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 > Yuki2Invy さん
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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  少林寺 《ネタバレ》 
冒頭に日本の少林寺拳法を紹介するような描写が入ってるのは、実際にエキストラとして日本から高段者を大勢連れて来てたからだそーで、好い宣伝になったでしょうね。しかし、ゆーてジェット・リーさんも含めて中国側の主要キャラもほぼほぼガチの拳法家だそーで、チョコチョコ入る実際の武術の動き・型をやるシーンは、そのクオリティと言いヴァリエーションの物珍しさと言い、かなりユニークな観る価値を擁していたとも思われるのですよね(まあゆーて所々に多少、正に「花拳繍腿」みたいな「その動き無駄でしょ?(どういうシチュエーションで使うワザなの?)」的なヤツも在ったかとは思いますが)。また特に、ジェット・リーさん自身も(相当に若く見えましたが)シンプルに中々なモンでしたよね(⇒躰もバッキバキだし)。その時点で既に、見逃すのは惜しいという作品にも思えますかね。  ストーリーは、唐王朝創成期の史実エピソードを下敷きに置いている…とのコトらしいですケド、そのワリにも全体的にごく好い加減で正直どーでも好いって感じかも知れません(⇒まあゆーて取り立てて酷いのは、件の犬のエピソード位…かとも思いますが、別にそれを挽回できる様な好いエピソードも無かったし)。あと、アクションに関しても、少林寺vs極悪非道の王将軍軍団!とゆうコトで他対他の大騒ぎがハイライトになってくるワケですが、その辺は(まあ仕方無いとは思いますが)振付けの質的にも雑なトコロもあるな~とは思いましたかね。ただ、今作は明確に主人公としてジェット・リーさんが居てそのクオリティは(重ねて)高かったコト、他対他と一対一が(まずまずのクオリティで)両方観れるとゆーのも寧ろ悪くないと思われたコト、加えて、師父役のおじ様が(この人もモノホンの武術家だそーですが)何か凄く好い~雰囲気・佇まいだったコト(⇒技量と人格のどちらも高そうな、正に「師匠」みたいな)も踏まえて、ちょっと加点してこの評価としておきます。お暇なら是非。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-06-30 11:44:37)《新規》
2.  サイクロンZ 《ネタバレ》 
時間が空いてるトコロに偶然にもリバイバル上映をやってたので、確か観たコトあったよな…と思いつつ鑑賞したのですが、実は初見だったよーです。前作・前々作(と言って好いのかもよく分かりませんが)からは少し時期が空いていて、でも黄金トリオは健在+敵方にもベニー・ユキーデが引き続き出演しているのですね。カンフーのレベルは、特に終盤のユキーデVSジャッキーのシーンはまたかなり高かった様にも思われるのですが、ゆーて最高傑作『プロジェクトA』や『ポリス・ストーリー』にまでは達しない様な感じですかね⇒でも、偶々今作から観たのであればフツーに全然またビックリ出来るという(いつもの)高水準だとも思いますが。  なので、個人的には今作、前作『スパルタンX』よりも更にラブコメに振ったドラマ部分をより楽しめるなら、全体としても大いに観る価値を見出せるという作品なのかとは思います。純情なサモ・ハンのシーンは、個人的にはかなり好かったと思うのですケドね(⇒往年の日本のトレンディドラマチックでもあり)。でも、折角そーいうヤツなんだったらユン・ピョウにもチャンと相手を用意してやれよ…と少しダケ思ったりしたりもします(⇒相変わらず扱いが若干雑なんだよな…と)。その辺り+他方で法廷もの・社会派事件ものとしては率直に大した出来ではなかったかな…という感覚が在るコトも踏まえまして、評価はこの位にしておきます。今なお、暇潰しには全然十分なクオリティだとも思いますが。
[映画館(字幕)] 6点(2024-05-22 15:59:42)
3.  オーメン/最後の闘争 《ネタバレ》 
えっっ………つまんな過ぎてワタシ、最後の方集中力切れてたダケかも知れんのですケド、ナニこの終わり方………  上記のとおり、正直全然つまんなかったのですケド、その理由はまたややっこしくも散々色々沢山あるって様にも思われますよね。2つダケ論うなら、1・2を経て今作のダミアンは自分の呪われた運命を完全に理解し、かつ必要であろう強大な地位・権力を手にした(ごく望ましい筈の)状態から話はスタートするのです、ケドも、んで彼はソコで一体ナニをやろうとしてたのか…て超肝心なトコが全編で全く語られないんすよね⇒ソレが無いってコト自体が、話のスケールと描写のレベルって非常に肝心なる2つの面での呆れ果てたショボさに繋がってる…とでも言いますか。。  もう一つ、コレも1個めとやや重複するコトではあるのですケド、結局今作もまた「一作目の呪縛」から逃れられてないとゆーか、そのコトが作品としてのジャンル=意固地にサスペンスやったる!