1. ターミネーター2
序盤・中盤・終盤、スキがなく、非常に内容の密度が濃い。 ”これぞ不朽の名作”と呼ぶにふさわしい作品。 1作目を観た上で観ることで、サラのターミネーターへの認識の変化や シュワちゃんの”違い”もしっかり感じられて、ラストシーンの感動もひとしお。 より味わい深い。 エイリアン2などの名作も含め、80年代~90年代のジェームズ・キャメロンは 脂がのっていますね。 [インターネット(字幕)] 10点(2024-12-08 10:42:44) |
2. トゥルーライズ
シンプルに面白かった。 特に主演の二人の演技について、 コミカル・シリアスのメリハリが効いていて、 飽きさせないつくり。 ツッコミどころ満載だけれど、 あまり気にならないくらい、出来は良かったと思う。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-11-09 09:37:46) |
3. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 だいぶ昔にテレビでやっていたのをチラ見した気がするけれど、 ちゃんと観たことはなかった気がしたので改めて。 世間では”名作”とされていながら、個人的に今まで何となく敬遠してきた理由が、 主人公が知的にユニークであることで、重たい映画なのでは?という バイアスがかかっていたことが大きい。 しかし、実際に鑑賞してみると、そういったものは感じられず、 あまりストレスを感じることなく観れた印象。 取り巻く環境を始めとした設定は確かにヘビーなのだけれど、 物語の大半が”フォレスト本人の視点・語り”で構成されているので、 あまり重たい描写はなく、テンポよく、だいぶマイルドな味わいになっていた印象。 そういうのもあってか、多少ご都合主義的なところもあって、リアリティーには欠けるのだけれど、 ”エンタメとしての映画”としてはこれくらいで十分かと。 ダン小隊長との物語については、ものすごくいい感じにまとまっただけに、 ジェニーとの物語についても、どうせならハッピーエンドにしてほしかった。 その点が心残りだけれど、総じては十分に”名作”の部類だと思う。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-28 18:14:51) |
4. RONIN
《ネタバレ》 ロバート・デ・ニーロとジャン・レノの共演ということで期待したけれど、 う~んって感じの内容だった。 まず話の内容が分かりにくい。 おそらく大筋の敵役はシーマスとグレゴールと思われるけれど、 どっちも”小物感”が強くて、イマイチ。 随所でカーチェイスのシーンがあったけれど、 特に終盤のは長すぎて間延びした印象。 結局ケースの中身も分からなかったし、 なんかスッキリしない終わり方。 序盤の有能なデ・ニーロの立ち振る舞いにはワクワクさせられただけに、 尻すぼみ感が否めない。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-08-11 09:26:13) |
5. フォロウィング
《ネタバレ》 時系列シャッフルがされていて、「メメント」のベースになったようにも思える作品。 70分と映画にしては短めで、お話が少々粗目にも思えたけれど、 適度にスリリングで、なかなかよくできていたと思う。 ヒロインを殺し、主人公を陥れたコッブは”極悪人”だけれど、 殺されたヒロインも主人公も十分に”ワル”なので、自業自得って感じで、後味はそれほど悪くなかった。 終始モノクロ映像だった理由は、きっと演出なのだろうけれど 最後までよく分からなかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-06-09 09:34:33) |
6. グッドフェローズ
ギャングものの主役たちは、確かに悪人なのだけれど、 一定の美学のようなものを持っていて、それが魅力にもなるのだけれど、 この映画に出てくるキャラクターにはそうしたものをあまり感じない。 ほとんどのキャラクターが短絡的に見えて、 なかなかにストレスが溜まった。 実話がベースらしいので、こういうのが”リアル”なのかもしれないが、 2時間半見続けるのはしんどい。 マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロということで、期待していたのだけれど・・・ デ・ニーロには良くも悪くももっと”振り切れた”役が似合う。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-06-07 22:22:22) |
7. ザ・ロック
《ネタバレ》 昔テレビで観た気がするけれど改めて。 2時間超えの作品ですが、テンポが良く、 メリハリの利いた展開。 各キャラクターもハマっていて、 両主役はもちろん、悪役にも信念があって良かった。 メイソンをただただ利用しようとしていた人間にはもう少し痛い目に合って欲しかったけれど、 そこまでやるとやり過ぎになってしまうかなあ。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-31 21:59:14) |
8. エイリアン4
《ネタバレ》 3でリプリーが死んだはずなのに4とは?と思っていたら、 まさかクローンとは・・・ 意を決して溶鉱炉に飛び込んだのに、ただただ同情します。 実際、原題は「4」とは付いていないから、本編というというより、 番外編という感じなのかも。 そういう風に観たら、悪くはない出来。 ロクな人間があまり出て来ないので、 エイリアンの方がまともに見えるし、 実際、随所でエイリアン側を応援したくなるようなつくりに思える。 最後に産まれたのも、見ようによっては愛くるしいし、 ちょっと凶暴なだけで、ある意味人間よりも人間らしいので、 グロい死に方だったのはかなり可哀そうだった。 ましてやリプリーにとっては血縁なので、泣いちゃうのも分かります。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-12 09:23:07) |
9. エイリアン3
《ネタバレ》 2のラストが台無しな冒頭。 1よりはまだ観やすかったけど、 囚人刑務所という舞台設定のせいか、 終始重たい展開。 リプリーにエイリアンが寄生しているのが判明してから、 溶鉱炉に飛び込むラストまで、ずっと救いがなくて、かなり疲れました。 中盤で、主役級の扱いと思っていた医者が 自身の過去を告白した途端、あっさりと退場したのには少々驚いた。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-11 09:35:03) |
10. 羊たちの沈黙
