1. 真実の行方
《ネタバレ》 ネタバレ厳禁ですが・・ 見どころは、二重人格を演じて、全ての人間を騙し、裁判を乗り切る犯人でした。 主役の弁護士は、手のひらで踊っていただけというオチ。ハッピーエンドではない。 犯人は最初、二重人格を伏せていて、弁護士が調査の末にそれを見つける流れにより、 真実にたどり着いたと確信させてしまうというところがいい。 気の弱い真面目で正直なアーロンの人格が表で、暴力的で策略家のロイという裏の人格。 「アーロンは父親からの虐待により精神を病み、ロイという2つ目の人格ができてしまった」 という、同情を禁じ得ないストーリーに弁護士も検事も、取りつかれてしまう。 しかし、それらは全て犯人の捏造で、捕まったロイが架空の人格のアーロンを演じていただけ。 アーロンなんて存在しなかったという真実。 真実の行方は、犯人野放しという結果。 見事に騙されましたと、拍手喝采しそうでしたが、気になる点が・・ 「殺しちゃった、助けて・・ロイ」とアーロンが言ったという供述がある。アーロンは、ロイの存在を 知らないハズなのに・・ ロイが殺したのなら確かにアーロンの罪は問えないけど、脚本のミス? リンダの殺害が公になってない事や、ピネロが殺された件が、うやむやのままなのもスッキリしない。 検事との恋物語や、事務所員とのエピソードを減らして、そっちも扱って欲しかった。 いくつかの難点がありましたが、デビュー作で怪演するエドワードノートンに感服の1作として 大変記憶に残りました。 良いと思います。 ※若干修正します よく考えたら、この弁護士が興味本位と目立ちたがりで国選弁護に立候補しなかったら この犯人の計画は、成功しなかった確率の方が高い。 犯人は、演技力もあるし頭がいいので、そんなリスク犯すより、犯人として捕まらない 計画を立てた筈・・ てな疑問が残ってしまいました。 1点減らしますかね・・ [DVD(字幕)] 8点(2022-03-12 08:38:10) |
2. アウトブレイク
《ネタバレ》 他のパンデミック物とはチト違う中身、新型エボラの発生に軍が関係しているお話。 エリアは結果としてアメリカ国内の一つの街だけというコンパクトさ。 でもって、クラスターの封じ込めに成功しながらも、空気感染が判明し町ごと巨大な爆弾で 蒸発させてしまおうという展開。 圧倒的な死亡率とはいえ オソロシや コロナ全盛のこのご時世に、つい見たくなる古い映画ですが、街を脱出しようとする民間人が 銃撃されるシーンとか、家に閉じこもっていて具合が悪くなったら窓に白い布で表示しろとか、 いろいろ興味深い部分があります。 俳優も頑張っていてホントなら、高得点の映画ですが、健康保菌宿主の野生の猿を見つけ出す とか有り得ないし、都合の良すぎる奇跡の脚本なので・・・ 1点減点 娯楽映画と考えれば、それなりに面白い映画でもあります ※軍が関係してると言えば、日本映画「復活の日」も同じでした・・ あと、町ごと消滅させると言えば、「バタリアン」のラストシーン思い出しますね。 [DVD(字幕)] 7点(2020-03-25 21:58:24) |
3. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
《ネタバレ》 以前見たときは、つまらなくて途中早送りしてみて忘却。かすかな記憶は歪曲してしまい チビな小学生と女子高校生の恋愛モノとインプット・・(かなりの大間違い) アニメ化されると聞き、再度見直してみたのは昨年。ヒロインが小学生の設定に愕然としながら鑑賞。 記憶は間違いでしたが、やはり面白くはない。 てか年齢揃えてよ、ミスキャストです。 途中で時間が戻って、これはサイエンスファンタジーなのかと思っていたら、どなたかの解説では 「もしもあの時・・」の先の出来事は「後悔から派生した妄想」なんだとか。 ほぼ夢オチ作品? どちらにしても、マセた女子小学生に感情をトルネードされて妄想が暴走の男の子の1ページらしい。 女教師の胸を鷲掴みする他のクソガキ達の、スタンドバイミー物語と平行して進行する後半。 餓鬼共の徒歩遠征のテーマは「打ち上げ花火は、見る角度で平たくなるのかならないのか」の確認(笑 本当なら一緒に行った筈の典道の選択は、いくつかの分岐点がある。 