももはや、修行した剣の達人じゃなくてバット振り回してる子供だぞルーク。 11…爺さん、親子の大事な場面だ。目立ちたいの解るけど来るな。てか、メンツつぶされて切れたか。 12…爺さん、抱えあげるような失礼な部下に放電すりゃいいのに。 13…爺さん、落とされてまで放電すなよ。 14…(ベイダーさんの素顔については触れまい) 15…独りで父を荼毘に付すルーク。父から、因縁の全てからの独立って意味もありますね。 良い映画です。 [映画館(邦画)] 9点(2016-11-12 17:19:49)(良:1票) |
11. モスラ3 キングギドラ来襲
《ネタバレ》 最強の敵登場!。一敗地に塗れるも諦めずに再起!パワーアップに伴いド派手でカッコイイ武器と技を次から次へと繰り出して見事リベンジ成功!。週刊少年ジャ〇プの漫画的な王道パターンの活躍を見せた主人公でした。公開当時は東宝チャンピオン祭ってあったのかな?。あったとすれば子供たちは取り敢えず喜んで見たのかな。それでいいんじゃないかなと思います。以上。 【蛇足】エリアス三姉妹の末っ子の役の人の演技力と表情の表現力と、何よりも歌唱力には、驚くほど凄まじいものがありました。 なるほど女優業を速攻で引退したのも頷けます。 [ビデオ(邦画)] 5点(2016-10-27 12:07:25) |
12. 夢(1990)
第二期怪獣世代として生まれ、特撮映像に関しては円熟の職人芸から手抜き紛いのチャチな代物まで見て育った私としては、脳内の想像力まで動員して観たのでさほど不満はありませんでした。世界に名立たるKUROSAWA監督、こんな美しい夢を見て感動したんだな。こんな悲しい夢を見て部下のために泣いたんだろうな、とか。でもまあ、ここまでレビューされた皆様の言いたい事・お氣持ちもまた解ります。メークや仮装や、セットやフィルム合成の表現ですからね。この作品、写真表現とCGが得意なキリヤ監督や幻想をアニメ化して女性や子供の心を掴むのが得意な宮崎監督がリメイクしたら世間の評価はガラッと変わるかもしれないですね。私のこの言い方じゃ本末転倒・身もふたもなくレビューになってませんね。 [地上波(邦画)] 6点(2016-10-27 11:51:08) |
13. ロッキー5/最後のドラマ
《ネタバレ》 本作に低い評価がされてたりすると怪訝に思うんです。こんなに綺麗に感動的にシリーズを〆てくれた作品なのに。まあ前4作は後から書きますが。 恋のチャンスを掴み仕事のチャンスを拾う⇒恋も仕事も成就させて幸せを築く⇒慢心で大コケするが愛と友情に助けられる⇒個人的には蛇足(笑)と進んできたロッキーさんが帰り着くところは、当然、家族の愛に決まってるでしょう。それ以外は何も必要ないんです。【それ以外】っつーのは言うまでもなく金と名声とプライド。これらを失ったからこそ、これらより大切なものが何かを今度こそ身に染みて解ったロッキーさんに拍手。と言いたいところだけど、毎度の事だが自分独りだけじゃ何にもできないロッキーさんに、身を持って大切なものの有難味を教育した奥さんと義理兄と息子くんにはもっと拍手喝采。氣付かせるって意味では敵役の若造ボクサーも入れてあげようか(笑)。起承転結の【結】の意味での良い映画でした。…6ってのは見れたら見ます(笑)。それにしても、チャンスを貰おうと事を急く若造ボクサーを窘めるために、師匠のミッキーからの恩義を語って諭したロッキーさんの台詞、あれ最高に好きです。 [試写会(字幕)] 9点(2015-06-24 09:49:07) |
14. GODZILLA ゴジラ(1998)
まあ、あんなもんでしょう。 米国が作る映画の中で、米国軍以上に強い存在なんてあり得るワケないので。 もし、ガメラの制作権を許可しようモンならコイツら、ガメラが手足を殻に入れて防御体制になった隙に敵モンスターを爆破して 『我々の勝利だ!』とか叫んで、立ち去るガメラを見送りながら主役と恋人がラブラブするシーンで終わらせるんでしょうよ。 [ビデオ(吹替)] 3点(2015-06-21 13:59:39) |
15. タイタニック(1997)
どんな事象でも現実の様に表せるCG映像に慣れてしまったためか、大海原の景色や巨大船沈没シーンも冷静に観てしまい、印象的に残ったものは意外なほどありませんでした(ストーリー・役者の演技含)。でも、194分もの上映時間を全く疲れさせず飽きさせることなく見せてくれた良い映画だと思います。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-06-20 17:02:43) |
16. ZIPANG
笑わせる映画だったのか?(唖然)。…だとしても、徳川幕府(=江戸⇒現代日本)を陰から発展させた実在ヒーローである服部半蔵を、あんな奇人変人みたいに描くのはひどくないか??(呆氣)。 [映画館(邦画)] 5点(2015-06-14 11:07:06) |
17. 沈黙の要塞
自分で監督して自分で主演して、闘えば無敵で女にもてて、『俺様最強』。『俺様カッコイイ』。な映画は古今東西問わず腐るほどありましたね90年代って。あいや、今でもか。ほんと男ってやーねー幾つになってもオッサンになっても。(自分を狙っているテロリスト達にまで、『あいつに不可能はねえ。南極に置き去りにされても翌日には何食わぬ顔で戻ってくる奴なんだひょ。』なんて褒めセリフ言わせる演出に、もうダルダルだわ。) [CS・衛星(吹替)] 3点(2015-06-13 20:48:58) |
18. フランケンシュタイン(1994)
登場人物のほぼ全員に感情移入できました。誰もかれも悪氣あって行った事じゃないのに起きた悲劇。【愛も無く、なぜ創った。】というキャッチコピーに大いに賛同できます。でも同時に、愛があるからといって何を創っても良いわけじゃないね。 [ビデオ(吹替)] 8点(2015-04-24 11:41:06) |
19. リング(1998)
《ネタバレ》 高評価してる人には申し訳ないんですが大した事ない映画です。なぜなら恐怖映画なのに恐い要素が弱いから。【見た者が死ぬビデオ】って設定からして興醒め。子供騙しの噂レベル。連続で出てくる不気味モノクロ映像は怖がって欲しさ見え見え。霊だろうと実体だろうと、ブラウン管から女がゴソゴソ出て来られたら怖がるより笑うし。それよりも何よりも貞子が化けて出てまで、ビデオ見る多くの人を次々と死に追いやる理由が『無い』。動機が無い。という事でつまり、ストーリーが出来てませんので低得点でした。不気味な映像だけ連発すりゃ怖いってもんじゃありません。 [地上波(邦画)] 3点(2015-04-18 22:01:09) |
20. ターミネーター2
この作品の素晴らしさは多くのレビュワーさん達が語りつくしておられたので、それらに同意です。クオリティが高いという事は、観た者に生きる張り合いが出来るって事か。あのストーリーならキャストだって全員が役作りに没頭したのも頷けます。リンダ・ハミルトンが憑かれた様に傭兵訓練を受けて鬼の形相になったり、ロバート・パトリックが冷酷なロボット演技の訓練を私生活でも続けたので奥さんと離婚寸前になったりといった裏話も納得。素晴らしい作品です。【ターミネーター完結編】と私は思ってます。 [映画館(邦画)] 10点(2015-04-07 05:41:24)(良:1票) |