てトコに表れてもーてると思ったのですよね⇒でも今作って、正直サスペンスでもホラーでもなくって根本的にはファンタジー=またどっちかちゅーたらバトルアクション系のダークファンタジーに仕上げるべきって内容の映画だよな…と私は思えて仕方が無いのでありますのよね。ソレが(見事なマデに)全くそーなってない=その手の描写が総じてとにかくショボい…から、尚更に+今観ると更に更にとにかく物足りない・眠い・退屈…みたいなヤツになってもーてると思われるのですよね。。  本来、オーメンの続編=ダミアンの末路、なんてのは絶対誰だって観たかったハズなんだから、ソレを本腰入れて(カネ掛けて)チャンとやりゃあ好かったダケ…てコトにも(当然に)思えるのです。が、その点でゆーと今作のスタッフは残念ながら、「チャンとやる」方ではなくて単にお手軽な「カネ儲け」の方を選択した…てコトにしか(また正直)見えてないのですね。非常に悪い意味で超・典型的な80年代ホラーの続編…と言っても好いとも言えましょーか、ワリと非常に残念ですよね。以上。
[DVD(字幕)] 3点(2024-04-04 19:06:49)
4.  友だちのうちはどこ? 《ネタバレ》 
全然、何の捻りも無い子供映画ですが、正直言い方は悪いですがコレで全然(映画として)メチャクチャ面白いですからね。特にプロの俳優も使ってないのだそーで、やっぱこーいうのを観ると「映画って何なのか?」と少しまた考え込んでしまいますね(好い意味で)。モチロン、私の様な外国人の眼から見れば、当時のイランの社会の様子だとか、或いはその中で端的にごく抑圧的な大人たちの振舞いとかをより好奇の眼差しで見つめるコトも出来るのでしょーし、また或いは物理的な情景そのものを余計に面白く観れる…というコトも確かにあるのでしょう。ただ重ねて、そーいうコトじゃない…というコトにも思われるのですよね。恰好を付けて分った様な口を利いてしまうのなら、コレはもっともっと映画製作者としての根源の部分に在るモノの問題だ、と思ったり思わなかったりもしたりして…と。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-03-12 21:18:25)
5.  ナーズの復讐II ナーズ・イン・パラダイス 《ネタバレ》 
1が面白かったなと思って2・3を観たのですが、その続編2作品って基本「同じコト」をやってるダケなのですよね。で、重ねて1はドラマ的・ヒューマンなテーマ的なトコロがチャンと描かれていたので(個人的にかなり)面白く観れたのですが、2・3は別にそーいう感じでもない(単なる)おバカコメディなのですわ。だから、どーしたってそんなに面白くは観れなかった…としか言い様が無いのですよね(少なくとも最低限、暇潰し以上には為り様が無い…てな感覚でして)。  取分けこの2作目は、その「同じコトやってる」のレベルもまたひとしお…とゆーか、学内のアルファ・ベータをブッ倒したのが前作だとすると、今後はその全国版が相手だ!みたいなコトでしかねーのですし、別に相手のレベルがどこかしらアップしてる…なんてコトもねーので(また少なくとも)続けて観るのは配給側で禁止してくれてないと困る!としか言い様がねーのですね。多少、おバカコメディ的にハッチャケる・やりすぎる部分で派手さが向上してる箇所も無くはなかった気もしますが、それダケっすね。先に、3は(それでも)多少その他に言及するべき点もあったかとは思ったのですが、今作は正直観るのを飛ばしてしまっても好いかも…とすら思います。
[ビデオ(字幕)] 4点(2024-03-10 17:26:27)
6.  ナーズの復讐 集結!恐怖のオチコボレ軍団 《ネタバレ》 
正直、例のフラタニティ・ソロリティとかって要素についての理解が全く無かったので、その辺のワケの分からなさがある種のコメディ風=ボケっぽく見えていたコト(⇒「全ギリシャ会議」とかってヤツに関しては最初ホントにボケかと思った)を差っ引くと、観終わると更に「単なるコメディじゃない」って感覚にもなるとゆーか、本質的には相当にマジメな方の=ごく真剣でシリアスな何らかの「叫び」がその根幹に存在している…て作品だと思うのですね。モチロン、また相当に極端なカリカチュアの集合(によるコメディ)だとは思うのですし、だから見た目ダケ・彼らの振舞いの上っ面ダケを観ていても全然クスクス出来てゆく様なコトではあるのですが、何つーか他のこーいう系(⇒例えば同時代の『ポーキーズ』とか)に比べても、ネガティブな方の言い方をするなら諸々と実に「ジメっとしてる…」みたいな感じなのですよね。  ただ、重ねてそこそこコメディとしても楽しく観れたのではありますが、だからこそ+今ならば尚更、その「叫び」に対する共感とゆーのは当時より遥かに容易に為っている…という感覚もまた非常に強力なのです。それこそ、私なんか絶対にこんな価値観の蔓延ってた時代のアメリカに生まれなくて好かったな…とつくづくホッとしたとゆーか、こんなんだから当時のアメリカはダメダメだったんだよ!