《ネタバレ》 今更ながら初鑑賞。 今となっては少々古めの映画ですが、今見ても非常にスリリングにできていて、 名作と呼ばれるのもよく分かる。 キャラクターとしては、レクター博士が抜きんでていることに何の異論もない。 特に序盤、無礼を働いた隣の囚人(ミグズ)を自殺に追い込んだことに、不謹慎ながら「かっこいい!」と思ってしまったほど。 終始じっと見つめる演技が抜群だった。 ただ、クラリス捜査官もジョディ・フォスターの演技ハマっていて、 非常良かったと思うし、作品としてグッと締まっていた。 個人的に欲を言えば、もう少しレクター博士に本筋に絡んできて欲しかったけれど、 これはこれで程よい塩梅なのかもしれないし、う~ん難しい。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-27 09:42:19) |
11. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 話の細部を理解するのはかなり難しく、部分的な消化不良感は否めないけど、 緻密な”叙述トリック”が仕込まれていて、全体的にはよくできた映画だと思う。 終盤のネタバラシはお見事で、 特に、徐々に歩き方が変わるラストシーンは、鳥肌ものだった。 ケヴィン・スペイシーの演技は素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-21 11:13:41) |
12. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 なかなかに面白かった。 多少モヤッとして終わるのも、逆に味わい深さが増す。 (特に、エドが自らの出世と引き換えに、ダドリーの悪行を公にしなかった(できなかった?)こと。) 登場人物が多く、話もなかなか複雑なので、頭がスッキリしている時に観た方がいい。 特に主役のバドとジャックの見た目が似すぎてて、完全に判別できるようになるまで時間がかかった。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-23 10:20:09) |
13. 12人の優しい日本人
よくできた映画。 冒頭の何気ない飲み物の注文シーンから、各キャラの特徴を表して、 緻密に練られた感がある。 ところどころに散りばめられた「小ボケ」にリアクション・ツッコミをするキャラがおらず、 スルーされるのがシュールだったが、元が舞台みたいなので、それならば納得がいく。 議論が進むにつれて、有罪派・無罪派の形勢や、 各キャラへの心象も変わっていったので、 その点も楽しめた。 [DVD(邦画)] 8点(2023-01-22 09:46:37) |
14. ケープ・フィアー
《ネタバレ》 ロバート・デ・ニーロが復讐に燃える役どころ。 冒頭シーンの出所時デ・ニーロの鍛え上げられた背筋にもうやられた。 復讐される弁護士は「自業自得」なので、 デ・ニーロオーラに弱い私は、どうしてもデ・ニーロを応援してしまった。 内容に関しては、弁護士一家がデ・ニーロに追い込まれていくのだが、 「恐怖から」という理由付けなのか、自ら率先して追い込まれていく感じが不可解で、ツッコミどころ満載。 考えて弁護士の心情を理解しようとしたが、途中であきらめた。 デ・ニーロを始めとした役者陣は頑張っていたと思うので、 迫力と見ごたえはあった。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-26 09:59:17) |
15. 踊る大捜査線 THE MOVIE
TVシリーズの最初から順番に鑑賞中。 面白さは及第点。 しかし、月並みになるが、あまりにTVシリーズの出来が良すぎて、 それとの比較となると、少し物足りなさは感じる。 領収書の事件など、随所随所は面白いのだけれど、 それだけに、メインストーリ―のパンチ力がもう少し欲しかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-08-11 14:17:33) |
16. ラスト・ボーイスカウト
《ネタバレ》 やや詰め込み過ぎな感はあるが、なかなかに面白かった。 制作時系列的に「ダイハード2.5」ではないかと思うくらい、 ブルース・ウィリスの気怠そうな日常パートとキレキレのアクションパートが見事にハマっていたように思う。 終盤で、ヘリコプターで狙撃手が粉々になった後、突然ブルース・ウィリスが踊り出したのと、 その後、悪の親玉がスーツケース爆弾を自宅で爆発させたとき、 まるで花火を見ているかのように主人公側の面々がケラケラ笑っていたのが、 あまりに不謹慎で、こっちも笑ってしまった。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-04 21:57:02) |
17. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
一・二作目で上がり切った期待にしっかり応え、 観終わった後のこのスッキリ感。 素晴らしい! さすがという出来。 何度観ても楽しめる、理想的な三部作だったと思う。 二作目以上にテンポがよく観やすかった気がするし、 文句なく10点。 [DVD(字幕)] 10点(2021-10-24 14:01:11) |
18. ウォーターワールド
《ネタバレ》 メインBGMを聴くとUSJが自ずと想起される。 1995年の作品ということで、今ならCGが多用されそうなシーンが、 しっかりお金を使ってド派手に演出されていて、その点は目を見張るものがあった。 しかし、内容に関しては、世界観や設定に無理を感じるところが多く、 消化不良感が否めない。 (皆が血眼になって探していた陸地に、地図の読み方が分かっただけで、 いとも簡単に到着してしまったこととか。この世界の人々の資源の扱いとか。) [ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-10-09 11:03:53) |
19. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
う~ん、アクション映画にしてはそこそこ長い割に、内容が平凡というか。 007シリーズをあまり観たことがないので、 「お約束」があまり理解できていないからかもしれないが。 ソフィー・マルソーはこの役にハマっていたと思います。 もう一方の「ボンドガール」がその分出番を食われてしまって不憫ですね。 [DVD(字幕)] 4点(2021-09-11 10:32:14) |
20. ロケッティア
《ネタバレ》 総じてあまり登場人物に魅力を感じず、感情移入もできなかった。 ロケットの活躍もなんか地味。 ガムの伏線、容赦ない敵の最期、めでたしめでたしで3点。 [DVD(字幕)] 3点(2021-09-03 21:45:49) |