ナズナ達との泳ぎの競争で勝つか負けるか。 ナズナの誘いに乗って親友達との遠征を断るか否か。 あの時違う道を選んでいたら、こうなったかも・・あーなったかも・・ タラレバ思考ですねえ いずれ、思春期の児童の心の山谷を、ノスタルジーな映像で綴った作品ですが、感化される人と そうでない人は当然います。自分も後者かなあ。全く感情移入できない。自分の子供時代とは大差でして。 奥菜恵のオッカケ連中には「神作品」でも、彼女に魅力を感じない場合は、意味が違うものになる。 この映像美を岩井監督のマジックだと評価されてますが・・ どこが凄いのかサッパリ?? オマケで1発打ち上げて貰った花火なのに、空にはいくつもの花火の絵。現実と妄想の境界がグチャグチャ。 これに感動しろと言われてもねえ・・ 見たのがあの時代だったら、感動していたのだろうか ?? [インターネット(邦画)] 5点(2018-08-14 15:24:02) |
4. ダブル・ジョパディー
《ネタバレ》 日本人の大好物、復讐モノですねえ。 いろいろ都合のいい部分はありますが、大きく破綻してるわけじゃなし、良いと思います。 周りの人に大変な迷惑かかってるのが、気になりますが・・ 子供を奪われた母親の怒りが、物凄いエネルギーになり、クソ野郎を追い詰める後半。 立場上、邪魔ばかりするジョーンズさんも最後は・・ ラストシーンで、母子の感動の再会。当事者の涙と笑顔を遠くから見ているトミーさん。 ヒロインが美人だからかもだけど、絵になるなあ。映画のラストシーンは、かくあるべき! 他のサイトでで「キルビル」のパクリだとかいう指摘を見ましたが・・この映画の方が先ですよね? [DVD(字幕)] 8点(2018-01-08 16:30:12) |
5. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 シャーリーズセロンのオールヌードが観れますが、その役柄チト痛々しいかも。 精神病んで壊れていくヒロインが気の毒ですが、その一方、都会を颯爽と闊歩する 闇の帝王のアルパチーノもカッコイイ。まあ悪魔なので基本無敵だから当然ですが。 その二人の間で板挟みになるのがキアヌ。 パチーノが、正体現して、キアヌに演説のシーンが痛快。ここまで神をこき下ろして しまって良いのでしょうか? 敬謙なクリスチャンが聞いたら発狂しそうです。 ホラーあり、エロ盛り沢山なので、見る人は選びますね。でも見ないのは勿体無い。 ていうか、探してもレンタル店に無いんですよねコレ。何故でしょう? [インターネット(字幕)] 8点(2017-08-04 00:26:09) |
6. CURE キュア
《ネタバレ》 思ってたんとチャウ。 どーもこの監督さんとも合わないなあって クリーピーの人? 殺人衝動の伝道師って、カッコつけられても・・ねえ? 出てくる人物どんだけメンタル弱いの? 「アンタは誰? アンタの話聞かせてよ」で始まる催眠洗脳? あの程度で・・ってのがなあ。 他人を思いのままにって、あんまり簡単に成功したら、魔法物アニメと変らなくなる。 もっと具体的に薬とか使った方が・・て、おーそーだ、クリーピーでは薬物で洗脳してましたねえ。 この映画が原点でもあったのか・・。 て納得はしてません。 ご都合な展開にして説明を省くって一見カッコイイようで、実際は手抜きでもあるので、嫌いだなあ。 犯人が死んで、刑事が罪を受け継ぐ下りは、「セブン」みたいだけど、犯人逃がして殺した件をどう取り繕って 最後に優雅に食事するに至るのか・・ ん? 女房も殺しちまったか? で、判らなかった観客を量産して逃亡じゃあ、お金返せって言われるよ? ありゃ自分は払ってなかった・・ いずれ、終盤の良く分からない連続スキップ映像が何を表すのか、考えてしまいイライラして疲労するのよね。 でもまあ暇つぶし程度にはなるかな・・ 眠くはならなかったので最低ではありません。 イメージワードは陰気、冗長、意味不明、ストレス、不快・・等。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-07-31 21:31:15) |
7. ザ・ロック
