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1.  グッドナイト&グッドラック 《ネタバレ》 
ニューシネマ的なエンディングはいいですね。顔を正面から捉えたショット=観客に向けたメッセージが多く、ジョージ・クルーニーが現代社会をどれほど嘆かわしく思っているかが伝わってきます。 彼らのスタジオや会議室は密室です。これは彼らが権力から常に圧力を受ける弱い存在であることを示しています。そして、CBSの社長が登場するシーンでは、彼の顔には複雑な影が現われますが、マローの顔は一方向からの照明を受け、明暗がはっきりと現われます。これは彼らがどのようなキャラクターとして設定されているかを如実に表す演出ですね。わざわざ白黒映画にしたのは、照明の明暗を効果的に使いたかったからでしょう。現在ではいいイメージを持たれないタバコの煙も、マローの内面から沸き上がる善意や抵抗心を表す重要な美術装置として機能しています。 社会派監督としてのジョージ・クルーニーの力量がうかがい知れる映画だと思います。しかし、娯楽としての面白さには欠けるので、点数は低め。
[DVD(字幕)] 6点(2017-01-20 10:13:26)
2.  白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々
淡々としすぎだし、説教臭いのがね。赤と緑のカラーコーディネートはいろんな解釈ができると思う。赤の意味を考えながらずっと見ていました。狂気、頑固の象徴だったのかも。
[DVD(字幕)] 5点(2017-01-19 00:27:48)
3.  ある朝スウプは 《ネタバレ》 
部屋の匂いどころか温度まで伝わってきそうなほど生々しい映像にまずやられた。精神が弱っているところをつけ込まれた彼氏と何とかして彼氏を現世に連れ戻したい彼女の信念の戦い。宗教の話ではまったく話が噛み合わないけど、面白いことがあったら2人でお腹を抱えて笑うという関係性がキツい。どうにもならない現実をついに受け止めきれなくなった2人の最後の朝食は、これまでに見たどの映画の食事シーンよりも痛かった。彼女に感謝してるけど生長の家のセミナーに行く彼氏、「他人なんだね」とつぶやいて限界を悟る彼女。心に刺さりまくりました。ところで、彼氏が明らかにシャブやってるシーンあったけど、生長の家ってそうなの?
[映画館(邦画)] 7点(2016-12-23 00:43:42)
4.  インランド・エンパイア
リンチの映画は初期に限る。難解にもホドがあるよ!「すべての夏帆ファンが夢見た理想の夏帆」である裕木奈江が画面に映っているだけで幸せなんだけど、本筋とは何も関係ないシーンだというのが…とか言うと、ほとんどそんなシーンばっかりじゃないかと思ってしまったり、いや、難解な映画を読み取るにはすべてのシーンに意味を見出さなければいけないのだから、この考え方は間違っているな、それにしても裕木奈江は素晴らしい、どのシーンよりも美しい、ところでこの映画はリンチが撮りたいときに俳優を集めて場当たり的に脚本を書いて撮影した映画なんだそうで、リンチの気分で撮ったんならこれくらいの者は出来上がって当然だと思っている時も裕木奈江の事を考えてしまうわけで、菊地凛子みたいに欧米人が考える日本人のイメージに塗り固められてなくて本当に良かったというのが、ごちゃごちゃした文章を書いてみようと思った私が頑張った結果の結論と限界の証明です。あの映像群に一応筋をつけてみせたリンチは凄い。
[映画館(字幕)] 4点(2016-07-05 01:51:35)
5.  誰も知らない(2004)
茂が大声を出して遊んだり、ベランダに出たりするたびに、さすがに住人か大家が気づくんじゃないのか!?と思うんだけど、元になった「誰も知らない」家族も誰にも気付かれなかったという事実を思い出してゾッとする。事実は小説より奇なり…。物語に絶対的なリアリティをもたらしているのはYOUだと思いました。このキャスティングは凄い。
[DVD(邦画)] 7点(2016-06-18 01:06:55)
6.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
