1. ピラニア(1978)
《ネタバレ》 自分が小学生か中学生の時にテレビで観たんだよなあ。 ピラニアとか、ワームとか、ちょっと古いけどアメーバとか、そういう系のパニック映画が流行った時期だったんだろうか。 このピラニア、当時はやっぱり恐ろしかった記憶があって、懐かしくなって鑑賞。 そりゃ今観たら肝心のピラニアだって水中で移動するシーンくらいしか見せない苦しい映像だし、やっつける方法も川に毒を撒くって今なら突っ込みどころ満載の無茶なんだけど、開発した科学者の苦悩とか責任とか、映画としてちゃんと成立させてるところはさすがジョー・ダンテ監督。 そして小学生の私が一番印象に残っていたのは、実は主役の保険調査員が兵隊の目を引くために上着をめくるお色気シーンだったのだが、別撮りの差し替えだったのはちょっと切なかったなあ。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-01-02 18:58:19) |
2. タイム・アフター・タイム
《ネタバレ》 実は暇つぶしに何げなく観たのだけれど。 もちろん目当てはメアリー・スティンバージェン。 彼女が魅力的なことは言うまでもないのだが、H・Gウエルズが主人公で、切り裂きジャックとタイムマシンを使って対決するなんて、なんて荒唐無稽でワクワクさせる映画なんだ。 これはもうSF映画の伝説と言っても過言ではない映画。 どう考えても、バック・トゥ・ザ・ヒューチャーはこの映画へのオマージュで溢れている。 ヒロインに同じ女性をあてるなんて、なんて粋な配役。 観てよかった。人生で観るべき映画を一本損するところだった。 アマゾンプライムに感謝。 そして若かりしメアリー様に加点。 [インターネット(字幕)] 9点(2023-08-01 16:02:27) |
3. ダーティハリー
《ネタバレ》 子どもの頃はテレビで何度も流れていたんだけど、今はいろんな規制があってなかなか放映できないのかもしれないが、ハリー・キャラハンって名前はやっぱりかっこいいぜ。 正義漢なんだけど、無骨。 こういう役やらせたら天下無双のイーストウッド。 ラストは伏線もきっちり回収して、悪党を撃ち抜く。 バッジなんていらねえぜ。 当然字幕で観たんだけど、子どものころの記憶としては、山田康雄さんの吹替えが本当にはまっていてかっこよかった。 ジャッキー・チェンの石丸博也さんと並んで、できれば吹替えで観たいシリーズ。 いや、いい映画。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-03-13 07:58:42) |
4. エイリアン
《ネタバレ》 もうね。 何にも言うことはないんだけども。 SF映画としても、ホラー映画としても、手を抜かずこだわり抜いて撮った映画。 2021年の現在から考えたら、さすがにコンピュータなんかは隔世の感があるけれど、そんなことを一切凌駕して、最初から最後までドキドキハラハラできる映画。 映画史上最高のデザインと言っても過言ではないエイリアンを造形したH.R.ギーガーと、そのキャラクターを作り上げたリドリー・スコットに敬意と感謝を表したい。 そして若きヒロイン、リプリー。 40年前に初めて映画館で観た洋画の主役であり、ラストシーンの下着姿で小学生の私を虜にした彼女にも感謝。 何度観てもその輝きを失わない素晴らしい映画だけど、できれば40年前に戻って、顔に張り付いたり胸から飛び出してみたり、血液が強酸性だったり口の中からさらに口が飛び出すなんて予備知識がないまっさらの状態でもう一度観てみたい。 [DVD(字幕)] 10点(2021-05-08 23:14:05) |
5. 影の車
《ネタバレ》 映画にはいろんな楽しみ方があると思うが、美しい人を観るのも楽しみの一つ。 この映画はまさにそういう一本。 岩下志麻は年を重ねてもその美しさは微塵も揺るがないが、若い頃も気が遠くなるくらい美しい。 エプロンをさっと付けて料理する姿も可憐だし、湯船につかってこれからの情事を思う表情なんて、もう言葉が出ないくらい美しい。 筋立ても松本清張だけあって、サスペンスとしても充分楽しめるのだが、正直そんなことはそっちのけで志麻様の神々しいまでの美しさを堪能する90分。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-09-26 23:20:17)(良:1票) |