もう語りつくされているし、点数も安定の域ですし、我輩のレビューで 何も変わらないのですが、久々に見てしまったので・・ 若山弦蔵さんの声が嬉しくて字幕で見た後、もう一度吹き替えで見てしまう。 それでも面白い映画。家庭にまだパソコンが無かった時代の映画ですが、気にならない。 暑苦しい男ばかりの男子クラス映画にしては割とスタイリッシュでもあり、 またインディジョーンズばりのトロッコ滑走シーン等、サービス過剰気味ですが 戦い抜いた戦士の友情のエンディングは、見て良かった感満点です。 突っ込み所が多いので1点減点したいけどショーンコネリーファンとしては10点しかない。 [DVD(字幕)] 10点(2017-06-29 21:35:33) |
8. バックドラフト
当時、大ヒットしたせいでこの映画音楽がテレビで軽々しく使われまくり 料理対決番組のテーマ曲にまで・・、さらにリスペクトした薄いテレビドラマも・・ そして、この映画の価値も時の流れとともに風化していました。 今回ん十年ぶりに見直したら、もう心臓を鷲掴みされたような感動の大波が・・。 ロバートデニーロが脇役って贅沢ですよホント。俳優さんは皆良い演技してる。 消防士の葬儀のシーンで、奥さんの嗚咽はあの音楽で聞こえないけど確かに届いている。 火災シーンがあまりに強烈で、こんなに危険な活動するのかと突っ込まないであげて下さい。 大火傷で再起も危うい友人や、失業確定した恋人の件、いろいろ忘れ物もありますが 全部許してしまいたいエンディング・・何回見ても涙がコボレてしまう。確実に物凄い名作。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-06-29 20:07:27) |
9. レッド・オクトーバーを追え!
1980年代東西冷戦の終盤、ソ連の新技術の実現により、一気に緊張する両国。 しかし、その新しい潜水艦には考えの違う艦長がいると知り、CIAの分析官は 亡命ではないかと気付く・・ それをどうやって探り対処するかを描いた映画。 見せ場は多くないし、特撮もチープだが、俳優の重厚な演技でグイグイ引き込まれる。 単に敵艦を沈めてしまえば、新技術ではロシアが優位のままで解決ではない。 そこが、最後のまどろっこしい流れの真意であり、ドンパチだけに期待すべきものでは ないところだ。当時1回目に見た時は、そこが消化不良で大して記憶に残らなかったが 見返すたびに、各配役の心情が読めて感動が深くなる。 これは名作です。 [DVD(字幕)] 9点(2017-06-29 12:09:20) |
10. コンタクト
《ネタバレ》 イメージのみで宇宙人が出てこないところが良いです。どんな外見でも興醒め必至だから・・ 今日見てきた「メッセージ」という映画が、あまりに酷かったので、口直ししてました。 地球外知的生命体に熱狂してる連中には、中身が無いと言われる映画ですし、宗教思想が 巾を効かせてるのも敬遠されてますが、ナカナカの映画ですよ。今でも面白いし、その内 リメイクしても面白いかも。 いずれ、月へも行けない人類ですから、光の速度で何年とか、到達は永遠に無理な世界との交信。 宇宙人なんか信じない人種でさえ、返事だけでも届いたとしたら、ワクワクしますよね。 その返事が設計図とは、ナルホドでした。3次元図面は理解に苦しみましたが、良しとしましょう。 さすがに、「神を信じない人は、送り出せない」って「はあ?」でしたね。ヒロインに同情しました。 証拠の記録が一切無いが為、貴重なコンタクトの経験が信じて貰えない歯がゆさ・・ 神の奇跡を見た者と、伝え聞くだけの者の差に等しいのか? いろいろな解釈を拒まない物語。 続きがあったら見てみたいと思わせるエンディング。 秀作でした・・。 [DVD(字幕)] 9点(2017-05-25 23:32:19) |
11. グリーンマイル
《ネタバレ》 あれー? ファンタジー作品とは知りませんでした。 刑務所が舞台だから、もっと社会派のヒューマンな映画だと思っていたらビックリ。 無実の死刑囚がやってきた刑務所のお話ですが、超最低野郎と半端な最低野郎の2名に対し、 翻弄され、奇跡を体験し、最後は苦悩する刑務官達。物語を受け入れれば10点満点の映画。 ただなあ、散々泣きべそかいて感動して見終わっておいて心苦しいのですが・・・ 超常現象を持ち込んで話を進める手法は、やはりこの手のお話には禁じ手ではないでしょうか。 無実の可能性をもっと現実的な手がかりから得るとかして、人間を超越した特殊な能力は無しで お願いしたいものです。あと3時間は長過ぎ・・。 そこで自分としては2点減点ですが、それでも8点とします。 にしても涙腺に来たなあ。 [DVD(字幕)] 8点(2017-05-21 15:51:58) |
