3. 砂の器
《ネタバレ》 50年前小説を読んだ時にはストーリーに何の違和感もなく面白かった。その後映画を何回か見たが毎回面白かった。今回、久しぶりにCS放送で見た。子供が出来た愛人が勝手に流産で死んでくれるなんて世の不倫男性がさぞ喜ぶだろうなあ、その他にも、突っ込みどころ満載だった、が、しかし、それを補って余りあるものが、小説では到底表現できないあの映像美である。それに加え、放浪する父子と音楽があいまって、たんたんと犯罪を解説していく丹波の名演が秀逸である。映画5点+映像美2点+丹波の演技2点=9点です。ちなみに、加賀英良って、えいりょうと呼んでいるがひでおとも読めます。本名のひでお(秀男)からとったんでしょうね。松本清張のきよはるをせいちょうと読ませるように。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2021-01-17 15:36:15) |