1. デス・レース2000年
近未来を舞台にした映画は奔放な発想が売りとなるが裏を返すとなんでもありという事でもある。本作の良否はともかくとしてお笑いのコントの様なふざけた映画であった。こんな映画でも俳優は真面目に演技してくれるのが映画の良い所だと思う [DVD(字幕)] 5点(2013-10-11 21:43:10) |
2. アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男
ドキュメンタリー。実質シュワ要素は四~五割ぐらいですが、ボディビル大会で肉体美を競い合うマッチョメンの努力と情熱と友情と健康美には確かに琴線に触れるものがあります [DVD(字幕)] 7点(2013-10-06 09:27:32) |
3. フレンチ・コネクション2
ポパイの姿をひたすら追ってゆくというスタイルは前作と同じであったが、単に前作をご破算にしてマルセイユで撮り直しただけ様に感じた。前作の様なリアリティもない [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-21 16:20:46) |
4. フレンチ・コネクション
麻薬捜査の最前線を、丹念に描いた映画。高架下のカーチェイスや地下鉄での追跡劇はかなり力のこもったシーンだった。ジーン・ハックマン演じる刑事が捜査の鬼になってゆく流れは圧巻であり、度を越してやりすぎな捜査方法と貧相な張り込み生活をみると、どちらが犯罪者か分からなくなってくる。ラストの相棒の愛想をつかした表情がまたいい [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-21 16:19:20)(良:1票) |
5. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 ナチス残党と人クローン技術をネタにしたミステリー映画。今となってはどちらもトウがたったネタであり、現時点で感化されるものは残念ながら無い。序盤のブラジルでのシーンのみ、サスペンスとして成立しており、そこは素直に楽しめる。好人物な主役を演じることの多かったグレゴリー・ペックが、ヨーゼフ・メンゲレを演じた事が本作最大の驚きであった [DVD(字幕)] 6点(2013-09-21 16:13:04) |
6. ルパン三世 カリオストロの城
いくつかの山場となる活劇(OP直後のカーチェイス、カリオストロ城への進入、オートジャイロでの脱出、結婚式~時計台)、それを束ねる一本のストーリー(クラリスとルパンのラブストーリー)、単純明快な観客を楽しませるためのアニメであった。そして、キャラクターや乗り物(フィアット500!!)の演技、メカや建物などのデザインやディテールの書き込み、背景などの色彩、もしくは名言的な台詞、などなど個々の要素も素晴らしい。個々の要素の素晴らしさを認めつつ、それでもなお、一本のアニメ・一本の映画を構築し、支配する宮崎監督の演出の手腕と作家性が優っていたと感じた。30年以上前のアニメであるが、<面白い!!!!>のである [DVD(邦画)] 9点(2013-08-24 12:38:45) |
7. 007/ムーンレイカー
シリーズにおいてもっとも荒唐無稽な映画という評判だが、なんてことはない、前作の海底を宇宙に置き換えただけである。前作に対応する様なシーンや演出もかなり多かった。そういう意味において、割とどうでもいい映画であるが、その中ではシリーズ初挑戦のスカイダイビングが圧倒的によいシーンであった [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 11:36:48) |
8. 007/私を愛したスパイ
過去作の寄せ集めだが、ユニオンジャックのパラシュートなどの笑いどころが明快に演出されおり、これぞロジャー=ムーアといった感じ。ただ、やはり、007である。現実に存在する核ミサイルが発射、爆発した映像を見せられると映画の魔法が途端に醒めてしまうのである [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 10:22:30) |
9. 007/黄金銃を持つ男
空撮やカーチェイスが非常によく撮れている。その点において、アクション映画として(私の中で)長く記憶に残る一作である。中盤「燃えよドラゴン」っぽくなるがご愛嬌だ。あんな鈍重な殺陣をカットを割らずに見せるのはむしろ狙ってやっているとしか思えない。つまり萌えである。ここに最も萌えるボンド=ロジャー・ムーアという公式が(私の中で)誕生した瞬間であった。そういう意味において、本作もまた(私の中で)変な映画という位置づけが揺るがない一作であるわけだ [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-27 19:10:11) |
10. 007/死ぬのは奴らだ
007シリーズは、虚構を前提にしたアクション映画である。虚構である以上は、曖昧で捉えどころのない「現実」というものからの注釈の一切を拒否した完全に荒唐無稽な「現実」と別個の理想的で都合の良い世界を構築する事も許される。曖昧で捉えどころのない「現実」に身をおく観客にとっても虚構性が確証されるほどその作品世界に身を委ねて楽しむことができるのではないだろうか?そういう意味において本作も非常に王道的な007であった。はてさて、本作から三代目ボンドのロジャー・ムーアが演じている。オリジナルのボンドはショーン・コネリーで揺るがないが、彼のボンドもさして悪くないという薄ぼんやりした印象を抱いたのが本作時点での彼に対する感想。そしておぼこでもかまわず食ってしまうなかなかくえない奴、見た目に反して冷徹な奴というのが彼演じるボンドに対する私の感想である。また本作では、黒人が敵役を独占している。これはこれまでの007とは大きく異なる点であったし、主流のアクション映画においても非常に稀なるケースではないだろうか?そういう点において本作は、肯定的な意味で、変な映画と言えるだろう [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-27 18:57:23) |
11. 007/ダイヤモンドは永遠に
通常の007として見ればそこまで悪かったと思わないが、前作と関連性を持たせた結果とんでもない駄作になってしまったという印象を抱いた作品。ヒッチコックの至言「ウラニウムがいやなら、ダイヤモンドにしましょう」を逆手に取ったであろう設定にはクスリと来た [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-27 10:29:25) |