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 > Yuki2Invy さん
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プロフィール
コメント数 1647
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  carmen.カルメン 《ネタバレ》 
ビゼーのオペラ版『カルメン』には(ソレこそ)親しみまくって居るのですケド、原作の小説の方には正直お付き合いがねーのでして、その上で(小説準拠の)今作を観てみるってーとマ~、かな~りジト~っと暗~いお話なのですよね……ただ、それ故にその深刻で深遠で不条理極まるって「人間の感情」のそのモノ自体は、より真に迫って我が心をも抉って来るとも思われたとゆーか、個人的には(オペラをあんだけ観てるってなら)コッチを観てみても全然好かったな…とは思えましたよ。中々に面白かったと思いましたのでこの評価としておきます。  で正直、中でナニが一番…とゆーなら、やっぱ主演のパス・ヴェガが筆頭な感じではあるのかとは思いますケドも、彼女のクオリティはフツーにやっぱ中々って以上だったかな、とは思いますよね。美人ですし、その上で(カルメンだ!てなら尚更に)非常に肝要なる「アバズレ」感+(間違い無く)アバズレで在りながらの魔性の魅力…とゆーのも十二分に醸せてたと思いますし、加えてナニより素晴らしい脱ぎっぷりの爆乳っぷり!てなモンで御座いまして。あと、流石著名なる名作小説…とゆーか、随所でお洒落な「地の語り」がイイ~雰囲気でしたよね。「女と猫は、呼んでも来ないが、呼んでも居ない時に限って来るものだ」とか、オーラスもまた「愛と苦しみこそが人生の支配者⇒貴方は、生れ変わってもまたこの人生を望みますか?」に対する主人公のシンプルな答え。ああ、このドロドロとした物語を、こんなシンプルな言葉とショットでこんなにアッサリと終わってゆく…な~んて、ナンとも洒落てんな~~~と思わざるには居られませんでした。もう一点加えるか悩んだ挙句、いったん変えずにおきます。
[DVD(字幕)] 6点(2024-06-29 00:28:35)★《新規》★
2.  クワイエット・プレイス DAY 1 《ネタバレ》 
うーん……流石に、コレはもうちょっとホラーだと言って好いのかどーかすら……  確かに、私も個人的に、一作目は傑作と言って好い出来だったかと思いますし、ソコから続く三作目までの展開の仕方も(ある種)オーソドックスとゆーか、メインコンセプトに加えて描かれるのは「局所的なシチュエーション」「最初の一匹目をどう倒すか」から⇒二作目だと「(キャラに付属する)ストーリーの続き」「(所謂)安息地への脱出」とか⇒そして今作で見られるトコロの「スケールアップ=大都市でやってみたら?」とか「騒動の(そもそもの)端緒」とかって、その辺は嘗てのゾンビ映画の発展の仕方にも酷似してるってヤツだな~とは思うのですよね(⇒またある種、非常に手堅い手法だな…とは思わずには居られないのですよ)。  しかし、今作は少なくともその「スケールアップ」が為されてる…だろうと大いに期待して観にいったものの、結果的にはそれが全然そーではなかった…とゆーか、寧ろ圧倒的にココまでの三作の中でもごく非常に地味だったとゆーか、特に終盤はよ~分からん人間ドラマを描いて時間を潰してた…みたいな感じで個人的な感覚として全く以て「ホラー観た」感とゆーのが無かったんすよね。思うに、結局このシリーズってホラー的に「怖いシーン」とゆーのが、タイトル通りに「静かなシーン=ひしと静まりかえったシーン」にしか為り得ないってコトであって、だから根本的にスケールアップが難しい…って方のヤツだったのではねーかなと⇒結局、その静かなシーンの中で動いてるのは=動かせるのは一人二人三人…位に留めて置かざるを得なくって、だからスケールアップとゆーても単なる背景画像の切り替え=バリエーションに過ぎなくなっちゃうのではねーかなと。  重ねて、ホラーとは思えない極めてまろやかなる100分を過ごしてしまうコトになってしまって、チョイ迷いましたが(低めに寄せて)この評価としておきます。重ね重ね、まあまあ好きなシリーズだったんすケドね……
[映画館(字幕)] 4点(2024-06-28 23:00:19)★《更新》★
3.  人生は二度とない 《ネタバレ》 