とマデ思えたと言いますかね(⇒まあ別に日本含む他の国がより好かったってコトでもねーとは思います)。また何となく正直、コレこそ今にこそ観直すべき青春コメディなのではねーかと思った…てのが、今作を観ての結論的な感想なのでありまして、個人的には意外なホドにスゴく観て好かったって感覚ですら居ますよね。  惜しむらくは、チープな青春コメディとしての建付けもあってか、そのカリカチュアの一部には少しやり過ぎ=今般では最早許されないレベルの、諸々の「差別とも捉えられ兼ねない描写」も含まれていて、それがちょっと頭の痛いトコロではあります(この日本でソコまで普及していないのもズバリ、登場するナード日本人のそーいう描写の所為だとは思えますし)。それでもあくまで個人的には、もう少しダケは普及しても・アクセスが容易になっても好いであろう作品には思えるのですケドね。    ※余談:要は今作って、今となっては大流行中の「多様性がテーマ」って作品だと思うのでして、そして作中にもかなり雑多なソレが出てくる中でも、少なくとも他のソレを否定する・傷つける様な在り方をしないのであればダレがドレのどーであっても別にイイじゃない!というメッセージ自体は、ジェネラルにしっかりと伝わって来る…てのが(作品としての)いちばんイイ所だとも思うのですね。がしかし、更に思考を一歩前に進めて(とゆーか自分自身の大学時代を振り返って)その多様性を受容するという大前提に立った上でも、それでも他方で非常にプリミティブな次元において何らか「共通言語」を持っておくとゆーのもまた大事なのではねーかな…とは思ったのですね⇒また要は、今作はナードの勝利を描いてはいるケドも、それは唯々「オタク」に為ってゆけば・凝り固まってゆけば好い…なんてコトではねーのだ、と。その「共通言語」って、例えば作中では「音楽」とか「恋愛」とか、或いは「酒」とかだった様には思えてるのですが、最近だとこれらって、ソコまで共通言語として機能するかな?みたいな感覚もワリと強烈に在ったりもして(⇒仕事で所謂「Z世代」と絡むとホントにそう思わされる)、まずはやはりジェネレーションギャップを感じると同時に、そもそも今ってそーいうのってあるのかな?(⇒それが無いとしたら実はそれこそが…)みたいに思えたりもしましたよね。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-03-09 12:05:28)
7.  ハウリングIV 《ネタバレ》 
まずですね、このつくりをやるなら、フツーたぶん「一作目」なんですよね。聞くと、この80年代の『ハウリング』シリーズには原作小説ってのが在ったみたいで、ソレが1977年の小説『ハウリング』(=多分、狼男伝説を当時のアメリカを舞台にモダナイズした様なヤツ)で実はダンテ監督の一作目がそもそもソレの映像化という建前だったって事情らしーのですよ。でも正直、英語版Wikiでプロット読む限りでも全然違う話になっちゃってるよーでして、んで結論的にはこの四作目がナンとその原作小説の「忠実な」映像化…てコトのよーなのですよね…(⇒ある種の「原点回帰」なのですかね…)  …なのですケド、どーしたってシリーズものとして観てるコッチとしては、も~当然「原因・犯人」は割れてもーてますのですから、ソレがいつ出てくるのか・どんな感じのが(今回は)出てくるのか、てコトにしか興味関心が湧かないのに、結局ソレが終盤残り30分までほぼ姿を見せないし・イザ出てきたって別にいつもと同じ感じで出てくるし…(まァ前述の事情があるからある意味当然ではあるのですケド…)そーすると、私個人の結論的な評価としても、ソレこそ本レビューのド初っ端に書いた一文のみで既に事足りちゃったって始末になってまうのですね。。コ~レは流石に…B級ホラーのごくエコノミカルな続編としては最早「ルール違反」って気もしちゃいますですかね…(そーいうの求めてんじゃないっちゅーか…)  ただし一つダケ、遂に狼男出現!的なクライマックス付近では、今までとは異なるアプローチによる禍々しいその「変身」シーンがつくり込まれていたりとか、ごく悪魔的な存在として描かれる今作の彼らの「ビジュアル」的な部分のキレ味なんかは比較的良好だと思えたコトとか、加えてオーラスはまた結構シンプルにド派手だったコトとか、コンセプト通り原作に忠実に丁寧に運んで⇒でもオーラスは思い切りハッチャケた!てなコトにも見えました。ソレに関しては却って、続編B級ホラー的にごく正解に近いコトだとも思えましたので、評価としては一旦この位にしておきます。
[ビデオ(字幕)] 4点(2024-02-11 09:08:51)
8.  ハウリングIII 《ネタバレ》 