6. サランドラ
《ネタバレ》 『ヒルズ・ハブ・アイズ』のオリジナルってことに釣られて鑑賞。 もっとも、肝心のリメイク版を観たのは何年も前で、設定ぐらいしか覚えてないんだけど。 オリジナル版は、作られた年代を考えたらなかなかの気味悪さ。食人一家という設定だけで、生理的にもう無理って人もいるのではないかと。 しかし食人一家にしては良心的な娘。またこの娘がリー・トンプソンにそっくりで、この両親から?という疑問は湧くのだが。 被害者一家もやられてばかりではなく、ちゃんと反撃するところが面白い。あの女の子が叫んでばかりなのにはちょっと辟易したけどね。 そして赤ちゃんは助けるという映画としての良心を守った所も納得。 これはもう一度リメイク版観ないといけないかなあ。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-08 23:58:05) |
7. ファンタスティック・プラネット
これは観る人を選ぶ映画。 芸術科の学生さんとかデザインを学びたい人とか。 ストーリーにメッセージ性はさほど感じないが、登場する生物の造型は斬新で醜悪で見事。 私は凡人なので正直楽しめなかった。 これは観た私の感性に合わなかったというだけで、作品には全く非はない。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-22 11:40:29) |
8. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 昔の映画だけど、その昔をやっぱり愛してしまう。 赤いファミリアによるロードムービー、かな。 なんと言われても、目頭がいい映画だと訴えるんだから、仕方ないよね。 そしてラストシーンは、遠景からのショットで、セリフなし。 役者としては、一番の見せ場だったのかもしれない。 弱いとか強いとか置いといて、愛する者を大事にしたいと思わせてくれる映画。 [インターネット(邦画)] 10点(2020-02-29 12:20:50)(良:1票) |
9. 復讐するは我にあり
改めて緒形拳という役者の凄みを感じる映画。 すげーな、やっぱり。 素人の私が言うのもなんだが、こんな役者、もう出ないのかな。 そして小川真由美。 なんだよ、なんでそんなに色っぽくてはかなげなんだよ。 倍賞美津子の強さとは対照的で、余計に切なさが増す。 それを殺す緒形拳の狂気。 この当時の役者って、本物なんだよね。 いや、素人の私にはそんなこと言う資格がないのは重々承知で。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-02-17 22:14:37) |
10. 悪魔のいけにえ
《ネタバレ》 二度目の鑑賞だけど、改めて凄まじい映画。 実はほとんど殺戮シーンがない。 いや、あるんだけど写していない。 それでこの恐怖。 なんと言っても、あの鉄の扉。 あれが勢いよくガシャーンと閉まる度に、絶望感に包まれる演出が素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-02 21:25:45) |
11. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 人生を無駄にした罪。 パピヨンはあの島から抜け出したことで、人生を取り戻すことができただろうか。 マックウィーンはアクション俳優だと思っていたが、そうじゃなかった。 何という演技。 独房の暗闇と、自由を目指して海上に浮かぶ抜けるような青のコントラストが素晴らしかった。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-01-05 02:28:15) |
12. カプリコン・1
《ネタバレ》 高校生の頃に見て以来、数十年ぶりかの鑑賞。 いや、今見ても充分面白い。 火星から電波が届くのに20分かかるはずでは?的な適当さ加減を差し引いても、サスペンスとしてきっちり楽しめた。 こんな映画今作ろうと思ったら、作り込まないといけないから逆に無理なんじゃないかという気がする。 いや、傑作。 [DVD(字幕)] 8点(2018-10-08 01:34:54) |