かの名作『きっと、うまくいく』を大いに彷彿とさせる様な、非常に爽やかな青春ものドラマだったかとは思うのですが、これも実は似てる?と思うのが(内容に比すれば)主役三名の年齢にはちと違和感が在る…(調べると十年前とは言え全員四十絡みなのですよね…青春映画とゆーには少~し…)  しかし、その『きっと、うまくいく』よりは本作の方がまた少~しお気楽でリラクサブルなトコロとして、全編が明確な旅行映画として仕上がって居るコトなのでして(⇒所謂バチェラーパーティならぬバチェラー旅行、的な三人旅なのですよね)単純に風光明媚なスペインをノンビリ旅しながらナニしてゆくってダケでもかなり快適で映画としての面白みも十分だったと思うのですよね。加えて、インド映画らしく直接的な踊りは、無い…ケドも替りに思いっ切り「歌で半分語らせる」みたいなシーンがそれこそ5、6回は思いっ切り入ってたかな~という感じでもありまして、その辺もごく快適にノリノリで観てゆけたと思うのですよね。異論はまた有るかと思いますが、多分これも「長尺な方が=ダラダラしてる方がむしろ良い」ってちょっと珍しい方の映画だったかとも思いますよね。  とは言え、前半は少し(いやかなり)ダラダラと+結構しょーもないイタズラやイザコザもやらかしながら進行してゆくので、いくらナンでもチョイ冗長…なんて思ったりもしました、がソコでやっぱレイラが登場した辺りからはフツーに俄然面白くなっていったと思いますし、その辺からは同時に主役三人にしっかりと人生における軽からぬ悩みが在るってのも見えてきて⇒でオーラスに向けてはナンだカンだソイツ等が統一的なテーマとしてチャンと収束してカタが付いてゆく…みたいなトコロにも、個人的には十分に共感するコトが出来ましたよね。重ねて、少し長い映画ではあるのですが、諸々と決して悪くない出来だったと思いますので是非々々。こーいうシンプルにポジティブな人生観をひたすらに語る…なんてのって、今今の邦画だと中々やるにやれないよね…とも……
[DVD(字幕)] 8点(2024-06-23 22:45:19)
4.  バッドボーイズ RIDE OR DIE 《ネタバレ》 
結論から先に言うとかなり楽しめました。娯楽アクションとしてはごく手堅い…のもう少しだけ上をゆくクラスとゆーか、諸々と実にソリッドなクオリティだったと思います。前作に引き続いて雰囲気自体はややシリアスめな方かとも思いましたが、前作ほどはシリアスではなかった+マーカスが冒頭から唐突に変なキャラを付けられて且つソレに徹してるって部分でコミカルさ自体はチョイ増し…みたいな感じでもあるので、第一にバランスは前作より整ってたかな~とも思いました。  一方で、お話の内容の方はよりシンプル…とゆーか(コッチは)やや有り勝ち・月並な感じに思えたのは正直なトコロなのですが、コレも個人的には率直にソコにそんなにこだわる必要もあまり感じられてなかったので寧ろ分り易くて気楽で好いかな…とも思いましたよね。一点ダケ、今作を観るなら前作=3作目は多分観ておいた方が好いですね(⇒かなり直接的な続編だと言っても過言ではねーです)。プラス何よりメインのアクション(+その面での撮影)の出来ってのが、ココは前作よりも確実に向上してた様に思われるのですね⇒前作も(2作目程ではねーものの)相当に派手だったと思いますが、今作はソコに仄かに斬新さ・ユニークさってのが更に感じ取れた様な気もしました。再度、全体的にシンプルでバランス好く&一番肝心なアクションにも十二分に面白みが在るという良作に思えました。コレも是非映画館でどーぞ。
[映画館(字幕)] 7点(2024-06-23 22:40:35)《更新》
5.  リボルバー・リリー 《ネタバレ》 
ヤバいねコレ。私としては、前年の『大怪獣のあとしまつ』にも匹敵するってクラスだと思われてしまいましたよ(⇒殊に、内容「以外」は・役者とかセットとか小道具とかの質にはメッチャ金掛けてつくり込んでるってトコなんか瓜二つだとも思われましたよ)。こんなモンを毎年毎年つくってるよーだと、流石にちょっと憂慮せざるを得ません。俳優さんが可哀そうですよ。  ゆーて、映画自体の大筋とゆーのは非常にオーソドックスなコトだった様にも見えて、だから過去のサンプルだってしこたま有るだろーし、加えて肝心な綾瀬はるかさんの魅力だってコレは十二分だったと思うのですよ(+アクションも綾瀬さんの個別の部分に関してはまずまずだったと思ったりもしますよ)。ただ、原作は600ページを超える長編・かつ国家的陰謀に関わる歴史サスペンスだったってコトなのでまま複雑な内容だったのだろうとは思えて居て(⇒原作未読)だから映画化にあたっては諸々の調整・端折りと(多分大幅な)改変も在ったのだろうとは思うのです。でも、それでも、何故にここまで支離滅裂な・リアリティの皆無なこんな内容に化けてしまうって必要性があったのでしょーか?個人的には、冒頭からの大立ち回りの後、どー考えても陸軍が血眼で二人を追っかけてるって状況でフツーに東京(玉の井)に平然と戻って来て、で案の定ファランクスみたいなのがやって来て街中で大戦闘おっ始めた⇒ケドほぼ無傷で済んだわラッキー!のトコロで既に完全にココロが折れてしまいました。こんなんモ~、リアリティでもナンでもないファンタジー=大正ロマネスク的なナニか、としか言えねーですよ(⇒多分、魔法を掛けないと鉄砲の玉が真っ直ぐ飛ばせないって世界観なんでしょーね+んで最後まで観てたら綾瀬さんはやっぱリジェネ重ね掛けしてるとしか思われないって有様だし…)。  もう一つダケ、コレは冒頭・始まった瞬間からも気になりまくってましたが、とにかくテンポが悪くてタルくて我慢が出来ないって映画だったのもどーにかして欲しかったですね(⇒コレも結局最後まで、全く完全に一貫してアクションのテンポ・間合いではなかったかなと)。