1. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 非人道的な行為を繰り返す主人公に治療による選択の意思のない善行(時計じかけのオレンジ?)… バイオレンス、コミカル仕立ての中でいろいろありましたが最後は政局も絡めて元の木阿弥。 原作の「人はいつでも変われる」というメッセージのようなハッピーエンドを取っ払ったキューブリック版の皮肉なバッドエンド。 こちらの方が心の奥底に潜む変えることのできない人間の本性のようなものが伝わってきて納得感がありました。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-07-03 09:34:14) |
2. ゾンビ/ディレクターズカット完全版
「この期に及んでどうしてそんな事するかなぁ」みたいな行動に明け暮れる4人、確かにショッピングモールでのワクワク感は理解できますが… グダグダな展開にも関わらずついつい欲望と楽天丸出しの人間臭さに引き込まれてしまいます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-20 17:47:42) |
3. 仁義
とってつけたような髭のドロン、作為的なストーリーも回りくどくてまどろっこしい。豪華キャスト陣ですがどうもメルヴィルが役者の足を引っ張っているようで・・・ [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-04-17 22:20:09) |
4. 愛と喝采の日々
ずっと溜め込んでいたものを一気に吐き出して、お互いに納得してまた元に戻る。嫉妬の執念深さを甘く見てはダメです、そうならないケースの方が圧倒的に多かった。それにしても若い二人のバレリーノ、バレリーナコンビは見応え十分、というかそこだけでしたが・・・ [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-24 16:36:29) |
5. 華麗なるヒコーキ野郎
走る列車の屋根を動き回るシーンは見慣れていますが、翼の上ですか。えっヒロインが・・・。ストーリーより迫真の映像と意外な展開に引き込まれます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-01 20:34:49) |
6. 暗黒街のふたり
どうしちゃったの?渋くてクールなドロンを期待していたのに・・・邦題には参りました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-08 20:18:46) |
7. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 国外からの抑圧の鬱憤を晴らしてくれそうなちょび髭先導者。そんなリーダーを熱狂的に支えた国民と自己中的忠誠心旺盛な取り巻き連中。そんな背景がなければ第三帝国の野望なんて存在すらしなかったはずですが、独裁者のクローンを94人も作って第四帝国って、荒唐無稽で面白過ぎて怖いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-01 23:59:19) |
8. カプリコン・1
アポロ11号月面着陸捏造説をみているような映画ですが、O・Jはどうみても世紀のプロジェクトに選ばれるような宇宙飛行士には見えないし、話が進むにつれてどうしちゃったのかなというくらいアラが目立ってきます。ちょっと残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-22 22:10:02) |
9. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
どうみても21歳に見えないキッドには目を瞑っても、退屈さをこらえて最後までしっかり目を瞑らずに鑑賞するのはしんどい映画です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-12 18:37:27) |
10. ベニスに死す
LGBT?美へのときめきはそんな範疇ではないでしょ。主人公の気持ちは伝わってきますが、それにしてもじれったい映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-02 21:00:52) |
11. バリー・リンドン
《ネタバレ》 風景、決闘、戦闘、ファッション、どの場面も絵画のように美しくのどかで、18世紀のヨーロッパをとても身近に感じさせてくれます。インターミッションを挟んで映像に慣れてくると、次から次へと続く共感乏しい転落ストーリーが次第に鬱陶しくなってきますが、最後の決闘シーンは思わぬ展開になり意外でした。見終わった後に、「死んでしまえば皆同じ」なんて余裕しゃくしゃくに語る悟りきったような作者の顔が浮かんでくる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-12 11:33:35) |
12. ワーテルロー
ナポレオンのキャスティングとそのキャラターを見る限りフランス映画でないのは頷けます。実写の壮大さだけは伝わってきますが、スケール優先の編集カットのせいかアバウト感の際立つ映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-30 21:53:14) |
13. 必殺仕掛人 梅安蟻地獄
裸のサービスシーンはいいとしても時代劇でコロンボはちょっと・・・ [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-04-19 21:50:03) |
14. ガンマン大連合
とぼけた映画も嫌いじゃないですが、マカロニウエスタン黄金期を倣って無理にそれっぽく味付けしているように感じられます。確かに中味もマカロニみたいに空虚ですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-11 22:55:05) |
15. バニシングIN60”
ドキュメンタリー風車泥棒カーチェイス絶賛映画。中味は殆ど感じられませんがこだわりだけは伝わってきます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-29 21:48:34) |
16. さらば冬のかもめ
三人の薄着の服装と可笑しくないコメディで心が寒くなってきます。SGIの逞しさにはビックリ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-22 20:19:56) |
17. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 主演ソフィア・ローレン程度の予備知識しかなかったが、冒頭から画面いっぱいに咲きほこるひまわりと聞き覚えのある悲しげなテーマ曲に、まだ物語が始まっていないのになにやら切なさが込み上げてくる。チャランポランでコミカルな前半、当時を思い起こさせるロケ映像の数々、そしてラストの別れのシーン、それぞれがなかなかの出来映えだとは思うけど、やっぱりこの映画は情熱的で行動的な主人公がやっと探し当てた夫と再会するシーンに尽きるのでは。列車から降りてきたアントニオが現地妻と話すのを遠くから見守るジョバンニ、耐えきれずに言葉も交わさず今来た列車に飛び乗るヒロイン。たくましさが際立っていただけにあまりにも切なく健気な姿に感情移入100%。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-12-16 14:11:40) |
18. バラキ
意外性の無い実に実話らしい映画、TVのカット版なので深みもカットされてしまったようだ。 [地上波(字幕)] 4点(2017-11-01 21:54:09) |
19. ジョン・カーペンターの要塞警察
なんじゃこりゃのデタラメな設定がコミカルだけどゾンビ映画的怖さも伝わってきます。費用対効果は抜群だとは思いますが・・・ [CS・衛星(吹替)] 4点(2017-10-31 21:55:13) |
20. ラスト・ショー
アメリカ南部、片田舎の退屈な日常。セックスしか頭に無いかのような描写ですが、本能に忠実な生き方には響くものがあります。映画の中の時代設定と同時期に製作されたのではないかと思わせるようなモノクロ画面が印象的でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-07 21:04:14) |