傑作。子供向けアニメとして無視していい部分(タイムスリップの描写など)は徹底的に無視して、映画を見る上で欠かせない細部(戦闘形式など)はみっちり調べて完璧に表現するという姿勢に乾杯!これがこの映画の魅力を何倍にも増幅させていると思う。
[インターネット(字幕)] 8点(2016-05-31 00:56:30)
7.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 
心の底から愛している人と一緒になれない。理由は時代もあるし住んでいる場所のこともある。本人たちにはどうしようもない理由だというのが切ない。イニスの妻・アルマの辛さも想像に難くない。愛する夫を素性も知れない男に奪われてしまったのだから、そりゃあ荒れるだろう。あの時代ならイニスがバイセクシャルだということを町の住民にバラしてしまえば復讐できたのに、それをしなかったのはアルマが最後までイニスを愛していたからなのか?うーん。
[DVD(字幕)] 7点(2016-05-31 00:34:53)
8.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
『ALLWAYS 三丁目の夕日』の大ヒットを受け、昭和がブームになった。誰もが古き良き時代を懐かしみ、昭和を扱ったテレビ番組は好視聴率を記録し、展覧会などもさかんに開催された。私は思春期まっただ中にこの空気を体感し、昭和はそんなにいい時代だったのか、と思ったものだった。しかし、昭和には負の側面もたくさんあったのだ。戦後に絞っても、公害、冷戦、イデオロギーの暴走など、忘れてはならない事象がたくさんあった。しかし、昭和ブームはこれらを忘れさせ、架空の「昭和」に人々を誘った。オトナ帝国は2000年代中盤に実在したのだ。年々少年犯罪が増えているとコメンテーターは語った。しかし、戦前の少年犯罪は常軌を逸したものが多数あり、今よりもはるかに治安は悪かったのだ。郷愁は負の側面を忘れさせる。まさか子供向けアニメがこのことを題材にしていたとは知らなかった。どことなく「架空の懐かしさの雰囲気」をまとうスタジオジブリ作品への抵抗も込められていたのかもしれない。クレヨンしんちゃんらしいギャグの数々に笑い、ひろしが見た回想に泣いた。子供たちが抱く不安、無邪気な時代に帰りたいという大人の抑圧された願望の両方がわかる20代前半を生きる私だからこそ湧き上がる感情というものにすっかりやられてしまった。音楽もいいし、明言も多いし、素晴らしい映画だと思う。無性に「翳りゆく部屋」が聞きたくなった。
[インターネット(字幕)] 9点(2016-05-03 02:06:18)(良:1票)
9.  マトリックス レボリューションズ
酷い。ザイオンに微塵も興味がわかないし、アクションも微妙です。CGで描いた生物がウジャウジャ出てくるのはいいけど、そいつらとの戦いには興味ないよ。ブルース・リーの精神がちっとも入ってないじゃないか!詐欺だ!
[インターネット(字幕)] 1点(2016-03-24 18:45:39)
10.  マトリックス リローデッド
1作目よりも哲学性が増し、所見で理解できるやつなんているのかよ?と思ってしまうレベルにまで到達してしまったのが惜しい。やっていることはハリウッド印のCGアクションなので、思慮深い話なんか誰も求めていないのでは……。ネオが前作のクライマックスで究極体に進化してしまったことが二部作の制作に負の影響を与えてしまったことは否めません。物語とは、誰かが穴に落ち、這い上がるか、そのまま穴にとどまってしまう過程を描写したものです。ネオも確かに穴に落ちるんだけど、スーパーマン以上に万能な男ですから、「そんなこと言ってもトリニティーが助かる未来しか見えねえんだけど」と思わざるを得ません。実際、ネオはクライマックスでSFだからと言ってもなあ……というレベルの驚異的な能力を観客に見せ付けてしまいます。あのシーンは気持ち悪いし、ちっとも感動的じゃないよ!こいつ何でもできんじゃん!フリーウェイでのアクションは見応え充分でしたが、その他はダメダメ。ネオが超人化した1作目で終わらせておけばよかったんだよ。成長の余地がない主人公なんて興味持てねえよ!