コレまた多分、アクションのみならず内容に描くべきモノがチャンと在る(=少なくとも原作には在る⇔ケド実際には映画には無い)という解釈に基づいての明確なる方針なんだろーな…とは思うのですケド、ちょっと流石に機能してないよコレ!と。その所為で、2時間を優に超える大長編なのに内容は斯くの如くスカスカの薄っぺらで⇒ソコに更にプラスしてその長時間がホントに唯々かったるいダケの映画になってもーてたと思っちゃうのですよね。私は正直、観終わるのに二晩掛かりましたよね。  何となく、綾瀬はるかさんは去年おととしと何か「勝負」を掛けて来られてたのかな…という気もしてましたが、少なくとも映画の分野においてはかなり残念な始末になってしまったという感がありまして、ソコは私も至極残念なのです。最初に述べたとおり、他の方々についても、やはりソコが最も哀しまれるのですよね⇒鈴木亮平さんなんて、哀しいを通り越してモ~痛々しかった…(コレじゃあ続編なんて絶対あり得ないだろーし…)
[ブルーレイ(邦画)] 3点(2024-06-23 12:26:38)《更新》
6.  8月のメモワール 《ネタバレ》 
80~90年代のアメリカ映画って、実は個人的にビックリする程観てないヤツがあり過ぎる…ってジャンルなのですが、それを踏まえた上でも私としては今作のこの質感って、諸々とかなり異質な方のヤツですよね?と思わずには居られなかったですよね。1970年、南部の最貧困地帯…とは言え、特にガキどものこの貧乏全開って感じはも~戦後のアメリカを描いた映画には思われず…とゆーか、でもそれでもやっぱし全体的な質感は(70年代までのニューアメリカンシネマとかを確実に乗越え切っての)90年代のごく明るく健やかな感じに纏められてたとゆーか、まずはその辺にも(やや)面喰ってしまいましたよね。んで内容としても、コレも結構モリモリに盛り沢山だとゆーか、反戦・反人種差別・反貧困(当然の如く)・その他諸々…みたいな過剰ぎみではあったので、その辺にも少し落ち着かない感を覚えてしまいながら観ていたのが事実ですよね(⇒ラス前のガキどものドンパチごっことて、流石にちと「やり過ぎ」感は否めませんでしたし)。  正直、結構居心地も悪い(⇒少なくとも好いシーンと悪いシーンが非常に激しい)って、その意味でも落ち着かない映画だったとは思うのですね。でも結果的にこの評価にしているのは一重に、そーいった諸々の善し悪しの中で、特にケヴィン・コスナーが描き出すトコロの「親とは何か(親が子に伝えられるコトとは何か)」といったモノに、最大級のシンパシーを感じてしまった、とゆーコトに尽きます。なんと立派な人間なのだろう…とゆーか、でもそもそも人間の立派さってそんなに複雑なコトではなかった筈なのかもな…とすら思わされたとゆーか、その部分に関しては(ココこそ作品の空気感にマッチして)実にシンプルで健全だったとゆーか⇒ソコにこの頃のケヴィン・コスナーは(やっぱ)ドンピシャに嵌ってたな…(超好かったな…)と心底思わされてしまいましたですね。もう一つ、まだ12,3歳だった筈のイライジャ・ウッドも、今作では正直凄かったです。地味に、隠れた良作…みたいな扱いの作品かとは思うのですが、機会が在れば是非々々。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-06-22 16:59:24)
7.  ザ・ウォッチャーズ 《ネタバレ》 
根本的に、陰鬱な森の中に「鳥籠」とかって妙な家が建ってて人が入ってて、んでソレを「ウォッチャーズ」とかって悍ましいナニかがじっと見つめて居る…ってアイデアが多分最初に在ったのだとは思われるのですよね。そのアイデアを端緒にしたお話・設定(・世界観)の広げ方・組立て方ってトコロには、まず必然性とかってのは殆ど無いという感じだと思いますし、何なら整合性とかってのも終始相っ当に微妙…みたいな、またごく親父譲りだなコレ~って方の映画だとも(かなり高度に)思われるのですよね。ソコは私も当然、そーいうのチャンとしてる方が(凡その場合においては)フツーは望ましいだろう…とゆーのと、個人的にはもう一つ、そーいうかなり荒っぽいお話である一方で、オーラスに向けては何だか妙に丸く収めようとして来やがったな~とゆーか凄く八方美人な終い方を選択してたな~って感覚が強く有るのでして、その辺なんかも最早違和感に近い方のモノではあったのです(⇒重ねて、こーいうごく高度に辻褄が合い切らない様なお話だったならば、結末のトコロは寧ろどっちか何れかの方向に派手に破綻してゆく位の方が自然じゃねーかな…とも思ってしまうのですよね)。  とは言え、そーいう不整合で不自然なお話であるからこそ逆に確実にユニークさは備わってたとも思いますし、加えて何より結構もろもろと気合の入った映画だったのも確かであって、端的な映像の出来・パワーとゆーのは予想以上に強力だったとも思った⇒なのでコレも比較的、ストーリー上の謎を解き明かしてゆく方がメインって作品に見えて居たワリにも、少なくとも映画館で&ネタバレ無しで観る分にだったら全然ホラーにも成ってたかな、とは思えたのですよね。少しダケ甘く付けてこの評点にしておきます(⇒どーせ観るなら映画館で…)。
