1. 桐島、部活やめるってよ
《ネタバレ》 近年の邦画ではまさにNO.1の出来。 [DVD(邦画)] 10点(2014-03-24 22:12:07) |
2. シュガー・ラッシュ
伏線の貼られた見事な脚本と迫力満点の映像で、エンターテイメントとしての完成度は2013年トップクラスだと思います。ただラルフの仲間たちが何十年も同じゲームの登場人物をやっているのに彼の重要性に気づいてないのはあまりに不自然かなとも思いました。またBコンなどのゲーム用語がちょいちょい分からなくて寂しい気持ちになりましたね笑。逆に1番評価したいのはエンドロール。本作とゲームの魅力を存分に伝えてくれる物で、途轍もないセンスを感じました。 [映画館(吹替)] 8点(2014-01-06 02:00:40)(良:1票) |
3. かぐや姫の物語
個人的にはスタジオジブリ最高傑作。年をまたいで二回観に行ってしまいました。「神は細部に宿る」という言葉を正に体現したような作品。草木や生き物の動き、人間の生活描写など全てが作り込まれた見事な作画で表現され、それらを眺めてるだけでも飽きないくらい。日本人にはたまらない描写がたくさんあります。人物の絵柄も可愛らしく、特にかぐや姫の付き人の女童は本当に可愛かった。しかしストーリーは原作の竹取物語の残酷さをより強調した物で、終盤は胸が締め付けられるようでした。 [映画館(邦画)] 10点(2014-01-06 01:44:06) |
4. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 未知なる映像体験をさせてもらった映画。しかし観て1番感じたのは俳優との重要性。最初宣伝を見た段階では映像重視っぽいし、先の展開を読めなくするためにも主演二人はハリウッドスターではなくやや知名度の低いくらいの俳優の方がいいのではないかと思っていたが間違いだった。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの確かな演技力がこの作品の格を二段も三段も押し上げている。特にクルーニーは映画の大半が顔がよく見えない宇宙服姿でもスターの風格が漂っていた。死に瀕した状況でもジョークを飛ばしながら冷静沈着に行動するベテラン飛行士マット・コワルスキー。暗い過去を持ちながら、マットの最期の言葉通り生き抜こうとするライアン・ストーン博士。この二人が素晴らしいキャラクターだったからこそ、そんな彼らを取り巻く宇宙の恐怖がより伝わって来たし、最期の大地を踏みしめるシーンもあれだけ感動的になったと思う。 これは素晴らしい脚本とキャストと演出でできた紛れもない一級品の「映画」である。 [映画館(字幕)] 10点(2013-12-25 00:34:03)(良:1票) |
5. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 劇場に観に行かなくて後悔した作品No.1。 話題になってた犬に黒人を喰わせるシーンは案外直接的には描いてなくてホッとしました。 冒頭のテーマソングからテンション上がりまくり!そして誰もが絶賛する名キャラクターDr.キング・シュルツ。最もかっこよかったシーンは握手を拒んでカルビンを射殺した後にすぐジャンゴに「すまない。我慢できなくて。」謝る前にすぐ後ろを振り返って他の敵を射殺することも彼なら出来たはず。自分の信念に従って悪党を殺し、でもそのせいで仲間を窮地に追い込んでしまった事を潔く謝罪。そしてあっけなく撃たれて吹っ飛び即死 。なんというかっこいい退場。これほどの紳士、漢が映画史全体を見回しても存在しただろうか? このキャラクターだけでも10点。 [インターネット(字幕)] 10点(2013-12-17 11:02:39) |