[インターネット(字幕)] 3点(2016-03-24 18:42:50)
11.  ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
芸能界きっての狂人・萩本欽一のいい部分だけを凝縮した演技も魅力の1つだと思うウォレスとグルミット。本作は長編映画らしくウォレスの恋物語が展開されることもあって、憎めなさが過去最高でした。動きで笑わせる欽ちゃんと鳴きさえしないグルミットの関係はサイレント映画とテレビのコメディを融合させたものとも考えられるし、サイレント映画と弁士の関係とも言えるわけです。本作はより弁士っぽかったかな。クレイアニメとは思えないほど躍動感があるアクションシーンは相変わらず見事で、特にシリーズを象徴するフライトアクションは「危機一髪!」よりも上質です。カートゥーンの文法に則ったギャグも冴えていた!予算が大幅増しただけのことはあります。トッティントンの眠いキャラクターくらいしか欠点が見つかりません。ただ、元が短編アニメシリーズなだけに、ファンからの評価は分かれるでしょう。私は短編のほうがいいかな。
[インターネット(字幕)] 7点(2016-03-24 18:32:42)
12.  ブレードランナー/ファイナル・カット
退廃的世界観にやられてしまった。これは面白い!デッカードの頼りなさに苛立ちながらもセットの美しさと濡れた町並み、レプリカントの悲しい運命に心を奪われた。説明ナレーションをすべてカットしたという点で『2001年宇宙の旅』と共通点があるが、近未来の描写が大きく異なる。さすがは『エイリアン』の生みの親だ。リドリー・スコットの先見性は凄い。
[DVD(字幕)] 7点(2016-03-24 18:21:50)
13.  ドーン・オブ・ザ・デッド
世界中が『ウォーキング・デッド』の衝撃を知った今では、このようなゾンビ映画は通用しない。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-03-18 07:55:39)
14.  カンフーハッスル
パロディで観客を楽しませるだけではなく、アクションそのもののクオリティもかなり高い。少林サッカーの一発屋に終わることのないチャウ・シンチーの才能が炸裂した名作だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2016-03-14 02:02:19)
15.  崖の上のポニョ
宮﨑駿が自らの快楽を追求した結果がこれかよ!昔の映画のほうが遥かに見ていて気持ちよかったし、心に残ったよ。「子どものため」の映画が「子ども向け」の映画に成り下がるとこうなってしまうんですね。宮崎は本作で諦めたんでしょう。もう俺はダメだと。本作がなければ『風立ちぬ』がなかったかもしれないわけで、その点では評価していますが。
[DVD(邦画)] 3点(2016-03-02 23:57:12)
16.  時をかける少女(2006)
みんな大好き『時かけ』ですが、私は細田映画がいまいちピンと来ません。本作もそう。ピンと来ない理由は面白いと思えないからという点に尽きます。
[DVD(邦画)] 5点(2016-03-02 23:54:59)
17.  スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ 《ネタバレ》 
キューブリックの映画はすべて見ている!大ファンだ!という人の価値観さえも変えてしまうようなドキュメンタリー。完璧主義者の秘密主義者だと思っていたけど、意外とそうでもないらしい。最も偉大な映画監督の素性を知ることができてとても満足しています。そして、チェスを勉強したくなります。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-25 14:14:53)
18.  コラテラル 《ネタバレ》 
お前本当にプロの殺し屋かよと思ってしまうような突っ込みどころもあるけど、トム・クルーズの悪役ぶりがとてもハマっていて楽しい。白髪がとてもお似合いだ。ジェイミー・フォックスの小市民感もユーモラス。マイケル・マンのかっちょいい演出もキレているように思う。しかし、プロの殺し屋とは思えないチョンボの数々がリアリティをそぎ落としてしまっているのが本当に残念だ。『ヒート』のデ・ニーロに通じるところがあるな。
[インターネット(字幕)] 7点(2016-02-25 13:53:42)
19.  トレーニング デイ 《ネタバレ》 
素晴らしいの一言。これほど多くの出来事がたった1日の間に起きているなんて。時間経過を忘れさせるテンポの良さには敬服する。デンゼル・ワシントンがノリノリで悪役を演じ、イーサン・ホークを楽しみながら翻弄しつつ悪態をつく姿はもはや微笑ましい。デンゼル・ワシントンのインパクトがあまりに強すぎるために彼の演技を見る映画だと勘違いされそうなものだが、実はイーサン・ホークの通過儀礼を追いかけた映画だ。デンゼル・ワシントンの甘い罠に引っかかり続けた結果、この日の朝と夜では全くの別人に変わってしまう。彼の今後を予想することを拒否するような終わり方も良い。彼らの関係は『その男、凶暴につき』のビートたけしと芦川誠のそれに似ている。
[インターネット(字幕)] 9点(2016-02-25 13:50:38)
20.  マン・オン・ワイヤー 《ネタバレ》 
かねてから評判は聞いていたので期待していたのだが……。再現映像がよく出来ていて感心する。海外ドキュメンタリーにはありがちなスタイルではあるが、キーパーソンとなる人物へのインタビュー時の演出が良い。フィリップ・プティの綱渡りへの飽くなき情熱と「理由なきことこそ重要だ」という価値観には唸らされた。しかし、このドキュメンタリーには客観視が欠けている。彼の綱渡りは私欲を満たす身勝手な好意に違いない。迷惑を被った人がたくさんいるだろう。そのような人たちから見たプティも知りたい。本作はフィリップ・プティという超人的な大道芸人の裏側に迫ろうとしているのではなく、貿易センタービルでの綱渡りの裏側に迫っているだけだ。彼自身がとても魅力的なだけに、表面をなぞっただけの本作には不満が残る。911を彷彿とさせる題材だからこのような構成を考えたのではないかという意見に私も同意。
[インターネット(字幕)] 6点(2016-02-25 13:41:18)
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