ほほォ……そもそも何故かオーストラリア製作(作中舞台も撮影地もソコ)になってたり、なんちゅーか「ガラッ」と変わってますね(何もかもが)。お話としても、確かに後半は全くホラーじゃあなくなっちゃってますよね。もし仮に、コレって『ハウリング』?それとも『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の方?て訊かれたら、個人的には後者の方に近い…と言ってしまいそうな気すらします。ただ、そのワリには、全体のストーリーとしても展開運びとしても、まあまあ好く出来ていた・組立てられていたという感じもするのですよね(私も、その後半は率直に、何故かそこそこ面白く観れてましたよ)。オーラスのおふざけは一旦置いたとしても、ごく個人的にはⅡよりは全然マシだったかと思いますよね。  とは言え、脚本がそれなり…な気もする一方で、逆に技術的な面がかなりイマイチ…というやや珍しい感じであるコトも否めませぬ。端的にまず、冒頭からも編集・繋げ方がクッソ微妙(雑)に思えたとゆーのが、ちょっと許容できないレベルで非常に唐突に場面転換しまくる(から繋がらない⇒カット数も多分足りてない)のとか、殊ショックシーンなんぞは総じて「肝心なトコロだけ抜けてる(多分撮ってない)」てモロ手抜きだったりとか、後半は更に一瞬で何年も時がスッ飛ばされたりとかでチョ~駆足にも見えたりとか、ザックリゆーなら(B級レベルに達しない程度にまで)手抜き・予算カットが甚だしい…って印象ですかね。当然、たまにチャンと撮ってる特撮シーンも、コレはⅠは疎かⅡよりも頭一つ低レベル…てな具合でして⇒ただし、狼人間赤ちゃんのシーンだけは(出産シーンも+その後の成長していくシーンも)ドレも妙にレベル高かったのですケドね。つまり、最初からそもそもホラーにする気が無かった…てな気もしてます(⇒その一貫性や、却って善し)。  非常にどーでも好いコトかも知れませんが追加で一点、この件の調査をする科学者バディのサブの方の俳優さんが、ナンかどーにも見覚えある…と思ったら、オーストラリアのラルフ・コッテリルって『ウルトラマングレート』のグラント隊長じゃねーですか!!懐かしい…(涙が出るホド…)
[ビデオ(字幕)] 4点(2024-02-11 08:42:50)
9.  チェンジリング(1980) 《ネタバレ》 
さっき観たバーヴァの『呪いの館』で、似た様なシーンが在ったから(また)ちょっと思い出して再見しちゃったのですが、この映画ってやっぱシンプルにかなり「怖い」のですよね。ごく終盤のクライマックスまでは非常にサイレントなホラーで、ソレこそ製作年である1980年以降はめっきり減っていった系統のヤツ…だとも思うのですが、今今に観直しても(逆に)何故こーいうコトになっていってしまったのだろう…と思わざるを得ない、ソコにこそ、今作の(ホラーとしての)技術の高さ・真似の出来なさが凝縮されて居る…とも思うのですよね。何とゆーか、ウギャア!と驚く・慄く・慌てふためく、なんてコトとは真逆の方向性、正にあのジョージ・C・スコットをもが(例のボールの跳ねて来るのを見て)壁まで後ずさったかの如くに一瞬「身動き出来なくなる」という様な重くて冷たい恐怖の一撃が其処彼処に…て感じなのですね。うーん…ホラーを志す者ならば絶対に最初に観ておくべき、と言って好いレベルの傑作だと思います。未見の方は是非。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-07 21:31:52)
10.  ハウリングII 《ネタバレ》 
いちばん最初にいちばん致命的なコトを言ってしまうのであれば、とにかく特撮・特殊メイクが前作に比べて致命的に稚拙なので、だからその時点で(何をどう引っ繰り返したトコロで)前作には遠く及ばない続編…となる以外にモ~道が無いのですよね。案の定、ショックシーンはどれも全然面白くありません⇒(物理的に)よく見えないか、見えたとしたら絶望的にチャチいというヤツばっかり。お話の方も、率直に「そもそもコレ狼男のハナシなの?」とゆーか、ひとり親玉が居て雑魚がソイツに操られている…というコトさえ盛り込めば、別にその敵が狼男だろーが吸血鬼だろーがゾンビだろーが何でも成立する様な実にホラー的に陳腐なシナリオでありますね。前作の主人公カレンの弟が今作では主人公となり、ある種の姉の仇討⇒トランシルバニアに跋扈する人狼の女王スティルバを退治に出向く…という(悪い意味で)シンプルなお話なのです、が前述どおりホラー描写もショボくってかつお話も極・超・在り来りなので、全編まるで見ドコロが見出せません⇒クリストファー・リーも正直オーラ皆無だし。唯一、見る価値の有るポイントと成り得るとしたら、ソレこそソレはセクシーダイナマイト!なシビル・ダニングだったのかも知れませんが、彼女とて(オッパイだけは確かにモノ凄いとは思いますが)この時既にアラフォーのオバハンで、しかも大して脱ぎもしないですし、個人的にもうーん…という感じでしたかね。ただし、エンディングではその「オッパイボロン」のとある一瞬をまるで気でも狂ったかの如くにリピートしまくるので、都合17回ほどはソレを拝むコトができるのです(ご丁寧にWikiにも書かれてる)⇒色々と興味が湧くという奇特な方は是非。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-01-31 01:24:50)
11.  ハウリング(1981) 《ネタバレ》 