[映画館(字幕)] 6点(2024-06-22 00:08:55)《更新》
8.  マーベラス 《ネタバレ》 
うーん……コレもまた、観終わって思い返す内容に則ってB級アクションスリラーだと捉えるなら別に全然悪くはない⇔ケド、当初から出て来る面子…等からフツーにもうワンランク上の作品だと見做すなら完全にイマイチ、みたいな作品ですかね。主演含め、まず役者の仕事は決して悪くなかった・手堅かったとも思いますし(⇒個人的にはマイケル・キートンの諸々と「流石」な感じは特に好みで)アクションも質・量ともに決して物足りないってレベルでもなかったかとは思うのですよね。しかし、同時に諸々と、そこら中がどーにも「チープ」とゆーか、展開運びの雑さやアイデアの陳腐さ、加えてマギー・Qやマイケル・キートン演じる殺し屋のカッコ好さの「見せ方(のアイデア)」とかも、とにかく「B級的」としか言い様が無い感じのモノで揃ってた…みたいな感覚が非常に強いのでしてですね。。再度、ごく娯楽として・暇潰しに使うんなら全然ナンとかなるって感じかとは思いますが、それ以上では(決して)ねーかなと。。  マーティン・キャンベルさんは、元々「職人」系の(アクション)監督かなァ~とも思ったりはしてましたが、今作に関してはちょっと余りにも「職人」に徹し過ぎてますかね。まあ、それ自体を求められての今回の仕事…てコトだって可能性とて、全然フツーに在り得るとは思うケド……
[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-20 15:51:01)《更新》
9.  ザリガニの鳴くところ 《ネタバレ》 
社会に虐げられた者の勝利を描く…という意味では、コレって嘗ては(+何なら昨今でも)黒人映画の範疇において最も多く描かれた様な内容であって、一つはドラマとして(再び)それを描きたい…という作品に思えるトコロですね。あと一つはシンプルに、混み入ったって程でもないレベルのシンプルなサスペンス・法廷劇を並行で描いてゆくって作品かとは思うのです(⇒ラストで「裏をかく」感じまでを含めても)ケド、重ねてどちらもシンプル・オーソドックスな内容かとは思ったのですケド⇒ソコに添加された現代的なアップデートとゆーかヴァリエーションとゆーのは総じてまあまあクオリティは高かったかな~とは思ったのですよね。湿地 in アメリカを一人で生き抜く捨てられた(美しい)娘、とゆーのもままユニークだったと思いますし、映像的にもその湿地周りの自然の画ってのが地味に凄く綺麗で、全編で結構にシリアス・辛めな話が続いてゆく中での「箸休め」としては非常に効果的だったとも思ったのですよね。  私も確かに、ドラマとしてもサスペンスとしてもかなり観入ってしまったってのが正直なトコロではあるのですケド、前述の「裏をかく」ラストまでを観切ってしまってから考えてみると、完成度という面においては少し微妙な=辻褄が合い切らないトコロがあったかな~という気がしちゃいますかね。一義的には、最初に書いたとおり結局「2つある」お話だと思って観ていたのですケドも、その彼女のドラマ≒人間性とゆーのはまた結局「サスペンスの側に都合の好い」モノとして組立てられていた…と感じちゃったとゆーか、その意味ではだから実はサスペンス一本な方の映画だったなコレ…という風に思っちゃったってコトですかね。且つは、その組立て自体にも少し納得がし切れないトコロが在る=彼女がどーしてこーいう人間になったのかにイマイチ納得し切れない、というコトかと思います。個人的には付属的に、観る前は何か単なるサスペンスではない深いモノを求めてゆけそうな映画に見えていて⇒で観始めたらモロにそーいう映画に見えて来てたのだケド結局はそーでもなかった…てトコロ自体がちょっと「透かされた」感になっちゃったってコトかも知れないと思いました。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-06-16 09:32:07)
10.  ひみつのなっちゃん。 《ネタバレ》 
ベタな様で(実は)ベタじゃない…とゆーか、昨今流行のLGBT系の映画って登場人物の背景やら過去やらをごくマジメにシリアスに描かなければならない…みたいなのが裏側に暗黙的に在るって気もしてたのですが、今作ってソレが(実は)殆ど無いのですよね。だから、私としてはシンプルにその辺の軽やかさがそもそも結構違和感になってたとゆーか、でもソレって、好い方向に捉えればごくコメディに振った方の=LGBT要素は純粋にコメディを描くためのタネだって方の映画だったのかな、という感じにも思えますかね。  とは言え、私としてはもう一つ、そのコメディの内容もまたごくベタなモノ(=ドタバタ珍道中的なロードムービー)であったってコトに加えて、単純にその面の「演技」についてもちょっとまた違和感の方が強烈に感じられてしまったのですよね。何かとにかく全編でワザとらしいとゆーか、ソレってたぶん主要登場人物+主要な脇役のほぼほぼ全員がそーいう所謂「オネエ」的な方々(=オネエを分かり易く演じてる俳優さん)だったっていう根本的なトコロに由来する様にも思えていて、やはりどーしたって「演じている」ってコト自体が見透けてしまう…(+その違和感は、一人一人のソレ自体は許容範囲の内でも、今作ではソレがとにかく沢山積みあがってゆくから…)という意味でもの根本的なコトだったかも知れないと思いますかね。特に主役の三名に関しては、個々の演技のつくり込みの質としては素晴らしかったと思うのですケドね(⇒中でも、滝藤賢一さんの女性的な所作・色気みたいなモノは凄かったです)。
