1. 帰ってきたヒトラー
もし“あの人”が今の時代に復活したらの“あの人”ですね。 メッセージ性の強い作品と感じるかもしれないけれど、個人的にはとても面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-07-06 15:46:53) |
2. チリ33人 希望の軌跡
《ネタバレ》 2010年に起こった「コピアポ鉱山落盤事故」を題材にして作成された作品。当時テレビにネットに釘付けになって救助活動を見ていました。本作品は完全なノンフィクションではないようですが、坑道に閉じ込められた人々の家族にも焦点が当てられ、当時あの場所で何が起こっていたのかがよくわかる内容でした。 ただ、救助の為にフェニックスカプセルに乗り坑道に入っていく救助隊員が出てこなかったのが残念。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2017-04-27 23:54:56) |
3. 杉原千畝 スギハラチウネ
《ネタバレ》 杉原千畝史は様々な所で情報を得ることが出来るため、本作品を見る前にある程度千畝と「命のビザ」について知っていた方が良いかもしれない。何も知らずに見たら薄味のスープを飲んだ気分になるような気がする。映像作品としては反町隆史主演の「日本のシンドラー杉原千畝物語」の方が感涙できた。個人的には、本作品で良かったところといえば千畝と行動を共にした人達の描画だ。特にドイツ人秘書、ポーランド人運転手の史実がどうだったのか、戦後どうなっているのか気になって仕方ない。後、千畝が戦争に反対を唱え、敗戦を予見したというシーンがあったが、それが実際にあったのがどうかも気になる。映画なのだから作り手の思想が含まれるのはある程度仕方ないが、映画人の、マスコミのプロパガンダに杉原千畝が利用されたのだとしたら残念で仕方ない。また所々でそう感じさせるシーンがあり「本当のことか?」と首をかしげてしまった。 エンドクレジットに映される千畝の写真を見て、千畝が戦後「外務省」から受ける仕打ちを思うと胸が苦しくなった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-11 08:26:03) |
4. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 登場するキャラクターに魅力があり、特にパパ・ジョルジュには一目惚れです。パパ・ジョルジュはアカデミー主演男優賞受賞者、映画史家ルネ・タバール役にはMIB3のグリフィン役で存在感を示したマイケル・スタールバーグ、鉄道公安官はゴールデングローブ賞主演男優賞のサシャ・バロン・コーエン、その他名優揃い。音楽も素敵で画作りも素晴らしい。まるでお伽噺の中にいるような、絵画の中にいるようなそんな不思議な感覚をあたえてくれます。「夢はどこで生まれると思う?見てごらん ―ここで作られる― 」翻訳も素晴らしかったです。またそのシーンに登場する子供がとてもキュートで引きつけられます。パパ・ジョルジュ「ハッピーエンドは映画の中だけ」と言い放った後物語はクライマックスに向け動き出します。時に悲しく時に切なくそして心温まる素敵な作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-12-04 00:04:03) |
5. エヴェレスト 神々の山嶺
《ネタバレ》 原作小説未読、漫画版既読。約二時間の作品でしたが、それでは尺が短い。マロリーのカメラと深町の関係、羽生の苦悩が描き切れてないため、物語の重厚さが全く伝わってこなかった。デスゾーンの酸素欠乏から来る幻覚幻聴、視力障害等の過酷な環境も全く感じられず、エベレストの壮大感・雄大感もカメラアングルの問題なのか演出なのかわからないが、全くといって良いほど感じることが出来なかった。 作品の時代設定にリアルさを出すためか、画面が所々「古ぼけた感じ」の色演出になっているようだが、そのくせヒロインだけが現代風なので目についてしかたない。ヒロインの演技もいただけない。岸涼子と羽生、深町との関係も描き切れてない、いっそのことヒロインを排除して、男たちの葛藤にだけスポットを当てるようなシナリオにすれば良かったのにと思う。また、深町役の岡田准一の身長が低い。羽生役の阿部寛と並んだら巨人と小人かと思うくらい違和感があり、それ以外でも身重差が目に付くシーンが多く、また華奢な感じがして「山屋」の屈強さが感じられない。なぜこの作品を映画化したのか、映像化して何を表現したかったのか全くもって謎。邦画特有のキャストのアップがうざい。2時間が無駄になった気分。 [DVD(邦画)] 3点(2016-11-25 11:26:34) |