大昔の初見時は、正直あまり面白く感じなかったのですが、今回観直すとまた、少なくともラスト30分くらいは(=肝心の「変身」シーン以降は)素直に非常に面白いと思ったのですよね⇒ある意味、ちょっと惜しいな…とまで思わされてしまったと言いますか。流石のロブ・ボッティン…とゆーか、それこそ『遊星からの物体X』とも同じ感想には成りますケド、こーいう物理的なワザ(=努力の結晶)ってある面で確実に「リアル」そのモノだから、時を経ても中々色褪せないとゆーかやっぱスゲーなコレ!と(今観ても尚)思えるのですよね。ただ、件のその「変身」シーンは流石にちょっと尺的には長すぎるとゆーか、軽く3分くらいはやってるから主演のディー・ウォーレスも途中からナニしてれば好いか分かんない⇒だったら逃げれば?みたいなコトにはなっちゃってましたかね。。  重ね重ね、そのロブ・ボッティンの妙技と、プラスαでデーハーなクライマックスを(前半のかな~り高度な詰らなさを耐え忍んだ上で)楽しめば好いダケのシンプルな作品に思えます。ただ、その詰らない前半にも目を向けておくのなら一つ、何ちゅーか結構に色んな「味」がする気もするとゆーか、嘗てのユニバーサル版狼男の雰囲気は当然のコト(⇒挿入映像としても入って来るし)、何処かゾンビ風味とかそれこそ『ウィッカーマン』だとか、ダンテ監督その他がホラーの流行りのアレコレをどーにか取り込んでやろうと苦心してたのかな?みたいな感じもまた覚えますよね⇒まァその一貫性の無さこそが、前半の詰らなさの主因なのかも知れない…とも思いますケド⇒だから前半ももっとシンプルにすりゃあ…と。。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-24 23:47:54)
12.  不思議惑星キン・ザ・ザ 《ネタバレ》 
史上稀に見る…と言って好いレベルで「頭で理解するのが難しい」という映画かと思いますね。そもそも、こ~んなグダグダをフル尺の映画で観せられて、んで何故にそもそも(お笑い的に)コレがこんなに面白いのか⇒更にソレだけではなく、観てるとまた他にも様々な感情が何故にこんなにココロに沸き起こってくるのか(喜怒哀楽は無論、後半は友情やらナンやら、最後には確実にちょっと感動までしてまう始末でありまして)。理に適った説明という意味ではまず非常に困難だと思いますし、率直にいまレビューも極めて書き辛いです。でも、私としては今作もやはり確実に一種の奇蹟=天才の為せるワザ、だったかとは思うのですよね⇒とゆーか、やっぱラストでアレだけ謎に感動してしまったのだから、コレはも~「そう思わざるを得ない」という方が近いです。  一点だけ、小賢しいお世辞文句も並べておくのなら、コレ、日本人たる我々にとっては、言語がロシア語だった=英語じゃなかったのが、なお一層「効いてる」よーな気もしてますよね。こーいうシュールなコメディって、むしろ日本でこそ(映画でも)見かける頻度は(特に西欧~アメリカと比べたら)多い様な気もするのですケド、逆に近年の日本のシュールコメディが諸外国ではどのようなモノに見えてるのかとゆーのは、今作を観た後だと(その観点から)少し気になる様な気もしますかね⇒まあ、今作とは違って邦画のその手のヤツって、言語的な笑いが(やっぱ)より多い気もするので、広く観られてるって状況では絶対にないとも思いますケド。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-01-21 23:45:59)
13.   《ネタバレ》 
それこそ、30年くらい前に初めて観て(僭越ながら)こんなの今まで観たコト無いな…と思った記憶がありますね。それは特に「時代劇としては」という意味だったのですが、今だに強烈に印象に残ってるのは(中で)とにかく「血の表現」だったと思います⇒最高レベルってのはココまでやるのか…と。でも、今今に観直すとコレって、別に全然「リアルな血」ではないよな…とも思うのですね⇒あんなに河みたいにドロドロ流れないだろ…と。で、そもそもこの映画、よく観ると何処も彼処も全然「リアル」ではないとも思うのですよ。狂い果てた幽鬼の如き仲代達矢の有様(or メイク)と言い、諸々の地形もチャンと観るとなんか変なトコばっかですし、異様に煌びやかな衣装や具足・それも含めて全体的にも隅々まで「画が綺麗すぎる」とだって思ったりします(単にリアルな時代劇だってなら尚更に)。  何より、今回観たらコレ、時代劇は疎かドラマにだって皆目成ってないな…て思っちゃったとゆーか、登場人物も総じて全然リアルな人間には描かれてないのですよね⇒前述の仲代達矢や狂阿彌は勿論、息子三人だって一人として血の通ったキャラには全く見えて来ない。ある種、私原田美枝子さんって大好きなんですケド、今作にのみ関して言うなら寧ろ彼女ダケがひとり「間違えている」という風にすら見えます⇒「人間」過ぎる・「人間」としての感情をリアルに+ハッキリと表し過ぎている…と。