[DVD(邦画)] 4点(2024-06-16 09:05:33)
11.  ヴィーガンズ・ハム 《ネタバレ》 
カニバリズムをホラーとして描く…てのはふた昔位前の流行りかな~とも思われますが、人肉を「旨そうに」食う、とゆーのはシンプルにかなり恐ろしいホラー的描写になり得るかと(⇒物理的にも概念的にも)。今作でも、ハムは確かに旨そうでしたよね。ただ個人的には今作は、強いて言うなら(ワリと大半が)キツめのブラック・コメディの方でしかなかったかな…とは見えていて、それはまたとにかく感情移入可能なキャラが全編で全く出て来ないからなのですよね⇒そーするとどーしたって完全に「外から」見てるしか無いから、ホラー的なトコロとしての怖さもナニも無いのですよ。  アイデアとしては、今作にも描かれる様な過激な(イカレ)ヴィーガンってのが確かに実在している以上は、そいつ等をブッ殺して旨そうに喰らい尽くす!とゆーのに(一般人でも尚)感情移入の取っ掛かりが存在しちゃう…てトコロを除けば、そのモノ自体はごく陳腐だな~とは思います(⇒私は実際、例の『地獄のモーテル』の現代版…的なコトにしか見えなかった)。かと言って超ゲラゲラ笑い倒せる…な~んてコメディのクオリティでもねーとも思いますし、あと全体として終始ごくノリが軽い(軽すぎる)んで結局のトコロ突き抜けてホラー or コメディ or ご立派な社会批判、の何れにもなり切れても居ないという、その意味では、映画としてはシンプルに中途半端でやや残念…みたいな感じなのですよね⇒やっぱ、どのジャンルにも見えて来ない映画ってのは、ジェネラルにあんまし好い映画とは言えないんじゃねーか…とも。  しかし、一点ダケ、文句無しに褒めておきたいモノがあるとしたら、それは嫁さん役の女優さんの演技ですね。この中途半端な映画に対して絶妙に諸々と「奥ゆかしい」とゆーか、この方の様子に注目するなら幾通りもの美味しさを兼ね備えているとゆーか、結構見事な仕事だったと思うのですよね。ソコを踏まえて、評点も一点ダケ加点しておきます。以上。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-11 22:10:48)(良:1票)
12.  夜ごとの美女 《ネタバレ》 
小品だとは思いますが、全編思いのほかヒジョーに心地好いのですよね。ジェラール・フィリップが作曲家・音楽家(⇒実際はしがない音楽教師)であるコトを踏まえて、そこかしこに何かしら「歌う」シーンが入ってて、その上でお気楽・お気軽なコメディであるのでソレこそオペレッタみたいな風情が高度に感じられるのです。がしかし、歌はともかくジェラール・フィリップ自身はこーいう軽~いコメディにも全然順応してるな…とゆーか、かなりノリノリで楽しそうに演ってくれてるって感じでソレがイチバン好かったと思うのですね。女優陣も相変わらずかなりの美形揃いですし、暇潰しにせよ何にせよ今なお全然有用な作品だと思いますよね。時間が余ってれば是非。  一点、暢気なコメディ&音楽に包まれた夢のシーンがこの通り心地好く微笑ましいのは、ソレと対比される主人公の侭ならない喧しい現実の生活が(観てるダケのコッチとしても)ごく高度に忌々しく思えるモノだからだ、と感じるのですよね。なんつーか、ソコの忌々しさってまた中々にリアルだったな…とゆーか、この頃のパリってたぶん実際に騒音公害とか酷かったんだろーな…と思ってはしまいましたよね(こないだ、ピエール・エテックスのこーいうヤツを観てた時も思ったコトではありますケド)。まあ、ソレ自体は世界中ドコでも別に変わらないコトだった⇒なんなら昨今の東京だって大して変わらん、てなコトなのだとも思うのですケドね。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-11 17:45:14)
13.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
