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1.  ボーイ・ミーツ・プサン
釜山の景色や風情は良かった。 今観るとのこの二人の主演というのはなかなかな布陣で、江口のり子もいいのだが いかんせんストーリー自体があまりにもグダグダでつまらなかった。
[DVD(邦画)] 3点(2021-02-10 17:23:14)
2.  バルトの楽園
豪華俳優陣で非常に丁寧に作られていてますが、テーマを少し詰め込み過ぎていて消化しきれていない感じでした。とはいえ実話に基づいたストーリーであり、侍の時代から維新を経てきた若々しい近代日本の息吹を感じられる良作だと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2020-07-04 13:06:01)
3.  愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 《ネタバレ》 
ムッソリーニがだんだん上り詰めていく時代の流れの中で、執拗に彼にすがりつくストーカーチックな女性を描いています。ドキュメンタリーの挿入の仕方などはよかったが、バチカンとイタリアとの和解等当時のイタリアの歴史について造詣がないとわかりにくい内容もあった。後半は精神病院内でひたすら過ごす展開であったが、主演女優はなかなかオーラがあり存在感があった。
[DVD(字幕)] 5点(2020-05-21 18:11:46)
4.  ハッピーフライト(2008)
テンポもよく観ている間はなかなか楽しめましたが、インパクトとか余韻は薄かったです。 田畑智子の転倒っぷりは本当に痛そうで見事。
[DVD(邦画)] 5点(2019-07-31 22:16:52)
5.  スターリングラード(2001)
なかなかお金をかけていて、それなりに楽しめました。CGは使ってますが、最近の擦過音と爆音で誤魔化した映画ではなく、じっくり見せてはくれてます。ロマンスも女性兵士の多かったソ連軍ならではの状況を活かしていて、よくある愛と感動の駄作戦争映画にはなっていなかったと思います。邦題はドイツ映画の方と同じだし、芸がない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-11 20:58:36)
6.  赤目四十八瀧心中未遂 《ネタバレ》 
前半の周囲の人々との絡みがそれなりに良かったのに比して、心中に向かう流れになってからが長すぎてダレました。舞台が原作の昭和50年台から現代になっているので舞台の雰囲気が明るく感じられ、そのあたりはやや残念でした。 演技陣は総じて良かったと思いますが、主演は目つきがキリッとしすぎて設定よりまっとうな人に見えすぎの印象。 沖山秀子はまんま「十九歳の地図」を思い起こさせ、隣室で性交中に山手線の駅をつぶやくのは昔の向田邦子ドラマへのオマージュ?
[DVD(邦画)] 5点(2017-11-03 18:57:58)
7.  友へ チング 《ネタバレ》 
韓国映画ですがなんとも昭和な雰囲気。幼なじみがヤクザになって悲劇的結末になるというのも何かの邦画で観たような感じでした。本国では大ヒットしたそうですが、経済成長すると貧しかった昔が懐かしくなるのは何処も同じということか。二人の中心人物が堤大二郎と木之元亮に見えた。
[DVD(吹替)] 4点(2017-08-30 21:54:25)
8.  ひゃくはち
高校野球部を中心に、タイトル通り彼らとその周囲の人々の様々な煩悩の織りなす人間模様、それでも一度しかない輝く青春を描いています。やや編集というか間が単調な印象を受ける部分もありましたが、後半はうまく盛り上げ、爽やかな後味で締めていてよかったです。諸々の制約や人間関係の中での部員たちそれぞれの思い、そして振り返ってみて続けてよかったなと思えるものや仲間に出会えた幸福感を感じさせられました。 甲子園のスタンドでユニホーム着て応援してる選手達を観るとこの映画を思い出したりしそうです。
[DVD(邦画)] 7点(2017-08-15 23:34:13)
9.  下妻物語
漫画チックでしたがなかなか楽しい青春友情ものでした。 舞台がマイナーな北関東の田舎ですが、地方の選択肢の少なさやあるあるネタを上手く茶化していたと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2017-08-12 23:56:33)
10.  おくりびと 《ネタバレ》 
アカデミー賞受賞作ですし、主演の本木雅弘の出てる映画は226、シコふんじゃった、トキワ荘の青春等結構観ていて、彼の抑えた感じの演技が割と好きでしたので観ました。 誰もが必ず関わり、経験する人の生と死がテーマですからちょっと反則かな、とも思いましたが泣ける良い映画でした。 本人が非常に入れこんで製作に関わり、映画化にあたって本職に弟子入りしたというだけあって、本木氏の納棺士の腕前は本格的に見えました。この映画は台詞というより、彼の納棺さばきで盛り上がりを見せていく映画なので、音は布ズレの音だけのシーンが結構あるのですが、それで十分魅せてました。 共演も山崎努、余貴美子、杉本哲太(元紅麗威甦)と芸達者ぞろいで申し分無し。
[映画館(邦画)] 6点(2017-08-11 10:40:01)
11.  インスタント沼 《ネタバレ》 
三木聡監督はこの前の「転々」という作品がよかったので、観てみました。なかなかコネタが多くて面白かったです。 同じ監督の「時効警察」というテレビが評判がよかったみたいですが、それは未見。 主役の麻生久美子の両親?役は風間杜夫と松坂慶子で、「蒲田行進曲」のコンビですが、よかったです。松坂さん、だいぶふっくらしてますが素敵でした。
[映画館(邦画)] 5点(2017-08-11 10:36:15)
