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1.  ロッキー 《ネタバレ》 
 エイドリアンが本当に暗くて地味で。ロッキーも本当に朴訥で不器用で。そんな二人の愛の物語がこんなに素敵なスポーツ映画に昇華されちゃったら観てる方はたまんないですね。これがスタローンの出世作だなんて知らなかったし、スタローンの脚本だなんてことも全く知らなかった。すげーパワー持ったアメリカンな映画だなと圧倒されたのが当時の感想ですね。
[DVD(吹替)] 8点(2016-03-02 16:18:54)(良:1票)
2.  サード 《ネタバレ》 
関東の少年院。収監された少年たちの日常。窃盗、暴行、万引き常習、そして殺人。 皆あだ名がある。主人公は「サード」と呼ばれる。高校時代野球部でサードを守っていたからだ。  回想する。俺は野球がうまくも下手くそでもなかった。俺の守るサードを敵チームがどんどん駆け抜けホームを目指す。いざ自分が長打を打つと、ホームを目指して走るのだが、ホームが消えている。仕方なしに再度走るのだがホームはみつからない。  この辺りがこの作品の肝なのだと。行き場のない青春。走れども走れども目的の場所はみつからない。  自分の好きな女が体を売るのに自分は何もできない。インチキポン引き状態。そして殺人。  永島敏行の駆り立てられるような青さの光る演技と、森下愛子の可憐さと展望の無さが混ざった演技の融合は一見の価値あり。ノワールムービーやアメリカンニューシネマと比べると、ひょっとすると明るさすら感じる映像だ。でも内包するテーマは重く熱く素手で持つことはできない。  主人公「サード」は走ることしかできないのだ。
[DVD(邦画)] 7点(2016-02-16 13:35:09)
3.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
 小さい頃観たときは、モテない男が女にフラれてヤケになるって風にしか思えなかった。  まさか戦争による後遺症で不眠症とか、つまらない仕事に対する描写とか、若すぎる売春とか、孤独とか、社会への怒りとか…、そんなの詰まってるなんて。  サックスがこんなにいいなんて。   大人になってから観れば、一人の人間の苦悩を乾いたタッチと濃厚な音楽でソリッドに描いた作品だと理解できた。   ジョディフォスターの目の前で行われたクライマックスは印象深い。自分の頭を撃ち抜く仕草のトラヴィスはロックだ。
[DVD(字幕)] 8点(2015-12-25 11:46:00)
4.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 
清廉な水の映像から映画は始まる。  クリス・ケルヴィンは妻を自殺で亡くした心理学者。時のソ連は「ソラリス」と呼ばれる星の探査を続けていた。どこまでも続く海と霧(雲)。その探査がどうにも不調であるとのこと。探査チームはクリスを送り込み、ソラリス探査を続けるかどうかを判断する。  無事にソラリスのステーションにたどり着くと、荒れたステーションと感情の海が彼を待っていた…。  SF史上類を見ないくらいに叙情的な一作。  クリスとクリスの妻のコピー(美しい!)と海と。本当に細やかな人間や男女の心情の変化をつぶさに描きとらえたタルコフスキー監督に感動。そして本作は間違いなくラブロマンスではない。SF超密室サスペンスだと強く思う。わざと冗長に、映像・間・完璧な音楽・思わせぶりな博士たちの発言。どれもがラブロマンスであることを否定している。  何といっても海の描写。怖いくらい。「溜まる海」「留まる海」がカメラの中に。  驚愕のラスト!  謎だらけで謎のまま終わるのに、テクストとして完全に成り立つSF界の異色の大傑作!
[DVD(字幕)] 8点(2015-12-02 14:20:57)
5.  未知との遭遇 《ネタバレ》 
ああ。これを見逃してたんだなぁ。   「ソ・ラ・ファ・ファ(1オクターブ下)・ド」(≧∇≦)
[DVD(字幕)] 7点(2015-08-28 22:11:50)
6.  ジャッカルの日 《ネタバレ》 
 何度観たんだろう。また観ちゃった(笑)。    プロの暗殺者「ジャッカル」と名乗る男がフランス大統領ドゴールを狙撃する仕事を請け負う。そしてそれを追うフランス官憲(特にルベル警視)。    ほぼ(全部?)BGMなし。これがいい。余計なことが入らないでお話はパシパシ進む。アップもあるけど、主人公ジャッカルを演じるエドワード・フォックスを遠景で撮るのがなんともいえない感じでいい。なんだか乾いた感じすらする。無理して心理描写なんかしないよ、勝手にジャッカル探してね!的な。   ジャッカルもゴルゴ13と比べると人間的。ときに完璧なまでの偽装・変装を行い、ときにドキドキするような場面にも遭遇する。魅力的。観たらジャッカルに感情移入する人も多いのでは。   ルベル警視も負けてない。みえない敵ジャッカルを見事に追い詰めていく。    狙撃については割愛。観てほしい(笑)。    でもラストのラストについてだけ。ジャッカルは見事に自分の正体を隠したまま。そしてそこにいるルベル警視。唐突な終わりに感じるが、最後まで余計なものを排除したラスト見事。   原作読みたい! 