前作『ワン・ツー・スリー』がいまいちヒットしなかったのか or ヒットはしたケド(諸々と)も少し物足りなかったから…なのか、(仕切り直して)もっかい!!みたいな感じでつくられたってコメディ&満を持してレモンとシャーリーのコンビに再登板して貰ってる、て映画ですよね。しかし、特に『ワン・ツー・スリー』を観ちゃってからだとそのテンポのまろやかさがひたすらに際立って感じられてしまうのも否めなくて、内容=ラブコメの部分が至極他愛も無いのも含めて、少なくともこ~んな長大な尺で語るべくお話ではね~よな~と思ってしまうのが正直なトコロです(⇒いいとこ100分に収める映画だよな~と)。  とは言え、コメディ部分はやっぱどれも面白い・笑いとして上質だ、とは思うのですね。プラス、今回観たらレモンもシャーリーもやっぱ魅力的に見えるし・相性も好さそうだし、気楽にノンビリ観るなら全然アリか…とは思った⇒でも、やっぱ絶対無駄に長い or そもそも無駄なシーンも大いにあっただろ…とも思うのは(再度)事実ですよね。どだい、コメディで2時間半なんて尺で、かつ傑作(=全編メッチャ笑える)なんて映画って現時点までで存在してるのでしょーか?ミュージカル・コメディとかなら(ギリ)在り得るのかも知れませんケド……
[インターネット(字幕)] 6点(2024-06-10 19:53:46)
14.  ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 《ネタバレ》 
映画史に残る傑作『アパートの鍵貸します』の大成功に引き続いて翌年?に撮られた純然たるコメディなのですね。しかし、主役が彼のジェームズ・キャグニーにバトンタッチしてるのでまず雰囲気自体がだいぶ異なるとゆーか、非常にキビキビとハイテンポとゆーか当時から更に3,40年位むかしの戦前のスラップスティック・コメディみたいな質感だな…とも感じますね。内容も、また当時の時代背景をモロに投射して結構ドギツいってレベルで全方面に対してごくシニカルだとゆーか、出世欲の権化みたいなキャグニーを始めとして老いも若きも男も女も+右も左も(ちょっと笑い難いってレベルで)イカレポンチのコンコンチキだらけ!てゆう闇鍋状態ではあります。その辺、シンプルに当時の政治状況等の理解が必須であるコトも含めて、少し余りにも「キョウビの若者向けじゃない(⇒たぶん皮肉な台詞の意味がイチイチ分らない)」みたいな感じであるかとは思えてしまってまして、正直ちょっと「玄人向けかな…」みたいな感覚もあるって感じなのですよね(意外なマデに)。  しかし、特に後半の怒涛の如きハイテンポなボケの連続+その辺りのパフォーマンスの完成度の高さは、コレも正直『アパートの鍵貸します』や後続の『あなただけ今晩は』よりも頭抜けて凄まじいキレの好さだったな…と思ったりもするのですね⇒個人的には、純粋にコメディとして笑えたかどーかで言うなら今作が最強だったかもな、と。特に好きなシーンは、無理やりオットーを養子に取らせようと伯爵を買収するくだり(の伯爵の電光石火の如き変り身の早さ)と、そのオットーが叫ぶ「清涼飲料水の奴隷たちよ、蜂起せよ!⇒お前はスパルタカスか!」のトコロ。今回、なんと態々『あなただけ今晩は』と観比べたんですケド、少なくとも今の私にとってはコッチの方が(やはり)好みでしたよね⇒なのでこの評点で。
[DVD(字幕)] 7点(2024-06-10 19:39:31)
15.  灼熱の魂 《ネタバレ》 
元々、小説でも『人間の証明』は大好きで、で映画でも『飢餓海峡』とか『砂の器』とかってやっぱ凄く面白く観れるのですよね。こーいうのってとにかく「動機」の部分に対する体重の乗り方が(娯楽サスペンスとは)比較にならないってゆーか、だからこそ最後まで=この謎は解かずば今日は眠れない!みたいに成れるのだと思うのですよ。その意味では今作も、まず起こった「事象」そのモノってのが既にド級に(歴史的・政治的に)衝撃的!てヤツだとは思うのです、が、前述のその部分の勘所もまた決して外していない、これ以上無い程にソコにも体重の乗ったヒューマン・サスペンスだったとは思うのですよね⇒即ち、母は何故、あの様な奇妙な遺言を残して、あの様に奇妙に死んでいったのか、という。正直、途中からは完全に観入ってしまってましたよね。  だから、私にとっては(まずは)今作はサスペンスである…のですケドも(⇒それをワザワザ明言したのは、一方で今作って十二分に優れた社会派もの・歴史ものだとも思えるからなのですケドね)そーするとどーしたって、結末も含めて全体的に余りにも「無理筋」ではないかな…と思われてしまったってのが、結論的には少~し、ワタシ的に(再び明確に)許容範囲外だったという痛恨事なのですね。。観る前から、戯曲の映画化だとは把握しては居たのですケド、なんつーか然も在りなん…としか言えない…ですし、すると更には、それに依って(今度は)サスペンスのみならず、前述の社会派的な映画の価値すら少なからず毀損されてしまってる気すらするのですよ。もう少し、もう少しダケ、ソコって何とかならんかったんか…と。。(⇒個人的には特に、ニハドが「洗脳された」ってナンやねん!と。。)  結論、個人的には、非常に評価の難しい作品…だとしか言い様が無いのですが、それでも最初に述べたとおり、この手のサスペンスとしての「ヒトの中にある謎」の部分の展開&結末の部分に関しては非常にしっかりと「筋が通っていた」と思えたコト、加えて、重ね重ね事象は衝撃的ながら、全編で非常に落ち着いた抑制的でハイソな演出+それが醸し出す雰囲気と、また映像のハイソぶりも実に見事だったと思えたコトを踏まえて、かなり迷いつつもこれ位の評価にしておこうかと思います。サスペンスとして、端的なラストの「衝撃度」みたいなモノに関しては、確かに最高レベルで高度だって映画だとは思いますね。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-08 22:46:04)