12. シコふんじゃった。
はっけよい 笑った笑った。 自分、相撲には、無知・無関心・嫌悪感の立ち位置なので、一生見る事無いと思っていた映画。 反対に、相撲好きには、「なめとんのかゴラア」て罵声食らいそうな作品。 ある日、劇中歌「悲しくてやれきれない」に目が留まり、突然興味が・・ いずれスポーツ根性ものとして観るべきではありません。これはコメディですよ。 25年前、俳優の皆さん若かったですねえ。最近注目してます本木君、この当時からオーラが ありますね。日本映画に欠かせない存在になる雰囲気が、この目ヂカラに溢れてます。 いやいや、笑い転げながらも、つい応援してる自分にビックリ。 返す前に、あと2回は見る予感。 でも・・腰砕けって、そんな技あるの? [DVD(邦画)] 8点(2017-05-01 20:07:45) |
13. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 主人公が結婚前にしでかしていた事の数々が、日本人から見ると到底受け入れられないでしょ。 呼吸するかのように次から次へと嘘をつく神経に、辟易。よくもこんな男と結婚する女がいたものだ。 場面は変って、既に子供が大きくなって3人家族になっている。この編集にも唖然。 人から薦められた超のつく名作との情報に、もしかして違う映画と間違えて観ていないか不安になった。 後半、収容所の場面では、その嘘は子供を守る為に巧みに利用されていく。幼い子供にしか通用しない 他愛も無い嘘が、収容所のどんよりとした空気に虚しく響く。さすがに辛くなってきたか・・ やっと終戦に至り、あと少しの辛抱で・・ なるほどそういう映画でしたか、これは評価が難しい。戦争の取扱については戦争無知世代なので棄権。 イタリア気質が肌に合わない自分なので、すこし落ちますがその中では上位かなと。これが1970年 頃の映画なら納得ですが、97年の映画って信じられないくらい古臭い画質と演出に、ある意味驚嘆。 知らぬが仏・・て思いつつも、この子が真実を知るまでの残り時間は少ないのだろうなあ。 [DVD(字幕)] 8点(2017-04-19 21:23:31) |
14. 機動警察パトレイバー2 the Movie
《ネタバレ》 絶賛する人の意見も納得。こき下ろす人の気持ちも判る。困った映画。 うる星2の時はナイスバランスでしたが、今回は押井監督の押しが強烈でした。 自分は単にロボットアニメとか、ラブコメアニメなら観ないクチなので、これはOKです。 どうせなら、南雲と柘植の対面は止めて欲しかった。そこは後藤隊長と対峙して欲しい。 政治や軍事に詳しい人にはツッコミ処あると思いますが、自分レベルだと気にならないです。 まあ、とてつもない陰謀が水面下で動いていく雰囲気は楽しめるし、暢気な連中の日常との 対比でコントラスト立っていて、これはいい映画だと思いました。 当時、うる星2は誰にでも勧めましたが、こちらは相手を選んで猛プッシュしてましたねえ。 最後のアクションを省略したのと、南雲のエピ引っ張り過ぎが無ければ満点でした。 [DVD(邦画)] 8点(2017-04-14 21:46:22) |
15. 抵抗のプラハ
《ネタバレ》 自分の中ではトラウマ映画の一つです。 戦争中の現実の事と思えばこそのショックでした。 この邦題ではウィキってもヒットせず、ここの詳細欄も情報皆無ですねえ。 いずれドキュメントとしての存在価値で基本点追加しますが、 もう一度観るとか、人に薦めたい映画とは、違いました。スミマセン。 「総統の名の下に、被告の申し立ては却下された」直後にギロチン。 これの繰り返しのシーンは、ホント辛かった。 人間は、かくも残酷になれるものなのか・・? 恐ろしい。 [地上波(吹替)] 7点(2017-04-11 19:49:52) |
16. 老人Z