[DVD(字幕)] 8点(2015-07-22 19:44:49)
7.  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 《ネタバレ》 
何度観たことかm(_ _)mまた観ちゃいました。  1978年の映画ですかー。レベル高すぎです。個人的にはヤマト映画の中でナンバーワンです。他作品はテレビからのツギハギが激しかったり、メロドラマが入りすぎていて…。本作はその辺りのバランスがとても良いように感じています。151分、みっちり観せられるだけの物語もあります。あくまで個人的な感想ですm(_ _)m  リアルタイムでは私が幼稚園ぐらいかぁ。もう少し大きくなってからテレビで観たり、さらに大きくなってからレンタルして…。何回観たろう。   佐渡先生、ユキ、山本、加藤…。みんなしんでいきます。その中でも真田さんと斉藤(涙)。あの爆弾仕掛けシーンは永遠の0を超えます(これまた個人的な感想ですm(_ _)m)。最後に古代進。この映画の真骨頂である自己犠牲の嵐に涙が止まらなかったことがあります。  ま、今回は泣きませんでしたけどね(≧∇≦)  さて、バリバリ大人の私からみれば故沖田艦長の言葉は怖かった(^_^;)特攻礼賛的な(^_^;)今まで気づかなかったヤマトにまた気付きました(^_^;)
[DVD(邦画)] 8点(2015-07-08 10:37:17)
8.  マッドマックス
メルギブソン若すぎ!(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2015-07-07 12:08:49)
9.  金田一耕助の冒険
く…くだらない…。  キャストや監督はすっごいんだけど…
[DVD(邦画)] 3点(2015-06-18 08:41:17)
10.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
 本作をホラータッチにわざとした、と言われたらすべてを許せそう。基本的には名監督、名スタッフ、名優たちによる超力作である。  渥美清を金田一に持ってきてそれなりに存在感を出しつつも活躍は抑え目に。そこに各キャラクターの描写を盛り込み、複雑な人間関係をできるだけ明確に。砂の器メンバーが撮る創る。ショッキングな演出やメディアミックスの話題性が先行していたイメージですが、かなりつくりこんである大作。  そこに、わざと濃茶の尼のたたりじゃー、32人殺し、鍾乳洞、小川真由美様の豹変。あと地味に双子ババアが配置される。ま、恐怖演出としてはすばらしい。  日本の地方風土をうまく利用した他横溝映像化作品と比べると、現代劇になる本作はオカルトな感じが薄いというご指摘の方も散見されましたが、私は本作も十分日本の地方風土の閉鎖性や利用していると感じました。オカルトでホラーな話題性にあふれたサスペンス作品。ショーケンの朴訥さも含めとても良い出来だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2015-06-08 12:10:38)
11.  バニシング・ポイント(1971) 《ネタバレ》 
 もうとんでもない作品で。車が爆走するとんでもない映画で。あー、だからアメリカンニューシネマって侮れない。ロードムービーとしても、イージーライダーやテルマ&ルイーズなんかよりも説明不足だから全くの予想せずの脳天直撃ラストだからもうなんというか…。  1970型ダッジチャレンジャー。一生忘れない車になった。もう本当によくわからんすげーパワーの一作。
[DVD(吹替)] 7点(2015-06-01 09:27:12)
12.  太陽を盗んだ男
 これと狂い咲きサンダーロードの二本立てかあ。たまんないなあ(ウィキで調べたばっかりの知識…笑)。北海道にそんな粋な映画館はなかったなあ。スターウォーズ三本立ては狸小路1丁目でやってたけど(笑)   突っ込み所にツッコむなんて野暮なことはやめましょうや。映画と同化して限界の向こう側に行くのが最高でしょ!
