1. ファースト・ワイフ・クラブ
《ネタバレ》 若い女に心変わりした夫をとっちめるのだけど、あまりスカっとする話でもない。昔は若くて光っていて、一人で主演張っていたのに、三人がかりで。コメディだけど、ちょっと、さびしい。 急降下するゴンドラで高所恐怖症のダイアン・キートンが叫ぶとこなんか演技とは思えない。あの場面は大笑いした。サラジェシカパーカーの、おバカぶりは、好物です。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-20 20:50:42) |
2. 第三の男
《ネタバレ》 この映画を初めて観たとき、突然、暗闇の中からハリーが照らし出されたあの場面は、衝撃でした。繰り返し観てもくぎずけになる。 地下道での画面いっぱいに響く流れる水、人の声の響き、光と影の不気味さ。いい古されているけど、あえて言いたくなる素晴らしさ。 この監督の「落ちた偶像」と「邪魔者は殺せ」も、面白かった。どれも愛に対して一途な女性が出てくる。この映画のアンナも愛する人を死に追いやった人達は、許せない。待ち受ける男に、目もやらずに場面から消え去る。名シーンです。 [DVD(字幕)] 8点(2021-09-20 20:26:35) |
3. 洲崎パラダイス 赤信号
《ネタバレ》 戦後まもなく、今日を明日を生きるって時代、何の因果か別れることのできない二人。刃傷沙汰になってもおかしくない。こういうストーリーはあまり好きでないけど、新珠三千代が、電気屋の親父のバイクのうしろに乗っかてゆく軽さと、明るい色気。彼女を見ているだけで、楽しくなる。それと、ビルが何にも無い東京が見られて良かった。 [DVD(邦画)] 8点(2021-08-10 20:48:49) |
4. 炎上
《ネタバレ》 小説を読んでから、映画を見たので、小説のダイジェストのようで。病の気質で思い込みがとりついて、金閣を焼いた。ラストでストーリーとして収まりよく自殺をさせた。ムシロに被された彼は放火犯という罪人のようだった(それには違いないんだけれども)。小説で繰り広げられる世界は虚構であり、金閣が焼けたことは、事実であって、映画も虚構。実際の彼は心と体の病で若くして死んだ。謝罪の日々を送ったそうだが、そういうラストはだめだったのか。 [DVD(邦画)] 6点(2021-08-10 20:24:29) |
5. DOG STAR/ドッグ・スター
《ネタバレ》 ファンタジーの王子様は、背が高くてハンサムでなければいけません。これは生と死を扱った結ばれない愛の切ない御伽噺だと思います。移動動物園というのもメルヘンチックですネ。人間になった犬のお話ですが、楽しかった昔の思い出が感情を呼び起こし、愛情に変わる。犬の素直さや柔順が人としての優しさ現われ、愛が芽生える。犬になりきったトヨエツが素敵でした。最後は、犬好きの私としては滂沱の涙でしたが、ラストに救いがあって良かった。 [DVD(邦画)] 7点(2021-04-20 14:38:55) |
6. その男、凶暴につき
《ネタバレ》 ヤクザと血しぶきは苦手なので、タケシの映画は敬遠してきたけれど、「キッズ・リターン」はとても良かったので、食わず嫌いは良くないと思って。 まずはコレ。話はわかりやすいし、テンポも良い。タケシの短いセリフも良い。 白竜はスゴイ。冷酷さを感じて恐い 。何度もタケシと対峙するけれど、その都度、緊張感マックスで敵役が強いほど話は面白い。 タケシはスゴイ役者だと思った。悲しみと諦めと怒りと狂気を内に秘めて、その都度滲み出る。 ラスト、タケシが光をバックにうけて黒い影絵として清弘に向かってゆき、顔の形相が影から浮かび上がり、清弘の白く光る顔に対峙 。あとは指の間から見た。恐かった。 [DVD(邦画)] 8点(2021-04-07 14:49:41) |
7. 愚か者 傷だらけの天使
《ネタバレ》 面白かった。テンポもよくて。 ほぼ出ずっぱりの真木蔵人だけど、役になりきって、ひとつひとつが可笑しかった。 勝のちょっと冷めた不良はなかなかイケていた。駐車場で久を助けに(?)疾走する勝はカッコ良かった。 いろんな人物がからんで話が流れてゆき、勝とは東京で終わるんだけれど、久の災難はそこで終わらないのがまた面白い。 [DVD(邦画)] 8点(2020-12-02 18:34:11) |
8. 傷だらけの天使(1997)
《ネタバレ》 題名が気になって見てみました。 ストーリーに重きを置いたのか、カッコいい俳優を使っているのに、主人公に魅力が無い。 傷だらけの天使だから、まず人物でしょう。 それに、アレッていうまに殺されちゃうんだ。 確か主人公は凶暴で野球好きだっけ。 バット持ってバトルくらいあっても良さそうなのに。 [DVD(邦画)] 6点(2020-12-02 18:12:52) |
9. ミッドウェイ(2019)
《ネタバレ》 戦争映画はあまり見に行かないのだけれど、トヨエツが出ているので。 史実なので予習をした。ストーリーはわかっていたけれど、やっぱり日本の空母が集中攻撃を受けると悲しくなる。 実録映画でよく知っている空中戦が本物かと思うほどスクリーンいっぱいに繰り広げられる様は、迫力があってあきることがなかった。 アメリカ人が作った戦争活劇でした。 [映画館(字幕)] 7点(2020-10-22 22:35:18) |