2. 繕い裁つ人
《ネタバレ》 コミック作品の映画化。コミックは未読で鑑賞しました。 おそらくコミックではもっと説明があったと思われる「チーズケーキ」や「おだんご」については、必要性がなくはないが映画ならではの表現方法があったかもと思いました。 気になった点がいくつか。 ヒロイン(中谷)の足踏みミシンの扱いが不慣れなのが(足踏みミシン経験者には)わかってしまうこと。直線縫いのシーンしか出てこないが、吹き替えで良いからゆっくりカーブを縫ったり一針落としをアップで見せて服作りのリアルさをもっと出して欲しかった。 先代他界の際のお得意様への挨拶シーンで、車中ベールを付けたヒロインのアップは不要では? 私には作品の雰囲気を壊す余計な女優カットにしか見えませんでした。 夜会の場に参入する高校生たちの服が、最初と2度目でほぼ変わっていないのは不自然。 最初は仕方ないにしても、2度目は夜会と祖父に対しての礼儀を理解しても良さそうなものだと思ってしまいました。これでは続けて撮影したのがバレバレです(苦笑) 全体的には無難にまとまってはいましたが、面白い題材なのにややボヤけた印象なのは、ヒロインとデパート営業マン(三浦)二人の視点で半々くらいに描かれていたからでしょうか。片桐はいりと黒木華、そして神戸の風景が良かったです。 [映画館(邦画)] 5点(2015-03-31 15:06:19) |