1. 将軍家光の乱心 激突
柳生一族の陰謀で時代劇のアクション映画路線が存在するのは分かっていたので、本作のような旧来型のチャンバラ映画とは異なる軽い作風でも面白ければいんじゃないかと思いました 度々香港映画や西部劇を彷彿させるようなシーン多数があり節操ねえなと思いつつも数分おきに大爆笑。また京本政樹・千葉真一らの濃い演技が懐かしい。アクション→アクション→アクションなアクション馬鹿映画でしたがストーリーは八方破れにならず卒なくまとまっているのが好印象を与えているやも?オチは柳生一族や十一人の侍の様な唐突さはあるがB級映画の定法と考えれば痛くはない [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-27 16:40:15) |
2. バトルランナー
バカ映画です。観客のばばあにオスカーとゴールデングローブ賞とランニングマンゲームです [地上波(吹替)] 5点(2013-10-06 09:33:07) |
3. プレデター
最強人間シュワルツネッガーと最強宇宙人プレデターの最強バトルが見れるのは本作だけ 普通の戦争映画の様な状況から始まる映画ながらも、次第にモンスター映画の雰囲気を帯びる。味方の隊員達は皆キャラが立っており印象深いが、演技はやや軽く、リアリティに欠ける。やはり狩る側であった者達が狩られる側に転落する様に胸を打つものがありますが、ミリタリーな部分のリアリティが乏しく、その落差による感動はいまいち伝わってこないというのが実感でした。シュワルツェネッガーが現役コマンドー部隊の隊長という役柄に比して、大したリーダーシップを見せていない様な気もしましたが、シュワルツェネッガーの圧倒的存在感を前にしてはやはりどうでもいい事でしょう [地上波(吹替)] 6点(2013-10-06 09:31:19) |
4. コマンドー
89分というあまり長くない上映時間の中で、アクションが矢継ぎ早に展開され、最後まで飽きない映画でした。また娘を攫われた父親の怒りというのも共感しやすい動機です。シュワルツェネッガーが元コマンドー部隊の隊長という役柄に比して、大して動けていない様な気もしますが、持ち前の膂力・愛嬌・顔面力から放たれる圧倒的存在感を前にしては、もはやリアリティなど何の意味も持たないというのもまた実感であり、画面に展開される事件と州知事のお言葉にただただ圧倒されるばかりでした [地上波(吹替)] 6点(2013-10-06 09:29:13) |
5. ターミネーター
未来から不死身の殺し屋が送られてくるという究極的に不条理な設定が、ホラーやサスペンスとして優れていた。それに実写と特撮の組み合わせ方がやはり上手い [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-09-21 16:15:49) |
6. 殺人魚フライングキラー
若き日のジェームズ・キャメロンが、トビウオの模型をしこしこ作っていたかと思うと・・・(´;ω;`)ブワッ 水中撮影のセンスあると思うし。主要なキャラがあっさりと死んでいく展開もわりと好みなんだよな私にとっては [地上波(吹替)] 6点(2013-09-21 16:14:33) |
7. 男たちの挽歌
ジョン・ウーの出世作。ロートルな男達が圧制に耐えかねて奮起する様は胸を打つ。序盤のチョウ・ユンファのくわえ煙草と黒いロングコートのカッコよさにただただ痺れた [DVD(字幕)] 6点(2013-09-21 16:10:31) |
8. 遊星からの物体X
特撮のクリーチャーが印象的。主人公格のカート・ラッセルを含め誰がエイリアンか分からないのがミソ [DVD(字幕)] 6点(2013-09-15 18:28:26) |
9. ドラゴン特攻隊
《ネタバレ》 旧日本軍が世界征服間近という状況で開幕。招集されたジミー・ウォングの率いる特殊部隊が、軍資金奪回と連合国将校の捕虜救出のため、日本軍の占領する目標まで行く道すがらを演じるが、ミュージカル、ウエスタン、アマゾネス、キョンシー、侍となんでもありな方向に転げてゆく。そして爆発。そして大銃撃戦。劇終。ジャッキー対ジミーが見たいならラスト数分だけ見ればOK。カンフー少なめのこてこてのスラップスティックコメディだ。香港人の歴史観を反映している様にも思えるがまあ気のせいだろう [ビデオ(字幕)] 4点(2013-09-15 11:18:45) |
10. 007/消されたライセンス