結局、私が思うトコロの一番に来るコトとしては、見た目の印象やごく重々しい・重苦しい特大の見応えとは全く裏腹に、実に抽象的な表現で抽象的なモノを描こうとしている映画だ、と⇒だからやっぱり(私が他に観たコトあるモノの中では)何より「能」に一番近い…と思わずには居られないと言いますかね(ココまで表現が「ある意味で」抽象的だと、コジツケぽく思われるのは(私も)重々承知ですがモ~致し方無いかな…と)。  とは言え、そりゃ映画なんだから当然、本来の能よりは全然(全っ然)分かり易いとは思うのですよ。でも、逆にコレくらいはしてあげないと現代人には(最早)伝わらないんだよ!てコトにだって思えたりするのですよね⇒ソレはもう、現代人が「想像力」を致命的なまでに喪失してしまって居るからだ…と。今作で言えば、鶴丸が笛を唯々奏でる(というテイで笛の音が唯々流れる)中盤とオーラスの2シーンとゆーのが、私にとってはその「抽象的なモノを抽象的に伝える」シーンとして極致に到っていた…と感じられたのですね。小林正樹監督の『怪談』で、平家琵琶のシーンを観た時にもその様に感じられたコトではありますが、重ねて、嘗ての人々にとっては音曲・舞踊ダケでも伝わっていたソレとゆーのが、今や即物的に為り過ぎ&心の瞳を失い&退化し切った現代人にはこの程度の映画(映像)表現でアシストしてやらないと伝わらないのだろう…と(率直に)思われるのです。そして、今作もまたその意味では、そーいう古のテーマを古の技法に(部分的にも)則って垣間見るコトが出来るという点で、実に日本的で、そして優れた映画だったと思うのですね。傑作だと思います。
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2023-12-31 23:26:20)
14.  ダントン 《ネタバレ》 
この『ダントン』という映画が在る一方で、どう探しても『ロベスピエール』という映画は無いよーで…とは言え、今作でもそのロベスピエールの苦悩もしっかりと描き込まれては居たり…と、作品としても善悪や敵味方のシンプルな二項対立を描くモノには決してなって居ないですし、当然の如くそれは時代考証としても+普遍的なこの事象の解釈としても正しいのだと思います。今作を観てもやはり、フランス革命とゆーのは私には、その後の歴史の中で同じ様なコトが散々繰り返されたのも含めて「こーなるしかない」歴史的必然だった様に思えるのですよね。だからその意味では、まず総てが「無駄では無かった」とも思うのですし、むしろ我々はその成果に「タダ乗りしている」側だ、ともずっと思っているのです(未だに)。この騒ぎから程無く、ロベスピエール一派もまた滅びて革命は一旦の終わりを迎える…のでしょうが、そこまでは描かずに(極度の不穏さを以て)それを暗示して終わる…とゆーのも、洒落ていて(単体の映画としても)より効果的だったと思いますし、また高度に暗示的であるが故にある種「未来予知的」だという意味でも好い演出だったと思うのですね。非常に見応えの在る、優れた映画だったと思います。  しかし、それでも尚、ワイダ監督がロベスピエールよりもダントンの側に共感を惹き付けられていたコトの理由とゆーのは、繰り返された歴史的既視感に対する共鳴と同義だったのか…とは少し考えてしまいますね。あくまで私の個人的な解釈としては、成就しなかった革命の「普遍的な末路」とゆーのが、この映画の結末=ダントン粛清に凝縮しているのではねーかな、なんて思ったりもします。要は、大きな意味での「味方」を殺し始めたらモ~終いだ…というコトですよね。だから、我々としても、もし敵が同士討ちとか始めたら、喜ばしいと思うよりはちょっとヤバいと思った方が好いのかも知れませんね⇒味方を味方とも思えなくなってるヤツってのは、敵のコトなど人間だとすら(多分)思ってないですよ、と。
[DVD(字幕)] 8点(2023-11-11 11:16:12)
15.  ピンクカット 太く愛して深く愛して 《ネタバレ》 
長編映画デビューしたばっかの森田芳光監督が、2作だけ撮ったというロマンポルノの後の方…ですかね(しかも『の・ようなもの』と『家族ゲーム』の間に撮ったって!)。とは言えこの『ピンクカット』てのは、要はエロ理髪店!みたいなコトでして、根本的にはおふざけコメディ・ポルノの方…って系統のロマンポルノでもありますかね。でも、最初は確かにごくチャランポランな感じなのですが、最後まで観ると全く中身が無いってヤツでも決してなくって、若者の生き辛さを(軽めに)体現する寺島まゆみちゃん&伊藤克信くんがいつしか共鳴して恋に落ちて⇒そのままハッピーエンドに雪崩れ込む…みたいな流れは十分に青春ものラブストーリーとして観るコトの出来るモノではありますかね(+監督のユニークな個性も大いに感じられる)。個人的には、尻上りに段々楽しくなっていった…という感覚で観終われて好かったです。  もう一つ、今作は中々どーして女優さんの質が相当に高いと思ったのですね(選り取り見取り)。