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自己紹介 鑑賞した映画を批評する為というより作品の評判を知る事と見方・感じ方・批評の仕方を学ぶ目的で参加させてもらっております。『良かったor悪かった』や『面白かったor面白くなかった』だけの読んだ方に何の情報も得られない無駄レビューや、『見る価値無し。』だの『つまらん。』だの、『別に見たくも無い映画だったが誘われて仕方なく見てやった』だのいう、子供じみたくだらない、ご覧いただいた方や映画自体にも無礼で不快になる様な書かない方がマシなレビューにならない様に心がけてます。 1本120分平均の映画を1000本以上も見て書いた人も大勢いて驚きです。計算上、毎日2~3本以上映画見る人ってどういう生活なのか?と不思議でもあります。

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1.  ゴジラ-1.0
【24.3.12.追記】アカデミー賞・視覚効果賞受賞おめでとうございます。 個人的には『そうだろうな』と思い、また、『ストーリーも役者さんたちの演技も監督はじめスタッフ全員の心意氣からして最高ですよ』と言いたい作品ですが(笑)。  【以下、レビュー原文】  このレビューを書いているこの時期。全国各地でクマが人間を襲う事件が頻発している事に感情が重なりました。 もちろん現実の猛獣による恐ろしく痛ましい事件と、フィクションのSF映画を同列には語るつもりではありませんが、【人間には叶わない猛獣が明らかな殺害目的で目前まで追い詰めに来る恐怖】が、ふと連想されたわけです。  猛獣に命を奪われる痛みと恐怖が、過去作品と比べて抜きんでている今作。それに留まらず、心身に傷を負っても尚、生きる人々を描けている。それぞれの立場で生き残ったり、逃げて生き永らえたり、生きなきゃならなかったりした人々が描けている。役者さんたちは皆、本当に見事な演技。キャラクター皆に共感できる。  この映画、登場人物もストーリーも闘いも生き方もゴジラも(ゴジラは戦闘力凄過ぎですが脇役にすぎません)、全てにおいて、観客の心に【肉迫】する映画です。  人間がどう生きるか。どう生きたか。【とにかく生きる人間】とか【それでも生きる人間】をまざまざと描いた芝居(≒ドラマ≒映画)は激烈に大好きでして。それが作り手にでも役者にでも見えれば9点。そこから突き抜ければ10点満点というのが私の採点基準。 これ以上の出来は無理だろうから映画館に行けば良かったと後悔した前作・シンゴジラの反省を踏まえて本作を映画館鑑賞したわけですが、  10点としか言いようがない。
[地上波(邦画)] 10点(2023-11-06 17:53:51)(良:3票)
2.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
part1のレビューで『驕り高ぶって何でも支配して悦ぶ人間どもに自然界が罰を下す物語が好き』と書いた私ですが今作を鑑賞してその想いが倍になりました。もう、何もかもが前作のスケールアップ。空中⇔地上戦ならまだ何とか隠れたり逃走したりもできるけど、海上⇔海底戦では移動速度も範囲も限られるし窒息の危険もあるだけ緊迫感が増してる。そして何より今作では、家族も部族も含めた人間関係とその役割、信頼関係の構築に焦点を当てている(敵も味方も)ので、人間ドラマとして見応えありました。ほぼCG構成なのに大自然と野生の生き物たちの美しさと尊さを感じさせてくれる世界観が最高です。また箇条書き。  ①夫・父親・部族の長となってゆくジェイクの自覚と責任感の重さが現れ、重厚で深みあるキャラになってるのがイイ。  ②あれこんな奴part1にいたっけか?と思わせるスパイダー君。中盤のあたりから出自が解り終盤で存在意義も解る。  ③もしこの映画が日本制作なら芦田愛菜あたりが演じたと思われるアイドルポジションのジェイクの長女。1人アイデンティティに悩み人間関係に奥手だけど、1人だけ異様なほど海に順応していたからもしや開戦したら……と思ったら、やっぱり。  ④スケールアップしたのは敵の鬼畜米英、もとい、人間どもも同じで、前作以上に狡猾で陰湿で陰惨で汚いやり口と兵器で攻めてくる。パンドラ部族が勝てるのか!?とハラハラするが(以下自粛)  ⑤自分のコピー作ってまで復讐しようとする大佐。目覚めた時点からキ〇ガイっぷりを発揮。その後ジェイクを探す手口も非道。ほんと悪魔だなコイツ。  ⑥ 前作で『最高にイイ女』と評したネイティリは、妻・母・女王の自覚と責任感の重さが現れ、もっとイイ女になってました。父と故郷の思いを大切にしたり、危機から救われると先ず神に感謝するあたりも良く、クライマックスでは彼女の言う所の悪魔(≒人間)にブチ切れて大暴れする姿は胸が空くほど最高でした。  3Dで観たゆえにCGとはいえ空と海の美しさも堪能でき、今年最後に観て本当に良かった作品でした。   …いつもの蛇足…   え?コイツ助けるの? てことはpart3の伏線?
