1. 時計じかけのオレンジ
バイオレンス映画が氾濫する現代に作られたのならば普通の作品と見られていたのかもしれないけれど、ちょっと待って!!30年も前に作られていたのですよ。キューブリックには時代の先が見えていたとしか考えられません。そこで初めてこの映画のすごさが分かったのでした。彼の作品に共通して張り詰めている独特の緊張感はここでも。 9点(2001-08-31 09:32:04) |
2. 恋におちたシェイクスピア
「映画の成否の80%は脚本で決まる」というビリー・ワイルダーの言葉を地で行くような、まさに脚本勝ちの1本だと思います。シェイクスピアには疎くとも(実は私もそう…)誰もが知ってる「ロミオとジュリエット」のストーリーと現実の恋をリンクさせるテンポの良さは近年のラブストーリーの中では目を見張るものが。いかにもアカデミー会員受けしそうな「プライベート・ライアン」(これもこれで秀作ではありますけど)ではなくコメディ的軽妙さがあるこの作品がオスカーをさらっていった事が私には痛快でした。グウィネス、デンチ、ラッシュの良さもさることながら、ジョセフがノミネートすらされなかった事には憤慨ですが…この作品を引っ張っているのは彼だと思います。 9点(2001-08-31 09:21:40) |
3. スライディング・ドア
発想はすごく面白いと思います。結局ちゃらんぽらんより社会的に信用のある方が選ばれるのか?って皮肉な見方をされる懸念もなくはないですが…グウィネスはいかにも現代の女優さんだなあという感じ。80年代ぐらいまでは出てくるのが考えられないタイプの人ですしね。カルバン・クラインはやっぱり素晴らしい!! 7点(2001-08-31 09:11:19) |
4. ワンダーランド駅で
ボサノヴァ・フリークは観るべきです。あとは「恋人たちの予感」や「めぐり逢えたら」が好きだった人もぜひどうぞ。私はそうだったので楽しめましたが、そうでない人には正直ツライかもしれませんね。 7点(2001-08-31 08:58:28) |
5. 羊たちの沈黙
とにもかくにもホプキンスに尽きると思います。そこに座っているだけで何とも言えず気味が悪いと感じさせるのはすごい。ジョディは「告発の行方」の方がよかったのでは?犯人探しなんかどうでもいいんですよ、この映画の場合は(笑)サスペンスのような、ヒューマンのような、一部ラブストーリーのような、実はどのジャンルにも括りにくい、細やかな作りに感服です。 9点(2001-08-31 08:45:37) |
6. ダイヤルMを廻せ!
リメイク版は全然違っちゃってるじゃないですか!!まったくもう(怒)突き刺さる直前のハサミの鈍い光がヒッチらしい描写だと思いました。舞台劇を思わせるところが後の「裏窓」への布石になっていて。 9点(2001-08-31 08:32:42) |
7. 白い恐怖(1945)
ストーリーは読めました。ダリが現役で活躍してた時代の映画と考えるとちょっとすごい気がしますね。 7点(2001-08-31 08:22:07) |
8. ロープ
映画作りに関わってたり、又は志してたりする人にはすごく面白く映るんじゃないでしょうか。 8点(2001-08-31 08:16:48) |
9. レベッカ(1940)
ヒッチご本人は製作サイドに口出されすぎてお気に召さないようですが…十分にショッキングな映画だと思います。昔「世にも奇妙な物語」で完全にパクってましたが、知らないと思ってナメるなよ!!(怒)と思ったのを覚えてます。 9点(2001-08-31 08:14:10) |