ボンドがMI6から出奔して個人的にマフィアに復讐を行うという筋書きであり、一見意欲作の様に思えるが、んなこたない。内省的なストーリーやハードでプラクティカルなスパイ物を期待しない限りにおいては、アクション映画としてそこそこ楽しめると思う。ティモシー・ダルトンのボンドは相変わらずカッコいいし、ロバート・デヴィ演じるマフィアのボスも屈指のカッコよさだった [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-07 22:27:31) |
11. アリス(1988)
「不思議の国のアリスは夢オチである」という点について、もっとも忠実な映像化解釈ではないでしょうか。小動物の骨、ぼろぼろの剥製、小石、落ち葉、靴下、全て取るに足らない物だがやけに印象的であり、これこそ子供が見ている世界、物に対する価値基準や感性が個別にある世界なんでしょう [DVD(字幕)] 9点(2013-09-07 22:07:06) |
12. 風の谷のナウシカ
独自のファンタジー世界で展開されるストーリーはそれ単独で十分に魅力的。それにカリオストロの城と比べて、全体的に作画が高密度になり、また奥行のある絵も増えた気がする。しかしてこの様な高度化高密度化の一方でなお作画の繊細さは一部も失われていない事こそが宮崎駿最大の美点だと思う。冒頭の王蟲の暴走、中盤の大王ヤンマ、終盤のユパの格闘・戦車戦・巨神兵、いいね [DVD(邦画)] 9点(2013-09-07 21:14:59) |
13. サブウェイ
冒頭のカーチェイスが一番印象に残った。タイトル通り、地下鉄の構内だけで構成される映画で、フランス社会の縮図を意図しているのでしょう。また都市の交通の要所であり、絶えず多くの人の行き交う地下鉄を舞台にしたのは着眼点としては良いと思いました。ただやはり「グランドホテル」の何番煎じといった所ですので、あまり考えずにスタリッシュな映像を楽しむ映画だと思いました [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-07 12:37:08) |
14. 007/リビング・デイライツ
ティモシー・ダルトンは初代を除く中で私が一番好きなボンドかも知れない。若くてとても魅力的な俳優である。本作は東欧革命を控えた87年公開の映画で、東側の内部腐敗や各種産業における後進性が西側にも明らかになってきた時期の映画でもあり、劇中でのボンドカーに搭載された熱線でチェコ・スロバキアの自動車を焼き切るジョークは、正に、その様な実態を率直に描いた本作随一のジョークであろう。だがやはり本作の一番の魅力は、ボンドが若返った事で各種アクションシーンが、より自然に、また新たな領域でもって表現可能になったことであろう。その点において、アクション映画として率直に拍手したい。また冒頭ジブラルタルから始まり、世界各地を巡り、最後に対岸のタンジェで締めるという展開も中々シャレがきいていたように思う [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-04 14:50:34) |
15. 007/美しき獲物たち
黒幕の陰謀が金銭目的という点において、「ゴールドフィンガー」と共通しており、結果的には、後に爆発的人気を得る「ダイハード」シリーズを先取りした格好でもあった。そういう意味において、凄い映画なのかもしれない。冒頭をのぞいて、ほぼアメリカ西海岸のみで展開するストーリーも飛躍が少なく分かりやすい [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 14:06:17) |
16. 007/ユア・アイズ・オンリー
007の中でもとくに渋い作品で、前作から大きな方向転換をおこなっている。それは秘密道具が登場しないとか宇宙にいかないなどといった、表面的な変化だけにとどまらず、主役であるジェームズ=ボンドという人間の持つ、「プロフェッショナル」で非情、目的のためならば犠牲もいとわないという人物像からの大転換が図られていた事にあると思った。当然、それに呼応する形で映画の内容もクリーンで良識的な部分が目立つ。そういう意味において、本作も007シリーズにおける(「ムーンレイカー」以上の)問題作の一つではないだろうか [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 13:15:51) |