[3D(字幕)] 9点(2022-12-31 15:02:41)
3.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》 
世間の評価の高さに釣られ鑑賞。思いっきり納得させられました。  part1に関しては他のレビュワーさんと同様ですが、続編たる当該作品、登場人物たちが過ごした【あの時】からの人生の歩みと積み重ね、深さ、精神の昇華がもう、でかくて…。 例えとして適切かは解りませんがターミネーター1をリアルタイムで見た私がその数年後に2を見てスケールアップ具合が心に響くまで感動したのと同じ衝撃でした。  これまた他のレビュワーさんの言葉になりますが、これは後から配信やレンタルやロードショウで見れば良いような代物では到底無く、今、この時に劇場で味わう事がベストと断言します。  思った事ですが、とくに私も含めたアラフィフ後半世代の皆様へ、  身体も、アタマも、心も、精神も感性も、ガンガン鍛えましょう。ガンガンと。  もう遅いだの年だの無駄だの諦めただの、冷めたり達観したフリして自分を誤魔化して阿保らしく退屈な余生を過ごすのはまっぴらと、そんな氣持ちを蘇らせてくれる秀作です。自分の出番と戦いの時は、あるんです。一生。何度でも。  生きるのを辞めるのをヤメましょう。  思うにこの映画、ピート・ミッチェルの後半人生ドラマではあるけれど、トム・クルーズという役者の半生を表した形の一つだと思います。実際の彼も人生の折り返しで指導的立場になってもまだ現役の立ち位置から離れずトップを独走してるし。  良い作品を見せて貰いました!良い映画でした!!。    【またいつもの蛇足。ここからがネタバレ。まだ映画を鑑賞してない方は以下は見ない事をお勧めします】。       ①・嫌な奴キャラが、美味しい所を持っていく法則は健在。  ②・『感動して泣いた。ノックアウトされた。(TーT)』なんて思っていると、ダウンされたままで次の不意打ちを食らいます。  ③・挙句に、テロップでトドメも刺されます。 
[映画館(字幕)] 9点(2022-06-30 16:37:34)
4.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
※1当映画の監督様と同年代・同世代のであり第二期怪獣ブーム・変身ブームの洗礼を受けたオヤジである私です。 ※2当該作品に感激し高評価した諸兄方の反感と怒りを買うと思われます。バッドボタン代わりに【笑】をいくつでも頂く所存で書きます。以下、感想。  ⓪ OPクレジットでいきなり『え?違う映画?』と思わせられ驚き。本編進行につれ納得。同じ世界か。  ① 初登場から分離退場まで残ったままの疑問。「ウルトラマンさんは命を捨てても良いと思える程、地球人類全体を好きになってくれた理由って、神永の自己犠牲を一回見たから?それだけ?」。そりゃ、オマージュ元の初代マンさんは別にして、義理の弟たち(セブン・帰マン・A・太郎)はみんなそうしてきたけど、ストーリー進行と設定上、仕方ない流れだけど、ほんとにそれだけ?  ② というか、『自分が助けに行きます(キリッ(`・ω・´))。』と一言で対策本部を飛び出して現場まで走って行ってしまって良いの神永?。アンタ対策チームの一員だし仕事の真っ最中だし。  ③ なので、誰か一人くらい止めてよ禍特対。  ④ で、その禍特対の働き、現状況と禍威獣の分析と作戦指揮だけなら今そこにいる自衛官の精鋭部隊だけで良いような氣が。  ⑤ 【隊】ではなく【対】だけど、ウルトラマンさんと共闘するための超兵器が無いのはリアル路線なので止む無しか。でもウルトラマンさんと人類が力を合わせて勝てました!が魅力なのだが、と思ったらラスト(以下自粛)。  ⑥ 『まーた単独行動?』。いやだから、五人しかいない国家レベルの厄災の対策チーム内で無断欠席っていいのかと。変身ヒーローの宿命だからしょうがないけど。  ⑦ 国家レベルの対策チームはいつでも和やかな雰囲気。どこにでもいそうな兄ちゃん姉ちゃんの集まり。『人類じゃどうしようもない!』と泣かれても、それでも見ていて和やかそう。  ⑧ 『発展途上の未開人は私らが指導した方が幸せだし、逆らんなら私らの植民地にした方が全てにおいて良いでしょう』というザラブやメフィラスや像フィの言い分は、やられたくはないけど現実的。  ⑨ 何を話しかけても『ああそうだ。』『ああそうか。』的なぶっきらぼうな答え方は幼い人類への対応だろうけど、それでも何でも、人類の味方でいてくれるウルトラマンさんに感謝。  ⑩ 【最強】の異名に相応しいゼットンの【超】が付くほどの変貌ぶりが嬉しい。いや、人類全滅レベルのやばさなので嬉しくない。  ⑪ でも、ウルトラマンさんはやはり僕らを救ってくれた。ありがとー--っ!て、手を振りたかったんだけどなあ。  ⑫ ところで、何度も何度も映し出される【あのぬいぐるみ】、売店には無かったけど、どっかで買って欲しいのか?   以上。   【蛇足】  他のレビューでも書いてるけど、私と同年代の当該作品の監督さんは必ずカワイ子ちゃん(オヤジ語)をストーリーの根幹に据えて活躍させたがる。 で・昭和の特撮ヒロインたるカワイ子ちゃんのフォーマット的役割は、   ① 敵に捕まり柱に縛り付けられ人質にされる。  ② 敵に捕まり催眠術を掛けられ敵の先兵として悪さの片棒担ぎをさせられる。  ③ コスチュームはミニスカを常用で、格闘シーンで高々とキックして【見せる】アクションを命じられる    なのだが、私と同年代の監督は同年代のヒーローであるウルトラマンを制作したにあたって、同年代の御同輩へのサービスなのか②と③を実施してくれた。もっとも、昨今の変なコンプライアンスに配慮してかアングル的に【見せる】には至らせられなかったらしいが。  それでも言わせてもらう。  なぜかはわからないけど、人類を救ってくれてありがとうウルトラマン。 その氣持ちはよくわかるぞ!。同年代に配慮してくれてありがとう樋口監督。   あ、最後に一言。   ひろこ隊員が何度も『バディを何だと思ってる!』と怒っていたけど。 私はあなたを『ナイスバディ』だと思っている。     オヤジってやーねぇ(←きんどーさん風に)。
[映画館(邦画)] 6点(2022-06-11 16:07:29)(笑:6票) (良:1票)
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