[DVD(邦画)] 8点(2015-05-21 09:58:21)(良:1票)
13.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
当時のトルコの街並みがきれいに描写される所から話は始まる。自らの罪で収監された主人公がミッドナイトエクスプレス(隠語で脱獄)に乗るまでの話。アランパーカーの才能が爆裂している、でなければオリバーストーンの才能が。どこまでも絶望に向かっていく無気力か無知な囚人たちと主人公。未来に希望を持てないとここまで人間は雑になるのか。他の脱獄ものは気骨ある囚人が活躍したりするのだが、本映画では皆無。かすかな気骨は内側の人間関係に向けられる。仲間への信頼。はめられた仲間への復讐。ホモ的な関係をやさしく断ったり…。冤罪ものじゃなくて救われる。自業自得感があるからここまでの悲惨な展開がうなずける。これで冤罪ものなら悲しくて観てられない。獄中の悲惨さは、よくある映画のハードな描写や「告発」のケヴィンベーコンのようなものではない。拷問シーンはあるがあと53日だった刑期が急に30年になったり他の囚人とのトラブルだったりじわじわくるもので描かれる。猫のシーンは参った。ジョンハート最高。私は勧善懲悪ものには感じなかったし、アメリカがトルコをばかにしているとも思わなかった。間違いなく名作。
[DVD(字幕)] 9点(2015-04-23 16:34:21)
14.  蘇える金狼(1979) 《ネタバレ》 
この時代にどっぷりつかって観てほしい作品。今では古臭いものも当時の最高傑作。どの世代の方も気を遣って観れば、二つの違う顔を持つ魅力的で野心的な主人公を松田優作が熱演していることを堪能できるはず。
[地上波(邦画)] 7点(2014-11-11 15:24:10)
15.  狼の挽歌
SONYのテレビの映りが最高にいい!俺の車のフルセグよりも絶対に映りがいい!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-12 16:43:17)
16.  ダーティハリー2
イントロの音楽だけでしびれる。たまらん。かっこよすぎる。ひょっとすると燃えよドラゴンのイントロよりも渋い。  それに引きかえ、シリーズ3以降のイントロのダサいこと。ハリーキャラハンが年をとるごとにイントロが若くおかしな方向になっていく(´・ω・`)
[DVD(字幕)] 6点(2014-09-12 10:28:18)(良:1票)
17.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
 自分が本当に小さい頃の作品。詳しくは思い出せないが、テレビ放映されるたびに「観たいなー」と思いつつ親に却下された映画。まだホラーとかパニックとかいう言葉も知らない頃、あの音楽だけで震え上がっていました。映画も面白かったけど、映画を観ることができるようになるまでの過程を存分に楽しめた。   作品以外の部分でも評価してしまって申し訳ありません。でもそんな映画なんですよ。
[地上波(吹替)] 8点(2014-08-29 16:32:27)
18.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
初見時はまいりましたよ。ラストシーンはもろお化け屋敷的なびっくりのさせ方で。でもそこだけでした。何となく気になり何度も観ているうちに登場人物に感情移入できてきて…。特にトミーロス。彼がかわいそうでかわいそうで。よくできてますよ、学校というものの捉え方がいい。若い女の先生も、良かれと思って暴走している感がよくでていました(結果死んでますよね)。いじめチックな流れも不自然でなく、また学園ドラマか?と思いながらも最後の怒涛の展開に飲み込まれる。よくも映画という枠にしっかりおさまったなと。そんな中、ホワイト家の宗教的なカルト感を理解させてくれたスーとスーの母親にも感謝。日本人ってそういう宗教的な感覚ってわかりづらくないですかね?他人にすすめる映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-28 16:31:54)
19.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
当時幼~小学生くらい、ドリフのコント金田一さんシリーズが好きで好きで。その元ネタの映画は幼すぎて何一つ観ることができなかった。そんな私のノスタルジームービー。他の作品よりも本作を早く見ることができたので、この作品こそ石坂金田一映画とすりこまれる。+(プラス)北海道生まれ北海道育ちの私にとって「戦後の本州の雰囲気(瀬戸内海は、私にとって本州そのもの)」を感じさせてくれるグッドムービー。札幌に住んでいても日本の歴史はあまり感じ取ることができないように思う。観るだけで「本州に、昭和に、そして幼年期の自分に」とんでいくぞ、金田一さん。  娘三人の白痴的美しさにもポイント献上。
[DVD(邦画)] 9点(2014-07-28 10:57:13)
20.  ゾンビ/ディレクターズカット完全版
おかげで、何かあったらショッピングモールに行くと決めている
[DVD(字幕)] 8点(2014-07-17 16:18:14)
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