12.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
戦時が舞台ですが、戦争映画というよりサスペンスものとしてよく出来ていたと思います。 史実に基づいてますが展開は割りと早いので、重い歴史的テーマからの感銘とか、余韻とかはあまり感じられませんでした。字幕の訳ではややはしょった表現もありましたので、当時のドイツ軍の組織とか知らないと解りにくい部分もあったと思います。 爆弾爆発の後、シュタウフェンベルグと共に車で脱出する際の、副官ヘフテン中尉の呆然とした表情が印象に残っています。 ベルリン護衛大隊長レーマー少佐役はドイツ映画でおなじみのトーマス・クレッチマン。またドイツ軍将校役か、という感じですが、クーデターの鍵を握る事になる役をクールに演じていました。史実ではこの騒動時の行動により、彼は2階級特進しているはずです。 時は1944年の7月ですので、何度か出てくるヒトラー他列席の会議では、ソ連軍のバグラチオン作戦により白ロシアでドイツ軍がコテンコテンにやられている様の報告がなされています。何度か登場するJu52は実機のようです。
[映画館(字幕)] 5点(2017-08-11 10:17:39)
13.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 
ゲバラがボリビアに革命をしにいって失敗し、捕まって銃殺される話。 前編の後半出てきてキューバ革命戦のさなかに知り合った奥さんや、5人の子供も後編のはじめにちょっと出ただけで、ロマンスも完全にすっ飛ばし。変装してボリビア入国から話が始まり、後はひたすら山中でのゲリラ戦が描かれる。結局ゲバラ達はボリビア共産党や市民としっくりいかず、支援を得られなかった事から敗れていく。ゲバラは喘息の発作を起こしながら林内を逃げまわる負け戦の描写が多く、前編より更にヒロイックに描かれていないので、彼のファンからの高い評価は得られにくいだろう。 ボリビア国内は森林地帯であるが白っ茶け、岩も多く乾いたほこりっぽい感じで描かれ、キューバでの熱い湿度を感じさせる雰囲気とは対照的である。前編と同じく説明も少なく進み、彼の銃殺から死体搬送シーンまでクールに描かれるが、前編のような国連での演説のインサートなどがなく、わかりやすいストーリーだったと思う。  重苦しい話だが、風景から南米の高地の風が感じられるようで、観た後味は悪くなかった。
[映画館(邦画)] 6点(2017-08-08 23:24:40)
14.  チェ 28歳の革命 《ネタバレ》 
キューバ革命を舞台とした割と淡々とした作品でしたが、中米の青い空とか、風物の雰囲気が良かったですね。なんとなく暖色系の色彩の映像で綺麗でした。登場人物がみんな濃い顔立ちで、同じような野戦服を着ているので区別がつきにくかったです。線路を破壊して政府軍の列車を脱線させたシーンはリアルで、本物を脱線させたのかな。 ドキュメンタリー調に撮ってるので、あんまりゲバラという一人の人間像に深く踏み込んでの描写はされておらず、革命やら彼の人生に思い入れのある方の評判は今ひとつでしょう。歴史的背景について少しは知らないとわかりにくいかも。
[映画館(字幕)] 5点(2017-08-08 23:17:48)
15.  麦の穂をゆらす風
独立戦争への過程が一地方での出来事中心で描かれている感じなので、 あれ、もう{一応)自治が獲得できちゃったのか? という唐突な印象を受けた。アイルランドの歴史について知識がないとわかりづらい。
[DVD(字幕)] 4点(2017-08-06 10:57:29)
16.  ロッカーズ ROCKERS(2003)
よくあるストーリーですが、脚色はあるにしろ陣内監督の実体験ベースで作ってるのでよく出来てると思います。 演奏の多くを当時のルースターズのメンバーからなる現役バリバリのロックンロール・ジプシーズがやっていて(ボーカルは中村俊介ですが)監督の思惑通りの迫力あるライブシーンになってると思います。ルースターズ、ロッカーズからの楽曲のセレクトもいいです。玉山鉄二もモダンドールズがモデルのヘンテコなライバル役でしたがなかなか印象的で、フーっと将棋倒しに失神しちゃう女ファン達には笑いました。
[DVD(邦画)] 7点(2017-08-02 00:15:31)
17.  ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 《ネタバレ》 
昔の映画というよりもTV特撮っぽいが愛情込めて茶化してますね。G8首脳はそれぞれそれらしくパロってるがややステレオタイプ。ただ東宝特撮系含め脇役に色々有名な俳優が出ているし、くだらないんだけど日本の特撮ファンが楽しめる部分は多く、加藤夏希もいい。だがしかしタケ魔人が出てきた時点で仮面ノリダーとかそういう薫りを感じちゃったので減点。
[DVD(邦画)] 4点(2017-07-31 23:45:50)
18.  ローラーガールズ・ダイアリー 《ネタバレ》 
何気にTVで観たのですが、つきなみな話ながら、配役、演出、音楽みなすごくよかったです。 両親、暴力マギー、ライバル、親友と取り巻く人達がみんなそれぞれキャラが立っていて根はすごくよい人です(ボーイフレンドを除く)。最後の母親への手紙の行などクサくなりそうですが、そう思わされなかったのは監督の手腕でしょう。一番好きなシーンはでっかいかばんを持ってバスに乗り、自分の街をでてローラーゲームチームのいる街へ行くところかな。主人公のどこか不安なそうな表情が彼女にとっての大きな一歩を感じさせました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-26 21:03:22)
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