監督の一作目の方も今回観たのですが、どっちにしろハタチ前後のかなり若い女優さんばっか使ってんな(しかもそのうち一人とはどーにかなっちゃったとかナンとか…この野郎……)という印象なのです、が今作だとまず主役の寺島まゆみさんが相当に可愛い(ルックスのみならず仕草や表情のつくり方が愛嬌全開で超・可愛い)ですし、このコは元々知ってたのですが山口千枝さん(エロ床屋の店員)も似た様なガーリーな感じで可愛い(寺島さんとは打って変わってちょっとやさぐれた翳のある感じがまた可愛い)ですし、渡辺良子さんも(コッチも店員⇒トルコ嬢)この方は『くいこみ海女 乱れ貝』て作品で既に拝見してましたがスーパースタイル好い+ウルトラ美乳で極・眼福でしたし、更にもう一人、今作がロマンポルノデビューって「ポルノ界の百恵ちゃん」こと井上麻衣さんも、噂に違わぬ美貌(確かに似てる)+喋り方なんかも絶妙にマロくってまた素晴らしかったと思うのですね。ポルノシーンの内容自体はライトな方かとは思いますが、ソコも含めて好く纏まってるし楽しいし程好くエッチいし…で結論的には完全なる良作かと。機会が在れば。
[DVD(邦画)] 6点(2023-11-05 00:21:24)
16.  サロメ(1987) 《ネタバレ》 
オスカー・ワイルドの『サロメ』は演劇としても有名、かつリヒャルト・シュトラウス作曲でオペラにもなっていてコッチもまた有名でありますけれど、今作は構成としてはこのサロメを劇中劇として上映時間の大半でソレを描写してゆくのであり、かつ大筋は原典にかなり忠実なので(⇒演出の方では思い切り独自性を出しまくってますが)映画としては非常に観易い・見せ場も分り易い作品になってますね⇒その時点で、監督作としてはだいぶオススメし易い感じ。演出としても、この話が(本質的には)エロいヤツだってゆうトコロの表現は(根本的には)オペラとかとも変わらんと思うのですが、この面とてよりドギツく+かつ下品な方面にかなり滑稽なモノとして+加えて少し現代的・モダンな雰囲気も取り込んで、といったユニークな質感に仕上げられてますかね(ただ、この80~90年代に「モダン」だったってヤツって、今今にコレを観るとどーにもちょいダサいとも言いますか、今だと「モダン」にも「レトロ」にもなり切れてなくてややイマイチ…と思うコトもあったりしますが)。  重ねて、シンプルにワリと(眺めてるダケでも)楽しめる…と思うのですが、それは衣装とかのルックス面がごくユニーク・凝ってるコトの効果なのは言うまでもねーです。いちばん好きだったのは(まるでパンク・ロッカーみたいな)洗礼者ヨハネすね。あとは当然、肝心のサロメ役のイモージェン・ミライス=スコットというお姉ちゃんも、この人はワリと最初っからナチュラルにイカレてる感じがプンプン漂ってるのですが、更に中盤~終盤で「Let me kiss your mouth!」とか「Give me the head of John the Baptist!」とかってキメ台詞をひたすら延々繰り返すサマのマッドなコトにはモ~痺れてしまいました。他、グレンダ・ジャクソンの王妃へロディアの(高貴ながらの)アバズレ感も当然の如くに好みでしたね。
[レーザーディスク(字幕)] 7点(2023-10-23 09:05:46)
17.  呪われた修道院 《ネタバレ》 
ナンスプロイテーションというジャンル自体は、70年代を通して流行して⇒で80年代に入って急速に衰退した…てコトだと思うので、ワリとそのジャンル終盤に於ける作品…というコトになるのかと思います。で、監督があの(節操の無い・恥知らずな・The 劣化コピー機&B級ホラー界の面汚し、な~んて)ブルーノ・マッティ a.k.a ヴィンセント・ドーン(他)なんで今作もやっぱ当時の流行りホラーのパッチワーク的なコトにも(また)なってもーてますね(+その上でのナンスプロイテーションだと)。大まかに言うと、舞台が修道院な『サスペリア』すね。殊に、ショックシーンの画ヅラに赤を多用してるトコなんかと、あといちおう全編通して謎・トリックが仕込まれていて⇒でソレが部分的にはやや不可解なトコロも、でしょーか(⇒コレは、イタリア製宜しくジャーロ風…と言っても好いヤツかも)。んで他方、ショック描写の部分的なトコロは例えばフルチだったりロメロだったり、あと話のキモ or トリックの部分は少し『オーメン』ぽかったりもします。まあ、全体としては別に全然面白くはない平凡な作品だとは思います(⇒ケド、確かに大いに時代相応+時代っぽさ・時代の風ってのを感じられる作品だ、とも)。  しかし乍ら一点、極めて意外で失望だったのが、今作て(こんな感じなのに)エロがほぼ入ってないのですよ。で、こちとらソレを多少は期待して観てるんで(⇒ナンスプロイテーションてそーいうヤツでしょ!)だから裏切られてとてもとても哀しいので更に一点引いておきます。やれやれ…
[ビデオ(字幕)] 2点(2023-08-30 09:40:52)
18.  スランバー・パーティー大虐殺 《ネタバレ》 