《ネタバレ》 シンゴジラのゴジラに飲ませる毒薬を大量生産するシーンに使われていた音楽が どこかで聞いた懐かしいイメージで暫く悩んでいましたが、思い出しました。 このアニメの、クライマックスで、トンネルを抜けて人工知能が巨大化していくシーンの 曲が、楽器構成やアレンジに差はありますが、とてもよく似た高揚感のある曲です。 確認の為に、借りてきて再視聴してました。 思えば当時はこの板倉氏の音楽がとても新鮮で、この映画はお気に入りでした。 もう25年も前なんですねえ。 老人介護を人工知能にお任せしようという名目で、実際は軍事用に開発中に起きた暴走事件。 責められるべきは、ボケ爺さんと看護師の女学生の、余計な行動なのか、開発側の悪意なのか 微妙なバランスが面白いシナリオになっています。 ただ、軍が誇る人工知能が、一線を退いて久しい年寄りハッカーチームに乗っ取られるのは 無理があるかなあ・・。 まだウインドウズ98も無かったブラウン管モニターの時代に、AIの程度も知れていて・・ だからこそ、2050年頃を時代設定として、近未来SFとして実写リメイクしたら 面白いものができるのでは? このアニメも良いですよ。8点は確実。 ただ、最後のシーンは、やり過ぎ感が大き過ぎて、ドン引きしましたのでマイナス2点。 ですが、音楽が良いので2点プラスで、ヤッパリ8点でしょう。 [DVD(邦画)] 8点(2017-03-24 21:15:05) |
17. ショーシャンクの空に
随分昔に良い映画だよと言われて、レンタル品を手に取った時は ジャケットを見て興味の範囲外だなあと、スルーしました。 ここでの平均点ランキングで最上位に居るのを見ても、なかなか見るには至らず・・。 本日20年目にしてついに鑑賞。物凄く後悔しています。 見てなかった今までの20年、メチャクチャ損してました。とんだアホです。 完全懲悪のようで、実はいろいろプラマイのある人間関係ですが、一線を越えた 悪魔になった所長の断末魔には気が晴れました。 そしてラストの海岸のシーン・・・ 涙で霞んでしまいました。すごいなあ。 名作とは、まさにこの映画の事ですね。主演の2人が眩しい。 チョット感動で、今夜は何も手に付かないかも・・もう一杯飲りますわ。 [DVD(字幕)] 10点(2017-03-11 19:29:42) |
18. ブロークン・アロー
円盤で見たのは何年も前ですが、結構面白かった記憶。突飛なシナリオで、 たしかせっかく出てきたのにアッサリ死んでしまうキャラとか多かったような。 重箱の隅を箸で突かなければ、派手な絵柄の映画として楽しめます。 娯楽作品と割り切ってしまえば損した気はしない。ましてや円盤鑑賞なら充分。 ただ悪役の最後の死に方は、変です。監督のセンスはコメディ寄りなのかな? [DVD(字幕)] 7点(2017-02-19 21:32:28) |
19. ピースメーカー
《ネタバレ》 ミミレダー監督が、ディープインパクトの前に撮った作品。 低予算ですが、まあまあのアクションありで見て損はしないかと。 主役の2人のギャラは制作費の中でデカイのかな。核兵器の争奪劇終盤で テロリストが外交官としてニューヨークへ到達。凶行は阻止できるのか? てなお話ですが、核兵器背負った犯人を狙撃しようってのも逆に怖い話。 最後は核爆発じゃなければ爆発してもOKて、なんかアメリカンな皆様は 麻痺してるよなあ。 でもこの監督は、人間ドラマを大事にする人なので、能天気な大作映画とは 一味違う見ごたえがあります。良いと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2017-02-19 21:12:06) |
20. 獣兵衛忍風帖
あまり大きな声で褒めるのは恥ずかしいのですが、 よかです。 エロに、グロに、抵抗のある人にはオススメできません。 忍術はどこまでが現実的なのかの突っ込みは勘弁してあげてください。 スピード感のあるスタイリッシュなアクションと、妖艶なヒロインに ヨダレ垂らして、じゃなかった 魅せられましょう。 激しい戦いのシーンで同じ動きが何度も使い廻しが少々残念。 20年以上前です、ここらで誰かリメイクなぞどうでしょう? [ビデオ(邦画)] 7点(2017-02-19 19:43:10) |