16.  クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
まずとにかくは何よりも、この監督一流の「奇天烈な発想」とゆーのは今作でも健在すぎるホドに健在だったのですよ。ただ、ソコでその発想⇒それは今作では一種の「世界観」として結実してるモノかとは思いますが、それを映画に描くのに(今回は)細かい整合性の方は選択的に捨ててしまって⇒映像的にも展開的にもワリとやりたいコトをやりたいママにやってる・詰め込んでる…ってのが結局、前述の発想の奇天烈さ+描写自体のユニークさ(=懐かしさ)、かつそれが非常に強烈にビンビンに伝わって来るコトの理由になってたのではねーかなって思いますかね。最初はなんかSFかな?と思ったのですが、観終わるとむしろ全然そーいうのじゃなくって意外に高度なアート系?みたいなヤツだった…のですケド、逆に、それに依って作品として「研ぎ澄まされて居た・削ぎ落されて居た」みたいなごくテクニカルな方の感覚も覚えられましたよね。  また、かなり高度に整合性が取れてない(そもそも放棄してる)⇒何をやってるのかが詳細にはならない、というコトがまた結局、描かれる諸々の「異形な」事象が一体ナニを意味しているのか…て部分に非常なる「奥行き」を産んでいたとゆーか、この映画がメタファーとしてナニを描いているかってトコロに関してゆーなら、個人的にはモ~「文明批判」だとか「芸術批判」だとか後はそれこそ人間の本能的な「エロ(グロ)」に関するごく美的なテーマ(=批判ではない方のシンプルな芸術・美的感覚)を語りたかったのではねーか、とか幾らでも心地好く深く思索に落込んでゆけるとゆーか、なんか今作、アート系だとしても(ジャンル内での比較としても)フツーにメッチャ面白く観れちゃったと思ったのですね。やっぱ、根っこのトコロでごく芸術家だって言うべき監督だったんだな~と思ってしまいましたよね。
[DVD(字幕)] 8点(2024-06-08 12:02:11)
17.  ワイルド・リベンジ 《ネタバレ》 
お手軽な尺も含めて、根本的には完全なる(B級)アクション・スリラーだと思うのです。んで、また完全に50分ずつに分けられるって前半&後半のリニアな構造とて、非常にシンプルに「原因(理由)」と「結果」だというコトには思えるのですよね。が、ソコに確かにデ・ニーロとマルコヴィッチな~んて紛うコト無きA級がフツーに出て来るってヤツでもあるワケですし、加えてその前半ってのが(全体構造は前述どおりごくチープだと思うのですが)なんか矢鱈とリキが入ってるっちゅーか、テーマ的にも社会派ドラマっぽくもあり+(娯楽アクションの所謂「導火線」に過ぎなければ好いハズなワリにも)かなりしっかりとラブストーリーにも見えて来る様な代物でもあり、結果的に後半のアクションの盛上りも決して悪くはなかったってコトも踏まえれば、コレも所謂「一粒で二味楽しめる」みたいな映画だと割り切れるのだったらリーズナブルなワリにも全然面白く観れる方の作品なのではねーかな…と思いかけたのですよね(⇒クライマックス直前までは)。  しかし、あくまで個人的には、この「意表を突く」黒幕つーのは、ココだけはちょっと余りにチープ・安直だったかと思ってしまわれましたすね。重ねて、前半と後半がある意味チグハグな質感であるコトを乗り越えて来ての「再びの」コレってのは…というコトっす。もう一点、主役のジャック・ヒューストンに関しても、後半あれだけ爆発的にアクションをブチかますんだったら(前半から)もう少しキャラとゆーか「強さの説得力」をつくり込む必要はあったんじゃねーかな…とも思ってしまいました。結論として、単独で観た場合を考えての前半・後半のそれぞれの出来を含めてグッド・ポイントと言えるモノはふんだんに含まれて居たとも思われるのだケド⇔全体的にとにかく巧くまとまってない・統合されていない、という作品に見えてしまいました。追伸、私は、デ・ニーロ自体は今作でもかなり好い方だったとも思ったのですケドね(⇒やっぱし、実に素晴らしい「演技の幅」だな~と)。
[DVD(字幕)] 5点(2024-06-06 23:55:31)
18.  ライド・オン 《ネタバレ》 