コーマン御大の製作!とのコトですが、そもそも彼が製作のスラッシャーって他にもあるのでしょーか?結局のトコロ「なんちゃら・マサクル」というごく典型的なヤツであるのも含めて、内容は完全に時代相応としか言い様が無いごくコテコテなるスラッシャーです⇒むしろ、根本的な設定的には更に以前の(スラッシャーの始祖の一つでもある)あの『暗闇にベルが鳴る』にクリソツな気もしてます、が私もなにぶん(ソッチも観たコトある…とは言え)昔のコト過ぎてよ~覚えとらんのでして……  でもまあとにかく、ごく古典的でプリミティブなスラッシャーだぜ!てコトなのでして(尺もごく短いし)、要は唯々「エロとゴアが在りゃあエエんやろ!」てなダケのヤツなのですよね⇒そもそも、コーマンってスラッシャーに関係なくそーいう映画人ですよね、とも。ただ、そのエロとゴアについては(個人的な結論としては)時代的にも微かに平均を上回るか…という感覚はありましたすね(特に前半のエロは明るく爽やかで好し)。しかし、ゴアについてはそれでも一長一短あり…とゆーか、やってるコト自体は結構エグいし+終盤はかなり派手にブッ殺しまくってて人数的には比較的ゴージャス、だったかとも思うのですケド、他方、血ミドロ具合や特撮・特殊メイクアップなんかはワリと低レベル(=ほぼほぼ肝心なブツを見せずに誤魔化す系統)だとも思いましたし、あとアクションとゆーか格闘シーンがまたごく低レベルなのですよね…(=コッチもカメラワークで何とか誤魔化してるダケ、とゆーか…)  結論、それほど特筆すべき見ドコロが在るとかって作品でもねーかな~とは思うのですケド、それでも一点⇒肝心の犯人役のサイコのサイコ度合い(+実際の演技)に関してはまあまあだと思えたコトも踏まえまして、いったんこの位の評価としておきます(今だ、暇潰しにはなるかと)。
[DVD(字幕)] 5点(2023-08-24 00:28:50)
19.  デモンズ 《ネタバレ》 
正にそーいう時代の直中…とゆーか、まずは高度に『死霊のはらわた』ぽいですし、当然ロメロ三部作みも強いですし、で更に(当然の如く)『サスペリア』感も在ったりして、あくまで個人的にはその時点でかなりポイント自体は高くなりますよね。しかし、今作に出てくる「デモンズ」とやらは、極めてゾンビ(ロメロ・ゾンビ)に酷似した設定ながらも本来的には明確なる別物だと思うのです。でも、今作って結局、そーいう連中を擁しての「お話の中身」の方が寧ろより高度にゾンビっぽい…という意味でのゾンビ映画でもあるのですケド(⇒いわゆる閉鎖施設でのアウトブレイク系)、でもまた一方で根本的なホラーとしての質感・雰囲気自体は結構高度な「不条理系」なのですよね(⇒物理法則が通用しない系統)。だから結果として、そーいうフワっとした空気感の中で(前述どおり)中盤にはいつものゾンビ・サバイバルがおっ始まるのが、個人的にはどーにもチグハグに感じられてシンプルに面白く観れなかったのですね(⇒完全なる「無駄な足掻き」に見えてしまって。。)  しかしながら決して、全く見ドコロの無い映画…とゆーのではないと思ってまして、まずは特殊メイクや、あるいは優れた色彩感覚(⇒流石のアルジェントorイタリアンホラーの一流と言うべきモノ)等々、ルックス的な部分には十分に面白みの在る作品だとも思うのですよね。でも重ね重ね・結局のトコロ、最初と最後のハイテンションなショックシーンしか(ほぼほぼ)面白くない…と。あと、個人的には終わり方もちょっと酷すぎるかな…と思いました。最終の結論、暇潰しには今でも使えるかも知れませんが、それ以上にはまァ成らないかな…と。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-14 22:03:36)
20.  ゲロゾイド 《ネタバレ》 
原題ではありませんが英語タイトルにしても、かつ内容(とゆーか演出の諸々)にしてもやはり『死霊のはらわた』を相当に意識しているヤツですね。特に、地を這うかの様な悪霊目線のカメラワークとか、そしてその悪霊?のチープながら生理的嫌悪を催すグログロな見てくれとか…にその「パクリごころ」が全く隠しきれてない…と言いますか。しかし、観終わるととにかく「それだけ」の映画だったとゆーか、唯々『死霊のはらわた』ぽく+あとは流れで…位しか企画書に書いてなかったんじゃねーか⁉とゆーか、実にごく高度に「やっつけ」なホラーの仕事だと思われましたね。ストーリーは当然の如くに皆無・空虚ですし(⇒コレを元ネタリスペクトだとはワタシ認めませんよ!)何より肝心の終盤30分のショック展開にも明確なる意図やコンセプトが全く見出せませんのですね(=「やりたいコト」ってのが何処にも見当たらぬ…)。よしんばやっぱし、ソレは敵方の主役の(ジ・Oみたいな隠し腕を備える)妖怪女だった…としたトコロで、翻ってじゃあ何故にソレがこーいう取り留めの無い展開運びになってまうのでしょーか?と。。ロケ地がまあまあ風光明媚+レトロで好い感じだからソレを活かしたシーンとゆーのが無くもねーのですが、個人的にはソレすらもまた「やっつけ」だなあ…と思われてしまいました(思い付きだろ!と)。画質が激ワル+単純に暗くて分かり難いシーンが(特に終盤は)多すぎる、というごく物理的な事情も含めて、ちょっと低めに寄せたこの評価としてしまおう…と思います。残念作。
[インターネット(字幕)] 2点(2023-05-25 23:19:11)
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