ジャッキーの集大成!という宣伝文句が踊り跳ねてるってヤツですケド、流石にカンフー・アクションがモロ主体という作品じゃあ(今更)なくって、実際のジャッキーそのものを大いに投影した主人公による人間ドラマが完全にメインって作品ではありますかね(カンフーやアクションが無いってワケでは全く無い⇔むしろ人間ドラマなワリにはそーいうシーンもふんだんにゴージャスに盛り込めてるって方、ではあるかと)。その人間ドラマとゆーのは、私の解釈では、人がその人生において「犠牲にしたモノ・犠牲となったモノ」と、それに依って「成し遂げたモノ・貫き通したモノ」を並べて描き出してゆく…というコトだった様に思えます。それが(ゆーてワリと)ごく普遍的なモノだ…という意味ではままベタで在り来りで、更に言えば多分にお涙頂戴系の(若干)クサイ様な雰囲気に仕上げられてるヤツだった…とゆーのも、ある程度は的を射た表現・評価なのかも知れないとは思いますかね。  しかし、それを他ならぬジャッキーが言っている・演っているってなら話は完全に別なのです(⇒そもそもこの世の中って、「何を」言ってるかと同じ位に「誰が」言ってるかだって常にごく超重要だと思っては居るのですよね)。前述した「犠牲」だって、コレとて大いにジャッキーの実体験の中の正に現実だと思うのですし、それと遂に「折り合いを付けた⇒から、今こーいう映画を撮っている」てのだって多分(幾ばくか以上に)ホントのコトだとも思うのですよ。だとしたらそもそも、それってそれ自体が実に非常に喜ばしい・偉大なコトだと(私とて)思わざるを得ないじゃあねーですか。私はハッキリ、この映画は全編涙無しでは観られなかったですよね。  再度、カンフー映画ではない(ケド、カンフーも全然しっかりしてるサービス精神旺盛な)娯楽ドラマ映画で、とは言えカンフー盛り盛りなこーいうヤツには今まで9点を付けたコトがねーのでソコはかなり迷ったり&でも直近に観た『フュリオサ』よりは確実に満足度が一段階高かったってコトもあったり、でもでも結局「ゆーてジャッキーも実は別に今作が最後って感じじゃねーな⇒カンフーもまだまだ全然演ってくれそーだな」と思ったコトもありましたので、9点は今後の作品の為に取っておきます。良作以上であるコト自体は完全に保証可能だとは思いますケド。
[映画館(字幕)] 8点(2024-06-02 23:18:00)
19.  こいびとのみつけかた 《ネタバレ》 
全体のテーマは、監督の前作『まともじゃないのは君も一緒』とほぼ同じよーなと言いますか、ただ今作は(冒頭でもワザワザ明言されるよーに)見かけはモロに恋愛映画、みたいな感じではあるのですよね。その意味では、まずその恋愛的な部分は大まかにゆーと直近だと『明け方の若者たち』(=私が珍しく結構に嫌いな方の恋愛的なヤツ)みたいな感じで終わってくとも言えますし、だからまたある種、途中で恋愛ものから本来のテーマ的なお話の方に「逸れてゆく or 逃げてゆく」という感覚すら在ったりもするのですよね。ごく個人的にも、ゆーて昨今大流行りなテーマですから私も色々観てるワケですケドも、このテーマでこーいう決着の付け方にしちゃうと、それって(地味に)マジで超・高度なコトを言っちゃってるよな~~と思っちゃったりもするのですよね⇒私はまた、こーいうのって結局「人と人」だとは言いつつも、それでも各種の恋愛的なソレと⇔どんなに高度であってもソウルメイト的な(友達レベルの)ソレとゆーのは、流石にやっぱちょっと別物なんじゃねーかな~~て感覚ダケは(私自身は)多分死ぬまで捨てらんねーだろうな…と思ってるってコトではありますよね(如何に世界の多様性が日に日に倍々に増大していったとしたトコロで…)。  映画として、雰囲気自体は全然悪くなかったと思いますし、芋生悠ちゃんの透き通った感じとかもごく好かったと思いますし、何より倉悠貴くんはかなり役にハマってて率直にスゴイな~~と思ってしまったってトコロもあるのです、ケド、上で書いた理由から私の評価としては(『まともじゃない~』との前後関係を付けて)この点数にしておきます。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-06-02 09:53:47)
20.  マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 
全然フツーにまたメッチャ面白いっすね。ぶっちゃけ、それだけ言えば事足りる…という感じですらあるのですケド、より正確には(ある種奇跡的に)前作とおんなじ様な感じで⇔前作とおんなじ位面白い、みたいな感じでしょーか。更に強いて言うなら序盤(前半)がややドラマ寄りでテンポ重めかとも思われましたが、中盤の大立ち回りな超絶カーアクションシーン以降は再び素晴らしい疾走感で、長尺を気にするコトなど全く無くって実に楽しく爽快に観終われましたよね。是非映画館で。  いちおう、念の為ですが、観てないのだったら前作は+何なら旧作も『マッドマックス2』は(出来ればソッチを先に)観た方が好いかな…とは思ってますね。コレもある種映画鑑賞の「基本」かとは思いますが、今作もかなり「クセ」のある作品だとは思いますので(⇒前作がいきなり超・ポピュラリティを獲得しちゃってるのでふと忘れかけてはしまいますケドも)「何でこんなにイカレてんの?」とならない為の本当に念の為として、シリーズとしての順序は守った方がより絶対に楽しめるとは思ってますね。今ならどこでも観れると思いますので…
[映画館(字幕)] 8点(2024-06-01 00:26:48)
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